第6話 恋のトライアングル
あらすじ・感想
ウェインは2年のサンディと付き合っているが、今までの兄の彼女とは全く違う明るくて真面目なタイプ。彼女の影響でウェインもまた真面目になり、ケビンと同じ授業でウェインは先生からもほめられる。
ケビンは自分も女の子と楽しく過ごしたいと考え始め、金曜のパーティーにアリスを誘ってみるが断られる。
ある日、リビングで兄とサンディがテレビを見ていて、一緒にどうかと誘われてケビンも加わる。ウェインがトイレに行っている間に2人は運命の恋について話し、見つめ合っているうちにサンディがケビンにキスする。
翌日、学校で昨日の事を確かめようとサンディに声をかけるが兄が一緒で、ケビンは聞けずに去るしかなかった。サンディが1人の時に昨日のことを話し合いお互いに友達でいようと決めるが感情には逆らえず、その日は1日サンディとキスばかりしていた。
何も知らないウェインは金曜のパーティーにサンディと行くと言っていて、ケビンは相手がいないが兄の車に同乗してパーティーに行くことに。
サンディはどっちかというとウェインよりも、ケビンと合いそうなタイプだったけど、すんなり付き合うというわけにはいかなかったですね。
ウェインがサンディを好きになったのはわかるけど、サンディが粗野でやんちゃないたずら好きのウェインのどこに惹かれたのか不思議です。
ケビンは兄のことを思っていったんは諦めようとするけど、父と母の出会いを聞いてサンディを奪っちゃおうとやる気スイッチが入ってしまいました。
兄や弟、親友の彼女には手を出さないというのがティーンエイジャーの恋のセオリーっぽいけど、この時のケビンには通用しなかったですね。
サンディはケビンを選んでくれてパーティーで2人で楽しむはずだったのに、振られて落ち込んでいる兄を見捨てられなかったケビンは本当に優しいですね。
ゲスト
サンディ – カーラ・グギノ
フィノーラ – マイケル・エンサイン
アリス – リンゼイ・スローン
DATA
原題:Triangle
放送日:1991/11/6
監督:ダニエル・スターン
脚本:サイ・ローゼン
第7話 栄光と伝説の始まり
あらすじ・感想
ケビンはアメフト部に入ろうとテストを受けるが不合格になり、バスで一緒になった同級生から今年できたばかりのサッカー部に誘われる。練習を見に行くとスポーツ系の部活のメンバーとは思えない連中が集まっていて、自分には向いていないと帰ろうとする。
ちょうどボールが飛んで来てケビンが蹴ると、選手達みんなが上手だと羨望の眼差しを自分に向け、ケビンはサッカー部に入部することに。年配のコーチに入部させてくれと言いに行くとすぐにOKしてくれて、コーチはサッカー部の面倒を見る気がなさそうな様子。
ルールすらわかっていない部員達は全員でコーチの所へ行ってルールブックを借りるが、アメフトのものだった。
ケビンは父からコーチは「ヒグマ」と呼ばれたアメフトの名コーチだったと聞きそれとなくコーチと話すが、あと1年で引退して年金をもらえるとのこと。もうすぐ練習試合があるので猛特訓すれば少しはマシになるとケビンはコーチに言うが、反応は薄かった。
サッカーは歴史のあるスポーツだと思っていたけど、野球人気が高いアメリカじゃこの時代はあまりメジャーなスポーツではなかったようですね。
ケビンが大人になって子供ができる頃なら少しはサッカーの認知度も上がっているだろうから、子供に自慢できるかもしれません。
それにしても、サッカーをやりたいと集まったメンバーが、みんな体育会系じゃないところが不思議でした。
見た目が完全にインドア派で体を鍛えてなさそうな集団だったし、サッカーをやりたいと集まった割にはルールすら理解していないというのが驚きです。
おまけにコーチもやる気ゼロで、ケビンががんばるしかなかったですね。
オウンゴールしたと知らずに大喜びしていたチームメンバー達がかわいかったし、コーチが間違いを指摘したのが面白かったです。
後半はケビンの熱意がチームメイトにもコーチにも伝わり、結果は散々だったけどサッカー部としていいスタートが切れましたね。
タイトルからすると今後、サッカー部がみるみる上手くなって、奇跡を起こすという熱い展開に期待したくなります。
ゲスト
ニック – ブライス・ベッカム
アンディ – トレントン・テイゲン
リー – ライアン・ホリハン
ポップス・マッキンタイヤー – ポール・ドゥーリイ
DATA
原題:Soccer
放送日:1991/11/20
監督:トーマス・シュラム
脚本:マーク・レヴィン
第8話 袋小路のキングとプリンセス
あらすじ・感想
カレンはマイケルと同棲し始めるが父ジャックは反対していて、母ノーマは何とか2人を仲直りさせようとするが、上手くいっていない。
カレンとマイケルの家へ母とケビンは差し入れに行き、もうすぐ父の43歳の誕生日だから2人にもパーティーに来てほしいと頼み、OKしてもらう。父にそのことを話すが家族以外の人を家に入れたくないと言い出し、レストランでお祝いすることに。
いざレストランにみんなで行くがノーマが電話したはずなのに予約されておらず、空いている席に案内される。食事中も父の機嫌はあまり良くなく、誕生日プレゼントをみんなで渡すことに。
ノーマはジャックが生まれた年のアルバムを渡して雰囲気が和らぎ、カレンからドライバーセットをもらってジャックに笑顔が戻るが、マイケルが選んだと聞いた途端に再び不機嫌になりせっかくのディナーもお開きになってしまう。
