ジェシカおばさんの事件簿 シーズン1 第19話~第22話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン1 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン1第19話から第22話のあらすじと感想です。

第19話 道づれは怖い人

バスで起きた殺人事件にジェシカは巻き込まれます。
今回はエイモスも一緒なので、事件が起きてもスムーズに捜査が進みますね。

ジェシカとエイモスは保安官協会のパーティーに出席するためにポートランドに行く予定です。
運悪くエイモスの車が故障して、バスで向かうことになりました。

雨がだんだん強くなっていき、刑務所近くのバス停で1人の男性を乗せます。
また、途中で車が故障したとさらに1人の男性がバスに乗ってきます。

ジェシカは乗客のミリアムに声をかけられ、ジェシカのファンだと言っています。
彼女は図書館司書で、ジェシカの本の盗難率が一番高いのだとか。
ミリアムのほめ方がとてもユニークでユーモアがあり、ジェシカもうれしそうですね。

雨はどんどんひどくなって嵐になってしまい、バスが故障してしまいます。
運転手のベンはバスを修理するので、近くのレストランで休むよう乗客に伝えます。

ジェシカはレストランの窓越しに2人の人がバスの中で言い争いをしているのを見かけます。
ジェシカは時間をつぶそうとバスに本を取りに行くのですが、1人の乗客が長いドライバーで首を刺されて死んでいるのを見つけてしまいます。

先ほどジェシカが見かけた言い争いをしていた1人が被害者で、もう1人が犯人でしょうか?
さっそくジェシカはエイモスを呼んで事件を調べ始めます。

被害者の名前はギルバート・ストーナーで、15年前の銀行強盗事件で刑務所から出所したばかりでした。
刑務所の前のバス停から乗って来た男性ですね。

ジェシカ達はレストランにいる乗客に事件の事を説明すると、15年前の銀行強盗事件について覚えている人が何人かいて情報を教えてくれます。
過去にこの事件に関わっている人物がいて彼を殺したのは明らかだし、乗客はみんな訳ありで何か秘密を抱えていそうですね。

最初に疑われたのは運転手のベンです。
外にいたしエンジンの修理中でドライバーを持っているので疑われて当然です。

ベンは誰でも工具箱からドライバーを取ることができると言っています。
ジェシカとエイモスが裏口から出て試してみると、ベンが言っていた通り誰でもドライバーを取ることができました。

ジェシカはレストランに戻る途中、荒らされたスーツケースを見つけます。
ストーナーの物で、犯人は彼が持っていた何かを探しているみたいです。

なかなかこった事件で容疑者が何人か出て来ますが、ジェシカが見事に謎解きをしてくれます。
エイモスもバスの運転席のランプに気づくなど、しっかりジェシカのサポートをしていました。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー保安官 – トム・ボスレー
スティーブ・パスカル – テレンス・ノックス
ジェーン・パスカル – リンダ・ブレア
ベン・ギボンズ – マイケル・コンスタンティン
ジョー・ダウニング – アルバート・サルミ
ギルバート・ストーナー – ジョン・デイヴィス・チャンドラー
ケント・ラドフォード – ラリー・リンヴィル
ミリアム・ラドフォード – ルー・マクラナハン
ケリー・ドレイスン – ドン・ストラウド

ラルフ・リアリー – ミルズ・ワトソン
サイラス・レフィングウェル – デビッド・ウェイン

作品データ

原題:Murder Takes the Bus
放送日:1985/3/17
監督:ウォルター・グローマン
脚本:マイケル・シェッフ、メアリー・アン・カシカ

第20話 Armed Response

ジェシカは作家友達が盗作だと訴えられて、法廷で証言するためにテキサスにやって来ます。
空港には弁護士のミルトン・ポーターが迎えに来てくれます。

ミルトンはいかにもテキサスという感じのカウボーイハットをかぶっていて、あまり弁護士らしく見えませんね。
ここでちょっとした悲劇がジェシカに訪れてしまいます。

走っている子供が空港の荷物運びの人にぶつかり、その人がジェシカにぶつかってジェシカが転倒。
足に怪我をしてしまいます。

さっそくジェシカは病院で手当てを受けますが、足を骨折してしまい入院することになります。
担当医はサミュエル・ガーヴァー先生です。

ガーヴァーの部下で若き医師のケニヨンとエリソンは仲が悪いみたいで、病室で言い争いが始まってしまいます。
外には丸聞こえで、ジェシカの耳にも届いていました。
車いすか松葉づえ生活のジェシカは退屈しきっていて、何か面白いことを探しているように見えますね。

