ジェシカおばさんの事件簿、シーズン4第4話から第6話のあらすじと感想です。
第4話 過去との決別
旧友を訪ねて彼女が院長を務める修道院にやって来たジェシカ。修道女の1人が薬の過剰摂取で自殺し、遺書代わりの聖書の一節が置かれていた。しかし、院長は自殺だとは思っておらず、ジェシカは事件を調べ始める。
あらすじ・感想
ジェシカは学生時代の友人クレアが院長を務める修道院に滞在しています。
おごそかな雰囲気の修道院ですが、内情はちょっとごたごたしているようですね。
有名人のジェシカはさっそく、市長夫人のマリアンにつかまってしまいました。
マリアンはずっとしゃべりっぱなしで強引な人ですが、ジェシカはにこやかに対応しています。
内心はちょっと迷惑だったのかもしれないけど、できた大人のジェシカは顔に出したりしません。
私立探偵のレイ・カーターが訪ねて来ます。
15年前に家出して修道院に来た少女リンダを探しているのですが、クレアには心当たりがありません。
修道女のエミリーなら何かわかるかもしれないと、ジェシカがアドバイス。
エミリーは記録保管係をしていて何かわかったら知らせると、レイを追い帰してしまいます。
エミリーはその少女について、何か知っているのかもしれませんね。
ジェシカが本を探していると修道院に来客があり、ジェシカが対応します。
医師のマーシャルがエミリーに薬を届けに来て、別の修道女ポーラに案内を頼みました。
ポーラはいつもかかっている先生とは違う先生だと、ボソっとつぶやきます。
ジェシカがそろそろ寝ようとした時、悲鳴が聞こえてきて駆け付けます。
エミリーが机でうつ伏せに倒れていて机には薬が散乱し、かたわらには遺書のようにも見える聖書の一節が書かれていました。
ジェシカが彼女の手首の脈を確認し、死んでいるのがわかります。
修道院だろうと、ジェシカが行くところには事件がついて回るのがセオリーですね。
警察の調べによると自殺で、薬を過剰摂取しているとのことです。
しかし、院長のクレアはエミリーが自殺なんてするはずがないと信じていません。
ジェシカはクレアを信頼しているから、他殺かもと思ってひそかに調査を開始します。
もしかしたら、探偵が探していた少女とエミリーの死は、何か関係があるのかもしれませんね。
若い修道女のサラはボーイフレンドのマイクと何だかトラブっていて、いつからかサラがいつもしていた自慢の十字架をしなくなっています。
市長とおしゃべり好きな市長夫人マリアンは、探偵のことを警戒していますね。
初日にジェシカが窓越しに見た女性ナンシーもワケアリの様子。
いつもの医者じゃなく急に訪ねて来て薬を処方した医師のマーシャルなど、エミリーが自殺ではないなら容疑者は何人もいます。
古い地図を手に入れて深夜に地下を探しまわったりと、相変わらず危険をかえりみないジェシカの捜査は成功し、今回も見事に正義の鉄槌を下すことができました。
キャスト
ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
マリアン・シンプソン – アイリーン・ブレナン
ナンシー・ベイツ – シンディ・フィッシャー
レイ・カーター – クルー・ギャラガー
エミリー – イヴリン・キース
マイク・フェルプス – マーク・キールーン
アルバート・シンプソン市長 – エド・ネルソン
ドクター・グレッグ・マーシャル – スコット・ポーリン
クレア – ジェーン・パウエル
パトリック・シェア司祭 – ロバート・プロスキー
ポール – オードリー・トッター
サラ・マルティノ – シェリー・ストナー
エイミー – ウェンディ・ブレイナード
作品データ
原題:Old Habits Die Hard
放送日:1987/10/11
監督:ジョン・リュウェリン・モクシー
脚本:クリス・マンハイム
第5話 内助の愚行
ジェシカが役員を務める会社の会長が死亡。事故死だと思われているが、ジェシカは殺人を疑う。容疑者は次の会長の座を狙う重役連中だと見て、ジェシカは捜査を進める。
