素晴らしき日々 シーズン3 第21話~第23話 あらすじ・感想

第21話 マリリンモンローが好きになった男

あらすじ・感想

ポールは朝から寝癖が気になって落ち込んでいるところへ、女子の人気投票の結果が張り出され、「脳みそNo.1」に選ばれてショックを受けている。ちなみにケビンは目でNo.1になっていた。

ケビンの家でポールはめがねを止めようかと話しているとケビンのママがやって来て、めがねが似合うから止めるなんてもったいないとアドバイス。

マリリン・モンローが好きになったアーサー・ミラーもめがねが素敵だと励まし、落ち込みがウソのようにポールは元気になる。

その日からポールはノーマと親しくなり、ケビンも知らない母の若い頃の話までし始める。学校では男子が女子の人気投票を始めていて、スマイルNo.1はケビンのママだとポールが言い出し、みんな意見が一致する。

父が仕事で室内楽のコンサートに行けず、代わりにママはポールとコンサートに行くことになり、ケビンはますます複雑な気持ちに。


ポールは自分のコンプレックスをほめてくれて自信を付けてくれたケビンのママに憧れを感じ、一緒にコンサートに行ったのでしょうね。
ノーマも普段は母親や妻として家のことをやっている主婦という立場から、女性として扱ってくれて自分を慕ってくれたポールがかわいかったのだと思います。

ケビンもポールがやたら自分の母親と親しくして嫉妬していましたが、コンサートの日、おしゃれしたママが美しく見えてママも女性なんだと理解したようですね。
ナレーションでも言っていましたが、ピザとゼリーを持って2人を送り出したジャックとケビンがちょっと間抜けに見えました。

ポールも自分に自信を持てたことですし、ママもうきうきした気分でコンサートを楽しめてよかったです。
ポールのバラをやんわり断ったノーマの心遣いも素敵でしたし、ケビンと若い頃の話で盛り上がって、親子仲もさらに深まりましたね。

DATA

原題:Cocoa and Sympathy
放送日:1990/5/1
監督:ピーター・ボールドウィン
脚本:ウィニー・ホルツマン

第22話 父の愛した宇宙人

あらすじ・感想

姉のカレンと父がぶつかり合うことが多くなり、父が怒るたびにケビンは庭掃除など仕事を言い付けられてしまう。今日もカレンが行きたいという大学に父が反対すると姉は大学に行かないと言い出し、いつものように親子げんかだ。

父も言いつける仕事がなくなり、ウェインとケビンを連れてゴルフ場へ行き、ゴルフを教え始める。ストレス発散できたようで帰宅した父は機嫌が良くなり、いつになく姉といい雰囲気だった。

明日は姉の18歳の誕生日だが姉は出かけるからケーキもプレゼントもいらないと告げ、また父と口げんかになってしまう。

父はウェインとケビンを連れてデパートへ行き、10ドルずつ渡して姉へのプレゼントを買うよう指示するが、自分は何も買わずに帰ってしまう。
帰宅後ケビンはゴミ捨てを命じられて裏に出るとカレンがいた。誕生日パーティーに出るよう説得しながら、ケビンは改めて今年が姉を含め、家族全員で過ごす最後の姉の誕生日になることを感じる。


父と息子よりも、父と娘の関係の方が複雑なようですね。
カレンは年頃の娘ですしヒッピー的な考え方ですから、余計に父親とぶつかってしまうのでしょう。

家庭内が平和であってほしいという気持ちから、ケビンは自分のできることをしようと立ち回っていたのがいじらしかったです。
姉と久しぶりに会話し、来年は姉はもうここにはいないという事実に気づいてしまったことにジーンとしました。

ジャックからカレンへのプレゼントも素敵で、カレンのことを本当に理解している親だからこそできる贈り物でした。
娘の独り立ちを応援しようと決めたジャックの気持ちは、きちんとカレンに伝わったようです。

カレンはあのまま家に残ることもできたでしょうが、友達と出かける方を選んで自分の信じた道を進もうと、自立しなくてはという決意も何となく感じました。
ウェインだけがいつも通りで、ちょっとほっとしましたね。

DATA

原題:Daddy’s Little Girl
放送日:1990/5/8
監督:ジム・マクブライド
脚本:トッド・W・ランジェン、マーク・B・ペリー

第23話 サヨナラなんて言わない

あらすじ・感想

アーノルド家が大分古くなっていて、父は引っ越そうと言い始めている。ケビンは友達やウィニーと離れ離れになると焦っていて、ポールはさびしがってくれたもののウィニーは冷静で落ち着いていた。

結局、引っ越さないことになり業者が家を修理することで話が落ち着き、ケビンはほっとする。しかし、父がクーパー家が引越しすると口にして、何も知らなかったケビンはショックを受けてしまう。

ウィニーの直接聞いてみるとやはり引越しするらしく、ここから6kmの所で中学も別々になってしまうとのこと。ケビンが落ち込んでいるとクレイグが指輪を贈れとアドバイスしてくれて、お小遣いの9ドルでウィニーのために指輪を買う。

夏休み前の最後の登校日、ケビンはウィニーに指輪をプレゼントしようとするが、受け取ってもらえない。ウィニーから離れてしまうので付き合えないと、ケビンは言われてしまう。

それから2週間、ケビンは落ち込んだままで、クーパー家の引越しとカレンの卒業式がやって来る。


大人になってからの6kmは大した距離には感じませんが、中学生くらいの頃の6kmはとてつもなく遠い距離に感じますね。
大人ケビンが言っていたように感覚的には、アメリカとパリくらい離れて感じられるのでしょう。

多感な中学生の恋ですから、休み時間に話したり手をつないで下校する機会がなくなってしまうと、お互い一緒に過ごせる時間がぐんと減ってしまいます。

ウィニーはケビンとの関係がきっとダメになると思ったから、指輪を受け取らなかったのでしょう。
ケビンのことはまだ好きだから、ケビンが捨てた指輪を持っていたかったのだと思います。

とりあえず、ケビンは6km離れたウィニーとの恋を育むことに決めたし、新生活をスタートさせるいい機会になったのではないでしょうか。
カレンは大学へ行き、ウェインはバイトをし始めて、ケビンにとってこれほど環境が変わる夏は初めてですね。

ゲスト

ウィニーの父 – H・リチャード・グリーン
ウィニーの母 – リン・ミルグリム

DATA

原題:Moving
放送日:1990/5/16
監督:マイケル・ディナー
脚本:ジル・ゴードン、ボブ・ブラッシュ

素晴らしき日々

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