デスパレートな妻たち シーズン3 第6話~第10話 あらすじ・感想

第6話 甘いワナ

あらすじ・感想

マイクに二人の関係を聞かれたイーディは素直に「前から好きだったがただの隣人、なにも期待していない」と答え、健気なイーディの看病と気持ちにほだされたマイクは、彼女との関係を深めようとする。

何も知らないスーザンはマイクのお見舞いにやって来て、病院のベッドでいちゃついている二人を見てショックを受け、病室を飛び出してしまう。リネット、ガブリエルと飲んでいたスーザンはイアンとの心地よい関係を取り戻したくなり、酔った勢いでイアンの家に押しかけるが、仕事関係者が集まったパーティーの最中だった。

離婚弁護士立会いで財産分与で争っているガブリエルとカルロスだったが、戦いに嫌気が差したカルロスが折れて欲しい物は全部ガブリエルに渡すと宣言する。裏があると思ったガブリエルはカルロスが隠していた書類をこっそりと調べる新規の雇用契約書で、離婚後にカルロスに200万ドル入るという内容だった。

オーソンが妻のアルマを殺したと告発したキャロリンが夫ハーヴェイと共にブリーの家に謝罪にやって来る。ゴルフクラブで友人レベッカと食事中だったブリーは通りかかった友人ティッシュに無視されてしまう。レベッカからティッシュとキャロリンが親しいと聞き、交友関係回復のためにブリーは夫婦でキャロリン夫妻と食事することに。

リネットはトムがピザパーラーを開くつもりの格安物件の店舗に連れて来られたが、改修不能な程に中は傷んでいてネズミが走り回っていた。夢を追うトムと現実的なリネットはけんかになり、今夜トムは店に泊まる事になった。ケイラからその話を聞いたノーラは、食事の差し入れを持って店に行き、トムを誘惑しようとする。

身元不明死体の女性の手に残っていたインクの電話番号はマイクの家の物だった。警察が事情を聞きに病院にやって来るが、記憶を失っているマイクは似顔絵を見せられても心当たりは全くなかった。


イーディは欲しいものを素直に欲しいとはっきり言ってしまうから、周りに反感を買いやすいタイプです。
でも、マイクに対してはウソを付かずただの隣人だと素直に告白したからこそ、マイクもイーディを受け入れる気になったのでしょう。

シーズン1からスーザンとマイクを取り合って、やっとイーディの番が回ってきました。
そんな2人のイチャイチャシーンを目撃してしまって、スーザンはさぞやショックだったでしょう。

もう自分の付け入るスキはないと感じたのか、傷ついたさみしさからなのか、イアンに戻ってしまいました。
イアンも山荘から戻る時にあんな暴言を吐かれたのに、やっぱりスーザンを愛しているんですね。

だからこそ、スーザンに編集者を紹介したり、酔ってパーティーにやって来たスーザンを介抱したりと、彼女のために尽くしている姿に優しさを感じました。

カルロスにお金が入ると見たらちゃっかり離婚を延期しようとベッドに誘うなんて、ガブリエルもわかりやすすぎです。
こんなちゃっかりしてお金に目がないところもかわいいですが、窓から放り出したカルロスが本気で怒っていたから、ちょっと反撃が怖いですね。

ゲスト

キャロリン・ ビグズビー – ローリー・メトカーフ
ハーヴェイ・ビグズビー – ブライアン・カーウィン
モニーク・ポリエ – キャスリーン・ヨーク
スティーブンス – マイケル・ボフシェヴァー
カッツバーグ – マイケル・デュレル
レベッカ・グローブス – ブレンダ・ジュリアン

DATA

原題:Sweetheart, I Have to Confess
放送日:2006/10/29
監督:デヴィッド・グロスマン
脚本:ダービー・ウォーラー、ジョシュ・センター

第7話 無慈悲な銃弾

あらすじ・感想

金曜日、キャロリンはある人物から夫ハーヴェイが浮気をしていたことを聞かされ、激昂して銃を持ち出し夫の職場であるスーパーに乗りこみ、銃を乱射して立て篭もる。ハーヴェイはオフィスに逃げ込み、買い物客や従業員らは人質に取られてしまう。

