素晴らしき日々 シーズン2 第11話~第15話 あらすじ・感想

第11話 空にはいた唾

あらすじ・感想

学校の授業では、恋に破れた女の復讐について学んでいたケビン達。ある日、ウィニーは気分が悪くなり、ケビンはウィニーの看病をすることに。学校の宿題を届けたりなど、彼女と2人きりになれるのがうれしかった。

ベッキーはケビンがジョークで言ったクラスメイト達の悪口をみんなに吹聴していて、一気にケビンの評判はがた落ちに。しかも、ベッキーはウィニーとは友達で今日お見舞いに行くと言っていたから、ウィニーのことも悪く言ったケビンは急いで彼女の家へ。

先にベッキーがウィニーの家に来ていて、ウィニーはケビンの悪口のことを知っていて、みんなに謝るよう忠告するが、ウィニーの悪口のことはベッキーは本人には言っていないようだった。

ポールと何とか仲直りし、ベッキーと話し合うことに。ベッキーはウィニーとは友達だから、傷つけたくなくてケビンがウィニーのことで言ったことは何もしゃべっていなかった。


ベッキーはケビンがウィニーのことをずっと好きで、ウィニーに近づきたくて自分を利用したと思ったから怒っていたようですね。
ウィニーのことは気になっていたでしょうが、ベッキーと付き合っていた時にはケビンは本当に楽しんでいて、本当に好きだったという気持ちを伝えられてケビンもベッキーもわだかまりが解けて良かったです。

でも、女の復讐心はその程度では収まらず、やっぱりベッキーはウィニーにケビンが言っていたことをしゃべってしまいました。
まじめで優しいウィニーの怒りっぷりは相当なものでしたが、あんな風にウィニーが怒るのを見て自分のことが好きだと思い込んでしまったケビンもかわいかったです。

ケビンはベッキーを笑わせたくて友達や知り合いのことをネタにしてジョークを言っただけのことでしょう。
ベッキーと1対1で話し合っている時になぜか西部劇風に回転草が舞っていたりなど、相変わらずケビンの妄想が楽しかったです。

ゲスト

ボビー – Sean De Veritch
ドナ – ローラ・ムーニー

DATA

原題:Nemesis
放送日:1989/3/14
監督:ダニエル・スターン
脚本:マシュー・カールソン

第12話 勇気の代償

あらすじ・感想

ウィニーはケビンが影で自分やみんなの悪口を言っていたことをまだ怒っている。授業中に戦争の原因について先生に質問され、つい自分とウィニーのことを重ね合わせて力説し、クラスの笑い者に。

ある日、いじめっ子ですぐに暴力をふるうエディがウィニーのロッカーを勝手に開けて、自分の物にしようとしていた。

いつもなら目も合わせずトラブルを避けるケビンだが、ウィニーのロッカーが荒らされているのに我慢できず、エディに食ってかかっているところへ教頭が通りかかり、その場は何も起きずにすんだ。

図工の時間にもエディが教室に現れケビンを痛めつけようとするが、またもや教頭が現れてエディはその場を去ることに。それ以来、ケビンはエディから目をつけられて嫌がらせされるようになり、とうとう殴られてしまう。

おまけに、ウィニーはエディと付き合っているようで、仲良さそうに腰に手を回して歩く姿を見てショックを受ける。ケビンは事情を察していくらエディからいじめられようとも、心が麻痺したかのように何も感じなくなっていく。

ある日、ウィニーはエディに絡まれていて、ケビンはウィニーを守ろうとしてまたしてもエディに殴りかかるが、逆にボコボコにされてしまう。


ケビンはウィニーに悪口を言ってしまったことを許してもらいたくて、必死でしたね。
頭の中は全てウィニー中心に回っているかのようで、エディがウィニーのロッカーを開けているのを我慢できなかったのでしょう。

