ジェシカおばさんの事件簿 シーズン2 第19話~第20話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン2 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン2第19話から第20話のあらすじと感想です。

第19話 時間のズレが致命的

ジェシカの小説が載る予定の出版社が実業家クリストファー・バンディに買取られ、グラビア雑誌に小説が載ることになってしまいました。
グラビア誌にミステリー小説が載っても、あまり読まれないですね。

ジェシカとしては小説の取り下げを希望しているのですが、多忙なバンディ氏に何度電話しても出てもらえません。
そこで、ジェシカは契約破棄をしてもらうため、グレイディと一緒にバンディ家へと向かっています。

ちょっと抜けたところがあるグレイディですが何だか憎めないし、いつもジェシカの力になってくれる愛らしい甥っ子ですね。
どうやらグレイディはまた彼女と別れたらしく、恋人運には見放されているようです。

やっとジェシカはバンディ氏に会えたかと思ったら仕事で忙しいらしく、助手のバートに屋敷を案内してもらい家族のみんなを紹介してもらいます。
バンディ家は金持ち一家なので、やはり家族も個性的な人が多いですね。

バンディは契約は有効だと言って、明日、弁護士を交えて話し合いを行おうということになります。
ジェシカは防犯カメラに気づき、この屋敷にはあちこちに防犯カメラが仕掛けられているようですね。

ジェシカとグレイディはバンディ家に泊まることになり、バンディ家の人達と夕食を共にします。
そこへ、バンディが乗っ取ろうとしている出版社の社長チェスター・ハリソンが怒鳴り込んで来て、別室で2人で話し合うようです。

書斎へ本を探しに来たジェシカはチェスターと再会します。
実はジェシカとチェスターは顔見知りで、世間は狭いですね。
バンディは強引な方法でチェスターの出版社を買取ろうとしていると聞いて、弁護士を立ててバンディと戦うよう励まします。

翌日、ジェシカはヴァネッサのすすめで警備室で防犯カメラのモニターを見に行きます。
警備員のピートが説明してくれてカメラの映像を見ていると、突然銃声が鳴り響きます。

急いでジェシカとピートは外に出てみると、背後から撃たれたバンディが階段から転げ落ちて来て、そのまま亡くなってしまいます。
みんなが銃声に驚いて集まって来て、バートがその場を仕切ります。

ちょうどチェスターはバンディ家を車で出て行くところでした。
チェスターは急いでバンディ家から逃げたように見えて、彼が犯人だとバート達は考えているようです。
やがて、警察はチェスターが容疑者だとして逮捕して連行します。

逮捕される前にジェシカはチェスターから助けを求められ、事件のことなど知らず弁護士に会いに行こうとしていたと伝えます。
ジェシカはチェスターを信じて捜査を進め、微力ながらグレイディもサポート。

財産争いやビジネス関連、IRS(内国歳入庁)まで出て来て、なかなか楽しめる内容でした。
犯罪のトリックが複雑でしたが、そこもジェシカは見事に謎解きしてくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
グレイディ・フレッチャー – マイケル・ホートン
クリストファー・バンディ – バート・コンヴィ
オスカー・グレコ警部 – ロバート・コスタンゾ
アントニオ・ダルジェント – ボビー・ディ・シッコ
エベレット・チャールズ・ジェンセン – ロバート・フックス
レイチェル・ダルジェント – キャロル・ローレンス
ミリセント・ポッター – キャサリン・モファット
ヴァネッサ・ダルジェント – ミシェル・ニカストロ
バート・ヤードリー – アレックス・ロッコ
チェスター・ハリソン – ロバート・スタック
ピート・モーガン – エリック・サーバー

