ジェシカおばさんの事件簿 シーズン3 第16話~第18話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン3 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン3第16話から第18話のあらすじと感想です。

第16話 八百長は死で報われる

ジェシカは友人のハリーから頼まれて、ボクシングの試合のためにお金を貸す。やがて、試合のプロモーターが殺されてハリーは容疑者として留置場へ。ジェシカはボクサーのマネージャーになってしまう。

あらすじ・感想

ジェシカは友人の私立探偵ハリー・マグローから窮地に立たされたという連絡があり、ボストンに来ています。
人探しの仕事を5000ドルで受けたのですが行方不明だった人が戻って来たので仕事はキャンセルになり、依頼主から5000ドル返せと言われたそうです。

仕事の依頼からどのくらい経っているのかわかりませんが、ハリーなら入って来たお金をすぐに使ってしまいそうですね。
そこで、借金返済のためにボクサーブラスター・ボイルのマネージャーになりました。

ボクシングの試合をしないとお金にならないので、コスモ・ポンジーニのジムにやって来たというわけです。
ブラスターの試合を成立させようとハリーは頑張ったのですが、ジムを追い出されてしまいました。

しばらくして、ハリーの部屋にプロモーターのタルマッジが訪ねて来て、ショーン・シャリーとブラスターの試合をやらないかと持ちかけられました。
急にプロモーターが意見を変えるなんて、裏がありそうですね。

そして、この話とジェシカはどうつながるのでしょうか。
ハリーはボクシングというものはお金がかかるので、ハリーとブラスターに金を投資してほしいとジェシカに頼みます。

要するに試合をするにはお金が必要で、ハリーは資金不足なのでジェシカに頼ったというわけですね。
友達思いで優しいジェシカは、5000ドルの小切手をハリーに渡します。

ハリーが電話しに行っている間、ブラスターはジェシカに心から感謝しているとお礼を言います。
ジェシカは試合を頑張ってと励ましますが、実は試合は八百長で負けることが決まっているらしいです。

ブラスターは引退後に酪農をやるつもりで、その資金稼ぎをするつもりです。
ジェシカはちょっと残念な気持ちになりましたが、ひと仕事終えてなつかしの我が家へ戻って行きます。

その後、ジェシカの元にスポーツ記者のデイブ・ロビンソンから電話がかかってきます。
ブラスターのマネージャーとして書類にジェシカの名前が載っている理由を聞かせて欲しいと言っていますが、ジェシカには何のことだかわかりません。
きっと、ハリーの仕業ですね。

すぐにジェシカはハリーに電話しますが、電話に出たのはケイシー警部。
ハリーはプロモーターのウェイド・タルマッジ殺しで逮捕されたので、電話には出られないと言っています。
とんでもないことになっていて、ジェシカはボストンへと急ぎます。

愛すべき探偵のハリー登場でしたが、今回はあまり活躍の場はありませんでしたね。
代わりにジェシカが殺人の捜査をしたり、ボクサーのマネージャーとしてトレーニングに付き合ったりと大忙しでした。

テレビから流れて来た一言でひらめきを得て、ジェシカは見事に事件を解決。
ジェシカの行く先々にボディガードとして付いて来たブラスターはとても忠実だし、役に立っていましたね。
ジェシカは犯罪捜査で何度も危険な目にあっているから、ボディガードは必要かもしれません。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ハリー・マグロー – ジェリー・オーバック
ナサニエル・ケイシー警部 – レイ・ジラーディン
ドク・ペンローズ – ジョン・エイモス
コスモ・ポンジーニ – アーネスト・ボーグナイン
デイブ・ロビンソン – レヴァー・バートン
デニス・マコーネル – ブラッドフォード・ディルマン
ロイス・エイムズ – カレン・ケイ
ショーン・シャリーン – マイケル・マグレイディ
パム・コリンズ – リン・ムーディ

ブラスター・ボイル – ハロルド・シルヴェスター
ウェイド・タルマッジ – アダム・ウエスト
サンチェス – リチャード・ブラボー

作品データ

原題:Death Takes a Dive
放送日:1987/2/22
監督:セイモア・ロビー
脚本:ピーター・S・フィッシャー

第17話 さようなら私の絵

ジェシカの友人で有名な画家がアトリエで殺される。彼の価値ある絵が盗まれていた。容疑者として捕まったのは画家の家の家政婦。シングルマザーの彼女は秘密を隠していた。

あらすじ・感想

ジェシカは友人で有名な画家サイモン・セインに食事に招待されます。
シングルマザーのアイリーンは生活が苦しく息子トミーに自転車を買ってやれないのを知り、ジェシカはガレージにあった夫の自転車をプレゼントしたいと伝えます。

アイリーンはタダでもらうわけにはいかないと断ろうとしますが、ジェシカはいいことを思いつきます。
学校が終わったらトミーに庭の草むしりをしてほしいと頼み、アイリーンもOKしてくれました。
アイリーンもジェシカの気持ちはうれしかったでしょうが、タダでもらうのは同情されているみたいでイヤだったのでしょうね。

夜になりサイモンの家で食事会が開かれ、ジェシカを始めサイモンと親しい友人たちが集まっています。
夏の間サイモンは絵を描いていたのですが、みんなが見せてほしいと頼んでも見せてくれませでした。
夜も更けて食事会もお開きとなります。

