素晴らしき日々 シーズン6 第1話~第5話 あらすじ・感想

第1話 英雄が抱えていたもの

あらすじ・感想

学校ではアメフトの試合が近く盛り上がっていたが、マスコットがライバル校に盗まれてしまったとポールらはがっかりしている。ケビンはいつものようにウィニーと待ち合わせしてバイト先の車で送ろうと言うが、ウィニーは車にあまり乗りたくない様子。

ウェインは父の会社の社員となり働き始め、ベトナムに行っていた軍人ワーツが戻って来る。軍服姿のワーツはケビンの目には大人に見え、周りのみんなは英雄視している。

ある日、ケビンは友達とライバル校のマスコットのフクロウを盗みに行くが、警備員に見つかって逃げ帰る。バイト先から借りているケビンの車には特徴的なドラゴンの絵が描かれていて、昨日の盗みの目撃者によればドラゴンの車が走り去ったとのこと。

ウェインや周りのみんなはケビンの失敗だと何故か知っていた。ケビンはアメフトの試合を見に行きポール達と合流するが、マスコットを盗みそこなった件をバカにされコーラを買いに行く。


あのウェインがジャックと同じノーコムの社員になって働いているのには驚いたけど、外見だけでなく中身もちゃんと成長していますね。
相変わらず家では口が悪くてがさつなウェインだけど、友達思いで優しさにあふれていました。

ワーツが居心地悪そうにしていると周りの人を追い払ったり、ワーツのために自分のシャツを着ろと渡したりなど、普段は見ることができないウェインを見られてよかったです。

対するケビンは青春真っ只中で、ちょっとしたことにイラついたりウィニーとのマンネリな関係に悩んでいましたね。
兄とワーツの感動的なシーンに出くわして、フクロウを飛ばしたのが印象的でした。

今シーズンのケビンの見た目が成長してかなり大人っぽくなっていて、昔のかわいらしいケビンがちょっと懐かしくなりました。

ゲスト

ディークス先生 – ドン・ペリー

DATA

原題:Homecoming
放送日:1992/9/23
監督:マイケル・ディナー
脚本:ボブ・ブラッシュ

第2話 最後の魚釣り旅行

あらすじ・感想

ケビンと父、ウェインの3人は、子供の頃から恒例になっている魚釣り旅行へ行くことに。途中で寄ったエドの釣具店ではエドの姿が見えず、2年前にボートの事故で亡くなったとのこと。

いつも魚釣りに行く渓谷への道は封鎖されその渓谷ではもう魚は釣れないと店主が教えてくれたが、父は聞き入れず道なき道を進みやっと渓谷にたどり着く。

3人でテントを張り昔のようにカードゲームをするが、いつも負けていたウェインがボロ勝ちしている。大人になったケビン達にはテントは狭く、父は外で寝ると言うが雨が降り始める。

翌日はすっかり晴れて3人は魚釣りを始めるが、一向に魚は釣れない。ケビンは何か手ごたえを感じたが捨てられたタイヤで、ウェインにバカにされてしまう。

頭に来たケビンはウェインにいたずらしようとするが、父がハマってずぶ濡れになり機嫌を損ねてしまう。


大きな出来事があったわけではないけど、じんわりと心に染みるエピソードでした。
ウェインはそれほど変わったという印象はないけど、ケビンはぐっと大人になって成長したなというイメージです。

子供達が大人になり周りの状況が変化しても、ジャックにとって恒例の魚釣り旅行は変わってほしくない物だったのでしょう。
いつもの釣具店の店主が別の人になり釣り場への道が閉ざされていても、男同士の家族の絆は深まると信じたかったのかもしれませんね。

釣りは散々だったし昔のようにはいかなかったけど、それはそれで家族としての思い出になりましたね。
ストーリー中に何度も「何のためにここへ来た?」とケビン達がつぶやいていたけど、ケビンの答えには感慨深いものがありました。

DATA

原題:Fishing
放送日:1992/9/30
監督:グレッグ・ビーマン
脚本:フィル・ドーラン

第3話 結婚式の人生模様

あらすじ・感想

ジャックの上司ジェンセン氏の娘の結婚式に、アーノルド家全員が招待される。無事に式が終わって車でパーティー会場へ移動中、ウェインは結婚式では出会いが多いと長々としゃべっているが、ケビンはウィニーとけんかしたことを思い返していた。

パーティーも退屈で知らない人と握手三昧だったが、リンダという女の子と出会ってケビンのテンションも上がる。ジェンセン氏はノーマに夢中で2人でずっとダンスをしていて、ジャックはカウンターで1人で飲んでいる。

ケビンはリンダに19歳だとウソをついて一緒にシャンパンを飲もうと誘い、30分後に東屋で会う約束をする。ウェイターはケビンが未成年だと思ってシャンパンを注文しても出してくれない。

ウェインの飲んでいるシャンパンをもらおうとするが失敗し、当のウェインは新婦キャンディにダンスをしようと誘うが断られてしまう。ウェイターがあっさりシャンパンを出してくれてケビンは東屋に行くがリンダがなかなか来なくて、シャンパンを飲み始めて酔っ払ってしまう。


アーノルド家の面々それぞれにちょっとしたトラブルが起きたけど、最後には上手く収まりました。
何と言っても、最高だったのはウェインですね。

結婚式での感動のノーマの涙から始まりパーティーでの新郎のスピーチに感動していたケビンは素敵だったし、ジェンセン氏からノーマを取り戻したジャックもカッコ良かったです。

