デスパレートな妻たち シーズン8 第6話~第10話 あらすじ・感想

第6話 魔女の誤算

あらすじ・感想

ブリー、ガブリエル、リネットの三人は何者かに追われながら、アレハンドロの死体を埋めた場所へと急ぐ。追っ手をまくために三人は別々の方向へと進むがブリーが何かを見つけたようで、二人の名前を呼ぶ。そして、時は三日前にさかのぼり…。

ベンが住宅建設予定地に選んだ場所はアレハンドロを埋めた森だった。ベンを諦めさせようとブリーは建設予定地の森の反対派が居ると臭わせるが、ベンは前の予定地のことを話しもう場所は変えられないと決めているらしい。ベンの話をヒントにブリーとガブリエルは絶滅危惧種のカエルを探して建設予定地の森に放とうと計画するが失敗してしまう。

ゼラー先生はアシスタントを選ぶのだが、何故か先生から嫌われているスーザンがアシスタントに抜擢される。先生のオフィスに行ってみると先生の息子ジャスパーがいて、ハロウィンであるこの週末、ジャスパーのベビーシッターを努めるのがアシスタントの仕事だった。先生同様ひねくれているジャスパーだったが、親との絆を求めているのだと気付いたスーザンは、先生の未完成の絵を隠してジャスパーとハロウィンを過ごさせることに。

トムの彼女ジェーンの前で見栄を張って、リネットはペニーのハロウィンのコスチュームを手作りすると宣言する。頑張って裁縫をして猫の衣装を作っていたのだがレネからダメ出しされ、彼女の知り合いのデザイナーに衣装を作ってもらうことに。ハロウィン寸前に宅配便で衣装が届き、ペニーに着てみるよう勧めるのだが…。

レネはハロウィンにベンとの初のベッドインを控えていて、特別な夜にしたくて女性用の媚薬を飲んでしまう。規定量よりも多く飲んでしまったせいか、ベンとデート中に気分が悪くなり病院行きに。

最近深酒しすぎるカルロスはガブリエルからもチェックされ、断酒会に行ってみることに。その日の断酒会はもう終わっていたのだが、世話役のアレンがたまたまいて話を聞いてくれると言う。深酒するきっかけになった出来事について尋ねられるがアレハンドロのことをしゃべるわけにもいかず、特に何もないとごまかしアレンの名刺をゴミ箱に捨てて帰って行く。


遺体を隠したチャップマンの森が住宅工事予定地となり、何とかして工事が始まるまでに策を講じようとブリー達ががんばっている姿が笑えました。

ベンを説き伏せようとしても無駄だったし、絶滅危惧種のカエルを使おうだなんて、なかなかのアイデアです。
ブリーがガブリエルだけ連れて行ったのは、ちょっと誤算でしたね。

おしゃれな服にハイヒールという格好で池に入ったガブリエルもスゴかったです。
こんな状況じゃなければ、嫌だと言って一目散に逃げていたことでしょう。

車の中での大騒ぎにも笑いましたが、結局遺体を動かすことに決めたみたいです。
今度はリネットも加わっての大騒動でしたが、遺体がなくなっていたのにはビックリです。

ブリーに脅迫状を送った人物が遺体を動かしたのでしょうが、理由や動機、目的など何もかも不明なのが不気味ですね。

ゲスト

アレン – スコット・ローレンス
エイミー・ヤマダ – ベッキー・ウー
ジャスパー・ゼラー – メイソン・クック

DATA

原題:Witch’s Lament
放送日:2011/10/30
監督:トニー・プラナ
脚本:アニー・ワイズマン

第7話 高い代償

あらすじ・感想

埋めたはずの死体がなくなり、ガブリエル、ブリー、リネットはどうすべきか考えて、対処法をブリーに任せることに。まずはスーザンが死体を掘り起こしたのではとブリーがそれとなく探りを入れようとしている時、マイクがベンから請け負っていた仕事が中止になったと帰宅する。

ブリーはすぐさまベンの所へ向かい事情を聞くと、土壌サンプルを取ろうとして森で死体を発見したとのこと。ブリーはベンに事件のさわりだけを話し警察に届けないでくれと頼むのだが…。

