第1話 またふりだしへ
あらすじ・感想
ファイブは全員一緒の時代にタイムトラベルしたつもりだったが、着いてみると1人ぼっちだった。クラウスとベンは1960年、アリソンは1961年、ルーサーは1962年、ディエゴとヴァーニャは1963年で数ヶ月違いと、みんなバラバラになってしまう。
ファイブはアメリカとソ連が戦争していて、家族全員が戦っている。ヘイゼルがファイブに声をかけ、死にたくなかったら着いて来いと言われて従う。1963年11月25日、核戦争で世界の終わりがやって来て、あと10日しかないと話しファイブにカバンを渡す。
コミッションの3人組の殺し屋が追いかけてきてヘイゼルは死亡し、カバンは銃撃戦で壊れてしまう。暗殺者から逃げ男が窓からのぞいているのを見て、ファイブはその家に入り込む。
男はエリオットという名で窓から数回に渡り路地に不思議な光と人間を見たらしく、そのうちの1人が新聞に載っているとファイブに渡す。
ルーサーはルビーという男のボディーガード、ディエゴは精神病院に入院中、アリソンはレイという男性と結婚し、クラウスはカルトの教祖となり、ヴァーニャは記憶を失いクーパー家の住み込みをしている。
ファイブは新聞を見てディエゴだと気づき、彼のいる病院へ行ってあと10日で世界が終わると告げるが、ディエゴはケネディ大統領暗殺を止めることしか頭になかった。
ファイブが告げ口してディエゴは隔離室へ入れられていたが脱出し、同じ病院の患者ライラと脱走しようとしているところへ、コミッションの3人組の殺し屋がやって来る。
みんなバラバラの時代に着いてしまいましたが、2、3年ほどずれているだけですんでよかったです。
ファイブはまた世界の終わりに直面し、しかも、あと10日しかないというのはシーズン1と同じ展開ですね。
ファイブが家族を連れてタイムトラベルした影響で、世界の終わりが早まってしまったのでしょうか。
ファイブが「俺たち、今度は何をした?」と言っていましたから、現段階ではまだ世界の終わりの原因は突き止められていないようです。
それにしても、最初のアメリカとソ連が戦争になり、戦っていたアンブレラ・アカデミーのみんなの能力がスゴくて、カッコよかったですね。
シーズン1の最後では家族一丸となってまとまっていたのに、別々の時代に飛ばされてそれぞれの人生を送っていて、また家族がバラバラ状態になっています。
ファイブがみんなを探し当てて家族が徐々にまとまっていき、世界の終わりを止めようとするのでしょうね。
世界の終わりの謎も気になりますが、どうやってみんなが集まっていくのかも楽しみです。
ゲスト
オデッサ – レイヴン・ドーダ
マイルズ – デュシェイン・ウィリアムズ
バック – パトリック・ギャロウ
カイル – クリスチャン・ロイド
メイソン・デュモント – リチャード・ウォー
オータム – Bo Martynowska
モンクトン – マシュー・エジソン
DATA
原題:Right Back Where We Started
放送日:2020/7/31
監督:シルヴァン・ホワイト
脚本:スティーブ・ブラックマン
第2話 フランケルの記録
あらすじ・感想
ヘイゼルに頭を撃たれたハンドラーは実は生きていて、3ヶ月後にコミッションに復帰するがボスのAJから降格を申し渡される。
カールがナイトクラブで酔ってしまい迎えに来てくれと連絡があり、シシーの代わりにヴァーニャが行き、その様子をルーサーが見ていた。ファイブはルーサーと再会して世界の終わりが来ると告げるが、今は仕事もあるし関係ないと断られる。
その時、ファイブはヘイゼルがポケットに「フランケルの記録」という映像を入れていたことに気づく。ファイブは警察から逃げるディエゴとライラを見つけ、エリオットの家に連れて行く。
「フランケルの記録」は大統領暗殺の日の記録映像で、3人で見ていると何かに気づいてファイブが映像を止める。そこには、黒いこうもり傘をさすハーグリーヴス卿の姿があった。