あらすじ・感想
バーネット産業の取締役会が開かれることになり、昔から役員を務めているジェシカも重役達と共にバーネット家に招待されます。
重役たちはみんなアクが強い人たちばかりで、それぞれ思惑がありそうですね。
会長のダンカン・バーネットと妻のリディアとは、ジェシカは親しくしています。
重役たちはダンカンが会長の座から引退するのではと予想していますが、どうでしょうね。
みんな表向きはなごやかな雰囲気で、食事やお酒を楽しんでいます。
ダンカンは心臓の薬を飲んでいて、リディアは薬の時間だとダンカンに告げます。
日ごろから彼は健康には気を付けていて、お酒もほとんど飲みません。
みんなの前で引退する意志がないことを発表し、次の会長の座を狙っていた者たちは落胆の色を隠せずにいました。
ダンカンはまだまだ元気で、長生きするつもりみたいです。
予想が外れた重役たちはかなりガッカリしていましたね。
みんな部屋へと戻りジェシカも寝室で読書中でしたが、枕元のライトがちらつきました。
やがて朝になり、女性の悲鳴でジェシカは飛び起き、声のする方へと行きます。
悲鳴の主はリディアで、バスタブの中でダンカンが死んでいたのです。
バスタブにはテレビも一緒に浸かっていて、感電死した様子。
医師の見立てでは、感電して心臓発作を起こしたのが死因だとのことです。
ジェシカはショックを受けているリディアをとても心配していますが、チラっと見かけたブランデー入りのグラスが消えているのを見逃しませんでした。
重役の1人モーガンはジェシカに、緊急で役員会を開くと告げに来ます。
ジェシカはダンカンは事故死ではなく殺人だと考えていますが、さすがに証拠がなくて大っぴらには動けません。
役員会では次の会長候補の投票が行われ、モーガンと役員のトムが同票となります。
長時間話し合い、臨時でモーガンが会長を務めることになりました。
モーガンは会長になりたいと狙っていたし、妻ヴァージニアも大喜びです。
ジェシカはそれとなく、ダンカンの死は殺人かもしれないとほのめかします。
モーガンとヴァージニアは早めに寝たので何も知らないなんて言っているけど、ちょっと態度がおかしいですね。
役員のスプルースはあまり会長職に興味がないようで、会社の株を売るつもりみたいです。
翌日、ダンカンの葬儀が行われます。
ジェシカは医師にこっそりと、ダンカンは心臓の薬を誰かに飲まされて殺されたかもしれないと自分の見解を話します。
例の消えたブランデーから、推理したのでしょう。
ダンカンの死は事故か毒殺か?それとも?
動機がある者や実際に行動を起こした者など、複数の容疑者の中からジェシカは犯人にたどり着きます。
キャスト
ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
リディア・バーネット – ジョアンナ・バーンズ
モーガン・マコーマック – リチャード・ベイマー
ニコール – リン・カーリン
ケイト・ダットン – ナンシー・デュソールト
セリーナ – ジェニリー・ハリソン
ドクター・レオン・チャツワース – リチャード・ジャッケル
アン・ハサウェイ – アンドレア・マルコヴィッチ
スプルース・オズボーン – サンディ・マクピーク
ヴァージニア・マコーマック – ジョアンナ・ペティット
トム・ダットン – ローレンス・プレスマン
Q・L・フラブソン – レイ・ウォルストン
ダンカン・バーネット – コーネル・ワイルド
作品データ
原題:The Way to Dusty Death
放送日:1987/10/25
監督:ニック・ハビンガ
脚本:フィリップ・ガーソン
第6話 やっぱり いとこも名探偵
イギリスに住むジェシカのいとこエマは、昔の恋人ジェフリーから会いたいと屋敷に招待される。ジェフリーとピクニックに出かけるが、ジェフリーが死亡。病気で死んだと思われたが毒殺だとわかり、エマは事件を調べ始める。