ペニーは定期的にトムと過ごしていて、恋人のジェーンにもすっかりなついている。このままだとヤバいかもとレネから忠告され、ペニーをジェーンから引き離す方法を伝授してもらう。ある朝、リネットはペニーの前で家族のアルバムを見ながら悲しそうにため息をつき、ジェーンが家庭を壊しているとさりげなくペニーに吹き込む。その日以来、ペニーは何かと理由を付けてトムに会いに行くのを断るようになる。

森から死体が消えたことでもしも自分達夫婦に何かあったら子供達のことが心配だと、ガブリエルとカルロスは子供達の後見人について話し合う。ブリー、スーザン、リネットは共犯者で自分達が捕まったら一緒に刑務所送りになるだろうから、後見人をボブとリーにお願いすることに。

しかし、ボブとリーはガブリエル達の娘はやんちゃすぎて自分達の手には負えないと断ろうとするが、ガブリエルとカルロスは娘達はすっかり成長して今ではおとなしいレディだと説得しようとする。

スーザンは全ての作品をゼラー先生に酷評され、テクニックは最高だが情熱がないと言われてしまう。荒削りでテクニックは猫並みだが、エイミー・ヤマダは才能にあふれているというのだ。

スーザンは新しい作品を描こうと白いキャンバスに向かって徹夜しているが何も描けずじまいで、先生の自宅に押しかけて行くと下着姿のエイミー・ヤマダがいた。先生はスーザンには隠された何かがあると信じていたが思い違いだった、もうクラスには来なくていいと冷たい言葉を投げつける


遺体を掘り起こしたのがベンだとわかって、ちょっとすっきりしました。
あの状況だとブリーもベンに真実を話すしかないですし、ベンも何か隠し事があるからこそ、ブリー達の味方になってくれたのでしょう。

今のところ、事件に関してはブリーとガブリエル主導で進んでいて、ちょっとリネットが絡んでスーザンは蚊帳の外という感じですね。

一緒に犯罪に手を染めたスーザンとしては友達だと思って協力したのに、自分だけのけ者にされて友情を疑い始めています。
だから、あんなあからさまな絵を描いてしまったのでしょう。

脅迫状の件を知らなかったリネットもスーザンほどじゃないですが、友達だと思っていたのに裏切られた気分になったのだと思います。
みんなで一致団結していかないといけない状況ですから、仲間内の不和が今後どう響いていくのが気になります。

そんな深刻な状況に笑いを与えてくれたホワニータとセリアに感謝したいですね。
子供らしい反応で、パパのことを心配していたのがグっときました。

ゲスト

エイミー・ヤマダ – ベッキー・ウー

DATA

原題:Always in Control
放送日:2011/11/6
監督:ジェフ・グリーンスタイン
脚本:ジェフ・グリーンスタイン

第8話 カンバスの自白

あらすじ・感想

夜中に家の中に誰かが侵入してきたような物音がして、ブリーはすぐに警察に連絡する。銃を持って階下に下りるとそこにいたのはチャックだった。警察無線を聞いて捜査しに来たらしく、翌日からブリーにしつこく付きまとうようになる。ガブリエルにチャックのことを相談しに行くが、カルロスが大変な状況なのでストーカーされていることを正直に話せなかった。

美術のクラスではアンドレ以上に辛辣で毒舌な芸術評論家フェリックスが招かれ、次々に生徒達の絵を酷評していく。しかし、フェリックスはスーザンの絵は素晴らしいとほめて人前に出そうとするが、スーザンは自分のために描いたと拒否し、アンドレの説得にも応じない。アンドレは強硬手段に出てスーザンの絵を画廊に飾り、オープニングパーティーに彼女を招待。絵を見つけたスーザンは必死に壁から絵を外そうとする。

カルロスが接待ゴルフで飲みすぎてタクシーで帰宅しとても会社に行ける状態ではなく、ガブリエルが代わって書類にサインするために出社する。会社にはカルロスの大口クライアントスウィーニー氏が来ていて、ガブリエルのお色気作戦でも窮地を切り抜けられそうになかった。

通りかかった営業部長のジェフリーが助け舟を出してくれて彼にカルロスの状態を正直に告白する。帰宅してカルロスにその事を話すと、ジェフリーは他人の顧客を奪う卑劣な人物だと聞かされる。

