ザ・ボーイズ シーズン2 第1話~第4話 あらすじ・感想

第1話 新たな敵

あらすじ・感想

ブラックノアールはナキーブ率いるスーパーテロリストをいとも簡単に片付けてしまう。トランスルーセントの追悼式が行われホームランダーはみんな家族だとスピーチし、スターライトは彼に捧げる歌を歌い会場は大盛況だった。

心臓発作で倒れたAトレインは未だ意識は回復していない。

ブッチャーは姿をくらましたままで、残りのメンバー達は指名手配されていて地下に隠れている。ヒューイはこっそりスターライトと会いコンパウンドVを手に入れるため、ゲッコというスーパーヒーローを脅すよう頼む。

ホームランダーはマデリンにクビになったアシュリーをマデリンの後任に選ぶ。アシュリーはトランスルーセントの後釜としてブラインドスポットを連れて来るが、ホームランダーは気に入らず彼の耳を切り落としてしまう。

体の再生能力を持つゲッコは客を連れてモーテルに入り、自分の体の好きな部位を切り落とさせる代わりに金をもらっている。その様子をスターライトが窓の外から撮影していた。

酔って暴れ留置場に入れられたディープはイーグル・ジ・アーチャーに救われ、共同教会のキャロルに引き合わされる。カウンセラーの真似事のようなことをされてディープは必要ないと帰ろうとすると、キャロルからセブンに戻す手立てがあると言われて興味を示す。

ヴォートの研究室で働くゲッコに偶然を装ってスターライトが接近し、コンパウンドVを渡さないと副業の動画をアップすると脅す。

ホームランダーとメイヴが撮影中、ストームフロントがやって来て、エドガーの指示でセブンに加わると宣言する。面白くないホームランダーはエドガーに会いに行くが、プライドを傷つけられてしまう。


リーダー不在のボーイズは上手くまとまらず、けんかばかりでした。
最後の最後にブッチャーが登場した時は、本当に頼もしく感じましたね。

ヒューイはスターライトと密会を続けていますが、ボーイズ側にもヴォート側にもバレたら大変なことになりそうです。
正義を貫きたいと願うスターライトはヒューイ達に協力していますが、ボーイズはスーパーヒーローだというだけで毛嫌いしています。
能力の有り無しだけの違いで人間性は同じだということに気づけば、強い味方になるのにもったいないですね。

ホームランダーは相変わらずの奔放ぶりでしたが、エドガーはマデリンほど甘くなかったです。
エドガーとのミーティングで、ホームランダーはこれまでに味わったことのない屈辱を感じていたようです。

セブン新メンバーのストームフロントはまだどんな能力があるのかわかりませんが、ホームランダーを怖れない自分を持ったキャラのようですね。
女性キャラが増えたことですし、今後の活躍が楽しみです。

ゲスト

ゲッコ – デイヴィッド・トンプソン
ロバート・シンガー – ジム・ビーヴァー
クリス・ハンセン
ブラインド・スポット – クリス・マーク
ダン – イザヤ・アダム
ディアナ – コニー・ワン
ダグ・フリードマン – ブルース・ノヴァコフスキ
ジャン・ポール – ルーク・ロビンソン
ジル – チャマカ・グローリー
マーガレット – アシュリー・コモー

ナキーブ – サメル・サレム
ラティフ – ニーマ・ナーゼリー
サマンサ – ステファニー・ジョン
テッド – ジェフ・シナサック
セス・ローゲン

DATA

原題:The Big Ride
放送日:2020/9/4
監督:フィル・スグリッシア
脚本:エリック・クリプキ

第2話 正しい準備と計画

あらすじ・感想

キミコは少年と書いてフレンチーに何かを伝えようとするが、フレンチーは理解できない。

ホームランダーは息子ライアンとキャッチボールをして楽しみパワーの使い方を教えようとするが、ベッカは普通の子として育てたいと言っている。

キャロルはディープのセラピーをするが上手くいかず、イーグルはディープにマジックマッシュルームのお茶を飲ませて、自分自身と向き合えとアドバイスする。

スーザンの葬儀にグレイスも出席し、駐車場でブッチャーが待ち伏せしていた。ブッチャーはスーパーテロリストがスーザンを殺したと伝え、グレイスから情報を得る。

ディープは幻覚を見始めエラが話しかけてきて、自分で自分の体を嫌っていて、わざと女性を乱暴に扱っていると指摘する。

メイヴは元恋人が盲腸で入院したと病院から連絡があり、急いで病院へ駆けつける。

スターライトとストームフロントは女性ヒーローについてインタビューを受けるが、ストームフロントは男女は関係ないと自分の意見を真っ向から述べる。インタビューの席に回復したAトレインが現れ、スターライトは動揺している。