アイリーンはサイモンの家で給仕をしていました。
帰宅したアイリーンはドレスに付いた血のようなものを一生懸命洗っていると、目を覚ましたトミーが入って来ます。

アイリーンはベッドに戻るよう言います。
アイリーンは動揺していたし明らかに血を洗い流していたから、何やら事件に巻き込まれたようですね。

翌朝、エイモス達がセインの家へやって来ます。
サイモンの妻エレノアはショックで泣き崩れ、アトリエの床には肉切ナイフで胸を刺されたサイモンが倒れていました。

さらに、サイモンが誰にも見せていなかった絵も消えていました。
誰かがサイモンの絵を目当てに彼を殺したのでしょうか。

エイモスが事情を聞きにジェシカの所へやって来て、出席していた人々のことを話します。
エレノアはアイリーンがまだ残っていて、仕事をしていたようだと言っています。

エイモスがアイリーンの家に事情聴取に行き、彼女は深夜0時頃に帰宅したそうです。
しかし、エイモスの部下がサイモンの家の近くで深夜1時頃、アイリーンを見かけています。
さらに、アイリーンの家のゴミ箱から、血のついた洋服が見つかりました。

アイリーンが犯人だとは思いませんが、何か隠しているのは確かですね。
やがて、アイリーンの服についていた血はサイモンのものだとわかり、彼女は逮捕されてしまいます。
ジェシカはアイリーンから助けを求められ、アイリーンから真実を聞き出し捜査を始めます。

エイモスは意外と面倒見がよくて、トミーに草むしりのコツを教えたり一緒にボール投げをしたりと、楽しんでいたのが印象的です。
ジェシカは相変わらず鋭かったですが、最後の最後に本当の犯人にたどり着きました。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー保安官 – トム・ボズリ
セス・ハズリット医師 – ウィリアム・ウィンダム
エレノア・セイン – ダイアン・ベイカー
サイモン・セイン – フォスター・ブルックス
キャロル・セルビー – アン・デューセンベリー
フェリックス・キャスロー – レナード・フレイ
アイリーン・ラトリッジ – テス・ハーパー
キャッシュ・ローガン – スティーヴ・ウィンウッド
ジョージ・セルビー – ディック・サージェント

トミー・ラトリッジ – クリス・ヘバート
マーサ・ソマーズ – ダリル・リン・ウッド
コリンズ巡査 – フィリップ・クラーク

作品データ

原題:Simon Says, Color Me Dead
放送日:1987/3/1
監督:ケヴィン・G・クレミン
脚本:ロバート・E・スワンソン

第18話 ショーマンは悲しからずや

けんか別れをした2人のコメディアンの子供同士が婚約し、パーティーが開かれる。コメディアンの1人が何者かに刺されるが、軽傷だった。翌日、元マネージャーが遺書を残して首吊り自殺する。

あらすじ・感想

マック&マレーは一世を風靡したコメディアンでしたが仲違いをしてコンビ解散して以来、今では犬猿の仲。
現在、マックはトークショーの司会者となり、マレーは山奥のロッジを経営しています。

マックの息子キップとマレーの娘コリーが婚約し、マレーのロッジで婚約パーティーが開かれることになりました。
友人でもあるジェシカもロッジにやって来ます。
キップ役はジョージ・クルーニーで、若い頃からダンディでカッコいいですね。

食事が始まり最初は和やかな雰囲気だったのですが、すぐにマックとマレーの口論が始まってしまいます。
せっかくのパーティーが台無しになりそうだったので、元経理のフィルは乾杯しようと提案します。

マックが軽くスピーチをしてみんなで乾杯をするのですが、マレーは気に入らずグラスを叩きつけてしまいます。
この2人の確執はかなり深いようですね。

どうやらビジネスのことでもめていたらしく、2人の他にもフィルと元マネージャーのファーリーも意見が違っていて対立しています。
マックもマレーも腹を立てていて、それぞれの部屋に帰って行きました。
ディナーは散々な結果になり、キップとコリーはかわいそうですね。

ジェシカはファーリーとお酒を飲んでいると、マレーの悲鳴が聞こえてきます。
急いで部屋へ行ってみるとマレーは部屋から出て来て廊下に倒れ込み、背中には刺されたような傷がありました。

ジェシカは手当てするためにガーゼなどを取りに行くと、床にナイフと歯ブラシが落ちていました。
マレーの傷はそれほどひどくはなく、マレーはマックがやったと思っているようです。

地元の若い警察のチーフ代行ワイリーがやって来ます。
彼は経験が浅く証拠のナイフを素手で触ろうとして、ジェシカがハンカチを貸してあげます。
頼りない警官で、ジェシカのサポートなしでは事件は解決しそうにないですね。

ジェシカは内部の者による犯行だろうと考えを伝え、ロッジにいるみんなのアリバイ確認をするようすすめます。
フィルの姿が見当たらずコートもなくなっています。

翌朝、砂糖を探しにジェシカは倉庫に行くと、首吊り死体となったフィルを見つけます。
遺体には遺書のようなメモがあり、「マレーを刺してすまない」と書かれてありました。

警察はフィルがマレーを刺し、罪の意識を感じて自殺したと見ているようです。
しかし、ジェシカは納得のいかない点が多く、これは自殺ではなく殺人だと確信しています。
ワイリーチーフ代行を上手に巻き込んで、ジェシカは見事に2つの事件を解決します。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
キップ・ハワード – ジョージ・クルーニー
トゥルーディ・ハワード – パット・クローリー
ファーリー・プレスマン – ジョージ・ファース
マレー・グルーエン – バディ・ハケット
フィル・リンカー – アート・ジョンソン
ワイリー・レッドベター – デヴィッド・ネル
マック・ハワード – スティーヴ・ローレンス
ノーマ・ルイス – シェリー・ノース
コリー・グルーエン – ベス・ウィンザー

ミズ・クライン – パット・デラニー
ヘンリエッタ – アリス・ナン
ドクター・ワース – リチャードソン・モース

作品データ

原題:No Laughing Murder
放送日:1987/3/15
監督:ウォルター・グローマン
脚本:トム・ソーヤー

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