ケビンはリンダと上手くいきそうだったけどかなりの曲者っぽかったし、すっぽかされたのが逆に良かったですね。
ケビンとのデートをOKしたのにケビンとの約束を忘れて、別の男を連れて来るような女だからロクなもんじゃないでしょう。

エンディングはウェインがかっさらっい最高のオチをつけてくれて、面白かったです。

ゲスト

アーサー・ジェンセン – ポール・グリーソン
ミュリエル – ベ ティ・フォード
リンダ・カー – サラ・メルソン
キャンディ・ジェンセン – エイミー・グレアム
ピーター・ロッテリ – トム・ウッド
サル – サル・ジェンコ
アンドレア – マンディ・イングバー
モーガン – ダグ・ケルツナー
シンシア – ミコール・ブリアナ・ホワイト

DATA

原題:Scenes from a Wedding
放送日:1992/10/7
監督:マイケル・ディナー
脚本:マイケル・カーティス、グレッグ・マリンズ、ジョン・ハーモン・フェルドマン

第4話 恋のバランスシート

あらすじ・感想

歴史のファーマー先生はセクシーで、ケビンを含め男子生徒は授業中に先生に見とれて授業どころではない。ケビンはガソリン代も足りなくなり、ウィニーとデートしても食事に行くお金すら出すことができず、経済状態が困窮している。

新しくバイトを探そうと掲示板を見ていたら、ファーマー先生が自宅のペンキ塗りのバイト募集の紙を貼った直後、ケビンは紙をはがして先生の自宅へ。

先生の自宅の外壁全部のペンキ塗りでバイト代と経費込みで500ドルでやってほしいとのことで、ケビンは即OKする。ジミー達3人を手伝いに雇い料金交渉で1人50ドルの要求を飲むしかなく、前金で渡してしまう。

彼らは休憩ばかりでミスも多くケビンがやる気を出させようと叱り付けると、バイトを辞めてしまった。

1人になったケビンは帰宅しても落ち込んでいて、父は責任感があり仕事をやり通すとケビンのことをほめるので、余計に辞められなくなってしまう。もう少し先生に費用を出してもらおうと自宅に行ってみると、先生は自宅を売り払おうとしていた。


金欠脱出のはずが余計にお金がなくなりケビンも大変だったけど、1人で諦めず最後まで仕事をやり通したのは素晴らしかったですね。

デート中に空腹でお腹が鳴っていたウィニーがちょっとかわいそうでした。
幼なじみだから何でも話せる仲だろうし金欠だってケビンが言えばよかったのに、男の子のプライドが邪魔して言えなかったみたいです。

先生が美人でセクシーだったから、多少費用が安くても引き受けてしまったのでしょう。
ジミー達は途中で辞めてしまったから、半分でもお金を返してもらえばよかったのに。

まともに働かない連中を雇ってしまった自分の責任だからと、ケビンはそのままにしたんだと思います。
先生は下心があって近づいてくる人が多いなんて言っていたけど、先生も自分の魅力を利用して意外とちゃっかりしていました。

ゲスト

リサ・ファーマー – レベッカ・スターブ
ジミー・ドネリー – セス・グリーン
ジョーイ・スピノーザ – デミアン・スレイド
エディ・ホーバス – ジェレミー・デイビス
グリッデン – ウィリアム・ブロンダー
カプラン – ジャック・マクギー
フェリシア – ウェンディ・J・クック
ドミニク – マイケル・ウェイナー

DATA

原題:Sex and Economics
放送日:1992/10/14
監督:ケン・トポルスキー
脚本:ジョン・バンゼル、ジョン・ハーモン・フェルドマン

第5話 ジャンヌ・ダルクの挫折

あらすじ・感想

大統領選のためにケビンの高校にも各候補の応援者が来て演説をするが、まだ選挙権のないケビンや周りの友達は退屈し切っている。

マクガバン候補のマイクは若者の心をつかむような演説してすぐにみんな引き込まれ、スピーチが終わった時には拍手が起こっていた。

ちょうどケビンがウィニーを探しているとマイクと話していて、ケビンもマイクからマクガバン候補の選挙事務所を手伝わないかと誘われる。

ケビンは全く乗り気じゃなかったが選挙事務所に着いてマイクに説明されているうちに、動機は何でもいいのだと知る。

2人でパンフレットを配っていたが人々は全く見向きもせず、ウィニーは人々に訴えかけるような意見を言って人々は耳をかたむけ、パンフレットを無事に配り終える。初日から大したものだとマイクにほめられ、ウィニーは心から喜んでいた。


ウィニーのお兄さんは戦死しているから、最初は純粋に戦争を止めたいというマイクの演説に心打たれたのもわかります。
マイクは高校生の心をガッチリつかんでいたし、退屈な演説っぽくない斬新なやり方だったから、政治に興味のない高校生にも伝わりやすかったですね。

ケビンはニクソン対マクガバンの選挙戦なのに、ウィニーをめぐる自分対マイクの戦いととらえて勝手に熱くなっていたのがかわいらしかったです。

マイクはウィニーに全く興味はなかっただろうけど、ウィニーの方は饒舌で頼もしいマイクにどんどん惹かれていたようですね。
選挙事務所に押し入ったケビンの行動力はスゴいしウィニーを大切に思っているが故の行動で、ちょっとやり過ぎだけどカッコよかったです。

ゲスト

マイク・デトワイラー – ランス・ゲスト
ブルース・ディージー – ゴードン・クラップ
ペギー・キンボール – レニー・ファイア

DATA

原題:Politics as Usual
放送日:1992/10/21
監督:ブライアン・ゴードン
脚本:クレイグ・ホフマン

素晴らしき日々

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