FRINGE/フリンジ シーズン2 第11話~第15話 あらすじ・感想

第11話 復活

あらすじ・感想

17歳のリサ・ドノヴァンは脳動脈瘤のために脳死状態となり、生命維持装置を止められる。医師らが臓器を摘出しようと体にメスを入れると突然、生き返って謎の言葉と数字を叫んで目を覚ます。

リサが言った言葉はロシア語の軍のコードで、行方不明になっているアンドリュー・ラスクの認識番号と、潜水艦の名前だった。不可解な事件でフリンジチームがやって来ると、リサはロシア語のフレーズをしゃべり、ピーターによれば「ぼくの星」という意味らしい。

リサの母はさらなる検査を拒否し、娘を休ませたいとのこと。やがてリサは自分の部屋でラスクの亡霊を見て動揺し、再びラスクが語りかけて来て自動車工場へと導かれ、オリビアに連絡する。

ラスクはここで何者かに殺されたらしく、FBIの捜査でトランクの中から遺体が発見される。ウォルターはリサの母に生命維持装置を外した時刻を聞き、また、ラスクの推定死亡時刻を尋ね、臨死体験したリサの意識にラスクが乗り移ったのだと考える。

リサが発作を起こすが元々の病気ではないことから、オリビアはラスクが病気になっていたのではと軍に確認すると、潜水艦の事故でハイレベルの放射線にさらされ、薬を飲んでいたことが判明する。


シーズン2を全部見た後にこのエピソードを見たので、何となく戸惑ってしまいました。
ピーターは自分の運命をまだ知らないですし、チャーリーが生きていたのが懐かしいですね。

オリビアといいコンビでしたから、あのまま最後まで活躍してほしかったです。
別世界にはチャーリーがいましたから、次シーズンに期待でしょうか。

一話完結モノの初期のフリンジらしいエピソードですから、楽しんで見ることができました。
軍人の魂が少女に乗り移るという内容でしたが、乗り移った時のリサの迫力がものすごかったです。

一見解決したかに見えましたが、そう簡単にはいかないと、交通事故の男性にまたラスクの魂が乗り移っていたようです。

ビーカーでジーンのミルクをおいしそうに飲んでいた、ウォルターが愛らしかったですね。
ソーダをウォルターがみんな飲んでしまいましたから、リサもジーンのミルクを飲んだかもしれません。

ゲスト

リサ・ドノヴァン – アリス・クレメルバーグ
モーリーン・ドノヴァン – エイミー・カールソン
テレサ・ラスク – アニー・パリッセ
ジェイク・セレグ – スコット・ウィリアム・ウィンタース
アンドリュー・ラスク – チャズ・メネンデス

DATA

原題:Unearthed
放送日:2010/1/11
監督:フレッド・トーイ
脚本:デイヴィッド・H・グッドマン、アンドリュー・クライスバーグ

第12話 エダイナ

あらすじ・感想

エダイナという田舎町付近の警察で警官3名が殺される事件が発生。直前に警官が州警察に知らせていて、少年を保護した時には何ともなかったが気付いたら、少年の顔が崩れていたと写真付きで報告されていた。

エダイナ周辺では30年前から顔が崩れた人間の目撃情報が寄せられている。フリンジチームはエダイナで保安官に話を聞き、ブーンという音が近くの軍用基地から発せられているとのこと。

ホテルへ戻ろうとしたオリビア達は何者かにショットガンで撃たれそうになり、ピーターが銃で応戦する。森を調べていると銃で撃たれた男性が見つかり、町外れに住んでいるジョン・フォールズだと判明。

ウォルターは死体とその側で見つけた蝶をラボに運ぶが、死体の顔は崩れ蝶は羽が傷んだ蛾になっていた。ピーターは初めて銃で人を殺した罪悪感に駆られていて、オリビアは自分が人を殺した時のことを話しなぐさめる。

ブロイルズからの連絡で、1970年代に行われていた軍の実験はエレファント計画だと聞かされる。ウォルターは何か覚えがあるらしいが思い出せず、アストリッドはウォルターが歌っている歌の歌詞から、ハークネスという言葉を思いつく。

ウォルターはハークネス法律図書館のことを思い出し、エレファント計画に関する資料を見つけ出す。


人や生き物が変身や変形するのではなく、人の知覚を利用した技術だとは驚きました。
ウォルターも電磁パルスの音で歌を思い出し、アストリッドが歌詞からヒントを見つけ出すなんて、まさに連携プレイですね。

ウォルターが実験の資料を図書館に隠しておいたのはわかりますが、一緒にお菓子まで入れておいたのが彼らしいです。
アストリッドがいなかったら、きっと数十年前のお菓子を食べてしまっていたことでしょう。