あらすじ・感想
久々にジェシカのいとこエマが登場。
以前のエピソードではエマとジェシカの2人が一緒に事件を解決しましたが、今回はエマ単独でのエピソードです。
ジェシカよりちょっと派手で華やかで、いつもと雰囲気が違いますね。
エマが友人とバーで楽しんでいると、ハンフリーという男性が会いに来ます。
ハンフリーはジェフリー・コンスタブル・ブラックバーン子爵の使いで、ジェフリーはエマの昔の恋人。
ジェフリーは病気でエマに会いたいそうで、さっそくエマはブラックバーン家へと向かいます。
屋敷にはブラックバーン家の家族も集まっていますが、お金持ちあるあるで何やら憎しみや嫉妬がうずまいていそうな雰囲気ですね。
ジェフリーの頼みでエマはピアノを弾きながら歌をひろうし、ジェフリーも大喜びです。
エマを演じているジェシカ・ランズベリーさんはトニー賞の受賞経験がある実力者なので、素晴らしい表現力と歌声でした。
ジェフリーとエマはすっかり若い頃に戻ったみたいで、素敵なカップルですね。
翌日、ジェフリーはエマにピクニックに行こうと誘います。
医者も見違えるくらい元気だと、ピクニックに行く許可を出してくれました。
ブラックバーン家のみんなはそれを聞いて、誰もうれしそうじゃありません。
やはり、家族や親族はジェフリーの財産を狙っているみたいですね。
エマとジェフリーの味方は、ハンフリーくらいでしょうか。
エマとジェフリーは楽しくピクニック中です。
ジェフリーが好物のニシンの酢漬けを口にすると、急に苦しみ出しました。
エマはすぐに医者を呼びに行きますが間に合わず、ジェフリーは心臓発作で亡くなってしまいました。
警察が現場を調べにやって来て、フロスト警部は毒殺を疑っています。
こうなると、第一容疑者はエマですね。
ジェフリーが亡くなって悲しんでいるのは、やはりエマとハンフリーだけみたいです。
次の子爵候補の妻ポーリンは急にえらそうにふるまっているし、ポーリンの息子デレクは典型的な金持ちの道楽息子といった感じです。
エマは警察に呼ばれて証言し、ブラックバーン家の誰かがジェフリーを殺しエマに罪を着せようとしていると主張します。
さらに、エマはジェフリーの父親も、同じような方法で殺されたのではと警部に告げます。
どうやら、警部はエマの味方みたいで、エマの意見を聞き入れてくれました。
やがて、デレクが狩りの最中に撃たれるという事件が起きますが、腕をかすめた程度で無事でした。
エマもジェシカのように行動力があり観察眼にも優れていて、犯人へと徐々に近づいて行きます。
ブラックバーン家の車を使用人が洗っていたのに数時間後にはタイヤが汚れているのを見逃さず、犯人に気づいてしまいました。
犯人を油断させるためにハンフリーとブラックバーン家を去るというお芝居をしたりなど、エマもジェシカに負けず劣らずの名探偵ぶりを発揮してくれましたね。
キャスト
エマ・マギール – アンジェラ・ランズベリー
デレク・コンスタブル – ジョン・デビッド・ブランド
ジョニー・コンスタブル – マーク・リンゼイ・チャップマン
ハンフリー・デフォー – クリストファー・ヒューイット
ジェフリー・コンスタブル・ブラックバーン子爵 – リチャード・ジョンソン
グウェン・ペトリ – ジェーン・リーヴス
シビル・コンスタブル – ローズマリー・マーフィ
ビクター・フロスト警部 – アンソニー・ニューリー
ポーリン・コンスタブル – キャロリン・シーモア
アーサー・コンスタブル – ジョン・スタンディング
ドクター・ブランディング – イアン・アバクロンビー
トゥイリー牧師 – レスター・フレッチャー
作品データ
原題:It Runs in the Family
放送日:1987/11/1
監督:ウォルター・グローマン
脚本:ピーター・S・フィッシャー


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