素晴らしき日々 シーズン5 第11話~第15話 あらすじ・感想

第11話 天才ドライバーの誕生

あらすじ・感想

車の免許を取って運転することが、男が大人になったという証だとケビンは思っている。
高校の授業で車の運転を習っていて、ケビンは優等生でスムーズに教わったことをこなしていて、先生からも一目置かれている。

ある日、縦列駐車のやり方を教わりケビンは挑戦するが、今までとは違って上手にできない。
次の授業でもケビンは失敗し、一緒に習っている同級生からもバカにされる。

父から買い物に誘われ車の運転をさせてもらい縦列駐車をしなくてはいけない場面になるが、運良く別の車が空きスペースに入ってケビンは少しほっとする。

学校で人気の女の子ジェシカをデートに誘うとOKだったが、車で迎えに来てほしいとのこと。
ケビンはすぐに運転免許の試験を受けに行くが、土壇場で怖くなって逃げ出してしまう。

家族はケビンが試験に受かったものとケーキなどを用意してお祝いしてもらうが、ケビンは罪悪感に駆られていた。


ケビンにとっては学ぶことが多く、ケビンのパパ、ジャックがとても息子思いで包容力のある父親だというのが良くわかるエピソードでした。
数学の時もちょっとそんな傾向はあったけど、ケビンは何でもソツなくこなす優等生だから、いざ苦手なことが出てくると素直になれないですね。

ポールやパパにもっと早く縦列駐車が苦手だと言えたら、こんなに追い込まれることもなかったでしょう。
最後の最後に父に嘘を付いていたことを告白し、芝刈り機をしまうのが大事だと気づけたのは良かったです。

夜遅い時間でジャックも疲れていただろうに、ケビンのために練習に付き合ってくれて本当に良い父親ですね。
合間に出てきたケビンのメリーさんの格好がとてもかわいくて、元が美しいから女装も似合っていました。

ゲスト

ミーチャム先生 – マイケル・グレゴリー
ハロルド – ジョシュ・バーマン
スロボスキー – トロイ・フロミン
ジェシカ – アリシア・シルヴァーストーン

DATA

原題:Road Test
放送日:1992/1/1
監督:トーマス・シュラム
脚本:クレイグ・ホフマン

第12話 1ドルの贈り物

あらすじ・感想

ジャックの父でケビンのおじいちゃんが家にやって来ることに。ケビンは用事があり父から車を借りて出かけようとしていると電話があり、おじいちゃんが事故を起こして警察にいるとのこと。

おじいちゃんは怪我もなくピンピンしていたが、免許停止になってしまう。翌日、父はおじいちゃんに車の運転をすることを禁じ、怒ったおじいちゃんは荷造りを始めて家に飼えると言い出す。

車の運転は孫に頼むと言っていて、ウェインではなくケビンが運転して送って行くことに。車を少し走らせると急におじいちゃんは車を止めろと言い出し、ケビンはおじいちゃんと運転を代わる。

途中でカフェや市場などおじいちゃんのなじみの場所に連れ回され、昔話を長々と聞かされてケビンはうんざりしていた。ケビンがおじいちゃんに文句を言っているとおじいちゃんは車の運転を誤り、もう少しでまた事故を起こしそうになる。

頭に来ていたケビンは昨日の事故のことを持ち出し何が原因だったがおじいちゃんを追究し、2人は無言のままおじいちゃんの家まで車を走らせる。


ケビンは最後の最後でおじいちゃんが何をしたかったのか理解し、とても素敵なプレゼントをもらいましたね。
たまに出て来るおじいちゃんはいつもインパクトが大きくて、ケビンが子犬をもらった話を思い出しました。

ケビンが回想の中で言っていたけどケビンにとっておじいちゃんは強いヒーローみたいな存在で、おじいちゃんが老いて弱くなってしまったなんて思ってもいなかったのでしょう。

おじいちゃんがどこで車をケビンに譲ろうと思ったのかはわからないけど、物としての車ではなく長年自分の相棒みたいな存在だった車を思い出と一緒にケビンに贈りたかったのかな、なんて思いました。

ケビンにとっては今回のおじいちゃんとのドライブも含めて、思い出深い最初の車になりましたね。

DATA

原題:Grandpa’s Car
放送日:1992/1/15
監督:マイケル・ディナー
脚本:マーク・レヴィン

第13話 パスと落第の間

あらすじ・感想

ケビンの高校には変わった先生も多い中、英語のショー先生は他の先生と違っている。ショー先生は大学院を出たばかりでまだ若く、野外で授業をしたり生徒1人1人の意見や考えをしっかり聞こうとしてくれて、楽しんで教えているように見える。

カリキュラムで扱うよう上からお達しがあった教材を取り入れず、自分がいいと思った本を教材に選んでいる。

成績の付け方もAからEまでの5段階評価ではなく、パスかそうでないかの二択でケビンはパスのPをもらった。ケビンの父はPに不満を抱いているが、母は今時のやり方でいいのではとのこと。

他の生徒の家でもそうで父兄が学校に何か言ったらしく、ショー先生の成績の付け方が問題となってしまう。

そこで先生は従来のAからEまでの評価に戻すと生徒達に伝えるが、成績を付けるのは先生ではなく、自分で自分の成績を付けるよう指示する。


ケビンが中学時代にはホワイト先生や嫌味な体育の先生、いつもスライドを使って授業をする暗い先生など色んな先生が出て来たけど、高校では初登場だったショー先生はあっさりといなくなってしまいました。