その夜はガーヴァーの家でパーティーが開かれます。
パーティーも終わってしばらく経ち、ガーヴァー家の玄関のアラームがなって警備員が見に行くと、自宅の魚用の池でガーヴァーが殺されています。
どうやら、銃で撃たれたのが原因です。

翌朝、病院内はバタバタしています。
ガーヴァー先生が殺されたという情報が伝わっているみたいですね。

患者のセイディはいつも朝はコーヒーを飲むのですが、医師の指示でキャロットジュースしか飲めなくなりご機嫌ななめです。
言いたい事をはっきり言う個性的なセイディは、お気に入りキャラです。
訴訟好きなポーター弁護士よりも、ちょっと口の悪いセイディの方が思いやりがあるしユーモラスです。

ジェシカが部屋に戻ると、レイ・ジェンキンス警部補が待っていて、事件解決のためにジェシカに手を貸してほしいと頼みに来たのです。
こうして、今回もジェシカは殺人事件に巻き込まれてしまいました。
ジェシカが怪我をしていても事件は容赦なく舞い込んで来て、ジェシカはしっかり休めているのか心配になってしまいます。

さっそくジェシカは警部補と一緒にガーヴァーの自宅を見に行き、あれこれ細かな点に気づきます。
事件が起きた時刻にガーヴァーの自宅付近で看護師のジェニーが目撃されていて、警察はジェニーを逮捕します。
入院中に親身になってくれたジェニーが犯人のはずがないと、ジェシカは本格的に動き始めます。

今回はミステリー小説のような犯罪のトリックが使われていましたが、ジェシカは見事に謎を解いてくれます。
足を怪我しているとは思えないくらいジェシカは出歩いて、自ら情報収集していました。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
レイ・ジェンキンス警部補 – ボー・ホプキンス
サミュエル・ガーヴァー – スティーヴン・エリオット
ウェス・ケニヨン – サム・グルーム
ゲイリー・エリソン – マーティン・コーヴ
バーニー・オグデン – エディ・ブラッケン
ビリー・ドン・ベーカー – ジェームズ・ギャモン
ミルトン・ポーター – ケヴィン・マッカーシー
ハーラン – フレッド・D・スコット
メラニー・ベーカー – ビクトリア・キャロル

ジェニー・ウェルズ – ケイ・レンツ
ブリンドル夫人 – ルシール・メレディス
マージ・ホートン – スーザン・オリヴァー
セイディ・ウィンスロープ – マーサ・レイ

作品データ

原題:Armed Response
放送日:1985/3/31
監督:チャールズ・S・デュビン
脚本:ジェラルド・K・シーゲル

第21話 Murder at the Oasis

ジェシカは大学時代の友達ペギーに会いにカリフォルニアに来ています。
景色がとてもきれいでゴージャスなリゾート地という感じで、ジェシカも友達とゆっくりできそうですね。

ペギーの元夫ジョニー・シャノンは有名なエンターテイナーで、お茶をしているジェシカとペギーにあいさつしに来てくれます。

2人の娘テリーもやって来るのですがテリーは父親を嫌っていてわざと怒らせようと、若い男性といちゃついています。
テリーの思惑通りジョニーはテリーの連れの男ヴィックといざこざを起こしますが、その場は何とか収まりました。

その夜、ジョニーの友人兼アシスタントのバスターはミルクをジョニーに届けに来ますが、ジョニーはドアに鍵をかけてノックをしても反応しません。
ボディーガードのルーを呼んでドアを壊して中に入ってみると、ジョニーは銃で撃たれて殺されていました。

ジェシカとペギーがジョニーの家にやって来ます。
友達の元夫が殺されたのですから、ジェシカが事件を調査することになるんだろうなと予想できますね。

その頃、テリーはヴィックにお金を渡し、国外へ逃げるよう言います。
この事件を担当するのはバーンズ巡査部長。

ペギーと彼の息子ミッキーから事件を調査してほしいとジェシカは頼まれるのですが、珍しくやんわりと断ろうとしていますね。
バーンズまでジェシカを持ち上げるものですから、ジェシカも折れて調査を手伝うことにします。

さっそくジェシカはバーンズと捜査を始めます。
内部の者による犯行か、それとも外部の犯行か?

