第13話 クラリネットのすすり泣き
テレビ出演のためにジェシカはジャズの本場ニューオリンズにやって来たのだが、日付を勘違いしていて2日も早く到着してしまう。
ジェシカは友人でもあるテレビ局のジョナサンと食事に出かけ、有名なジャズ・ミュージシャンのベン・コールマンと知り合いになる。
その夜、テレビの録画中継も入っているベンのバンドのライブをジョナサンと聴きに行くが、演奏中にベンは倒れてそのまま息を引き取ってしまう。
その場に居合わせた医者は心不全だと言ったが、ジェシカはベンの唇や爪の色から南米の毒薬が使われた他殺だと推理する。現場からはベンが飲んでいたコーヒーの紙コップが消えていて、ライブ前にベンがかんでいたガム、死ぬ直前に吹いていたクラリネットのマウスピースからも毒は発見されなかったが…。
ゲスト
ベン・コールマン – グリン・ターマン
ジョナサン・ホーリー – クライヴ・レヴィル
キャリー・コールマン – オリヴィア・コール
エディ・ウォルタース – スタン・ショウ
シメオン・カーショー警部 – ブラッドフォード・ディルマン
ユービー・シャーウィン – ジョージ・カービー
アーロン・クレーマー – キャメロン・ミッチェル
ラファイエット・デュケーヌ – ギャレット・モリス
カール・ターンボール – エド・ネルソン
ジミー・ファース – ボビー・シャーマン
ヘック・タッタソール – デヴィッド・ホイットフィールド
アラン・コリアー医師 – マイケル・キャナヴァン
リサ – エレイン・ホブスン
DATA
原題：Murder to a Jazz Beat
放送日：1985/2/3
監督：ウォルター・グローマン
脚本：ポール・サヴェージ、デヴィッド・アブラモウィッツ
第14話 あの世から夫が招く
夫のジョニーを亡くした姪パメラの心の傷を癒すため、ジェシカは彼女と船旅に出る。ジョニーしか知らないニックネームでパメラ宛に船室へシャンペンが届けられ、ジェシカとパメラが食事に出かけると何者かの仕業で、ジェシカ達のテーブルのメニューにだけスペシャルメニューとしてパメラの得意料理が載っていた。
ある夜、散歩に出たパメラは何者かに階段から突き落とされてしまう。パメラの身の安全を考えて、ジェシカは船長に頼んでパメラに24時間の警護を付けてもらうことに。
そして、乗客の一人アンドレアが船室で死体となって発見され、近くには空になった睡眠薬の容器が転がっていた。
ゲスト
パメラ・クレーン – ベリンダ・モンゴメリー
ダニエルズ船長 – レスリー・ニールセン
アンドレア・ジェフリーズ・リード – ローズマリー・フォーサイス
ジョージ・リード – ローレンス・プレスマン
ラッセル・トムキンズ – アンドリュー・パークス
ラモン – ポール・カラフォテス
マーシャル・マギール – ジェイソン・エバース
ダイアン・シェリー – リンダ・デイ・ジョージ
フィービー・キャロル – ヴィッキー・ローレンス
カーラ・レイモンド – ジョー・アン・ウォーリー
カーマイケル医師 – ドン・ダビンス
DATA
原題：My Johnny Lies Over the Ocean
放送日：1985/2/10
監督：セイモア・ロビー
脚本：ピーター・S・フィッシャー
第15話 カンバスに死の色を
舞台は地中海に浮かぶ孤島。世界的に有名な画家ディエゴの誕生日パーティーに招かれたジェシカ。着いた早々、ディエゴから昨晩ギターを外で弾いていたら上から彫像が落ちてきて、危うく殺されそうになったと相談を受け、ジェシカは捜査を開始する。
彫像の台座にはのみで削った跡があり、近くにはたばこの吸殻とマッチが残されていて、犯人は左利きであるとジェシカが推理する。釣りを楽しんでいたディエゴの招待客ウィラードが突然心臓発作を起こし、ディエゴの息子ミゲルが付き添ってヘリコプターで本土の病院へと運ばれる。
招待客の中で唯一ウィラードだけが左利きだったのだが、病院に確認してみると本当に心臓発作を起こしていたのだ。そして翌日、ボウガンで殺害されたディエゴが遺体となって発見される。
ゲスト
ディエゴ・サンタナ – シーザー・ロメロ
マーゴ・サンタナ – クリスティナ・レインズ
ヘンリー・カイル元警視 – ロン・ムーディー
サー・ジョン・ランドリー – スチュワート・グレンジャー
ウイラード・カウフマン – ロバート・グーレ
ミゲル・サンタナ – フェルナンド・アジェンデ
ベル・チェイニー – キャプシーヌ
エレイン・マッコンバー – ジュディ・ギーソン
ステファン・コンラッド – スティーヴン・キーツ
DATA
原題：Paint Me a Murder
放送日：1985/2/17
監督：ジョン・リュウェリン・モクシー
脚本：ピーター・S・フィッシャー