ウォーキング・デッド シーズン6 第1話~第5話 あらすじ・感想

第1話 導かれし屍たち

あらすじ・感想

ゲイブリエルとトビンが墓を掘っていると、殺人者はアレクサンドリアの中には埋葬しないとディアナが決定する。リック達はピートの墓を森の中で掘ることに。

近くに採石場があり、ウォーカー達が谷底に落ちる仕組みになっていて、トラック数台がバリア代わりになっていて、アレクサンドリアにウォーカーがあまり現れないことに気付く。しかし、ウォーカーの数が増えすぎてトラック同士の間に隙間ができ、すぐに対処する必要が出てきた。

リックの案でダリルのバイクとエイブラハムの車でウォーカーを先導し、町から引き離す作戦を決行する。長期間の遠征から戻ったヒース達もリックの指示に従うが、臨時の壁を作っていたカーターがリック達に反抗するプランを立て始める。


少し前の出来事がモノクロで描かれていて現在進行形がカラーで、なかなか凝った演出でした。
それにしても、あんなに大量のウォーカー達がアレクサンドリアの近くにいたなんて驚きだし、今まで誰も気づかなかったのでしょうか。

数週間ぶりに帰って来たヒース率いる調達チームがチラっと触れていたくらいで、そのまま放っておいたとは危険きわまりないですね。
ゲートのところでヒースとユージーンが初対面で、ユージーンが自分と同じで髪型にこだわりがあるとジョーク(?)を言ったけど、完全無視でちょっとかわいそうでした。

モーガンもやっとアレクサンドリアになじんだ様子です。
リックと出会った頃や再会した頃のことを言っていたけど、根っこはモーガンが知っていた頃のリックなんだろうけど、色んなことがあってリックも変わり、モーガンが幻滅しないといいのですが…。

ウォーカーの大群の誘導はなかなかの迫力で、あんなに大勢のウォーカーはウォーキング・デッドが始まってから初じゃないでしょうか。

グレン達のがんばりやカーターの犠牲などチョコチョコあったけど、順調に遅々として計画通りに進んでいましたね。
最後にサイレンが鳴っていたけど誰が何のために鳴らしたのか不明だし、アレクサンドリアが大ピンチで次回に持ち越しです。

ゲスト

カーター – イーサン・エンブリー
デイビッド – ジェイ・ヒューグリー
アニー – ベス・キーナー
スタージェス – ジョナサン・クライトマン
バーンズ – ジャスティン・マイルズ

DATA

原題:First Time Again
放送日:2015/10/11
監督:グレッグ・ニコテロ
脚本:スコット・M・ギンプル、マシュー・ネグレト

第2話 不意打ち

あらすじ・感想

両親をウォーカーに殺されたイーニッドは機会があれば「JSS」と書き記し、たった一人で生きのびてアレクサンドリアまでやって来た。

ふさぎこんでいるディアナをマギーが散歩に連れ出し、これまでの努力は素晴らしいとほめて再びリーダーとして立ち上がって欲しいと話す。ピート亡き後、医師として患者を診ているのは精神科医のデニースだが、外科の経験がなくしり込みしている彼女をユージンとタラが励ます。

その頃、町にはWの文字が書かれた者達が忍び込み、次々と住民を殺していた。戦闘経験のない住民達は怯えるばかりで、キャロル達が中心となって相手を倒していく。




1話目は迫力があってシーズンプレミアって感じだったけど、今回も引けを取らないくらい緊迫感がありました。

コミュニティの外から来たイーニッドの「JSS」から始まって、カールに「JSS」の手紙を残して去って行ったイーニッド。
キャロルがお料理をオーブンに入れ50分のタイマーをセットし、騒ぎが収まってタイマーが鳴って締めくくられます。
まさに秀逸なドラマ展開だったし、始まりと終わりの小技が利いていて本当に素晴らしい!

外から凶暴なWの連中が攻めて来たけど主戦力のリックやダリル達はウォーカー大移動で留守中だったから、どうやって敵と戦うのかが見物でした。

やはり、キャロル大活躍!
クラクションの音を止めに来たモーガンも強かったですね。
ただ、殺すべきか殺さざるべきかで、キャロルとモーガンの考えが対照的だったのもドラマに彩りを添えていました。

Wの連中がやって来たのはアーロンのスカウトの影響で、死んだ敵が持っていた写真をアーロン本人が見つけるというのも皮肉です。
リックは来た頃からこのような事件を危惧してちょっとずつ準備をしていこうとしていたけど、意外に早く攻め込まれてしまいましたね。


ゲスト

イーニッドの母 – クレア・ブロンソン
イーニッドの父 – ジェイソン・デイビス
エリン – ティファニー・モーガン
シェリー – スージー・スピアー・パーセル

DATA

原題:JSS
放送日:2015/10/18
監督:ジェニファー・リンチ
脚本:セス・ホフマン

第3話 逃げ場のない道

あらすじ・感想

アレクサンドリアから鳴り響くクラクションの音で、誘導していた後方半数のウォーカーがルートを反れて町の方へと向かいだす。軌道修正するためにリックは車を探して再度誘導し、ミショーンやグレン達はみんなを連れて町へ戻ることに。

ニコラスの案内でグレン達は一端ペットショップへ逃げ込み、建物に火をつけてスキを見て逃げ出すことに。仲間はウォーカーに噛まれたり負傷したりして、1人1人と減っていく。

店内にウォーカーが入り込んできてみんな外へ出ることを余儀なくされ、グループは分断されてウォーカーから逃げることに。一人車を目指していたリックはWの者達に襲われてしまう。


アレクサンドリアがWの連中に襲われて大勢の犠牲者が出たけど、今回も1人2人…とアレクサンドリアの住民がウォーカーの犠牲になってしまいました。
リック達とみんな別れた時には何とか作戦を実行できそうな雰囲気だったけど、最後にはかなり人数が減っていましたね。