ブッチャーが基地に戻り、みんなにスーパーテロリストを確保すればみんなのIDをクリーンにし、追われることもなくなると約束する。

ゲッコーがスターライトに会いに来て約束通りコンパウンドVを渡され、スターライトはブーツの中に隠す。Aトレインがそれを見ていて怪しんでいてブーツの中を調べるが、何も出て来なかった。

ベッカはライアンをピアノのレッスンに連れて行き急いで車で施設のゲートへ行って、ドクター・パークに連絡する。ホームランダーを追い払ってくれと訴えるが不可能だと断られ、彼が飽きるのを待てと言われる。

ボーイズはスーパーテロリストがいる場所へ忍び込みキミコが1人の首を引きちぎると、彼は光解放軍のタトゥーをしていた。キミコは棚の上からもう1人の男に近づくと、目の前に飛び降りてハグする。


ブッチャーがベッカとホームランダーの息子に引き合わせられた後、どうなったかが語られていました。
ホームランダーはブッチャーにベッカをチラ見させた後、どこかに置き去りにしてしまったのですね。

ベッカとライアンは俺のものと言わんばかりに、ブッチャーを傷つけたかっただけなのでしょうか。
結局、ブッチャーは妻の居場所もわからないまま、妻を助けるためにボーイズに戻って来て、みんなに正直に話して助けを請いみんなを仲間で頼れると思っている証拠ですね。

ホームランダーは今のところおとなしくしていて、息子がいたことが本当にうれしいみたいです。
自分は両親がいなくてずっと孤独でしたし、やっと念願の自分の家族を手に入れました。
本性はやりたい放題の俺さまキャラですから、そのうちキレて何か仕出かすかもしれません。

エドガーが送り込んだにしてはストームフロントはいい子ちゃんキャラではなく、自分の意見を曲げずに公の場でもきっぱり言う新しいタイプのキャラですね。

スターライトも最初の頃はそんな感じでしたが、ヒューイと協力していることもありますから、彼女のように振る舞いたくてもできないジレンマがあることでしょう。

ゲスト

ゲッコー – デイヴィッド・トンプソン
ドクター・パーク – エイドリアン・ホームズ
クロウダー – ヘザー・トッド・ミッチェル

DATA

原題:Proper Preparation and Planning
放送日:2020/9/4
監督:リズ・フリードランダー
脚本:レベッカ・ソネンシャイン

第3話 千人の剣士とともに丘を越えて

あらすじ・感想

ボーイズは船で沖合い5kmのところにいて、マロリーにスーパーテロリストを引き渡す予定になっている。

ホームランダーはベッカとライアンと共に朝食を取り、ライアンを連れて屋根の上へ。息子の能力を開花させようとするがライアンは嫌がり、屋根から突き落としてしまうが、ライアンは傷1つ負っていない。

ベッカはホームランダーに食ってかかりホームランダーがベッカに手を上げようとすると、ライアンの目が光りスゴい力でホームランダーを突き飛ばしてしまう。ホームランダーはライアンは自分と同じだと喜んでいたが、ライアンから出て行けと言われショックを受ける。

コンパウンドVのことが世間に知れて、ニュースでもその件が流れている。ディープやブラックノワールなど、何も知らなかったスーパーヒーロー達はショックを受けていた。

ボーイズもニュースを見ていて、ヒューイがスターライトと協力してヴォートの実情を暴いたと喜んでいたが、ブッチャーは一応ヒューイをほめるものの気を引き締めろとみんなに忠告する。

フレンチーは差し入れを持ってケンジの所へ行き、手話はケンジとキミコがオリジナルで作ったものだと聞かされる。そのまま缶ジュースとスナックを置いてフレンチーは出て行き、ケンジは缶を能力で潰し拘束されている鎖を切り始める。

警察のヘリが船に近づいて来て捕まりそうになると、抜け出して来たケンジがパワーでヘリを墜落させてしまう。

エドガーはセブンにスーパーテロリストを片付けろと命令するが、ホームランダーは自分達はヴォートではないと協力を拒む。その代わり、セブンとしてスーパーテロリストを捕まえると、全員で現場へ向かう。

その頃、船はサメの大群に襲われて船を捨て、小さなボートに乗り換える。サメ達を操っていたのはクジラに乗ったディープで、排水溝を目指していたボーイズの前にクジラが立ちはだかるが、ボートごとクジラの腹に突っ込んで行く。


ベッカとライアンと朝食を食べていた満足そうなホームランダーの様子が何かかわいかったです。
その後に屋根からポンと平然としてライアンを突き落としてしまうのがちょっと怖かったですが、ライアンには能力があると信じていたからなのでしょう。