保安官らエダイナの人々は秘密がバレないようにしたかったのでしょうが、その方法がまずかったですね。
ローズは間違っていると行動を起こしましたし、ウォルターも彼らを守ろうとしてブロイルズに頼み込んでいる姿がジーンときました。

ゲスト

ベルチク保安官 – マイケル・オニール
ジョー・フォールズ – マーティン・カミンズ
テディ・フォールズ – リアム・ジェームズ
ローズ・フォールズ – ローラ・メネル
フラッグ捜査官 – クウェシ・アメヤウ
ジェリー巡査 – ジェイコブ・ブレア
ボビー巡査 – ティーチ・グラント
ビル – J・J・マカロ
ペカルスキー – デビッド・オース

DATA

原題:Johari Window
放送日:2010/1/14
監督:ジョー・チャペル
脚本:ジョシュ・シンガー

第13話 感染

あらすじ・感想

石油会社でバンデンケンプというオランダ人男性が鼻血を出して倒れ、バイク便の青年マイクが救命措置を施す。バンデンケンプは口から血しぶきを吹いて死亡し、マイクは血しぶきをモロに浴びてしまう。

オリビアとピーターが既に調査に当たっていて、社内では彼を知っている者はおらず、何の目的でやって来たのかも解らなかった。彼が死亡して30分後、到着したウォルターとアストリッドの前で扉越しにマイクが死亡する。

ウイルス感染の疑いがありビルは封鎖され、オリビアとピーターは中に閉じ込められてしまう。オリビアは従業員のスケジュールを調べ、バンデンケンプがエイムズに会いに来たことがわかる。

受付の女性が鼻血を流し始め、別の部屋に隔離していたが窓を突き破って飛び降りてしまう。バンデンケンプの血液に触れたピーターは感染したらしく、バンデンケンプの衣類を探ってレンタカーの鍵を見つける。

荷物の中にあった土壌サンプルから、ウォルターはウイルスは古代のものだと突き止め、ウイルス検査薬を完成させる。CDCは事態を重く見て、レベル6の対処を行うことに。

ウォルターとアストリッドが中に残されている人の検査を行うが、ピーターはこっそり検査用の綿棒を逆さにして、ウイルスが付いていない方を手渡し結果は陰性と出る。


科学センターのやり取りはただの前振りかと思っていましたが、ちゃんとストーリーに絡んでいましたね。
アストリッドの励まし方が素敵でしたし、そのおかげでウォルターもやる気が出て頭の回転が良くなり、硫黄が効くと思いついたのでしょう。

ピーターが感染してウォルターは感情的になっていましたし、何が何でも息子を救いたいという気持ちが現れていました。

最後にアストリッドが意味深なことを言っていて、ウォルターは触れて欲しくなさそうでした。
ピーターは一度死んでウォルターが何らかの方法で生き返らせたのかもしれませんね。

最後のギリギリのオリビアとピーターの展開には、とてもハラハラさせられました。

ゲスト

アーノルド・マクファデン – ジェフ・ピアソン
ヒューバート捜査官 – デモア・バーンズ
ビンセント・エイムズ – コンラッド・コーツ
リンダ – ナターシャ・マル
カッセル科学捜査官 – デヴィッド・リッチモンド=ペック
スティーブ – ブレンダン・ベイサー
マイク – クリスチャン・ハース
エレイン – ミーガン・リーチ
カール – アラン・ウォン
バンデンケンプ – ニコラス・ヴォン・ジル

DATA

原題:What Lies Below
放送日:2010/1/21
監督:デラン・サラフィアン
脚本:ジェフ・フラミング

第14話 ホロコースト

あらすじ・感想

ユダヤの結婚式で15名が死亡し、全員皮膚が青くなっていた。ウォルターとピーターは窒息死だと言っているが、のどは締まっておらず空気がなくなった様子もない。

亡くなったのは全員ストーラー家の人間で、現場にあったキャンドルのうち1本だけシナモンの香りがし、キャンドルに毒が仕込まれれていたらしい。

ラボに死体を持ち帰ってウォルターが切開した瞬間、青い血が流れ始め、体内から酸素を奪われて窒息死したと判明する。ウォルターは昔、ナチスが作ろうとしていた化学兵器のことを思い出す。結婚式のビデオから不審人物を見つけるが、警察のデータベースには載っていなかった。

カフェで同様の事件が起きて、茶色の目をした人種だけが死亡する。ウォルターは熱で毒が活性化し、分析の結果、特定のDNAに反応するように作られていると解明する。

化学式の中に作った者のサインが残されていて、この毒の元となった化学式はウォルターの父ロバートのものだった。ウォルターは化学式が書かれた父の本を探しているが、ピーターが10年前に売ってしまったとのこと。古本屋から売った先を突き止めると、アート作品になっていた。