若くて柔軟な考えを持っている先生だったしケビンも楽しんで勉強していたから、残念な結果でしたね。
ショー先生も若さゆえ理想の教師像を持っていてそれを発揮できないから去ったのだろうけど、残される生徒のことは考えたのかなと、ちょっと疑問を感じました。

教育委員会直々に何か文句を言って来て、従うかクビになるかなど、ケビンの知らない所で大人の事情があったのかもしれませんね。
短期間でもケビンが教わって大人になって振り返った時、ケビンの心に残った先生だったのでしょう。

ゲスト

ショー先生 – ラネイ・チャップマン
バレンティ – リチャード・ファンシー
ハロルド – ジョシュ・バーマン
フェリシア – ウェンディ・J・クック
ラプリー – テッド・ハイデン

DATA

原題:Kodachrome
放送日:1992/1/29
監督:デヴィッド・グリーンウォルト
脚本:ジーナ・ゴールドマン

第14話 大人になるって切ないこと

あらすじ・感想

ウェインの大学適正試験が間近に迫っていて、母が勉強の手伝いをしているが上手くいっていない。父もウェインの進路のことを心配していて、ウェインが子供の頃のことをケビンに話し、ウェインはやればできる子だと信頼している。

ウェインが友達ワーツと学校をサボったと呼び出されているのをケビンが目撃する。帰宅すると案の定、両親はウェインを怒っていた。

ウェインの大学適正試験の日、ウェインはワーツを連れて帰宅する。試験は受けずワーツと軍に入隊する手続きを取ったと報告してみんなを驚かせ、父は入隊を取り消せと激怒してウェインは仕方なく父の言葉に従うことに。

ある夜、ウェインは自分の私物をケビンに1つ5ドルで売りつけようとし、軍に入隊するつもりだと告げる。ケビンは両親にだまっていられず告白するが父が反対してもウェインは行くと言い、軍の健康診断にケビンは付き添って行く。


ウェインはウェインなりに色々と考えて、入隊を決めたのでしょう。
自分は勉強ができないと諦めていたし、他にできることを探し自分なりに自分の進路を決めて、父親の反対を押し切って強行しただけでも、ウェインは成長しましたね。

結局、ウェインらしいオチでしたけど、自分で決めて実行しようとしたのに出鼻をくじかれた形になり、いつも元気なウェインがしょんぼりしていたのが印象的でした。

ジャックが父親として心からウェインを信じているところも素敵だったし、心配でたまらない気持ちと息子が決めた道だから応援したい気持ちの葛藤みたいなものを感じました。

いつもはけんかばかりのケビンだけど、今回ばかりは兄を思いやって寄り添っていて、兄を愛しているんだなってわかりましたね。

ゲスト

ルーブナー – パット・クロフォード・ブラウン
カランタ – ジョセフ・ウィップ

DATA

原題:Private Butthead
放送日:1992/2/5
監督:ニック・マーク
脚本:サイ・ローゼン

第15話 原始人へのあこがれ

あらすじ・感想

ケビンにかわいい彼女ジュリーができて、ケビンも毎日ウキウキしている。学校が終わると毎日のように彼女の家エイダム家に行くのが日課になっていて、ジュリーや彼女の父ベンや母のもてなしに感謝している。

付き合い始めてしばらく経ち、ケビンは何となく息苦しさを感じていた。ポール達からバスケに誘われるがジュリーに言い出せず、男同士の付き合いが希薄になってきている。

ジュリーは少し席を外しただけでも「寂しかった?」と聞いてきて、ケビンはうんざりし始めてきた。ベンは女家族に囲まれていて細かな作法を守らされ、ケビンにこっそり以前飼っていた犬デュークについてぽつりと語る。

ある日、ポール達にバスケに加えてもらおうと声をかけるが嫌味を言われ、謝って仲間に加えてもらう。久しぶりに開放感を味わったケビンはストレスを発散できて満足するが、帰宅するとジュリーが待っていた。


高校に入ってから、ケビンは女の子とまともに付き合っていなかったですね。
ジュリーはかわいいしケビンの世話を焼いてくれて、手作りのクッキーやパイを作ってくれるなんてできた彼女です。

いい面もあれば受け入れられない面もあり、しばらく付き合っているうちに相手のアラが見えてきちゃいましたね。
ケビンはエイダム家の厳格さと窮屈さを負担に感じ始め、ジュリーが束縛しようとするのに耐えられなくなってきたのもわかります。

フランクに付き合えないし、ジュリーとだと一緒にバーガーを食べに行ったりスポーツしたりなんてデートはできないでしょう。
縞のシャツを脱いでいつものケビンらしい格好で、友達と遊んでいたケビンの生き生きした姿が素敵でした。

完全にジュリーのペースにハマっていて危うくステディになるところだったけど、間違いだと気づいて自分の気持ちをぶちまけることができました。
ベンがいい味を出していて、大人になったケビンがジュリーとのことを振り返り、きっとベンが言っていたことを理解したのでしょうね。

ゲスト

ベン・エイダム – ライマン・ウォード
ジュリー・エイダム – ウェンディ・コックス
ジューン・エイダム – サンディ・フェイソン
ジェイニー・エイダム – カーリー・エルマン
ジェニファー・エイダム – ジェニファー・ゲイナー
ハレルソン先生 – パメラ・ゴードン

DATA

原題:Of Mastodons and Men
放送日:1992/2/12
監督:トーマス・シュラム
脚本:マーク・レヴィン

素晴らしき日々

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