門には警備員がいてボタンを押して門を開けてもらえないと中には入れないし、入口にもセキュリティがあります。
ジョニーの部屋は中から鍵がかかっていたので、内部の者による犯行という線が濃厚です。

外で騒ぎが起きて、2人が駆けつけます。
ルーがミッキーの首を絞めていて、バーンズがルーをプールに突き落としミッキーは無事でした。

ルーは夜、ジョニーの部屋にミッキーが入って行くのを見で彼が殺したと思い込んだのですが、誤解だとわかります。
ルーはかなり大柄でボディーガードをするくらい強いですから、バーンズがやって来るのがあとちょっと遅かったらミッキーは危なかったですね。

この家族と関係者はそれぞれ秘密を抱えていて、誰もがちょっとずつ怪しいです。
最初は内部の犯行かもと思われていましたが外部の犯行の線も出て来て、さらに容疑者の幅が広がっていきます。
疑惑や謎をジェシカが1つずつひも解いていき、やがて犯人にたどり着きます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
バーンズ巡査部長 – ケン・ハワード
ジョニー・シャノン – エド・エイムズ
バスター・ベイリー – ジョーイ・ビショップ
ミッキー・シャノン – ジョゼフ・ボトムズ
ヴィック・ラローザ – ジョセフ・カリ
ルー・ロス – ジャック・オハローラン
チコ・ミラー – デイヴィッド・ボウマン
ガス – ジョン・ミランダ
ペギー・シャノン – パイパー・ローリー
テリー・シャノン – リンダ・パール

作品データ

原題:Murder at the Oasis
放送日:1985/4/7
監督:アーサー・アラン・シーデルマン
脚本:ロバート・バン・スコイク

第22話 天罰は雷雨の夜に

ジェシカはワイオミングの友人ジャック・カーバーの葬儀に参列し、ジャックの娘メアリーに励ましの言葉をかけます。
葬儀の後、みんなジャックの家に集まり、ジェシカは医師のドク、保安官のエド達とおしゃべりします。

ドクはエドのご機嫌を取るなら、保安官ではなく署長と呼ぶといいと教えてくれました。
エドは権力を持ちたがるタイプで、ジェシカはドクのアドバイス通り署長と呼んでエドに気に入られたみたいですね。

エドは女性を低く見ていて、ジェシカの本はなかなかよく書けているけど、他の作家の名前を出してそっちの方がいいなどと失礼なことを言います。
ジェシカは不愉快な思いをしたはずなのに笑顔でおしゃべりを続けていました。

ジャックの弟ティムと弁護士のサムが言うにはジャックは遺言書を残しておらず、全財産はメアリーが継ぐことになっていているようです。

ところが、カール・メスティンと妻サリーがいきなりやって来ます。
カールは「財産は自分達のものだ」と言い、何とジャックの遺言書を持っていました。

ジャックはカールと知り合いみたいですが、ティムを始めみんなから嫌われています。
メアリーの婚約者アートが怒ってカールとけんかになりそうでしたが、その場は何とか収まります。

何でジャックは娘のメアリーではなく、カールに財産を残したのでしょうか。
それとなくジェシカが聞くと、戦争でカールがジャックの命を救ったからとのことですが何だか怪しいです。

ジェシカはカマをかけてさらに聞いてみると、カールは嘘をついていました。
腹黒い男のようだから、何か裏事情があるのは明らかですね。

その夜は嵐だったのですが、翌日には嵐も去っていました。
農場の従業員が納屋で首吊り死体となったカールを発見します。

ドクによれば首を吊られる前に頭を殴られているので、自殺ではないですね。
やはり、ジェシカの行く所に事件ありで、今回も殺人が起きてしまいました。

保安官のエドがやって来ます。
署長と呼ばせていた保安官ですが実は殺人事件を担当したことがなく、手順もほとんど知りません。

ジェシカは代わりに現場を仕切って死体を下ろさせ、エドに自分の見解を話します。
エドのメンツをつぶさないようにアドバイスして捜査に協力し始め、エドはみんなから事情を聞きます。

アリバイのなかったアートを犯人だと決めつけ、アートが逮捕されてしてしまいます。
このまま放ってはおけないとジェシカはさらに調査を進めて犯人を突き止めるのですが、そこには大きな秘密が隠されていました。
ジェシカが犯人に動機や秘密を白状させ、見事に事件を解決してくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
メアリー・カーバー – キャスリーン・ベラー
カール・メスティン – クルー・ギャラガー
サリー・メスティン – ステラ・スティーヴンス
ティム・カーバー – ドナルド・モファット
ドク・ウォレス – ノア・ビアリー・Jr
ビル・カーモディ – J・D・キャノン
アート・メリック – ジェフ・オスターヘイジ
エド・ポッツ保安官 – クリフ・ポッツ
サム・ブリーン弁護士 – ウィリアム・ウィンダム

アリス – ブルック・アルダーソン
エマ – エディス・ディアス
ヘイスース – エフレイン・フィゲロア

作品データ

原題:Funeral at Fifty-Mile
放送日:1985/4/21
監督:セイモア・ロビー
脚本:ディック・ネルソン

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