デスパレートな妻たち シーズン4 第11話~第15話 あらすじ・感想

第11話 重い問いかけ

あらすじ・感想

ブリー、ガブリエル、リネット、スーザンの4人はアダムが出て行ったのを心配して、手土産を持ってキャサリンを元気付けにやって来るが、早々に追い返されてしまう。

ディランはジュリーと勉強しに、キャサリンはみんなを追い返したのを謝るためにスーザンの家にやって来て、二人はスーザンのいとこティムと再会。ディランは暖炉で見つけたメモの切れ端のことでアダムから真実を聞き出そうと留守電に会いたいとメッセージを入れ、アダムはその事でキャサリンと話し合う。キャサリンは全て水に流してやり直そうと言うが、アダムにはその気はなかった。

マイクがリハビリで留守中のため、スーザンは確定申告をやってもらうためにいとこのティムに来てもらう。ティムは上司の娘に手を出して会社をクビになった前歴があり、ティムがディランに興味を持ったらしいのをスーザンは警戒していた。マイクのお見舞いにやって来て家に電話したら、ティム以外に女性の声がして急いで家へ飛んで帰ると…。

カルロスは自分の目が回復しないことをまだガブリエルに言えずにいた。お見舞いにやってきたイーディは善意からダイヤのブレスレットをカルロスに返そうとするが、偽者だと解って憤慨。看護師からカルロスの目のことを聞きだすためにランチに誘う。

ガブリエルは教会のクロウリー神父の元を訪れる。神父は夫を亡くしたばかりのガブリエルが傷心で教会にやって来るのを予想していたが、ガブリエルが数ヶ月前からカルロスと付き合っていて、式を挙げて欲しいと頼まれて驚いたものの病院で挙式を執り行うことになる。

病気や竜巻で色々とあったリネットは、信仰を深めようとブリーに教会に連れて行って欲しいと頼む。リネットは解らない事だらけで神父を質問攻めにして、婦人会の会長の座を狙っているブリーの立場を悪くしてしまった。聖書会でまた色々と質問しようとリネットは聖書を買って勉強していたのだが、ブリーは教会は質問する場ではなく神父の教えを聞く場だからと、もっと自由な気風の教会に行くようリネットに勧める。


キャサリンの秘密が少しずつ明らかになってきました。
浮気したのはアダムの方なのに、おばさんが書いたメモを見つけてしまったばっかりに修復不可能になってしまいましたね。

キャサリンが森の中で石を十字に並べた場所で泣いていました。
きっと前の夫の暴力に耐え切れなくなって殺してしまって、あの場所に埋めたのではないのでしょうか。

ディランはその事実を知らず、アダムはディランのためにキャサリンと口裏を合わせて、真実を隠すために協力したのでしょう。
真実を何も知らないまま思い悩むディラインが一番かわいそうです。
信頼するアダムの言葉だから、いったんは諦めるでしょうが、そのうち真実を探り出してしまうでしょうね。

ゲスト

ティム – クリス・カーマック
ウィルキンス看護師 – メアリー・K・デボールト
ベンジャミン・ホッジ – キャメロン・カー、ベンジャミン・カー

DATA

原題:Sunday
放送日:2008/4/13
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:アレクサンドラ・カニンガム、ロリ・カークランド・ベイカー

第12話 自虐の迷路

あらすじ・感想

目の見えないカルロスの世話はガブリエルにとって予想以上の負担になっていた。お金もなくなり安いスーパーへ買い物に行くとリネットに出くわし、障害者用の駐車スペースを使うよう勧められる。ガブリエルが一人で障害者用の駐車スペースに止めた車に買い物を運んでいると、車椅子の客から文句を付けられてひと騒動起きてしまう。

マイクから一度リハビリ施設に来て欲しいと連絡を受けたオーソンは、過去のひき逃げ事件のことをマイクが思い出したのではと、気が気ではなかった。しかし、マイクはオーソンに処方箋を書かせたことを謝ってくれて内心ほっとしている。

夜中に目が覚めてケーキでも食べようとキッチンに降りてきたスーザンは、真っ裸でオーソンが座っているのに驚く。翌朝その件をオーソンとブリーに言ってもスーザンの妄想だと片付けられてしまう。そしてまた、オーソンが真っ裸で庭先に居るのを見かけて頬を引っ叩くと、どうやらオーソンは夢遊病らしく、自分では何も覚えていなかったのである。

