ジェシカおばさんの事件簿 シーズン1 第13話~第15話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン1 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン1第13話から第15話のあらすじと感想です。

第13話 クラリネットのすすり泣き

BGMにはおしゃれなジャズが流れ、ニューオリンズの雰囲気を堪能しつつジェシカの活躍を楽しむことができますね。

テレビ収録のためにジェシカはジャズの本場ニューオリンズにやって来たのですが、遅刻しそうになっています。
陽気なタクシーの運転手ラファイエットは時間がないと知り、一方通行を逆走してくれます。

おしゃべり好きで明るくて、ノリのいいタクシー運転手です。
彼のおかげで、時間前に何とか到着することができました。

会場に行くと誰もいなくて、ジェシカはテレビ局のジョナサンを呼びます。
ジョナサンはジェシカがここにいることに驚いています。

というのも、ジェシカが日にちを勘違いしていて、テレビの収録は2日後だったのです。
ジョナサンは予想外に早くジェシカに会えて喜んでいるし、ジェシカもニューオリンズでゆっくりできますね。

ジェシカはジョナサンと食事に行き、人気のジャズミュージシャン、ベン・コールマン、彼のマネージャーのアーロンを紹介してもらいます。
ベンとミュージシャン達のテレビ収録があり、ジェシカも招待されます。

ベンはラスベガス行きが決まっていて、メンバーや妻キャリー、アーロンやスタッフ達とはあまりうまくいっていない様子です。
軽快なジャズが流れ、収録は順調に進んでいます。
ジェシカも軽く足でリズムを取っていて、笑顔で心から楽しんでいますね。

しかし、悲劇が起きてしまいます。
ベンが演奏の途中で倒れ観客の中にいた医師が診察しますが、すでに亡くなっていました。
医者は心不全だと診断しますが、ジェシカは毒殺だと言っています。

ベンの唇や爪の色が変色していて、南米の毒が使われたとのことです。
ジェシカは自分の小説でこの毒を扱ったことがあるので、自信を持って毒殺だと言い切っていますね。
普通の検査では検出不可能な毒で、犯人はベンを病死に見せかけようとして毒を盛ったのでしょう。

警察がやって来たりと現場はバタバタしていますが、ジェシカはピアノの上にあった水滴の跡に気づきます。
きっと、飲み物が置いてあってベンがそれを飲み何者かが持ち去ったと、あの一瞬でわかったのでしょうね。

私たち視聴者はキャリーがこっそり紙コップをバッグに入れたシーンを見てるから、飲み物に毒が入っていたのでは?と推測できます。
キャリーも警察が来ていて人がたくさんいる中、誰にも見つからず紙コップを持ち去ったのは大胆でした。

どんな経緯でベンは毒殺されたのでしょうか?
キャリーが持ち去ったコーヒー、ライブ前にベンがかんでいたガム、ベンのクラリネットのマウスピース、どれからも毒は発見されませんでした。
ジェシカはあるヒントを得て、見事に謎を解いてくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ベン・コールマン – グリン・ターマン
ジョナサン・ホーリー – クライヴ・レヴィル
キャリー・コールマン – オリヴィア・コール
エディ・ウォルタース – スタン・ショウ
シメオン・カーショー警部 – ブラッドフォード・ディルマン
ユービー・シャーウィン – ジョージ・カービー
アーロン・クレーマー – キャメロン・ミッチェル
ラファイエット・デュケーヌ – ギャレット・モリス
カール・ターンボール – エド・ネルソン

ジミー・ファース – ボビー・シャーマン
ヘック・タッタソール – デヴィッド・ホイットフィールド
アラン・コリアー医師 – マイケル・キャナヴァン
リサ – エレイン・ホブスン