毒を作るのに必要な材料の流れを調べると、製薬会社以外に一般家庭に配送されていた記録が残っていた。民家に踏み込み地下のラボらしき場所を調査中、急にウォルターが苦しみ出し、部屋にはウォルターのカーディガンが残されていた。


ピーターは少しは化学の知識があるみたいですが、ウォルターとウォルターの父は優秀な化学者みたいですね。
ウォルターも危険なものを作ったり実験していましたが、ウォルターの父ロバートも現代にも通用するような危険なシロモノを作っていたというわけですね。

ピーターが気にしていたように、犯人はどこから化学式を入手したのでしょうか。
また、ロバートが写っていた写真にも犯人とそっくりな男が写っていましたし、指紋は100年以上も前のものとウォルターが言っていましたから、犯人が何者なのかも気になります。

前回はピーター、今回はウォルターと、ビショップ・ファミリーは常に命の危険にさらされていますから、ウォルターが後悔しないように、ピーターも車くらい運転させてあげてほしいですね。

ゲスト

アルフレッド・ホフマン – クレイグ・ロバート・ヤング
エドワード・マーカム – クラーク・ミドルトン
ジョージ – クレイグ・アンダーソン
アマンダ – ローレン・ブラッドリー
ローラ – ダイアナ・バン
ジョシュ・ストーラー – アーロン・ブルックス
リン・アレント – ロビン・ダグラス
ナナ・ストーラー – マグダ・ハルー
マニング刑事 – ダン・ジョフレ
シェリー – バーバラ・コットマイヤー
エリザ・ストーラー – ナンシー・リナリ
ニール – アレックス・ミロ
ジョーダン – シエラ・ピトキン
ジェナ – エクスタシア・サンダース
ハリー・ストーラー – レオナルド・テニシー
エリック・フランコ – マックス・トレイン
ドブル捜査官 – フランコ・トゥルヒージョ
デビッド・ストーラー – ブレンドン・ザブ

DATA

原題:The Bishop Revival
放送日:2010/1/28
監督:アダム・デヴィッドソン
脚本:グレン・ホイットマン、ロバート・チアペッタ

第15話 ジャクソンビル

あらすじ・感想

ニューヨークで地震が頻発し、あるビルで死者が出てしまう。ビルの中に入ると違う人間同士が一つになったように死んでいた。
生存者プラチェットがいて救助しようとするが、ウォルターは彼に911テロが起きた時のことや大統領の名前を聞き、彼が別世界から来たと判明する。

オリビアはベルが言ったこっちの世界と向こうの世界が衝突したのだと考え、現場付近にはニュートンがいたことがわかる。

ウォルターはベルとやった昔の実験で車を向こうの世界へ送った時、代わりに向こうの世界の車が現れた。ビル全体が向こうの世界からやって来たので、代わりに数時間後にはこちらの世界のビルが向こうの世界へ行ってしまうと予測。

どのビルが消えるのか解るのはオリビアだけだと、ウォルターはオリビアが子供の頃に行った実験をジャクソンビルで再び行うことに。コーテキシファンを打って能力は開花したはずなのだが、オリビアには異世界のものを見分けることができなかった。

ニーナの協力で地震がもうすぐ起きると連絡があり、オリビアは自分のせいでビルの中の人が犠牲になってしまうと怯え、窓の外を見ると光っているビルを見つける。


発見時の生存者プラチェットさんのお腹がモゾっと動いてシャツのボタンが外され、もう1つの顔が現れた時には、さすがにゾっとしました。
フリンジは時々こういうグロさがありますから、ストーリーはハラハラの展開で面白いですが、気を抜いているとホラーチックで目を覆いたくなります。

能力を身に付けたオリビアは助けになりましたが、ピーターが光っていて別世界から来たということに気づいてしまいましたね。
つまり、ウォルターが別世界から向こうのピーターを連れて来てしまったのでしょうか。

向こうにもウォルターがいるはずですし、ピーターを簡単に手放すとは思えません。
どんななりゆきでピーターがこっちの世界に来たのか、知ってしまったオリビアとピーター、ウォルターの関係など、今後の見所も満載ですね。

ゲスト

テッド・プラチェット – ジム・トゥルー=フロスト
ポリーン・ヘス – サラ・エドモンドソン
子供のオリビア – エイダ・ブレッカー
ブランドン・フェイエット – ライアン・マクドナルド

DATA

原題:Jacksonville
放送日:2010/2/4
監督:チャールズ・ビーソン
脚本:アシュリー・エドワード・ミラー、ザック・ステンツ

FRINGE/フリンジ

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