リネットとトムの店に以前のシェフリックが訪ねてきて、トムの店の近くに自分の店をオープンさせると挨拶に来たのだ。その夜トムの帰りが遅かったのだが、リックの店の窓がレンガで割られた翌日警察が聞き込みに来て、トムは早く家に帰ったから見等がつかないと警察に嘘をつく。リネットが問いただすと、過去のリネットとリックのことをまだ許せないと、レンガを投げ込んだことを白状する。

ブリーがチャリティー晩餐会を取り仕切ることになり、キャサリンが手伝いを申し出て、周りは二人がぶつかって失敗するのではと心配している。斬新な飾りつけの花をキャサリンが提案し、ブリーは新しい試みだと渋々それを受け入れることに。晩餐会当日は料理までキャサリンが仕切ろうとしていて、ブリーは腹いせに時間が経って悪くなっているディップをキャサリンに食べさせてしまう。


ブリーとキャサリンは完全にキャラがかぶっていますし、どっちも強気で完璧主義だから上手くいきっこないと思っていました。
パーティーの仕切りを共同でやることになり、出だしは好調でしたが、何もかもキャサリンが仕切ろうとしたのが、ブリーには許せなかったのでしょう。

意外なことにブリーが授賞するからこそ、キャサリンは完璧なパーティーにしたいと、あちこち手を入れていたんですね。
自分が授賞するとは思っていなかったブリーはキャサリンにひどい仕打ちをしてしまいましたが、同じ苦しみを乗り越えてきた仲間として、今後は友情を深めていくことになりそうです。

懐かしのリックが再登場して、リネットの家庭がまたもやゆらぎ始めました。
店に石を投げ込んだトムですから、火を点けたのではとリネットが疑っても無理はないですね。

ゲスト

ドミニク – ミッチ・ロングリー
ダニエルズ巡査 – パトリック・ロバート・スミス
ラムゼイ巡査 – ケント・フォールコン
ミシェル・ダウニング – ジョディ・カーライル

DATA

原題:In Buddy’s Eyes
放送日:2008/4/20
監督:ラリー・ショウ
脚本:ジェフ・グリーンスタイン

第13話 衝撃の告白

あらすじ・感想

リネットはいつでもトムの小さな嘘を見破って来た。リックの店の放火事件もトムがやったのかどうか見破ろうとカマをかけてみるが、逆にトムに疑っているのがバレてしまう。トムが仕事中に店にリックがやって来て、焼けた自分の店の裏にトムの店のマッチが落ちていて、トムが火をつけたと食ってかかり、取っ組み合いのけんかが始まってしまう。

ディランは車の運転中に減速しなかったと警官に止められたが、切符を切られずにすんだ。公園のベンチでその警官とまた会い話がしたいと言われて最初は警戒したが、その警官ウェイン・デイヴィスはディランの実の父だったのだ。二人はレストランで話をし、ウェインはキャサリンがまだ自分を怖がっているならこれ以上会えないと帰ろうとするが、ディランが母には内緒で会おうと持ちかける。

盲導犬のロキシーが家にやって来たソリス家。ガブリエルは楽ができると思っていたが、カルロスがロキシーを甘やかせてばかりで、とうとうベッドにまで連れ込んでしまう。翌日、頭に来たガブリエルはロキシーを訓練校まで返しに行くが、ロキシーは逃げ出してしまって家まで戻ってきてしまう。

家の一階の修理が済んだので、ブリーとオーソンは家に戻る事に。ホルモンのバランスが崩れて涙腺が弱くなっているスーザンはブリーとの別れを惜しむが、ブリーから淑女らしく感情をコントロールする術を教えてもらう。そして、入れ替わりにマイクが帰って来て、ジュリーはオーソンが口走ったマイクを車ではねたことをマイクに告げる。マイクは真相を確かめるために事故のことを直接聞きに行く。

チャリティー晩餐会が大成功して、キャサリンからビジネスとしてパーティーの企画をやらないかとブリーは誘われる。最初はベンジャミンの世話もあるからと断るが、言葉巧みにキャサリンに誘導されて、一緒にケータリングビジネスをやることに。