金曜の朝、通りでキャロリンと偶然会ったブリーはオーソンを信じると主張してキャロリンを非難し、「自分の夫の心配でもすれば?」とハーヴェイの浮気をキャロリンに話してしまう。

ガブリエルとカルロスは離婚裁判で最終決定が下され、家はガブリエルの物、家の中の財産はカルロスの物、扶養費は一切払われないことになった。納得できないガブリエルは家の中の物を壊し始め、それに対抗してカルロスは家の壁をハンマーで壊し始める。

トムに近づくな、口を聞くのも禁止だとリネットから脅されたノーラは、ケイラを連れてメキシコに引っ越すことにしたと伝えに来る。リネットとトムは相談してケイラの単独親権を勝ち取ろうという結論に。

イアンとフランスへ旅行に行くことになったスーザンは荷造りの真っ最中である。ジュリーがスーパーに買い物に出かけていたが、そこへスーザン宛に「ジュリーがお酒を万引きした」と連絡が入り、急いでスーパーへ向かう。旅行どころではなくなり、その事をスーパーの外の車で待っているイアンに伝えに行くのだが・・・。

スーパーには万引きで捕まったジュリーとオースティン、オースティンを迎えに来たイーディが居た。それに加えて、買い物に来ていたリネットとノーラも、今はキャロリンの人質になっている。ウィステリア通りの住民達はブリーの家に集まってテレビで事件の成り行きを見守っている中、トムが子供達を預かって欲しいとブリーの家へやって来て、事件のことを知りスーパーへと駆けつける。

ハーヴェイは警察のアドバイスに従ってオフィスのマイク越しにキャロリンを説得しようとするが、ハーヴェイと一緒にオフィスに逃げ込んだイーディの声を聞いたキャロリンはまた夫が浮気していると勘違いし、怒りがエスカレートしてしまい…。


いつも気軽に見れるデス妻ですが、今回ばかりはそうもいきませんでした。
スーザンのいつもの天然っぷりに多少クスっとさせられたくらいで、キャロリンがスーパーに人質を取って立てこもった瞬間から、シリアス展開になりましたね。

まさか、ノーラがこんな形でさよなるすることになるとは思いませんでした。
リネットにしてみれば目障りな迷惑女でしかありませんでしたが、死んで欲しいなんてひとかけらも思っていなかったでしょう。

キャロリンはリネットのために撃ってあげたと言わんばかりでしたが、リネットとしては銃をぶっ放すきっかけを与えてしまって罪の意識にさいなまれているはずです。

ノーラも自分が生きてはいられないと悟ったからこそ、最後の瞬間にケイラのことをリネットに託していました。
涙ながらにノーラに返事をしていたこの辺のやり取りにはジーンときますね。
ヤング家に越してきた男性アートもなかなか勇気があったし、銃を落としたキャロリンを止めようとしたオースティンも勇敢でした。

ゲスト

キャロリン・ ビグズビー – ローリー・メトカーフ
ハーヴェイ・ビグズビー – ブライアン・カーウィン
アート・シェパード – マット・ロス
スティーブンス – マイケル・ボフシェヴァー
カッツバーグ – マイケル・デュレル
マヤ – キャスリーン・ガティ

DATA

原題:Bang!
放送日:2006/11/5
監督:ラリー・ショウ
脚本:ジョー・キーナン

第8話 知られざる正体

あらすじ・感想

雑誌の定期購読を勧めに来たガールスカウトの子がきっかけで、ガブリエルはニューヨークでもう一度モデルとして働く事にする。しかし、元エージェントのマルセラから紹介されたのは、トップモデルの母親役だった。

人質事件で肩を撃たれたリネットが退院して戻って来て、友達に温かく迎えられる。パーカーはママがまた危険な目に合うのを怖がって、片時もリネットから離れようせず、困ったりネットは命の恩人であるアートに正義のヒーローになってパーカーを説得して欲しいと頼む。

人質事件から1週間経ったが、ジュリーのことが心配なスーザンはイアンとのデートを早めに切り上げて帰宅すると、ソファーでジュリーとオースティンがいちゃついていたのだ。二人の交際に反対のスーザンはカールに説得してもらおうとするが裏目に出て、イアンとの仲を反対され作戦は失敗に終わる

