第11話 未知なる世界
あらすじ
エイブラハムはサシャのことが気になり始めるが、サシャの方から彼を遠ざけようとする。ロジータはエイブラハムに燃料車の割れたランプで作ったペンダントをプレゼント。
リックはジーザスから自分達のコミュニティヒルトップと取引きするために連れて行くと申し出て、リック達はそれに応じる。途中でジーザスの仲間の車を見つけ、彼らを救い出してヒルトップへ。
リーダーのグレゴリーにマギーが取引を持ちかけるが交渉は決裂。そこへニーガン達からメッセージを預かった仲間が戻ってきて事態は急変する。
感想
賢いジーザスは縄をほどき見張りの目を盗んで、リックの所へやって来ました。
リックからしたらタイミングは最悪で、ミショーンとの関係を周りにバラすことになってしまいましたね。
ヒルトップへ向かう途中、ジーザスの仲間達を助けて、その中に医者がいたのはラッキーでした。
専門が産科医だったからマギーは診てもらえたし、エコー写真までもらえてマギーやグレンだけじゃなくみんな幸せそうな笑顔だったのが印象的でした。
ヒルトップのリーダーはかなり癖の強い人物ですね。
ジーザスが従っているくらいだから、それなりにいい所もあるんでしょうけど…。
ニーガンというリーダーが率いる救済者グループは実は横暴な奴らで、ヒルトップは脅しに屈してかなり不利な取引をしているみたいです。
リック達が新たな取引を持ちかけてグレゴリーはOKしたけど、マギーのやや強気な交渉が功を奏した感じですね。
マギーはナタリーと名前を間違えられたりハニーなんて呼ばれたから、グレゴリーにイラついていたのかもしれません。
エイブラハムの恋愛事情もちょっと複雑になり、尽くしてくれるロジータ、気になるサシャのどちらを選ぶのでしょうか?
ロジータ手作りのネックレスを拾わなかったから、気持ちは完全にサシャにありそうです。
ゲスト
グレゴリー – ザンダー・バークレー
バーティー – カレン・シーセイ
カル – ジェームス・チェン
フレディ – ブレット・ジェンタイル
カーソン医師 – R・キース・ハリス
イーサン – ジャスティン・カシュレイン
クリスタル – キンバリー ・リーマンス
アンディ – ジェレミー・パルコ
ウェスリー – イーラン・ムアレム
エドゥアルド – ピーター・ルイス・ジマーマン
DATA
原題:Knots Untie
放送日:2016/2/28
監督:マイケル・E・サトラズミス
脚本:マシュー・ネグレト、チャニング・パウエル
第12話 殺めるべき者
あらすじ
キャロルは乏しい食料からどんぐりとビーツのクッキーを作って配り、トビンからはみんなの母親のような存在で強くて優しいと言われ親しくなっていく。
リック達が戻りヒルトップの提案をみんなに告げて、戦うべきかどうか話し合うことに。モーガンだけは戦いよりも話し合うべきだと主張するが、みんなの意見は戦って救世主たちを抹殺すべきだという意見に落ち着く。
救世主達はグレゴリーの首を欲しがっていて、リック達はグレゴリーに似たウォーカーの首を使って作戦を決行することに。首を持ったアンディがまずは乗り込み、人質になっているクレイグを救い出したところからリック達が中へともぐりこむ。
感想
キャロルには武器が似合うけど、昔みたいにお料理や家事をして平和に暮らしたいのでしょうか。
お料理上手のキャロルはどんぐりとビーツを使ったクッキーを作っていたけど、味の想像がつきません。
サムのお墓にクッキーを供えていたのが悲しげだったけど、トビンといつの間にかカップルになっていて驚きました。
リックとミショーンに続き、意外性のあるカップルですね。
ヒルトップとの取引についてみんなで話していたけど、やぱりモーガンは奇襲には反対みたいです。
リック達は完全に寝込みを襲っていたから、心優しいモーガンはきっと罪の意識を感じて殺せなかっただろうし、それがきっかけでアレクサンドリア組が危険になったかもしれないですし。
キャロルも襲撃前からちょっと様子が変で、気になっていました。
殺した人数を手帳につけて落ち込んでいたから、もう人を殺すのは嫌になっているのかも…。
だから、襲撃組には加わらず、マギーと一緒に見張りを選んだんだと思います。
リック達の作戦は大成功に見えたけどやはりすんなりとはいかず、人質を取られてしまいました。
秀逸な終わり方で、次回も楽しみで仕方ありません。
ゲスト
アンナ – ヴァネッサ・クローク
クレイグ – マイク・ホームズ
アンディ – ジェレミー・パルコ
イーサン – ジャスティン・カシュレイン
ポーラ – アリシア・ウィット
DATA
原題:Not Tomorrow Yet
放送日:2016/3/6
監督:グレッグ・ニコテロ
脚本:セス・ホフマン
