ジェシカおばさんの事件簿 シーズン1 第4話~第6話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン1 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン1第4話から第6話のあらすじと感想です。

第4話 映画セットは死のにおい

ジェシカは自宅で小説のトリックを考え中で、自作の人形の首を絞めたりしています。
これがオープニングのシーンだから、とてもユニークですね。

ジェシカは自分のミステリー小説「死体は夜踊る」が映画化されると、プロデューサーのジェリー・ライデッカーがテレビでインタビューを受けているのを目にします。
ところが、映画は原作とは全く関係ない内容になっているのに腹を立てて、すぐにハリウッドへ。

まずは弁護士に相談しに行くと、話題の映画「ハロウィン」や「フラッシュ・ダンス」をミックスさせたような内容で、大ヒット間違いなしだと言われます。
ジェシカの小説はあくまでもミステリーで、この当時流行っていただろう映画を混ぜ込むととんでもない作品になってしまいそうですね。

ライデッカーに会って話し合ってもらちが明かず、ジェシカは「どんな手を講じても映画を中止させる」と啖呵を切って撮影所を後にします。
とんでもない脚本に目を通し、過激なシーンを今から撮影するという現場を見た後だから、ジェシカは自分の原作の品位が落ちるといつも以上に腹が立っていたのかも。

弁護士ノーマンから出版社と交わした契約を確認すると映画に介入する権利を放棄するとサインしていたので、ジェシカはライデッカーに謝って映画の内容を変えてもらおうと撮影スタジオに行きます。

スタジオセットの中で殺されているライデッカーを発見し、近くに金の飾りボタンがあるのを見つけました。
しかし、運悪くガードマンがやって来て、ほんの30秒ほど現場を離れたスキに金の飾りボタンは消えていました。

警備員にジェシカが殺したと疑われますが、警部がジェシカの大ファン。
金ボタンが落ちていて消えてしまったことも話します。

なりゆきでジェシカが女優のイヴにライデッカーが死んだことを知らせに行きます。
これはこれでなかなか大変で、何とかやり終えたという感じでしょうか。

ジェシカもさすがにお疲れでホテルに帰ってきますが、マスコミに囲まれてさあ大変!
噂ではジェシカがジェリーを殺した犯人ということになっているんです。
ジェシカファンの警部は本当にジェシカが殺したとは思っていないけど、動機や機会などから推察するとジェシカが怪しいと発表してしまいました。

もちろん、ジェシカの名前は出していないのですが、みんなJ.B.フレッチャーだと気づいてホテルに押し寄せて来たというわけです。
これはいけません。
ジェシカは自分が犯人ではないと証明するため、事件を調べていきます。

大草原の小さな家のメアリー役だったメリッサ・スー・アンダーソンがセクシーに成長していて、ちょっと驚きました。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
イーサン・クレイグ – クロード・エイキンス
マイク・ヘルナンデス – ホセ・ペレス
マック・ブロディ – エリック・ホランド
ジェリー・ライデッカー – ジョン・サクソン
イヴ・クリスタル – メリッサ・スー・アンダーソン
ロス・ヘイリー – ジョン・アスティン
マルタ・クインテッサ – サマンサ・エッガー
アラン・ゲーブハート – ジェームズ・マッカーサー

エリノア – ヴァージニア・メイヨ
ノーマン・レスター – ロン・パリロ
スコット・ベネット – モーガン・スティーブンス
マーティ・ストリンドバーグ – ライル・ワゴナー

作品データ

原題:Hooray for Homicide
放送日:1984/10/28
監督:リチャード・コーラ
脚本:ロバート・ヴァン・スコヨック

第5話 愛犬が犯人なんて

ジェシカは動物調教師の姪アビーを尋ねてラングレー邸に来ています。
富豪のデントン・ラングレーは80歳の誕生日で彼の家族や友達が集まり、みんなで乾杯。

デントンは犬のテディをかわいがっていて、名前を呼ぶとうれしそうにしっぽを振ってテディが駆け寄って来ます。
テディがトコトコとやってくる姿がとってもかわいいですね。

いよいよ、本日のメインイベント、みんなで乗馬に出かけます。
もちろん、ジェシカも参加します。
急にデントンの馬が暴れて出し、デントンは落馬してそのまま命を落としてしまいます。

誕生日なのに悲劇が起きてしまいました。
ただの事故でしょうか?それとも殺人?
馬に薬が盛られていたかもしれないと警察に検査してもらいますが、何も発見できませんでした。
アビーはとても不安で、ジェシカにもう少しここにいてほしいと頼みます。

弁護士のボズウェルがデントンのビデオテープに収めた遺言を公開すると、1500万ドルもの遺産は愛犬テディに譲られることになりました。
誰かがテディを傷つけようと画策しても、遺産は動物愛護団体に寄付されることになっています。