アリソンは先日、白人に暴力を働いたが、夫レイが代わりに警察に捕まってしまう。レイと同じ留置場にクラウスがいて、シェイクスピアについて会話を交わす。クラウスは以前、怪しげな集団の教祖だったことがあり、有力者のコネを使ってレイより先に留置場から釈放される。
アリソンは警官に能力を使って夫と面会させてもらい、帰り際に留置場にいた男の手には「ハロー」と「グッバイ」というクラウスと同じタトゥーが入れられていのを見る。
ルーサーはヴァーニャの居所を突き止めて会いに来て失望させたとヴァーニャに謝り、ヴァーニャは記憶がないと説明してもルーサーは信じなかった。奥からハーランが出て来て銃を持ったシシーが正面から現れ、旦那の忘れ物だと手帳を渡して去って行く。
ディエゴとファイブはハーグリーヴス卿の会社の住所を突き止めて侵入し、ファイブは何かの招待状を手に入れ、野生のポゴに引っかかれる。ディエゴはハーグリーヴス卿を追いかけ戦いになり、未熟者だと言われてお腹を刺されてしまう。
ちょっとずつ兄弟姉妹同士の接点ができてきて、徐々に絡み合ってくるのが面白いです。
ファイブはまず、非協力的だったディエゴを味方にできて、ライラ付きですが一緒に行動を開始しました。
ハーグリーブス卿が予想以上に強くて、あのディエゴがコテンパンにされていたのが印象的でした。
ファイブはポゴと再会するもまだただのチンパンジーで、オムツらしきものをしていたのがかわいかったですね。
留置場ではクラウスとアリソンの夫の間に奇妙な友情が芽生えかけたし、アリソンは帰り際にクラウスのだと思われるタトゥーをした男を見つけました。
ルーサーはヴァーニャとつながったし、何とか家族が集まる下地はできたのではないでしょうか。
どうやら、今回の世界の終わりは大統領暗殺と関わっているみたいですね。
暗殺を止めたいディエゴ、暗殺者を雇っていた組織で働くルーサー、アリソンは夫と大統領がダラスにやって来る日にデモか何かを企んでいるなど、この辺が物語りの肝になりそうです。
ゲスト
ダン・フランケル – ジョージ・ワイナー
エドナ・フランケル – ミンディ・スターリング
オータム – Bo Martynowska
ハル – キャルタン・ヒューイット
ノーム – ウィリアム・ポウリン
DATA
原題:The Frankel Footage
放送日:2020/7/31
監督:スティーヴン・サージック
脚本:マーク・ゴフマン
第3話 スウェーデンの三つ子
あらすじ・感想
若きハーグリーヴスに刺されたディエゴは、ライラに傷の手当を受ける。ライラが子供の頃に両親が殺されたという話を聞いて、お互いのことを受け入れ親密な関係に。
車を運転中のヴァーニャはコミッションの殺し屋スウェーデンの三つ子の攻撃を受け、とうもろこし畑に逃げ込む。自分でも知らないうちにパワーを使い、殺し屋達は逃げて行く。
エリオットは音波を探知したとファイブに知らせ、ファイブはヴァーニャの前に現れるが、彼女は記憶を失っている。ヴァーニャはハーランのことを心配してシシーに電話するが、ファイブはそれどころじゃないと電話を切ってしまう。
1960年に着地したクラウスはベンの力を借り、カルトの教祖となっていた。アリソンはクラウスの家にやって来て、つかの間の再会を楽しむ。
アリソンは結婚し夫レイモンドと暮らしていると言うと、クラウスは留置場で一緒だったとレイモンドのことをほめる。その足で警察に行ってベンに手伝ってもらって力を使い、レイモンドを釈放させる。
いつもの美容室にみんなが集まっていて、アリソンはレイモンドはいないが座り込みをやろうと提案すると、みんなやる気になっている。
ルーサーは顔の広い雇い主のジャックに頼み、アリソンの居場所を探してもらうことに。アリソンの家にやって来るとアリソンは留守中で夫レイモンドが対応し、アリソンが結婚していたことにショックを受けてルーサーは去って行く。
アリソン達は予定通り白人専用のダイナーに行って座り込みを始めレイモンドも合流する。店主がわざと熱いコーヒーをアリソンに落とし、びっくりした拍子にアリソンは警官にぶつかり捕らえられ、アリソンを救おうとしたレイモンドは外の連れ出されて警官に暴力を受けてしまう。
