第22話 夫婦の誓い
ミシガン州デトロイトで2組の夫婦がそれぞれ車のトランクから死体で発見される。どちらの夫婦も行方不明になってから1週間後に死体で発見されて、50ヶ所以上の刺し傷があった。ロッシとブレイクは検死官に話を聞きに行き、どちらの夫婦も鏡合わせのようにほぼ同じ場所に浅い傷があり、夫の方は水平に、妻は上から下へと刺されているとのこと。
2組の身長から考えると矛盾が生じ、ブレイクは夫婦がお互いに刺し合っていたのではと推測する。モーガンとJJは被害者達の車を調べに行き、どうやって夫婦が連れ去られたのか検証していて、電子キーで車のドアをロックしたはずがされていなくて、車がハッキングされていたことを突き止める。
3番目の被害者が見つかるが夫婦ではなく妻のみで、夫から話を聞くと急な出張で妻には連絡できず、妻1人でレストランで待っていたとのこと。手口が急に代わり今までよりも傷の数が少なく致命傷以外は傷が浅いことから、夫の代わりに別の男性被害者がいるものと見る。
新たな女性の行方不明者が出て捜査が急ピッチで進められる中、ホッチは各自動車メーカーのCEOを集めてカーナビのデータの提出を求めることに。
チラっと話には出ていたブレイクの夫がサプライズで戻ってきて、いつも厳しい表情で仕事に臨むブレイクとは違った一面が見ることができました。
ハーバード行きはブレイクにとっても大チャンスですし、旦那さんはブレイクと夫婦一緒の時間をゆっくりと過ごしたかったのでしょう。
そんなブレイクの相談に乗ったのがリードで、「アドバイスを~」と気を引いておきながら目的地のことだった時には肩透かしを食らってしまいました。
その後にリードらしいアドバイスをしっかりしていました。
第23話 ホッチナー兄弟
ホッチは週末をベスと一緒に過ごすためジャックを連れてニューヨークに来ていた。4年間も音沙汰がなかった弟ショーンからホッチの元に電話があり、目から血を流して人が死んだとのこと。警察はエクスタシーという薬物の過剰摂取で片付けたが、ショーンは恋人リンダは薬物をやっていなかったのに同じように死に、何かおかしいとホッチに助けを求める。
ホッチはガルシアに同じような事件を調べてもらうと他に3件起きていて,BAUチームは全員ニューヨークへ。さらに犠牲者が増え、あるクラブで今度は6人が一度に死亡する。近くにいた若者から話を聞くと、みんなエクスタシーの効き目が遅くて倍の量を飲んだらしく、検死ではエクスタシーと共にメタンフェタミンが検出される。
コストを抑えた合成のエクスタシーPMMAでまだ国内ではまだほとんど流通していない。新たな被害者は家族で食事をしていて死亡した夫と妻で娘だけが助かり、ワインの中に合成薬物が仕込まれていた可能性が高い。ワインはショーンが働いているバーのエディンバラで買ったものだと解り、ショーンは捜査協力をしたいと申し出る。
せっかく休暇でベスに会いに来たホッチは事件に巻き込まれて、一緒に過ごす時間もあまり取れずに残念でした。
弟ショーンと再会できたのは良かったですが、こんな形でとは皮肉なものです。
ホッチも弟をいつでも見放すことはできたのに今までそうして来なかったのは、兄弟としての絆があったからなんでしょう。
大勢の人の命が奪われた事件に関わったショーンは今度こそ立ち直って欲しいです。
シーズンフィナーレはレプリケーターがとうとう本性を現して、BAUに牙をむくようで対決が楽しみです。
第24話 レプリケーターの正体
ガルシアのシステムがレプリケーターにハッキングされ、まだニューヨークに残っていたメンバー達はお互いの無事を確かめることに。ストラウスに電話しても出ず部屋は荒らされ酒瓶が転がっていたが、ロッシは彼女が酒を飲むはずがないと断酒1年のメダルを握り締めて主張する。手分けして彼女の行方を探しているとホッチの元にレプリケーターから電話が入り、フォイエットの件について言及される。
ストラウスを見つけたホッチは彼女を支えて救急車を待っていたが、腕の中で息絶えてしまう。クワンティコに戻ったメンバーはミーティングを行い、ガルシアのコンピュータのハッキングやホッチのリーパー事件を知っていることから、レプリケーターは内部にいると確信する。ロッシはストラウスの検視結果を待っていて合成薬物による殺人だと知らされ、手首に八の字が刻まれている画像を本部へ送る。
ホッチ達は何の模倣か解らなかったがストラウスが仕掛けた罠に犯人がはまったと見て、彼女のパソコンをケヴィンに分析してもらうと、報告書に八の字について追加されていた。送信先をピックアップしてもらいホッチは司法省の議員に報告書を読めた人物をリストアップしてもらうことに。モルグから戻ったロッシは意気消沈していて届いていた書類に目を通すと、「お前がエリンを殺した」とモーガンに銃を向け、ストラウスの幻を見ていた。
連邦職員でハッカーで生化学者のレプリケーターはなかなか手強い敵でした。
ガルシアのコンピューターに侵入したりヘリを遠隔操作で墜落させようとしたり、C4でBAU全員爆死させようとしたりと、どこまでも用意周到で隙がなかったですね。
最後のロッシのメダル作戦とツークツワンクはめちゃカッコ良かったです。
ロッシが色々あった1年だったと言っていましたが、その通りでした。
メンバーのプライベートがさらに掘り下げられ、エミリーが去ってブレイクが加わり、最後にはストラウスとの別れが待っていました。
シーズン通しての敵はレプリケーターが初めてで、パズルのピースのように情報が小出しになっていたのが最終話でやっとつながった感じです。
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