勇気を出してウィニーのためにエディに立ち向かったまでは良かったですが、相手の方が大柄で力も強く、ケビンは歯が立ちませんでした。
おまけに、ウィニーはエディと付き合っているなんて、ケビンは何のためにいじめっ子に立ち向かったのかわからなくなり、抵抗する気すら起こらなくなっていましたね。

弱気なポールですがケビンの友達として逃げずに、エディの子分達におとなしくつかまって苦痛を一緒に分かち合っていたのが素敵でした。
エディを無視しろとケビンにアドバイスしつつもケビンが突っ走った時でも、仕方ないなと腕を広げてエディの手下達にまたつかまっていたのが印象的でしたね。

ゲスト

スケンク – ナット・バーンスタイン
エディ・ピネッティ – ロバート・ジェイン

DATA

原題:Fate
放送日:1989/3/28
監督:スティーヴ・マイナー
脚本:ボブ・ブラッシュ

第13話 100の誕生祝い

あらすじ・感想

ケビンとポールは誕生日が4日しか離れていなくて、子供の頃からいつも一緒にお祝いしていた。13歳の誕生日が近づき、今年はポールがユダヤ教の儀式バルミツバで成人式をやるため、別々にお祝いすることに。

バルミツバではプレゼントをたくさんもらって生バンドでお祝いし、お小遣いもたんまりもらえるとポールが自慢していて、ケビンはついうらやましくなってしまう。

ある日、ケビンはポールの家で食事をして、ポールがおじいちゃんからユダヤ教の本をもらい、代々ファイファー家で受け継がれているという話を聞いて感動する。帰宅して自分のルーツについて父や母に聞いてみるが、はっきりしたことはわからないままだった。

ポールからバルミツバの招待状をもらうが、ちょうどその日は自分の誕生日で、ポールとけんかしてしまう。父の車の修理を手伝うが、肝心なところで子ども扱いされ父は兄を頼っている。

ケビンの誕生日パーティーなのに父はまだ車の修理中で、姉はデートに出かけて寂しさを感じてしまう。


ケビン13歳の誕生日はちょっと寂しい思いをしてしまいましたが、ポールのバルミツバに行って友情が復活し、楽しい思い出もできましたね。

ユダヤの大人のお祝いだからポールは盛大にお祝いしてもらえて、対するケビンはいつも通りの誕生日で、プレゼントもぱっとしなかったようです。

ママは心をこめてお料理してくれましたし姉はデートに行ってしまいましたが、やはり、心のこもった詩をプレゼントしてくれました。
ウェインだけはハッピーバースデーを歌っている時もケビンをバカにしたような歌詞で、弟の誕生日でさえいつもと何ら変わらないというのがある意味スゴいですね。

ケビンはポールがうらやましいという気持ちもあったでしょうが、自分がちょっぴり大人として扱われたくて、家族から必要とされたかったのだと思います。
ポールのバルミツバに行って、自分も一緒に大人になったと実感できて良かったですね。

ゲスト

スティーブ – マーズ・キャラハン
デビー・ファイファー – トーリー・アン・クック
アルビン・ファイファー – ジョン・C・モスコフ
アイダ・ファイファー – ステファニー・サティ
ポールの祖父 – フィリップ・スターリング

DATA

原題:Birthday Boy
放送日:1989/4/11
監督:スティーヴ・マイナー
脚本:デビッド・M・スターン

第14話 だから遠くへ行かないで

あらすじ・感想

ケビンとポールは姉カレンと友人が乗った車に呼ばれ、カレンの高校のあるロッカーにメモを入れて来てくれと頼まれる。1回だけのつもりだったが、カレンは毎週水曜になると決まって頼むようになる。

メモによれば丘にいるとあり、学校が終わってケビンは丘に行ってみると、学校をさぼってカレンや彼女の友達がたくさん集まっていた。ケビンも仲間入りして楽しく過ごし、姉との距離が近づいたような気がしている。