久々のカレン登場でますます美しさに磨きがかかっていました。
優しそうなマイケルだけど、どうしても「フレンズ」のロスにしか見えなくて、それくらいロスのキャラクターが強烈だったんだなと改めて感じます。
食事代は自分が持つと張り切っているケビンは大人になったなとしみじみ感じたし、横からお金をくすねようとするウェインは相変わらずでした。
マイペースなウェインも外でお祝いしようとナイスなアイデアを出して、なかなか貢献していましたね。
家族のためにカレンの家に足しげく通ってジャックの誕生日パーティーに2人を引っ張り出し、夫が一番喜ぶプレゼントをわかっていたノーマは本当に素敵です。
最後に父とカレンが心を通わせることができて、ジャックにとってもうれしい誕生日の締めくくりになりましたね。
DATA
原題:Dinner Out
放送日:1991/12/4
監督:ブライアン・ゴードン
脚本:ジーナ・ゴールドマン
第9話 変わる僕変わらぬ父母
あらすじ・感想
ケビンの母はここ最近何かと多忙で、スーパーで買った冷凍食品が夕食として食卓に出て来るなど、少しずつ暮らしも変化している。しかし、昔からアーノルド家では毎年、近所の人や友達を大勢招いてクリスマス・パーティを開き、今年も変わらずやろうということに。
ウェインとケビンはパーティーの準備が大変だし、そろそろ違ったクリスマスを過ごしたいと考えて父に意見を言おうとするが、その隙すら与えてもらえない。父とスーパーへ買出しに出るが品物が高く、今年は白ワインの代わりにウイスキーを買うことに。
ケビンは自宅のパーティーに友達を招くがみんな予定があり、ウィニーにまで断られてしまう。父と母もパーティーに来られないという友達が何人かいて止めようかという話も出るが、昔の思い出を懐かしそうに振り返りやはりパーティーを開くことに。
パーティー当日、たくさんの客がやって来るが、それぞれに状況は変化していてトラブルが起きてしまう。
時代や周りの人の生活が変化しようとも、昔ながらの伝統を守りたいというジャックとノーマの気持ちが伝わってきました。
パーティーはトラブル続でお客も早々に引き上げてしまったのに、落ち込むどころか夫婦の絆が余計に深まったのがとても素敵でしたね。
ケビンやウェインはティーンエイジャーだから、昔ながらのクリスマスを家族と過ごすよりも、友達と旅行などに行く方が断然楽しいはずです。
強引にパーティーをサボることもなく、嫌々でも準備を手伝ったり当日、お客様を喜ばせたりとアーノルド家の一員として、ふるまっていた2人もやっぱり家族なんだなって心が温かくなりました。
コーヒーメーカーの調子が悪くコンセントを挿した瞬間に家中が真っ暗になり、ちょうどケビンがそんな気持ちになっていたのとタイミングがバッチリで笑ってしまいました。
ゲスト
ルー – デビッド・セルバーグ
ジーン – キャロル・マンセル
キャロル – キンバリー・ケイツ
ビル – パーカー・ホイットマン
ワナメイカー – マーティ・ザーゴン
DATA
原題:Christmas Party
放送日:1991/12/11
監督:ジム・マクブライド
脚本:サイ・デュケイン、デニス・モス
第10話 消えたもの消えないもの
あらすじ・感想
ポールの父アルビンが投資で成功してファイファー家はお金持ちになり、カラーテレビなどを買っている。
ケビンの家は相変わらずで、古い芝刈り機の修理のためショッピングセンターへ。辺りを見て回っているとポールが父親と新しい芝刈り機を買いに来ていて、ケビンと父はばつの悪い思いをする。
家同士の格差がどうであろうとケビンはポールとの友情は変わらないと思っていたが、つい芝刈り機のことを話題にだして嫌味を言ってしまう。ファイファー家とアーノルド家はケビンが生まれる前から親しかったが、ここのところ上手くいっていない。
そんな中、ノーマはポールの母アイダからカントリークラブに誘われみんなで来てほしいと言われたと告げ、最初は父もいい顔をしていなかったが、みんなで行くことに。
ケビンはポールとテニスをしていたが、仲直りしたかったはずなのに余計な空想をしてしまい、打ち返した球がポールの顔に当たって怒らせてしまう。
久々にポールが登場し、じんわりと心に染みる素敵なストーリーでした。
ジャックもアルビンと同じく投資して金持ちになるチャンスはあったけど、堅実に手を出さなかったのは正解でしたね。
ファイファー家とアーノルド家の重苦しい雰囲気を一発で和やかにしたノーマの気遣いが素晴らしかったし、ノーマの一言で目が覚めたかのようにジャックの心も動かして、アルビンにお祝いの言葉を言えたのもノーマのおかげです。
状況はどうあれケビンはポールとこれまで通り仲良くしたかったのは本当だけど、人間というものはつい嫉妬してしまうからポールがうらやましくなったのかもしれません。
結局、アルビンの投資は失敗して、ケビンはポールを思いやってすぐに励ましに行ったのはケビンらしいですね。
ファイファー家の経済状態がまたもや一変してポールはケビンの学校に転校してくるみたいだから、ケビンとポールの友情ストーリーが楽しみです。
ゲスト
アルビン・ファイファー – ジョン・C・モスコフ
アイダ・ファイファー – ステファニー・サティ
DATA
原題:Pfeiffers’ Pfortune
放送日:1991/12/18
監督:ケン・トポルスキー
脚本:マーク・B・ペリー
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