遺言ビデオの最初の方にデントンが子供や孫達1人1人にメッセージを送っていますが、どれも辛辣なものばかりでした。
さらに追い打ちをかけるように財産が犬に行くとなったら、家族はだまっていないでしょう。
そして、デントンの家族が動き始めます。

テディが危険な犬だと証明しようとテディが馬を驚かせたり、近所の人に噛み付いたと嘘を言わせたりして画策しています。

ある晩、デントンの娘トリッシュが酔って帰宅すると門にはさまれて死んでしまいます。
門の開け閉めは警備室にしかなくそこにいたのはテディだけで、門を操作するボタンに犬の足跡が残っていました。

テディを訓練していたのはアビーで、警察はアビーの犬笛を見つけていました。
アビーが犬笛でテディに門を閉めさせたと疑われ、残念ながら、アビーとテディは留置場に入れられてしまいます。
かわいい姪っ子がこんな目にあってしまい、ジェシカは精力的に事件を調べ始めます。

犬を使った犯罪とは犯人も考えたものです。
しかし、周りの目はごまかせてもジェシカの目はごまかせず、細かい気付きをつなぎあわせてジェシカは見事に事件を解決し、大舞台で犯人を追い詰める様がスカっとしました。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
アビー・ベントン・フリーストーン – リン・レッドグレイヴ
デントン・ラングレー – ダン・オハーリー
トム・キャシディ – フォレスト・タッカー
スペンサー・ラングレー – ジャレッド・マーティン
トリッシュ・ラングレー – レノア・カスドーフ
モーガナ・クレイマー – キャスリン・デイモン
マーカス・ボスウェル – ディーン・ジョーンズ
ポッツ – グレゴリー・ウォルコット
エコー・クレイマー – シェリー・カーリー
ウィル・ロキシー – バイロン・チェリー

作品データ

原題:It’s a Dog’s Life
放送日:1984/11/4
監督:セイモア・ロビー
脚本:マーク・ジャイルズ、リンダ・シャンク

第6話 Lovers and Other Killers

ジェシカは友達のエドモンドに頼まれて、シアトルの大学でゲスト講師として推理小説に関する講義を行います。
エドモンド役がスパイ大作戦のピーター・グレイブスだったのが嬉しい驚きで、お年を召してもダンディで素敵です。

原稿も書かなくてはいけないので、こっちにいる間女性秘書が欲しとエドモンドに頼んでおいたのですが、ホテルにやって来たのは男子学生のデイヴィッドでした。
ジェシカの前でスピーディーにタイピングしてみせて、ジェシカも納得して仕事を頼むことにしました。

翌日は大学での講義。
学生達も興味を持って聞いてくれて、講義は大成功です。
おもちゃのピストルでバンと文字の書いた旗が出るやつはベタですが、楽しかったです。
学生達にも大うけでしたね。

ジェシカが部屋に戻るとデイヴィッドがいて、一緒に食事に行くことに。
高級なレストランでジェシカをおもてなしし、食事をごちそうしてくれました。
大学生なのにデイヴィッドはお金を持っていますね。

レストランを出たところでデイヴィッドは警察に出頭するよう言われて、金持ちの老婦人アリソンが泥棒に入られ殺された事件についてでした。
デイヴィッドはアリソンと付き合っていて、事件当夜のアリバイもありません。
こうしてまたジェシカは事件に巻き込まれて、首を突っ込むハメになりました。

警察からも警告を受けたし、ジェシカはデイヴィッドに近づくのは止めようとします。
しかし、デイヴィッドは食い下がり、ジェシカは仕方なく仕事を続けてもらうことにします。

そんな中、デイヴィッドのアリバイを証明できるという女性ライラからジェシカに電話があり、夜遅く指定された倉庫へ向かいます。
中に入ってみると、背中を刺された彼女を見つけ、警察がやって来ます。

警察はデイヴィッドの仕業だと疑っていますが、彼を監視していた刑事によればずっと家にいたそうです。
ライラには夫がいてデイヴィッドとも時々会っていたのですが、ただの友達でした。

老婦人と付き合っていたという時点で、デイヴィッドはまともな学生ではないとわかりますね。
ジェシカもそんなデイヴィッドの人間性を見抜いていて、あくまでも仕事だけと割り切っていたように見えました。

それでも、ジェシカは殺人の真相を探ろうとして、ジェシカの身に危険が訪れます。
全てのベクトルがデイヴィッドが犯人だと指していて、本当に彼が犯人なのかどうかをジェシカがきれいに紐解いてくれました。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エドモンド・ジェラルド – ピーター・グレイブス
アンドリュース警部 – グレッグ・モリス
アメリア – ロイス・ネットルトン
ライラ・シュローダー・コワルスキー – ローリー・ウォルシュ
トッド・ローリー – アンドリュー・プライン
デイヴィッド・トリバー – アンドリュー・スティーヴンス

作品データ

原題:Lovers and Other Killers
放送日:1984/11/18
監督:アレン・リーズナー
脚本:ピーター・S・フィッシャー

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