作品データ

原題:Murder to a Jazz Beat
放送日:1985/2/3
監督:ウォルター・グローマン
脚本:ポール・サヴェージ、デヴィッド・アブラモウィッツ

第14話 あの世から夫が招く

夫が銃で自殺してから数ヶ月経ちますが、パメラ・クレーンはまだ悪夢を見ています。
パメラの父マーシャルはジェシカの弟で、パメラは傷ついた心の傷をいやすために叔母ジェシカとクルーズ旅行に出かけます。
ジェシカの姪や甥はこれまで何人か出て来たけど、ジェシカの家族は初めてですね。

ジェシカとマーシャル、パメラは写真を撮ってもらおうと、通りがかりのアンドレアに頼みます。
ジェシカとパメラは船に乗り込み、いよいよ旅の始まりです。

ジェシカとパメラの部屋にワインが届けられます。
メッセージが付いていましたが、パメラのことをペッパーと書いてありました。
ペッパーというのは自殺した夫ジョニーがパメラにつけたニックネームで、彼以外には誰も知りません。

いったいどういうことなのでしょう?
パメラでなくても怖くなりますね。

ジェシカとパメラは食事に来ていて、通りがかったジョージがジェシカの大ファンだと挨拶をします。
ジョージは妻アンドレアを紹介しようとしますが、船に乗る前に写真を撮ってくれた女性でした。

2人が去った後、ジェシカとパメラはメニューを見るのですが、パメラは動揺して飛び出して行きます。
メニュー表にスペシャルメニューがクリップで留めてありました。

そのメニューはジョニーが好きだった料理で、レシピはパメラしか知らなかったのです。
他のテーブルのメニューには、スペシャルメニューは留めてありませんでした。

またもやジョニーの影がパメラを苦しめます。
ジョニーの知り合いが船に乗っていて、パメラに何か恨みでも持っているのでしょうか?

落ち込んだパメラを元気づけるための旅なのに、パメラは余計に傷つくばかりです。
こんないたずらをジェシカが許すはずもなく、調査に乗り出します。

まずは、ワインをを誰がパメラに送ったかです。
ジェシカは注文した人の手書きのメモを見せてもらったのですが、ジョニーの遺書と筆跡がかなり似ています。

ジェシカが調べものをしている間、パメラはデッキを散歩中で、「ペッパー」と呼ぶ不気味な声が聞こえ声の方へ向かいます。
ジェシカがパメラを探していると誰かの悲鳴が聞こえ、倒れたパメラが発見されます。

パメラは早々に殺されてしまったのかと思いましたが、頭に怪我をしただけですみました。
パメラは階段の上から誰かに押されたと言っています。
明らかに誰かがパメラの命を狙っていて、ジョニーの幽霊の仕業にみせかけたいとしか思えませんね。

ジョニーの生い立ち、船内での自殺事件が複雑に絡み合ってきます。
ジェシカは犯人は誰なのかわかったのですが証拠がなく、自分がおとりになって犯人をおびき出します。

この時のジェシカの演技が最高で、賢いだけでなく面白い!
華麗なジェシカの活躍によって、犯人を逮捕することができました。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
パメラ・クレーン – ベリンダ・モンゴメリー
ダニエルズ船長 – レスリー・ニールセン
アンドレア・ジェフリーズ・リード – ローズマリー・フォーサイス
ジョージ・リード – ローレンス・プレスマン
ラッセル・トムキンズ – アンドリュー・パークス
ラモン – ポール・カラフォテス
マーシャル・マギール – ジェイソン・エバース
ダイアン・シェリー – リンダ・デイ・ジョージ
フィービー・キャロル – ヴィッキー・ローレンス

カーラ・レイモンド – ジョー・アン・ウォーリー
カーマイケル医師 – ドン・ダビンス

作品データ

原題:My Johnny Lies Over the Ocean
放送日:1985/2/10
監督:セイモア・ロビー
脚本:ピーター・S・フィッシャー

第15話 カンバスに死の色を

地中海に浮かぶ孤島で、有名な画家のディエゴは子供達に絵を教えています。
もうすぐディエゴは60歳の誕生日を迎えようとしていて、屋敷にはディエゴの家族や友達が集まっています。