クリスマスカードを準備していたブリーは、老人ホームに居る認知症のオーソンの母グロリアにも送ろうとオーソンに住所を尋ねるが、オーソンは言い渋っていた。ブリーは直接老人ホームを訪ねてグロリアを自宅に招いて家族で食事するが、オーソンとグロリアは言い合いになってしまう。

マイクが退院してウィステリア通りの自宅に戻って来るが、自分が住んでいたという実感がわかないままである。警察はモニーク殺人事件でマイクが容疑者だと疑って家宅捜索行なうが、工具箱が出て来ず成果は何もなしであった。


ジュリーとオースティンが恋仲になるのは彼が越してきてから時間の問題だと思っていました。
今まで優等生でずっとスーザンを支えてきたジュリーだから、ちょっとくらい恋愛でハメを外してもいいんじゃないでしょうか。
スーザンがカールを呼んで説得してもらおうという作戦はよかったですが、イアンのことで飛び火してしまって自分が責められてしまいました。
退院したマイクと顔を合わせて、また心が揺れ動いているようですね。

オーソンのお母さんもひと癖ありそうな人で、オーソンの秘密を何かにぎっているようです。
マイクをはねた事件かモニークの件と何か関係がありそうです。
ぎくしゃくした食事の中で、ブリーが一生懸命ムードを盛り上げようとして空回りしていたのが可笑しかったです。

ゲスト

アート・シェパード – マット・ロス
マルセラ – デブラ・モンク
ダーキン – イアン・ポール・キャシディ
ターニャ – アリソン・ミラー
アン・マリー – シエラ・ラミレス

DATA

原題:Children and Art
放送日:2006/11/12
監督:ウェンディ・スタンツラー
脚本:ケビン・エッテン、ジェナ・バンズ

第9話 危険な男

あらすじ・感想

リネットはアートの家の地下室でたくさんのおもちゃや壁に貼られた子供達の写真を見て、彼が幼児性愛者だと気付く。トムと一緒に警察へ話しに行くが全く相手にされない。目を放した隙にパーカーが外に遊びに行ってしまいアートの家の地下室に無理やり入り込んで探すが、山のようなおもちゃや壁の写真もなくなっていた。

スタイリストのバーンがモデルを目指す子供達のための”キレイ塾”を始めることになり、元スーパーモデルのガブリエルにレッスンして欲しいと頼んでくる。ガブリエルはモデル時代のエピソードを色々と話すが、子供達には好ましくない内容だった。子供の親達からクレームが付いてバーンからクビを言い渡されてしまう。

スーザンはイアンの家に泊まり、翌朝、執事のルパートに恥ずかしい姿を見られてしまう。イアンの妻ジェーンを慕っているルパートはスーザンに対する態度が冷たく、言葉にもトゲがある。スーザンを愛人呼ばわりして、物置のタンスを使わせようと意地悪をするのだった。

オーソンの母グロリアを引き取ることになったブリーは、姑の健康を考えてアルコールは禁止、淡白な魚料理を用意する。しかし、グロリアは文句や不満を並び立て、自由が欲しいから自分の家を買ってくれとオーソンに強要する。イーディに手頃な値段の家を紹介されて見に行き、家の中を見て回っている最中にグロリアは杖をタイルに引っ掛けて転倒してしまい・・・。

マイクは工具箱が見つからず警察に連行されずに済んだが、疑いが晴れたわけではなく、家の外には警察が張り込みしている。そんなマイクの元へ、”親友”カルロスが転がり込んできて、2、3ヵ月ここに住まわせてくれと頼まれOKする。


カルロスはマイクの記憶がないのをちゃかり利用していました。
記憶がないマイクも相手がそういうなら…と押し切られていましたし、働いていなからちょうどお金にも困っていて、家賃も折半するならまあ、いいかと思ったのでしょう。
トムまでちゃっかりマイク宅に入り浸って、これから男性陣の友情が育まれれば面白くなりますね。