ファイブは本当に頭が良くて、ヴァーニャが生きていればパワーを使うはずで、それをキャッチしようとエリオットに頼んであったのには驚きました。
ヴァーニャに何があったのかは語らなかったのは優しさからでしょう。
今回の世界の終わりを止めようと記憶のないヴァーニャを説得し、家族を1つにまとめようと1人奔走していますね。
ディエゴとライラはいい感じだと思っていたら、実はライラがハンドラーの娘だったとは驚きました。
ファイブに相当恨みを持っていそうですから、ライラを通じて情報を集めて、そのうち姿を現すのでしょう。
クラウスはまだデイヴのことを思っていて、デイヴを戦争で死なせたくないと行動を起こしたのがちょっと切ないです。
デイヴに本当のことを言っても頭がおかしい人だと思われるでしょうし、デイヴが入隊したのが大統領暗殺の日だったと、またここでも大統領暗殺が絡んできますね。
差別が激しいこの時代ですから、アリソンは本当に辛い目にあっていますね。
ずっとパワーを使っていなかったのに愛する人を守るために使ってしまって、その夫は逃げ出してしまったとは切ない展開でした。
ゲスト
オデッサ – レイヴン・ドーダ
マイルズ – デュシェイン・ウィリアムズ
ジル – モーナ・トラオレ
キティ – ジャネット・ランド
ブライアン – ロッド・ウィルソン
DATA
原題:The Swedish Job
放送日:2020/7/31
監督:スティーヴン・サージック
脚本:ジェス・マキューン
第4話 マジェスティック12
あらすじ・感想
1993年にライラの両親はコミッションに殺され、ハンドラーは子供だったライラを見つけて育て、コミッションの訓練を受けさせる。やがて大人になったライラはハンドラーと会い、ファイブを守れという任務を与えられる。
ヴァーニャはルーサーの部屋にいて、世界の終わりを引き起こしたのは自分だったことを知る。ファイブは家族は一緒にいないといけないとヴァーニャを説得するが、今の生活があると農場へ戻ってしまう。
アリソンはレイを探して一晩中病院などに電話をかけるが依然として行方はわからない。みんなはアリソンを除いて美容室に集まっていて、そこにはレイもいた。
警官に何かをささやいているのを見られて理由を説明してくれと詰め寄られるが、アリソンは何も言えなかった。
ハーグリーヴスは領事館で開かれるパーティーに来るらしく、マジェスティック12の一員らしく、エリオットの情報ではマジェスティック12とは、政府の裏組織だとのこと。ファイブとディエゴ、ライラは領事館に潜り込み、ハーグリーヴスを見つけることに。
パーティーでディエゴはグレースを見つけ、ハーグリーヴスと付き合っていると知り驚く。ファイブは隠れてマジェスティック12の会合の内容を聞いていたが、スウェーデンの暗殺者に見つかってしまう。
ディエゴとファイブ、どちらも危機的状況だったが、ライラは母の言いつけを守り、ファイブを助けるために加勢する。
農場に戻ったヴァーニャはシシーに事情を説明してここから逃げると話し合っていると、ハーランに聞かれてしまう。ハーランは逃げ出しヴァーニャは湖に浮かぶハーランのおもちゃを見つけ、パワーを使って湖に落ちたハーランを助ける。
クラウスは叔父と食事するデイヴを見つけ、叔父が席を外した隙にデイヴに話しかける。戦争には行くなと説得するが、叔父が戻ってきてデイヴに命じ、クラウスは彼に殴られてしまう。
お気に入りキャラのクラウスは、今回もやってくれました。
アリソンを慰めるために出した「カエルとサソリ」の話にオチらしきものがなかったのは笑えましたし、アリソンも一瞬ですがレイのことを忘れられたのではないでしょうか。
そんなクラウスはちょっと今回切ない展開で、愛するデイヴを死なせたくなくて説得しようとしますが、叔父さんの口車に乗ってでイヴに殴られてショックでしたね。