第13話 張り詰めた糸
あらすじ
見張りをしていたキャロルとマギーは森から戻ってきた救世主の仲間達に捕えられ、無線でリックに二人を人質にしたことを伝える。リックからお互いの人質を交換しようと持ちかけられるが、無線を持つ女性ポーラは断って中へと入る。
ポーラはマギーとキャロルの手足をテープで拘束し、猿ぐつわをかませる。キャロルが過呼吸の発作を起こし猿ぐつわを外され、拾ったロザリオを握りしめ、妊娠しているマギーを傷つけるなと頼む。
キャロルとマギーは別々の部屋へと移され、ポーラはリックの要求に応じることに。スキを見てキャロルはテープを切ってマギーを助け、ウォーカーを上手く使って部屋を脱出。しかし、行く手には銃を手にしたポーラがいた。
感想
見張りをしていたキャロルとマギーは森から戻ってきた救世主の仲間達に捕えられ、無線でリックに二人を人質にしたことを伝える。リックからお互いの人質を交換しようと持ちかけられるが、無線を持つ女性ポーラは断って中へと入る。
ポーラはマギーとキャロルの手足をテープで拘束し、猿ぐつわをかませる。キャロルが過呼吸の発作を起こし猿ぐつわを外され、拾ったロザリオを握りしめ、妊娠しているマギーを傷つけるなと頼む。
キャロルとマギーは別々の部屋へと移され、ポーラはリックの要求に応じることに。スキを見てキャロルはテープを切ってマギーを助け、ウォーカーを上手く使って部屋を脱出。しかし、行く手には銃を手にしたポーラがいた。
捕まったキャロルとマギーの様子が丁寧に描かれていました。
少し前からキャロルの様子がおかしかったけど、やはり人を殺すことに罪の意識を感じているようですね。
かなりモーガンの影響を受けているみたいだし、アレクサンドリアに戻ってからモーガンとじっくり話して解決策を見つけてほしいものです。
キャロルはポーラに死ぬのが怖くて怯えていると思われていたけど、実は人を殺してしまう展開になることを怯えていたんですね。
何だか犯罪ドラマに出てくる殺し屋の苦悩みたいでした。
キャロルが複雑な心境を抱えているのに対し、マギーの方が以前のキャロルっぽい感じで、邪魔者は排除してここから出ようとしていました。
お腹に赤ちゃんがいることで子供を守らなきゃという意識が働いて、自然と過激に強くなったのでしょうか。
グレンとマギー、ダリルとキャロルが抱き合って無事を喜んでいたけど、やっぱりキャロルが心配ですね。
ゲスト
ポーラ – アリシア・ウィット
ミシェル – ジーナン・グーセン
モリー – ジル・ジェーン・クレメンツ
ドニー – ルス・ブラックウェル
プリモ – ジミー・ゴンザレス
DATA
原題:The Same Boat
放送日:2016/3/13
監督:ビリー・ギアハート
脚本:アンジェラ・カン
第14話 強く在るために
あらすじ
デニースはここへ来る途中で薬局があったことを思い出し、ダリルとロジータに一緒に薬を取りに行って欲しいと頼む。外へ出たことがないデニースには無理だと二人は止めるが、強引に押し切って三人で向かう。
倒れた木で道路が通れなくなり、途中からは徒歩で向かう。薬局を見つけダリルとロジータが薬をバッグに詰め込み、デニースは奥の部屋を覗きその惨状に耐えられず店の外へ。
ユージンはエイブラハムと共に荒れ果てた工場へ行き、銃の弾を作ってヒルトップとの取引に使いたいと言う。ウォーカーが現れユージンが処理するのに手こずりエイブラハムが頭を刺すと、自分の獲物だった、君の助けはいらないとユージンは言い放つ。
感想
精神科医だったけど本などで頑張って勉強し、アレクサンドリアの人々を治療して来たデニースが死んでしまいました。
しかも、自分の考えを必死に訴えかけていた最中だったし、殺されたのがダリルのボウガンだったというのがまた皮肉ですね。
明るくてほのぼのキャラだったし、タラとのほんわかしたおしゃべりなんかも好きでした。
自分も戦えるようになりたい、役に立ちたいというデニースの気持ちはわかるんだけど、町で唯一の医師に何かあったら困るのは住民達です。
調達はダリル達に任せて、町で医師として腕をふるってほしかったですね。
ユージーンもデニースと似たりよったりかな。
1人で行動してドワイト達に捕まってしまったけど、人数的にエイブラハムが一緒にいても捕まってたかもしれません。
ユージーンが人質になってダリルとロジータは降参するしかなかったけど、ユージーンの奇抜な行動とエイブラハムの奇襲で反撃できましたね。
そして、キャロル…。
ここ最近は人を殺すことに罪悪感を感じて思い悩んでいたけど、とうとう行動に出てしまいましたね。
頼もしいキャロルがいなくなって寂しいし、特にダリルが表には出さないけど寂しさを感じそうです。
ゲスト
ニール – ロバート・ウォーカー=ブランショー