でも、ライアンから拒まれてしまって、求めていた家族の図が崩れ去ってションボリしてヴォートに戻り、メイヴの慰めてもらおうとしていたのがホームランダーらしかったですね。
手柄をストームフロントに奪われてしまって、全知全能ぶっているホームランダーからしたら我慢ならないはずですから、どこかでこの2人がぶつかることでしょう。

ずっと影が薄かったディープの出番がやっときましたが、あっという間に終わってしまいました。
サメ軍団が船を攻撃する様子は迫力がありましたし、ルーシーに乗って戦いを挑んたディープがちょっとカッコよかったです。

キミコは目の前で弟を殺されてさぞや辛かったでしょうね。
やっと会えた弟で分かり合えそうな感じでボーイズの強力な助っ人になりそうだったのに、惜しかったです。

ゲスト

アダム・バーク – P・J・バーン
トーマス・ロバーツ
サイラス – ケヴィン・ヴィダル
ダニエル・プレスティア – ダン・マッカイ
リアン・フランクリン – クリスティーナ・ディクソン
ランダル・スキルトン – ニール・ガーバン
ベロニカ・バラッシー – ヴィッキー・パパフス

DATA

原題:Over the Hill with the Swords of a Thousand Men
放送日:2020/9/4
監督:スティーブ・ボーヤム
脚本:クレイグ・ローゼンバーグ

第4話 この世に類を見ないもの

あらすじ・感想

フレンチーはここ数日ドラッグをやっていて、弟を失って悲嘆に暮れるキミコを励まそうとキスしてしまうが、拒絶されてしまう。

ストームフロントはヴォート社を非難するスピーチして群集に支持され、ホームランダーはその様子をテレビで見ていた。その後、マデリンの家へ行って以前のように彼女に癒してもらうが、マデリンの正体はドッペルゲンガーが化けているだけだった。

ブッチャーはマロリーに会って、スーザンの件はどん詰まりだと伝える。マロリーは70年代に活躍した能力者リバティに関する情報があると住所を渡し、さらにベッカがいると思われる施設の場所も教える。

スーザンは死ぬ前にリバティについて調査していて、何か重要な情報が隠されているとのこと。ブッチャーは単身でヴォート社の施設に潜入するとマザーズミルクに伝え、リバティの件とリーダー代理を頼む。

ホームランダーはエレベーターを途中で止め、ヒューイを殺せと命じたのに指示に従わなかったと、一緒に乗っていたスターライトを脅す。

スターライトはヒューイに心を引き裂かれた、警察に渡すのが筋だ、殺したければそうすればいいと反論すると、ホームランダーはおとなしく出て行った。

スターライトはヒューイを呼び出してこれ以上耐えられないと伝え、ヒューイはマザーズミルクにスターライトもリバティ探しに同行させようと提案する。

心臓が弱ってきているAトレインはホームランダーに呼び出され、もう走れないからセブンから外れろと言われる。


ストームフロントにお株を奪われたホームランダーはどんどん荒んでいますね。
久々にマデリン登場でホームランダーとのゆがんだ複雑な愛を見ましたが、ホームランダーの幻想ではなくドッペルゲンガーが変身していただけでした。

セブンにてこ入れしようとしたりストームフロントへのイライラを募らせていましたが、結局は、頼れるのは自分だけとますます利己愛に拍車がかかりそうです。

ブッチャーはやっと愛する妻ベッカと再会できたものの、ベッカの選択はブッチャーにとっては辛いものでしたね。ベッカが妊娠した時に夫でなくヴォートを頼った時点から、ベッカはブッチャーとの別れを決めていたのでしょう。

前回、壊れる寸前だったヒューイに対し、今回はスターライトがホームランダーに脅され壊れる寸前になってしまいました。ヒューイが手を差し伸べてつかの間のちょっとしたデート気分を味わえて、またセブンに戻り悪と闘う決断をできたのはよかったです。

リバティがストームフロントだったことが明らかになり、彼女は見た目通りの本音で戦うスーパーヒーローではなく、何か裏がありそうな感じです。寡黙なブラックノワールのブッチャーへの執着も気になりますし、何とも不気味ですね。

ゲスト

バレリー – ドーン・ルイス
マイロン – ハワード・キャンベル
マリア・メノウノス
アニカ – アナ・サニー
ドッペルゲンガー – ダン・ダーリン=ザンコ
ショックウェーブ – ミシュカ・テボー
カサンドラ – ケイティ・ブライアー
エリザベス – ジュリア・ダイアン
ジアンナ – サナ・アサッド
オリーブ – マディ・フォーリー

DATA

原題:Nothing Like It in the World
放送日:2020/9/11
監督:フレッド・トーイ
脚本:マイケル・サルツマン

ザ・ボーイズ

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