作品データ

原題:Christopher Bundy – Died on Sunday
放送日:1986/3/30
監督:ピーター・クレイン
脚本:ジェラルド・K・シーゲル

第20話 テニスのスター 天に昇る

ジェシカは元教え子でテニスクラブの仕事をしているキャロル・マクダーモットに頼まれて、テニスのチャリティ・イベントに出席します。
エキシビションでキャロルはオーナーのエリオットと試合をして会場も大盛り上がりで、ジェシカも楽しんでいますね。
試合が終わった後、ジェシカはキャロルにフィアンセのブライアンを紹介してもらいます。

やがて、ブライアンとドニーの試合が始まりますが、ドニーが審判に文句を言ってもめています。
キャロルがこの場をまとめてドニーにコートへ戻るよう言って、試合続行です。

夜になってテニスクラブでパーティーが開かれ、ジェシカも参加します。
赤いドレスがとてもお似合いで、とても華やかですね。

人気テニスプレーヤーのシシー・バーンズが試合を辞めると言い出し、エリオットは今すぐシシーとの契約書を確認したいと、キャロルに書類を持って来るよう指示します。
ドニーもそうですが、シシーもわがままだし自分勝手で、テニスプレイヤーは強烈な性格の人が多いのでしょうか。

契約書はキャロルの家にあるというので、ブライアンが彼女の家まで取りに行くと申し出てくれます。
キャロルの車で出かけようとしたその時、車が爆発してブライアンは亡くなってしまいます。
派手な爆発でこのドラマ初の爆破事件となり、ジェシカも捜査のやりがいがありそうですね。

警察がやって来て、ブライアンともめていたドニーや彼のマネージャー、ミッチから話を聞いています。
事情聴取をしている様子をジェシカはこっそり見ていてさりげなくその場を離れようとしますが、トラビス警部がジェシカの後を追って来ます。

警部はジェシカの功績を知っていて意見を求めます。
ブライアンは偶然キャロルの車で出かけようとしていたから狙われたのはキャロルだと、ジェシカは自分の考えを話します。
今回の警部はジェシカに寄り添ってくれそうだから、ジェシカも動きやすいでしょうね。

ジェシカはキャロルに付き添って家へ行き、その夜は彼女の家に泊まることにします。
妹のバーバラに連絡すればとすすめますが、キャロルはバーバラと何かあったようで怒って部屋へ行ってしまいました。
電話がかかって来てジェシカが出るのですが、キャロルじゃないとわかると相手は電話を切ってしまいます。

翌日、フィアンセが死んだばかりなのにキャロルは仕事に復帰し、ジェシカは心配しています。
エリオットにバーバラに来てもらおうと提案しますが、バーバラは3年前に飛行機事故で死んだそうです。
キャロルはそんなことは言っていなかったけど、どういうことでしょうか。

そして、第2の殺人が起き、キャロルが有力な容疑者となってしまいます。
2つの殺人事件、バーバラは生きているのかなど事件は入り組んでいますが、ジェシカの手にかかればきれいに解決です。

映画「ターミネーター」のサラ・コナー役だったリンダ・ハミルトンがキャロル役で、サラとは真逆の役柄だったけど上手くはまっていました。
序盤で死んでしまって出番がほとんどなかったブライアン役は「ブレイキング・バッド」のウォルター役の ブライアン・クランストンで、若い頃はイケメンだったんですね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ミッチ・マーサー – デニス・コール
ブライアン・イースト – ブライアン・クランストン
バーバラ・マクダーモット – カーリン・クロケット
キャロル・マクダーモット – リンダ・ハミルトン
エリオット・ロビンソン – ヴァン・ジョンソン
シシー・バーンズ – ケリー・マロニー
ドニー・ハリガン – ダグ・マッケオン
レン・ベルガー警部 – バリー・プリマス
ドリス・ロビンソン – ベッツィ・ラッセル
タッド・トラビス警部 – デヴィッド・スピルバーグ

作品データ

原題:Menace, Anyone?
放送日:1986/4/6
監督:アーサー・アラン・シーデルマン
脚本:ロバート・B・シャーマン

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