ケビンはカレンの学校にちょくちょく行くようになって、ジョージという男子生徒と挨拶する仲になっていた。ある日、学校から電話がかかって来て、ジョージが生徒ではなく先生だったことを知る。

カレンが学校をサボっていたことがバレたらしく、母が学校に行くことに。ケビンはカレンに全て話すようすすめると、カレンは学校にもちゃんと行くと約束してくれたが、その夜、友達とサンフランシスコへ行ってしまう。


ケビンは隠し事や嘘を付いていると胸が苦しくなったり、姉に本当のことを言うよう迫ったりと、本当に正直者のいい子ですね。
大人の世界をちょっと垣間見て姉と秘密を共有し、丘で楽しい時間を過ごしていました。

ウェインは悪事には鼻が利くようですが突っ込みもむなしく、カレンの言うことを両親は信じてしまいました。
ケビンの鼻のペイントもウェインのせいでバレそうになりましたが、母が手を切ったせいで助かりましたね。

この時のケビンの妄想がまたおかしくて、嘘を付いたせいで両親が警官に扮してケビンを捕まえに来たのには笑いました。
気さくにケビンに話しかけてきたジョージは若く見える先生で、結局、カレンが学校をサボっていたのがバレてしまいましたね。

カレンは自分がケビンを巻き込んだと言っていましたが、好奇心旺盛で姉との距離を縮めたかったケビンは自分から巻き込まれて行ったように見えました。

ゲスト

サンディ – デボン・ピアース
ジョージ – ダレン・パウエル
ジュリー – カイラ・ステンペル

DATA

原題:Brightwing
放送日:1989/4/18
監督:ダニエル・スターン
脚本:マシュー・カールソン

第15話 忘れ得ぬ友

あらすじ・感想

体育の授業でフォークダンスをやることになり、ケビンは変わり者のマーガレットとペアを組まされてしまう。三つ編みを3箇所も結っていて黒ブチめがねをかけていて、先生を質問攻めにしてしまい周りからも浮いているタイプだ。

家に帰ってそのことを愚痴っていると、母親からそんなことを言うものじゃないと注意される。マーガレットは学校でもケビンにまとわり付くようになり、食堂でも隣に座ってきて周りからも冷やかされていた。

ある日、突然家にマーガレットがやって来て、ペットのこうもりを持って来る。誰でも快く歓迎する母も、さすがに引いていた。しかし、ケビンはマーガレットの話が面白く、そう嫌ではないと感じ始めていた。

ウェインが戻って来て、焦ったケビンは無理やりマーガレットを家から追い出してしまう。マーガレットの家に遊びに行くと約束してしまって、仕方なく彼女の家まで行ってチャイムを押すが、直前でビビって帰ってしまう。


優しいケビンでもさすがに周りからの冷やかしに耐えかねて、マーガレットを傷つけてしまいましたね。
大人になってから卒業アルバムを開いて、マーガレットのことを忘れられない存在だと言っていたことからもわかります。

学校でみんなから好奇の目で見られるのが嫌だったし、からかわれるのにもうんざりしていたから、マーガレットと疎遠になってしまったのは残念ですね。

特に兄貴はこの手のネタが大好きですから、学校だけでなく家でもからかわれるのがケビンは嫌だったのでしょう。

マーガレットの前向きさと明るさは素晴らしいですね。
周りから冷たくされているという自覚は当然あるでしょうし、それでも自分を曲げないで貫き通し、明るく笑っていられるのが素敵です。
メガネを外して髪型も普通にすれば、かわいい子だと思います。

ゲスト

ブラントリー先生 – ウェンディ・ボウワーズ
マーガレット・ファークワー – リンジー・フィッシャー
マイク – ジョニー・グリーン
ハイディ – アシュリー・ウォーカー

DATA

原題:Square Dance
放送日:1989/5/2
監督:トム・ムーア
脚本:トッド・W・ランジェン

素晴らしき日々

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