リックは単身、街の方へと道をそれたウォーカー達を戻そうと行動中だったけど、街から逃げてきたW達に襲われました。
まあ、リックだから反撃して、バンの中から相手を撃って何とか片付けたみたいです。
ただ、撃ったせいで車が動かなくなり、街へ向かったウォーカーの誘導に支障が出そうですね。

ミショーンは怪我人を足手まといだと見捨てず何とか助けて、みんなで街へ帰ろうと励ましていたのが素敵でした。
デイビッドの妻への手紙を受け取らなかったのも無事に戻って自分で奥さんに伝えてほしいという希望からだし、デイビッドの気力を何とか保ってほしかったからでしょうね。

グレン達が一番衝撃的でした。
ノアを犠牲にして逃げたニコラスはあの頃とは変わって行動で示していて、最後に頭を撃ったのは絶望したから?

それとも自分が犠牲になった隙にグレンに逃げてほしかったからなんでしょうか?
あんな狭いゴミ箱の上じゃ助かりっこないから、ただ単に諦めの気持ちからじゃないかなって思っています。

ゲスト

バーンズ – ジャスティン・マイルズ
デイビッド – ジェイ・ヒューグリー
アニー – ベス・キーナー
スタージェス – ジョナサン・クライトマン

DATA

原題:Thank You
放送日:2015/10/25
監督:マイケル・スロヴィス
脚本:アンジェラ・カン


第4話 師の教え

あらすじ・感想

モーガンはウルフの一人を捕らえて殺そうとはせず、アレクサンドリアのある家に拘束する。その男を相手に自分の過去を語り始める。家族を失ってからというものモーガンは毎日ウォーカーを殺し続けて駆逐していた。

ある時、森でイーストマンという男性と出会い彼の山小屋の中にある檻に入れられる。イーストマンは精神科医で受刑者達の精神鑑定をしていたとのこと。

彼にも過去があり人を殺さないと決めた日から救われたとモーガンに語り、少しずつモーガンも心を開いていく。イーストマンから合気道や棒術を習い、人は変われると信じるようになる。


今回はモーガンの過去を振り返るエピソードです。
1話目から怒涛の展開だったから、ちょっと落ち着いたエピソードもいいものです。
ただし、ウォーキングデッドだから、ハートフルにはいかなかったですね。

リックと再会した時も我を失ってウォーカー退治をしていたけど、その後のモーガンはさらにひどくなっていたんですね。
イーストマンと出会ったのがきっかけで、少しずつ今のモーガンへと成長しました。

心の平穏を取り戻しこれから師匠と生き抜いて行こうという矢先に、何という展開でしょう。
モーガンが自分が殺して転化してしまったウォーカーに躊躇し、モーガンを助けようと間に入ったイーストマンが噛まれてしまいました。

心の支えだったイーストマンに悲劇が起きモーガンが元に戻ってしまうかと思ったけど、師の教えはこの時のモーガンにも刻まれていて、戻って来てくれましたね。

イーストマンのお墓があったからモーガンは彼を看取って埋葬し、師の助言通り1人じゃなく頼れる仲間を探す旅が始まりました。
現在、モーガンは殺さなかったWの男を家に監禁しているけど、他の住民達は知っているのでしょうか。

ゲスト

イーストマン – ジョン・キャロル・リンチ

DATA

原題:Here’s Not Here
放送日:2015/11/1
監督:スティーヴン・ウィリアムズ
脚本:スコット・M・ギンプル

第5話 波打つ不安

あらすじ・感想

アレクサンドリアの町からウルフ達を一掃し、リックは一人ウォーカー達から逃げながら門へとたどり着く。中に入って住民達に家にこもり明かりを最小限にし、物音を立てるなと指示する。

町からイーニッドが姿を消しカールは外へ出て彼女を探そうとしていた。ロンにも手伝って欲しいと頼むが、父親に密告すると脅されて諦める。

スコットの治療をしたデニースは感染症を抑える方法を見つけられずに落ち込んでいたが、タラが励まして放り出した医学書を手に取り方法を探り始める。食料争奪の混乱をいさめたスペンサーだったが、自分だけ余計に食料を持ち出し酒を飲みながらこうなったのも母のせいだとディアナを批判する。


リックは単身で走って街に戻って来たのでしょうか?
どのくらい距離が離れていたのかわからないけど、かなりのスタミナですね。
あれだけのウォーカーの大群に追われながら、無事だったリックに拍手を送りたいです。

Wの襲撃直後に今度はウォーカーの大群に壁を取り囲まれるという不運続きのアレクサンドリア。
今までぬるま湯に浸かっていた住民達は怯えたりパニックになったりと、あちこちで小問題も勃発しそうです。

ディアナは意気消沈していて愚息スペンサーにまで責められるけど、割れたビンでウォーカーをめった刺しにして生き残りたいとリックに語っていたのが印象的でした。
現実から目をそらさず、サバイバルしながらも住民達を守る方法を思いついてほしいです。

タラとデニースのほっこりエピソードが癒しでした。
外科医の経験がないデニースをタラが励まし、何とか患者を救おうとデニースが調べまくって患者の命を救いました。

解決策を思いついた時の笑顔と、タラにキスしたデニースがとてもかわいかったですね。
他にも、マギーの妊娠やアーロンとの絆、リックとジェシーのロマンスなど、見所がたくさん散りばめられていましたね。

ゲスト

アンナ – ヴァネッサ・クローク
ベッツィー – ジャスミン・カウル

DATA

原題:Now
放送日:2015/11/8
監督:アヴィ・ヨービアン
脚本:コリー・リード

ウォーキング・デッド

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