リックの店に火を点けたのはトムではなく双子ちゃんだったり、オーソンがマイクを引き逃げしたりと、新事実がいくつも発覚して急展開でした。

ディランの父ウェイン登場で、キャサリンが殺したのではなかったのですね。
だったら、あの森の中に並べてあった小石は何だったの?と余計に気になってしまいます。
ウェインはディランを自由に操ろうとしていますが、暴力を振るっていた過去があるようですから、まだまだ要注意ですね。

オーソンの夢遊病からマイクの事故のことが発覚して、マイクは怒るかと思いきや寛大な心で許そうと決めました。
当人がそうならとスーザンも許す努力をするとブリーに伝えますが、正義を貫くブリーとしては夫がやったことが許せなかったみたいです。

オーソンが家を出て行ってしまって、しばらく落ち着いていたブリーの家庭にも影が落ちてきました。

ゲスト

スティーブ – アーチー・カオ
ブライアント刑事 – キース・マッケクニー
アンソン刑事 – ジョン・P・ペトレリ
ホールウェイ刑事 – パブロ・エスピノーザ

DATA

原題:Hello, Little Girl
放送日:2008/4/27
監督:ベサニー・ルーニー
脚本:スーザン・ニラ・ジャフィ、ジェイミー・ゴレンバーグ

第14話 幸せの背比べ

あらすじ・感想

リックの店に放火した双子達にトムはカウンセリングを受けさせようと言うが、リネットは罰を与えるため家事を徹底的にやらせて、家庭内で問題を解決しようとする。しかし、双子から火をつけるのをそそのかしたのはケイラだと聞いて、彼女をカウンセリングに連れて行くが、警察に双子のことを話すと逆に脅されてしまう。

オーソンは罪を悔いているがブリーは許す気になれず、警察に自首して欲しいと言うが、オーソンはそれはできないと、結局家を出て行くことに。酔っ払ったオーソンを送って欲しいとブリーはイーディに頼むが、夜も遅いからと自分の家のソファーに泊めたのだ。それを知ったブリーの態度にカチンと来たイーディは、オーソンに好きなだけここに居ていいと歓迎する。

スーザンはラマーズ法のクラスに通い始めた初日、元夫のカールが若い妻と来ていて鉢合わせする。ちょうどマイクはリハビリで来られず、カールから幸せ三昧の自慢話を聞かされるハメに。次のクラスではパリっとした格好をしたマイクと訪れて幸せを見せ付けようとするが、カール夫妻にマイクがリハビリのことを素直に話してしまって、見栄を張れなくなってしまう。

経済的に困っているソリス夫妻は空いている部屋をエリーという美大に通う女性に貸すことにした。ガブリエルはエリーは男出入りが激しくてお金をもらっているのを目撃してしまう。ボブとリーに頼んで現場を押さえようと頼みに行き、リーがエリーを誘ってお金を払うという計画だったが、娼婦呼ばわりされたエリーは怒ってリーを引っ叩いてしまう。

ディランは母にボーフレンドと会っていると嘘を付いて、隠れてずっと父ウェインと会っている。ある夜、全く娘がボーイフレンドを紹介してくれないのにしびれを切らしたキャサリンは、ディランの後を車で付けて彼女が前の夫ウェインと会っている事を知ってショックを受ける。


しばらくなりをひそめていたケイラでしたが、意地の悪さが表面化してきましたね。
双子ちゃんに火をつけるようそそのかしたり、それを全く悪いとは思っていないところが怖いです。

リネットがセラピーに連れて行こうとしても、逆に双子ちゃんを警察に売ろうと脅した上、双子に怪我までさせてしまうとは末恐ろしいです。
あのリネットが手玉に取られるのですから、相当なものですね。

久々にカールが登場してスーザンとの間にひと悶着ありそうでしたが、意外とすんなり和解していい関係を築いていました。
あんな若くて頭のいい奥さんをもらったとは、カールの女癖の悪さも相変わらずなようです。
見栄を張りたいスーザンに対し、薬を断ったことを誇りにしているマイクは本当にカッコよかったです。

