ジェシカおばさんの事件簿 シーズン3 第13話~第15話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン3 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン3第13話から第15話のあらすじと感想です。

第13話 殺人はハリケーンの夜に

腰を痛めてベッドから出られないジェシカの面倒をみるため、甥のグレイディがジェシカの家に来ています。
グレイディはあまり料理が上手ではないようで、ジェシカはちょっと不満を持っています。

それでも、一生懸命に世話をしてくれるグレイディには感謝していて、夕食がまずそうだなんて言ったりせず笑顔でお礼を言っていますね。

ちょうどセスが様子を見に来て、何かあったらすぐに駆けつけると緊急ブザーをジェシカに渡します。
ジェシカはこっそりセスに何か食べ物を持って来てと頼みます。

お昼過ぎにジェシカは電話をかけようとしますがハリケーンのせいで混線してしまって、男性二人の会話が耳に入ってきます。
何者かがお金持ちの老人を殺すよう殺し屋に依頼しているという内容です。

風が激しくて窓が開きジェシカはグレイディを呼んで窓を閉めてもらった後に電話を聞いてもらうのですが、その時にはもう電話は切れていました。
殺人を計画している電話なのでジェシカは何とかしようとセスとグレイディに話すのですが、2人はジェシカの勘違いだと思っているようですね。

ダイナーに見慣れない男がいてエイモスの乗るパトカーを見て急いでトイレから店の外に出て、自分のトラックで逃げ出します。
ちょうど自転車でグレイディがエイモスを探しに来て、男の乗ったトラックに引かれそうになりました。

グレイディはジェシカが聞いた混線電話のことを、エイモスに話します。
エイモスも本気にしていないようで、ジェシカの家までやって来て興奮するジェシカをなだめようとします。
今夜キャボット・コーヴでは誰も殺されない。
自信たっぷりなエイモスがジェシカとした約束は、破られることになります。

翌日、ニュースでキャロット・コーヴ郊外に住む富豪の老人ジェド・ロジャースが銃で殺されたというニュースが流れていました。
ロジャース氏が殺された現場でエイモスは捜査中で、家族に話を聞いています。
ジェシカは自分の代わりに目や耳になってほしいと言ってグレイディに現場へ行き、現場の様子をスケッチして来てほしいと頼みます。

グレイディではちょっと頼りないと心配になりますが、過去にもグレイディはジェシカの事件解決に役に立ったこともあるので、まあ大丈夫でしょう。

今回はジェシカは完全にベッドから出ることができず、グレイディやセス、エイモスから聞いた話と電話の内容、自分の推理力のみで事件を解決しないといけません。

怪しかった容疑者が殺されたりと、前途多難ですね。
動けないジェシカの命を狙って何者かが侵入する終盤はかなりスリリングでした。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー保安官 – トム・ボズリ
グレイディ・フレッチャー – マイケル・ホートン
セス・ハズリット医師 – ウィリアム・ウィンダム
ドーディ・ロジャース – コリーン・キャンプ
ゴードン・ロジャース – トニー・ダウ
レスリー・キャメロン – ステファニー・ダンマン
アダム・ロジャース – ジェームズ・キャロル・ジョーダン
モナ – ジゼル・マッケンジー
モーガン・ロジャース – サンディ・マクピーク

エイベル・ゴーシー – ヘンリー・ブランドン
チャーリー・ウェルズ – ジェームス・マッキンタイア

作品データ

原題:Crossed Up
放送日:1987/2/1
監督:デヴィッド・ヘミングス
脚本:スティーヴン・ロング・ミッチェル、クレイグ・W・ヴァン・シックル

第14話 死に神は短調で歌う

今回のエピソードはいつもと違っていて、ジェシカは活躍しません。
ジェシカの新作「死に神は短調で歌う」の内容を、ジェシカが紹介してくれます。

新しい試みで新鮮ですが、ジェシカが出て来ないとちょっと寂しいですね。
甥のレイモンドがプレゼントしてくれたサンダルはちょっと派手すぎて、ジェシカは気に入っていないみたいだけど、けっこうお似合いです。

チャドと恋人のジェニー、友達のマイケルの3人は同じ大学に通う友達同士です。
3人はバーにやって来てくつろいでいると、女性がピアノを弾いて歌い始めました。

マイケルは曲を聞いて自分の作った曲だと言い出し、ピアノの所へ行って楽譜を確かめます。
マイケルはこの曲を作って課題としてストーナム教授に提出していました。
つまり、ストーナム教授が生徒の曲を盗んで、自分の曲として発表したということでしょうか。

怒ったマイケルはそのまま楽譜を持ち去り、ストーナム教授の所へ急ぎます。
教授はオーケストラの練習中で、後でオフィスに来てくれとマイケルに伝えます。

マイケルは楽譜を見せて教授に説明を求めると、教授は悪びれずに曲を盗んで別名義で発表したと認めます。
騒ぎになっても困らないと言っていて、自分は教授でただの大学生の言い分は誰も信じないとマイケルを脅します。

開き直って生徒に圧をかけて脅すなんて、教授のやることではありませんね。
ちょうどパパジアン教授が入って来たので、ストーナム教授はマイケルを部屋から追い出します。

ストーナム教授の妻クリスティーンは夫がしょっちゅう仕事だと出かけていたのですが、そうではないことを知っています。
浮気をしていたのかと尋ねるのですが、教授は適当にごまかして妻をなだめます。
生徒の曲を盗むような教授で横柄な態度を取っていますし、浮気をしていると聞いても驚きません。