あまり目立たないけど、ファイブやディエゴに尽くしているエリオットもいいヤツです。
かいがいしく料理を作ったりみんなの世話をしていますし、マジェスティック12の情報をくれたのも彼でした。
ルーサーが突然やって来た時にも嫌な顔せず家に入れてあげて「笑気ガス吸う?」と、2人でハイになっている姿は笑えましたね。
ハーグリーブス卿がどんな風に今回の世界の終わりに絡んでいるのかまだわかりませんし、ファイブが追いかけて行って何か言っていましたが、知らんぷりして去って行った時のファイブの切なそうな顔が印象的でした。
ゲスト
オデッサ – レイヴン・ドーダ
マイルズ – デュシェイン・ウィリアムズ
ブライアン – ロッド・ウィルソン
フィル – ジェームソン・ クレーマー
ホイト・ヒレンケッター – ロベール・ヴェルラック
DATA
原題:The Majestic 12
放送日:2020/7/31
監督:トム・ヴェリカ
脚本:ブロンウィン・ギャリティ
第5話 ヴァルハラ
あらすじ・感想
1962年、ポゴはハーグリーヴスとグレースによって様々な実験で能力を開花し、ロケットに乗って宇宙に出る。途中でトラブルがあり瀕死状態で戻り、ハーグリーヴスは何らかの薬を打ち命が助かる。
ベッドを共にしたヴァーニャとシシー。ヴァーニャは2人でどこか遠くへ行こうと話していると、予定よりも早くカールが帰って来る。
クラウスはベンが止めるのも聞かず酒に溺れ始め、夫との生活が上手くいかないアリソンも一緒に飲み始める。ファイブはルーサーとディエゴに父親に会う機会を逃したとぶつぶつ言っていると、ルーサーが口を開く。
ルーサーはアンブレラ・アカデミーへ行ってハーグリーヴスと会い事情を話すが、ハーグリーヴスは自分は子供が嫌いだとルーサーに辛辣な言葉を吐いて追い返してしまう。3人は家族会議を開こうと、家族みんなをここへ集めることに。
ファイブはライラに疑念を持っていて、ディエゴは自分を助けなかったライラを信頼できなくなっていた。こっそり自分を探っていたライラを尾行すると廃墟になった倉庫に入って行き、ファイブはハンドラーと再会する。
スウェーデン人の殺し屋達はコミッションからの指令を受け取り、ディエゴを殺そうと森へ。木に刺さったナイフを抜こうと三つ子の1人が進むと、爆弾で吹き飛ばされてしまう。
久しぶりに集まった兄弟姉妹はお互いに再会を喜び合うが、また世界の終わりが来ると聞かされ、意見がまとまらないままお開きに。
ヴァーニャとクラウス、アリソンはアリソンが活動拠点としている美容室で、お酒を飲みながらダンスを楽しむ。ディエゴとクラウスは妙なリムジンに尾行され、ハーグリーヴスからの招待状を受け取る。
5話目にして家族全員が再会しましたが、お互いに抱えているものがあって一致団結とはいかなかったですね。
いつもけんかばかりしていたルーサーとディエゴが行動を共にしていて、ディエゴはルーサーのナイーブな部分を理解していたのが驚きでした。
ムードメイカーのクラウスはいつも通りで、今回も世界の終わりを最後に知ったと文句を言っています。
クラウス、アリソン、ヴァーニャの3人が盛り上がっているシーンは本当に楽しそうでした。
兄弟姉妹でわだかまりなく楽しんだからこそ、あと6日しかない世界で何をすべきか考えて、それぞれ向き合うべき問題にぶつかって行けたのでしょう。
ハンドラーの目的が今ひとつはっきりしませんが、またファイブと対面して新たな展開に期待できそうです。
ファイブがコミッションに連れて行かれて、何か情報を得て行動しそうな感じですね。
ハーグリーヴスからの食事の招待状が来たりと、今後は物語が大きく動きそうです。
ゲスト
ジル – モーナ・トラオレ
エデルマン – ピーター・シュリエ
ホイト・ヒレンケッター – ロベール・ヴェルラック
DATA
原題:Valhalla
放送日:2020/7/31
監督:トム・ヴェリカ
脚本:ロバート・アスキンズ
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