ゲスト

マリッサ・メイヤー – サニー・メイブリー
オークリー医師 – トム・シュミッド

DATA

原題:Opening Doors
放送日:2008/5/4
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:ダーヴィ・ウォーラー、ジョードン・ナーディーノ

第15話 母の日

あらすじ・感想

友達のように上手くやっているソリス夫妻とエリー。エリーがカルロスを散歩へ連れ出した直後に彼女の部屋で煙探知機が鳴り出し、ガブリエルは止めようと彼女の部屋へ入る。結局探知機を壊して止めてしまって、転がった部品を取ろうとすると、ベッドの下には大量の麻薬が隠されていたのだ。仮釈放中のカルロスは立場が悪くなるため、二人で相談して警察に届ける事に。

オーソンとイーディのキスを目撃したブリーは道端でイーディと言い合いになり、ほっぺたを引っ叩いてしまう。イーディは家を買いたいという夫婦の顧客を見学に連れて来るが、妻が車に物を取りに行った隙にブリーは仲介しているイーディの悪口を吹き込んで、契約をおじゃんにしてしまう。

オーソンが1週間ぶりにベンジャミンに合わせて欲しいとブリーの家にやって来るが、ブリーはベンジャミンとは血縁関係はないと断って、既に弁護士まで手配済みだった。ブリーに仕事の邪魔をされたイーディはオーソンのモーテルにやって来ると彼はシャワー中で、机の上にはベンジャミンに関する秘密が書かれたメモが残されていて、イーディはいいネタを仕入れたとほくそえんで帰っていく。

スーザンへの手土産に南部料理のレシピを引っ下げて、マイクの母アデール・デルフィーノ がやって来る。スーザンの家事にあれこれと口を出し始め、無理矢理料理を教えようとするのだ。マイクとスーザン、アデールの三人で食事に行くがスーザンはアデールの小言に辟易していて、ソーダを足元にこぼして破水したマネをして、マイクに付き添われながらレストランを後にする。

ディランの発表会にウェインも行く事になり家族水入らずだと喜んでいたが、キャサリンは昔の自分は不幸で何人か男が居て、ディランはあなたの子ではないと告げる。ウェインはディランが噛んでいたガムを手に入れて、警察の捜査だと偽って病院で自分とディランのDNA鑑定をしてもらうと赤の他人だと判明する。

ケイラのせいで腕に怪我をしたプレストンのこともあり、トムとリネットはカウンセラーに来てもらって子供達と話をしてもらうことに。いち早く事態を察知したケイラは、カウンセラーの先生の目の前でリネットに絵を見せてハグする。リネットは先生からケイラと二人で過ごす時間を作って絆作りをするよう勧められ二人でショッピングにやって来るが、やりたい放題のケイラに手を焼くばかりであった。


ブリーやスーザン、リネットのママ達も個性的でしたが、今回のマイクの母親アデールもかなりの曲者でした。
スーザンにあれこれ家事を仕込もうとしたり、悪口を言ってさすがのスーザンも破水したフリするしかなかったのでしょう。

マイクも意外とママっ子みたいで、スーザンが非難されているのにあんまりかばっていませんでしたね。
何はともあれ無事にかわいい赤ちゃんが生まれて、どんな家庭を築いていくのが楽しみです。

ディランとウェイン、キャサリンの隠されていた謎がちょっぴり明かされました。
結局、ディランはウェインの子ではありませんでしたが、子供の頃の傷がなかったから恐らく別人なんでしょう。

そして、キャサリンが以前泣いていた森の中に本物のディランが埋葬されているのかな?
ウェインの化けの皮が徐々にはがれてきましたし、今後の展開に期待したいです。

ゲスト

アデール・デルフィーノ – セリア・ウェストン
ジョシュア・ドラン医師 – ピーター・バーケンヘッド
ポール・バロック刑事 – リック・オットー
ヒューイット刑事 – スティーブ・クレイマー
ローレン・バクスター – コリーン・マクグラン
ケリー – エイミー・チャフィー
ベンジャミン・ホッジ – キャメロン・カー、ベンジャミン・カー

DATA

原題:Mother Said
放送日:2008/5/11
監督:デヴィッド・ウォーレン
脚本:チャック・ランバーグ、アン・フレット=ジョルダーノ

デスパレートな妻たち

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