リネットはレネとマリリンの家の模様替えの仕事に来ていて、彼女からどう離婚の危機から脱したかを聞いて興味を持つ。結婚記念日にリネットの元へトムから花束が届けられ、マリリンの意見を取り入れておしゃれして自分を変え、記念日のプレゼントのウイスキーをトムに届けに行くことに。ペニーの合鍵でジェーンの家に入って寝室に行ったとたん、ジェーンとトムが帰って来てリネットはベッドの下に隠れる。


スーザンの絵のせいで、チャックにアレハンドロのことがバレそうになってしまいました。
スーザンとしては罪の意識や心のモヤモヤを何とかしたくてキャンバスに向かっただけなのでしょうが、公の場に絵が出てしまうなんて予想外だったのでしょう。

何とかしようとしてもダメで、ゲイカップルに間違えられたブリーとガブリエルが絵を全部買ったから大丈夫かと思いました。
そんなところへ運悪くチャック登場で、彼は行方不明者に何が起きたのかを全て知ってしまったのでしょう。

ブリーはみんなから秘密にしていたと責められて、ブリー1人がどんどん追い詰められていてちょっとかわいそうな展開です。
カルロスはいいクライアントのおかげでお酒から脱出できましたが、今度はブリーがまたもやお酒にハマってしまいましたね。

ガブリエル達がブリーの力になって何とかお酒の魔力から引き離してほしいです。

ゲスト

フェリックス・バーグマン – レスリー・ジョーダン
フランク・スウィーニー – H・リチャード・グリーン
ジェフリー・マザーズ – ジェレミー・グレイザー
エイミー・ヤマダ – ベッキー・ウー
シンディ – メリッサ・グリーンスパン
マリリン – ジェーン・エントウィスル
マーク – チャド・ジャミアン・ウィリアムス

DATA

原題:Suspicion Song
放送日:2011/11/13
監督:ジェニファー・ゲッツィンガー
脚本:デビッド・シャルドワイラー

第9話 深い絶望

あらすじ・感想

ブリーはみんなと仲直りをしようと手作りお菓子を持って各家を回るが、居留守を使われたり面と向かって友達ではないと言われてショックを受ける。なぐさめになるのはお酒だけだとまたワインを飲み始めてしまう。二日酔いのある朝ベンが訪ねて来て深夜2時にベンの家を訪ねて酔っ払って自宅に帰ったらしく、あまり嫌われていない友達を探せとアドバイスされる。

ガブリエル、スーザン、リネットはチャックから警察に呼び出されて、スーザンの描いた絵のことやアレハンドロの写真を見せられて各自尋問される。

スーザンはチャックが動き出したのに不安を感じて、しばらくウィステリア通りを離れて遠くに行こうとマイクに提案する。経済的に余裕がないため先日売れた絵の代金を受け取りにバーグマンの所へ行くが、小切手を渡せるのは1ヶ月半くらい先になると言われて落胆する。しかし、バーグマンが小切手片手にニューヨークで暮らさないかとオファーをしてきて、真剣に考えてみることに。

チャックの尋問ではポーカーフェイスを貫いていたリネットだが、トムの件に触れられて冷静ではいられなくなりチャックをビンタしてしまう。トムに事件のことを隠しておけなくなったので、ジェーンとパリ旅行に行こうとしているトムを捕まえて話をすることに。クロエから飛行機の便を聞き出して空港へ駆けつけ、空港のトイレでトムに真実を告白しているところへジェーンがやって来る。

ガブリエルはチャックからカルロスがリハビリ施設に入っているわけを尋ねられ、夫が浮気したからだと嘘を付く。話の口裏を合わせてもらうために施設を訪ねてカルロスに会おうとするが、入所して1週間は面会できないとのこと。偶然やって来たマンジーニ一家にまぎれてカルロスの部屋へ行こうとするが、強制的にグループセラピーに参加させられ、マンジーニの息子の元彼女だとごまかしてカルロスの部屋を探り当てて夫と会う。

レネは早朝、ベンとブリーがハグをしているのを見かけて二人の間に特別な関係があるのではと勘ぐってしまう。ベンに尋ねるとただの友達だと言われるが、チャックがベンを訪ねて来て「君の彼女のことで話がある」というのを聞いてすっかり誤解してしまう。カレンの家に行くと「ゴージャスで他の女には負けない」とほめられ、その夜はセクシードレスでベンとデートすることに。


ブリーはどんどん追い詰められて行って、深みにハマっていますね。
みんなの家を回ってもドアをピシャリと閉められてしまって、それほどのことをブリーがしたとは思えないです。

またお酒にハマっていましたし、銃まで持ち出して自殺しようとしていますから、誰か1人でもいいからブリーと話し合って解決策を見出してほしいです。

嫌味なチャックのせいで、ガブリエルもピンチになってしまいました。
そのチャックが車にはねられてしまったから、真相は闇の中へと消えそうな感じですね。
車を運転していたのはベンなのでしょうか?