有名な画家のディエゴはちょっと変わり者なのでしょうか?
今の妻マーゴがいるのに元妻ベルを招いていますし、友達同士もあまり仲良くなさそうな感じですね。

夕食ではみんな正装し、ディエゴの誕生日を祝うパーティーが開かれみんなで乾杯します。
ディエゴは招待客の1人で長年、慈善活動を行っているエレインに自分の絵をプレゼントします。

みんな絵を称賛し、エレインも喜んでいます。

ディエゴは自分の誕生日だというのに友達に絵をプレゼントするなんて、心の優しい方ですね。
ディエゴがギターを弾きながらマーゴの方へ歩いて行くと、上から彫像が落ちて来ました。

ディエゴはマーゴに心配をかけないように古い屋敷だから…と言い訳していました。
もちろん、視聴者は最初から何者かが彫像に細工をしたり、像を落とす所を見ていますから、明らかにディエゴを殺そうとしていたと気づきます。

翌日、ヘリコプターでディエゴの友達ジェシカとサー・ジョンが到着します。
ディエゴ達が2人を歓迎して挨拶を交わしている中、ウィラードが心臓発作を起こして倒れてしまいます。
ジェシカ達が乗って来たヘリでウィラードが病院へ搬送され、ディエゴの息子ミゲルが付き添って行きます。

ディエゴはジェシカに昨日起きたことを説明し、調べてほしいと頼みます。
旧友が誰かに狙われているなら心配ですし、ジェシカはもちろん引き受けます。

さっそく像が落ちた台座付近をジェシカが調べ、タバコの吸い殻とマッチを見つけます。
ちょうど警部のヘンリーがやって来てジェシカはごまかそうとするのですが、向こうはジェシカが昨日の事件を調べていると気づいています。

お互いに情報交換をして、犯行が可能なのは誰かなどを話し合っています。
ジェシカは犯人は左利きの喫煙者だと推理していて、それに当てはまるのはヘリで運ばれて行ったウィラードだけ。

タイミングよく心臓発作を起こして運ばれて行ったのは怪しすぎましたが、ウィラードがディエゴを狙ったとするなら失敗したわけです。
目的は果たせなかったけど、殺人未遂がバレないように島から脱出したのかもしれませんね。

ヘンリーが病院に確認すると、ウィラードは本当に心臓発作だったようです。
さらにミゲルが姿を消してしまいました。

ジェシカはディエゴに命を狙ったのはウィラードだと知らせますが、ディエゴは意外だったみたいです。
ヘンリーもジェシカもウィラードには動機があり犯人に間違いないと思っていますが、解せない点があるようですね。

朝になり、ジェシカはいつも通りランニング中で、ビーチに船がありちょっとおかしいと思っています。
それよりも大きな事件が起き、ディエゴがクロスボウで殺されてしまいました。

周りを海で囲まれた孤島での殺人事件は、ミステリーの王道ですね。
ヘンリーの手を借りつつジェシカは孤島での事件解決に挑み、見事に複雑に入り組んだこの事件を解決してくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ディエゴ・サンタナ – シーザー・ロメロ
マーゴ・サンタナ – クリスティナ・レインズ
ヘンリー・カイル元警視 – ロン・ムーディー
サー・ジョン・ランドリー – スチュワート・グレンジャー
ウイラード・カウフマン – ロバート・グーレ
ミゲル・サンタナ – フェルナンド・アジェンデ
ベル・チェイニー – キャプシーヌ
エレイン・マッコンバー – ジュディ・ギーソン
ステファン・コンラッド – スティーヴン・キーツ

作品データ

原題:Paint Me a Murder
放送日:1985/2/17
監督:ジョン・リュウェリン・モクシー
脚本:ピーター・S・フィッシャー

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