ステキだったのはガブリエルです。
つい子供達の前で余計なことを言っちゃってひと騒動ありましたが、ついに自分がやりがいを感じられる仕事を見つけられてよかったです。
親達を説得する手腕もお見事でした。
素直に感動することを言って引き付けた上で女心をくすぐるエサをチラつかせ、無事にキレイ塾復帰となりました。

ゲスト

アート・シェパード – マット・ロス
ルパート – イアン・アバークロンビー
レベッカ・シェパード – ジェニファー・ダンダス
エイミー・ピアース – ジュリエット・ゴリア
イザベル – マッケンジー・アップルゲイト
トムリンソン – ウィンフィールド・フリードマン
シュランク刑事 – パトリック・マローン
ドナ – マッケンナ・パーマー
ホロウィッツ – ジョディ・タフェル

DATA

原題:Beautiful Girls
放送日:2006/11/19
監督:デヴィッド・グロスマン
脚本:ダービー・ウォーラー、スーザン・ニラ・ジャッフェ

第10話 クリスマスの奇跡

あらすじ・感想

イアンの両親がやって来る事になり、手料理でもてなして欲しいと頼まれたスーザン。料理が殺人的に不得意なスーザンはブリーに頼んで作ってもらう事にした。しかし、マイクが逮捕されたのをきっかにモニーク殺人事件の容疑者はオーソンだと決め付けて、ブリーとけんかになってしまう。

キレイ塾の仕事に本格的に乗り出したガブリエルは、生徒のエイミーがモノになりそうにないと判断する。エイミーの父ビルにその事を伝えるためにバーンとビルのオフィスへ行くが、彼のカッコ良さに魅了されたガブリエルはエイミーの個人レッスンを自宅で行いたいと意見を翻し、ビルとお近づきになろうとする。

オーソンの母グロリアはブリーにオーソンと早く別れた方がいいと言うが、オーソンを愛しているブリーは彼を追い出した事を後悔し始めていた。オーソンのオフィスの留守電に何度もメッセージを残すが、彼から連絡が来ないのを心配したブリーはオフィスにいってみることに。

モニーク殺人事件の容疑者としてマイクは逮捕されてしまう。おまけにイーディにまで振られてしまったところへスーザンが面会にやって来て、無実を信じていて力になりたいと言ってくれる。

アートの噂が尾ひれをつけて町中に広がり、ウィステリア通りのクリスマス・パーティーにサンタに扮したアートとレベッカがやって来るが、住民達は冷淡だった。リネットはレベッカからアートが住民達にどんな扱いをされているか聞かされるが、同情する気にはなれなかったのだ。しかし、アートの家の前で抗議デモまで始まり、事態は収拾の付かない方向へ。


シーズン1では4人集まってよくリネットの家でポーカーしていましたが、ここ最近はほとんどありませんでした。
せっかく集まったのにモニーク殺しの件でブリーとスーザンがけんかしてしまって、せっかくの楽しい場が台無しでしたね。

リネットとガブリエルは完全に蚊帳の外で、ビッグニュースに何をもめているのかよくわかっていないようでした。
結局、スーザンは怒って帰ったと見せかけて、ブリーの家からオーソンの病院の鍵を盗み出して忍び込むなんて、スーザンらしくて勇気がありますね。
本当にオーソンが殺人犯だったら、ただじゃすまなかったでしょう。

リネットはここまで騒動が大きくなるなんて思っていなくて、罪の意識を感じていたところです。
レベッカの言うように何も証拠がない以上、アートばかりを責めることはできません。
でも、結果としてアートの本性がわかってこの町から出て行くことになり、リネットの取った行動も、あながち間違いじゃありませんでした。

ゲスト

アート・シェパード – マット・ロス
レベッカ・シェパード – ジェニファー・ダンダス
ビル・ピアース – マーク・デクリン
リタ・パターソン – アリソン・ラプラカ
エイミー・ピアース – ジュリエット・ゴリア
ローレン – キャスリーン・ベイリー
シェリー・モルトビー – クロエ・グレース・モレッツ
ケント – ヨニ・タバック

DATA

原題:The Miracle Song
放送日:2006/11/26
監督:ラリー・ショウ
脚本:ボブ・デイリー

デスパレートな妻たち

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