DATA
原題:Twice as Far
放送日:2016/3/20
監督:アルリック・ライリー
脚本:マシュー・ネグレト
第15話 巡る因果
あらすじ
キャロルはアレクサンドリアを出て車で進んでいると、見知らぬ男達から襲撃される。アレクサンドリアの場所を言えと脅されるが、コートの中に隠していたマシンガンで相手を一掃する。
ダリルは自分のクロスボウでデニースが殺されたのが我慢ならず、ドワイト達に復讐するために一人で町を出る。ダリルを連れ戻すためにグレン、ミショーン、ロジータは後を追うことに。
トビンはキャロルの書置きを持ってリックの元へ。モーガンとリックは車で探しに行き、探索中にモーガンはウルフを捕らえてかくまっていたことを告白する。イーニッドは忙しすぎるマギーにピクルスを渡してしっかり休むよう伝え、彼女の代わりに仕事をしに行く。
感想
流れ的にキャロルがアレクサンドリアを出て行くことになるんだろうとは思っていたけど、初っ端から派手な展開でした。
これ以上人を殺したくない、愛する人々を失いたくないという気持ちから町を出たはずなのに、襲われて人を殺す羽目になってしまいました。
さすがはキャロル姉さん!袖の下にマシンガンを隠しておくなんてアッパレです。
自分のボウガンでデニースを殺され、殺したドワイトを生かしておいたのは自分だから、何とか復讐したいダリルの気持ちはわかるけど、1人で乗り込んだのは無謀でしたね。
グレンやミショーン、ロジータも人質にされ、最後にはダリルが撃たれてしまった様子です。
血がかなり飛び散っていたから、ダリルの安否がすごく気になります。
お気に入りキャラだから死なないでほしいです。
リックとモーガンの異色コンビも趣がありました。
意見の違う2人がキャロルを探しながら話し合い、最終的にはリックはモーガンを信頼してキャロル探しを任せましたね。
人を殺さないというモーガンの主義主張をリックが受け入れたとは考えにくいけど、ある程度の理解は示したということでしょうか。
ヘアカットしてすっきりしたマギーのお腹の子に何か異変があったみたいだし、シーズンフィナーレに向けて盛り上げてくれます。
ゲスト
ヒロ – リッチ・セラウロ
ロマン – スチュアート・グリアー
DATA
原題:East
放送日:2016/3/27
監督:マイケル・E・サトラズミス
脚本:スコット・M・ギンプル、チャニング・パウエル
第16話 悪魔の口笛
あらすじ
リック達はマギーをヒルトップの医師に診せに行くことにし、男女数名でバンに乗って出かける。途中の道は救世主の仲間達が待ち構えていて、リックが取引しようと提案しても全てよこせと商談が成立しない。
仕方なくリック達は引き返して別のルートで進むことに。しかし、別ルートも同様に待ち伏せされていて、車で進むのは困難になってくる。キャロルを一人追っているモーガンは馬を見つけて寂れた住宅街でキャロルを見つける。
怪我をしている彼女を手当てしてアレクサンドリアに戻るよう説得するが、断固としてキャロルは戻ろうとはしない。翌朝、モーガンが気付くとキャロルが姿を消していた。
感想
6シーズンウォーキング・デッドを見てきましたが、一番衝撃的なシーズンフィナーレではないでしょうか。
救世主達があちこちでリックの行く手を阻み、じわじわ追い詰めていく作戦は敵ながらアッパレでした。
リック達が予想したより救世主の規模は遥かに大きくて、リーダーが総督の何倍もサイコです。
賢くてカリスマ性があり、おまけにカッコいい!
あのリックやダリルですらニーガンに恐怖を感じていましたから。
最後のルシールで誰かを殴っている音は怖かったし、映像がなくてもかなりショッキングです。
主要キャラ勢ぞろいで、あの中の誰かが殴り殺されてしまうと思うとゾッとします。
一方、モーガンはキャロルを見つけたけど、隙を見てキャロルが逃げ出してしまいました。
キャロルの気持ちを一番理解できるのはモーガンだから、苦しんでいるキャロルを何としてでも助けたかったのでしょう。
救世主の男に見つかってキャロルは死を覚悟していたけど、モーガンは人を殺さないという自分に課した掟を破ってまでキャロルを救いました。
キャロルとモーガンに救いの手を差し伸べた中世の騎士風な男達のおかげで、2人は大丈夫そうですね。
ゲスト
サイモン – スティーブン・オッグ
ロマン – スチュアート・グリアー
ニーガン – ジェフリー・ディーン・モーガン
DATA
原題:Last Day on Earth
放送日:2016/4/3
監督:グレッグ・ニコテロ
脚本:スコット・M・ギンプル、マシュー・ネグレト
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