その夜、大学内では抗議デモが行われています。
マイケルは自分の曲のスコアを取り戻そうと、ストーナム教授のオフィスに侵入するつもりです。
ちょうど教授は電話中だったので、しばらく向かいの部屋に隠れて様子をうかがうことにしました。

すぐに教授は別の所へ電話しますが、相手は出ません。
パパジアン教授がストーナム教授のオフィスに入って行き、何か文句を言っているみたいです。
マイケルはそんなやり取りをぼんやりと耳にしながら、窓の外の抗議デモを見ていました。

ようやく教授がオフィスから帰ったようなので、マイケルはオフィスに侵入してキャビネットからスコアを探しています。
ちょうど警備員がやって来て電気を点けると、教授は床に倒れて殺されていました。

友人マイケルを救おうと、法学部の友達チャドが探偵役となって事件の捜査を始めます。
チャドの恋人ジェニーももちろん手伝ってくれました。
事件関係者を集めてその夜に起こったことを再現し、チャドは見事に犯人を見つけ出しました。

ジェシカほどの実力はまだありませんが、チャドはなかなか賢くてひらめきもありますし探偵役として優秀でしたね。
内容はそれなりに楽しめましたが、やはりジェシカがいない分物足りなさを感じます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ハリー・パパジアン教授 – ルネ・オーベルジョノワ
チャド・シンガー – ショーン・キャシディ
マイケル・プレンティス – ポール・クレメンズ
マックス・ヘリンジャー – ハーブ・エデルマン
クリスティーン・ストーナム – カレン・グラッスル
タイラー・ストーナム教授 – ジョージ・グリザード
アウグスト・サイモン副総長 – トム・ハリック
リーガン・ミラー – ジェニファー・ホームズ
ダニー・ヤング – スコット・ジャコビー

ジェニー・クーパースミス – ダイナ・マノフ
レイモンド・パーネル – アレックス・ヘンテロフ

作品データ

原題:Murder in a Minor Key
放送日:1987/2/8
監督:ニック・ハビンガ
脚本:ジェラルド・K・シーゲル、ピーター・S・フィッシャー、アーサー・マークス

第15話 人気キャスターの死

ジェシカはテレビ出演のためデンバーのテレビ局KBLRに来ています。
ここでは友人ジェーンの夫スティーブがプロデューサーとして働いています。

局長のロバートに案内されて局内を見学していたジェシカとジェーンは、KBLRの看板番組「ボトム・ライン」でホストを務める人気キャスターケネス・チェンバースのオフィスにやって来て、彼を紹介されます。

チェンバースはいつも高圧的な態度で扱いにくいので、スティーブだけでなく他のスタッフからもやや嫌われているようですね。
アシスタントのライアンがチェンバースの肩や椅子にコーヒーをこぼしてしまい、チェンバースのオフィスのテレビが壊れています。
気の短いチェンバースは怒り爆発で、ジェシカ達は早々に退散することにしました。

ジェシカはジェーンやスティーブ達と食事に出かけますが、仕事だとスティーブは呼び戻されてしまいます。
その夜、清掃員のバート・タナカがチェンバースのオフィスを掃除していたら、彼が椅子に座って死んでいるのを発見します。
椅子越しに背中から2発拳銃で撃たれて死亡していました。

チェンバースは嫌なヤツでしたからみんなから恨まれていたし、殺されるなら彼だろうと誰もが思ったのではないでしょうか。

翌日、ジェシカとジェーンがスタジオにやって来ると、警官達がウロウロしています。
フラニガン警部が捜査の担当者で、スティーブを疑っているみたいです。
警部はスティーブを尋問しようとしていて、ジェシカは小説の参考にしたいと尋問に同行します。

ジェシカは人の懐に入り込むのが上手くて、自分の探偵としての能力や実績をアピールするよりもこの方が情報を得られると思ったのでしょうね。
死亡時刻は22時から0時の間です。

警部はスティーブにアリバイを聞き、スティーブはチェンバースと口論した後、1人で車で出かけたのでアリバイがありません。
そんな中、警官がスティーブの車から凶器の銃を見つけ、スティーブは逮捕されてしまいます。

ジェシカはスティーブには動機もらしきものはないと反論するのですが、警部は聞いてくれません。
よくあるパターンで、ジェシカは自分で捜査するしかなくなりましたね。

ロバートは犯人はスティーブかもしれないと言い始めますが、ジェシカはきっぱりと否定します。
チェンバースと対立していたジョー、チェンバースの元アシスタントのクレアなど、怪しい人物はいます。

ジェシカは関係者達と話して、徐々に犯人に迫って行きます。
ある人物との会話でピンと来てジェシカは犯人をおびき出し、危険な状況になりますが見事に犯人を捕まえてくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
リネット・ブライアント – エイドリアン・バーボー
ジェーン・ホーニング – ジュディス・チャップマン
ルー・フラニガン警部 – バリー・コービン
クレア・ヘンリー – パット・クラウス
スティーブ・ホーニング – ロバート・F・ライオンズ
ケネス・チェンバース – ロッド・マッケリー
ジョー・リナルディ – ジョー・サントス
ロバート・ウォーレン – モーガン・スティーヴンス
バート・タナカ – ジョージ・タケイ

ライアン・モンロー – ブライアン・マシューズ
リック・コールマン – ポール・トンプキンス

作品データ

原題:The Bottom Line is Murder
放送日:1987/2/15
監督:アンソニー・プレン・ショウ
脚本:スティーヴン・ロング・ミッチェル、クレイグ・W・ヴァン・シックル

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