第1話 過去のない殺人者(前編)
フィッツことエドワード・フィッツジェラルドは臨床心理学博士で、大学で教えている。私生活は乱れていて、大酒飲みのヘビースモーカーで、賭け事が大好き。そんなフィッツに妻は愛想を尽かし、娘と出て行ってしまう。
列車内で女性がカミソリでのどを切られて死亡する事件が2起こり、2件目で連続殺人だと見られる。線路脇に倒れていて血が付いた男を、警察は容疑者として逮捕するが記憶を失くしていた。
新聞記事を読んだフィッツは殺された女性が教え子ジャッキーだと知り、自宅にお悔やみを言いに行くと、両親から犯人を見つけてくれと頼まれる。警察に行って事情を説明するが追い返されてしまう。
警察では確たる証拠もなく男を拘束しておけるのも時間の問題で、担当のビルボロー警部はフィッツに連絡する。フィッツは男を心理的に脅したりテストやったりするが、男は殺人を認めようとはしなかった。
第2話 過去のない殺人者(後編)
フィッツのテストの結果で、男の過去を探る手がかりが出て来た。謎の番号から男がトーマス・テリーだとわかり、両親は他界していて、本人の社会保障番号や入院した記録など一切なかった。
フィッツがテリーの身柄を預かることになり、フィッツはテリーは殺人を犯していないとビルボローに告げるが相手にされない。テリーの妻だと名乗る女性から警察に電話が入るが、ガセネタだと判明する。
神父だと名乗る男から警察に電話があり、2ヶ月前に女性を殺したと懺悔されたと話して切れてしまった。やがて、水の中から2ヶ月前に殺された女性の死体があがり、再びテリーは容疑者として警察に拘留され、フィッツは捜査を外されてしまう。
フィッツはペンハリガンを説得してテリーと面会し、テリーを心理的に追い詰めて記憶を引き出すことに成功する。
第3話 恐るべき恋人たち(前編)
バーで出会ったショーンとティーナが出会った夜、ショーンがシャワー中に男達がやって来た。借金をしていたティーナは高利貸しの男コーマックに、金目の物を持って行かれてしまう。ショーンは上手く話すことができず、怒りが爆発しやすいタイプ。
ショーンはバスを運転し、ティーナは乗客として乗っていたが、ショーンは警察に連れて行かれてしまう。フィッツは妻と話し合おうと実家まで行ってしつこくチャイムを鳴らし続け、警察にしょっ引かれてしまった。
ショーンが暴れて取り調べが進まず、フィッツが協力して落ち着かせ、ジョーンは執行猶予だけですんだ。ある夜、ティーナはコーマックの店まで行って大切な物を返してくれと路地まで男を連れて行き、色仕掛けで迫っている最中、物陰に隠れていたショーンが男をレンガで殴り殺してしまう。
第4話 恐るべき恋人たち(中編))
フィッツはジュディスとやり直すため、ジュディスと親しくしているセラピストのギャンブル依存症の集会に参加する。しかし、途中で嫌気が差して集会中に賭けを始めてしまう。息子マークに問題があるとジュディスと食事をしようと誘うが断られ、通りがかったペンハリガンを食事に誘う。
同じレストランの隣のテーブルにジュディスとセラピストがいて、ペンハリガンを愛人だと紹介するが、怒ったペンハリガンに水をかけられてしまった。刑事ギッグスはティーナの家に行くが、隠れていたショーンに殴り殺されてしまう。
警察署内は犯人をあげると躍起になっていて、ベックは行き過ぎた捜査で訴えられてしまった。そんな中、フィッツは手首をねんざしたショーンと偶然会い警察で見たビデオテープから、犯人はショーンだと告げる。
第5話 恐るべき恋人たち(後編)
マークが腹痛を訴えフィッツが病院へ連れて行くと盲腸で、ジュディスも心配してやって来る。フィッツの鋭い推理でティーナは警察に捕まり、黙秘を決め込んでいる。フィッツはティーナにあらゆる角度から迫り、ショーンの居所をしゃべらせようとしていた。
ショーンはティーナの実家に行くがすでに引っ越した後だった。ガソリンスタンドに強盗に入って店主を殺し、ガソリンを盗み出す。ティーナの姉で盲目のサミーを狙っていた。警察では被害を食い止めようとフィッツにプレッシャーをかけ、ティーナにショーンが次に誰を殺すのかを突き止めるよう指示。
フィッツは持ち前の観察眼でティーナに詰め寄り、1時間だけショーンに会わせると言って、ショーンの居所を聞き出すことに成功する。ショーンはサミーが1人でいる実家へと忍び込んでサミーを人質に取り、家中にガソリンをまいてガスを充満させていた。
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