リネットも冷静ではいられなくなりトムに真相を話したのは良かったですし、この件でお互いに絆が深まって元さやに戻れるのが理想的ですね。

ゲスト

フェリックス・バーグマン – レスリー・ジョーダン
クロエ – ルビー・ルイス
ディアドレ – シュリー・コーエン
ジル – ジェシカ・ビルチス
ケリー – ジェニファー・コルテーゼ
ジミー – ジェレミー・ルーク

DATA

原題:Putting It Together
放送日:2011/12/4
監督:デヴィッド・ウォーレン
脚本:シーラ・ローレンス

第10話 出来すぎた偶然

あらすじ・感想

追い詰められらブリーはモーテルに一人で泊まり、カードに遺書を書き記して銃で自殺しようとしていた。そこへベンと一緒だと勘違いしたレネが押しかけてきて、銃と遺書を発見する。翌日からレネはブリーの家に住み始めて、自殺しようとした理由を聞き出そうとしたり、ブリーが大丈夫だとわかるまで居座るつもりだと宣言する。

テレビのニュースではチャック・バンス刑事が何者かにひき逃げされたというニュースが流れていて、ブリー、ガブリエル、リネット、スーザンは集まり、アレハンドロの件を心配せず普通の生活に戻ろうと話し合う。

リハビリ施設からカルロスがいなくなったという連絡を受けたガブリエル。チャックの事件を聞いてもしかしてカルロスが自分を守るためにひき逃げしたのではという考えをぬぐえずにいた。こっそり警察へ行ってチャックの同僚マーフィー刑事に探りを入れると、単なるひき逃げではなく殺人だと言っている。帰宅するとカルロスが酔っ払って家に戻っていて、お酒のせいで夕べの記憶をなくしていた。

スーザンは早朝、こっそりニューヨークに発とうとしているところをマイクに見つかり計画はお流れに。その時ガブリエル達がやって来てチャックの事件のことを聞かされて、ニューヨークに逃げる必要がなくなったと安堵する。しかし、日にちが経っても沈み込んだままでマイクは心配していて、罪の意識をどうしても消すことができずにいた。チャックの葬式で出会った女性から亡くなった人をどう送り出すかというアドバイスを受けて、ある考えがひらめく。

パリ行きをキャンセルして自分のために残ってくれたトムにリネットは深く感謝している。チャックのニュースを聞いて帰宅すると、トムとボブが待ち受けていた。先走ったトムがもしリネットが逮捕された時のために弁護士が必要になるだろうと、ボブに事件のことを話してしまったのだ。

チャックがひき逃げに合ったことを話してボブには引き取ってもらい、二人でチャックの葬式に行くことに。今夜は子供達とトムとでピザでも食べながら映画を見ようと、少しだけ夫婦関係が修復したのを感じていた。


ブリーを助けたのはあのレネでした。
しかも、ブリーがベンと浮気していると疑ってこっそり後を付けて来たというのがレネらしいし、その行動力のおかげでブリーは自殺せずにすんだというのが大きいですね。

人のことなんておかまいなしというイメージだったレネですが、過去に大切な人を自殺で失っていて、残された者の気持ちがわかるからこそ、ブリーを救いたいという気持ちが強かったのでしょう。

チャックのひき逃げ犯は結局わからないままですが、脅迫状の差出人が犯人だったみたいです。
ガブリエルでなくブリーに執拗に付きまとっているのが気になる点ですね。

カルロスも罪の意識でリハビリが上手く行っていませんでしたが、チャックの事件とガブリエルとの夫婦の絆が強まったから、何とか復活できそうですね。

ゲスト

ドリス – リー・メリーウェザー

DATA

原題:What’s to Discuss, Old Friend
放送日:2012/1/8
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:ウェンディ・メリクル

デスパレートな妻たち

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