ウォーキング・デッド シーズン7 第1話~第5話 あらすじ・感想

第1話 惨き鉄槌

あらすじ

ニーガンと救世主達に囲まれたリック達。犠牲者としてニーガンに選ばれたのはエイブラハムで、有刺鉄線を巻いたバッドルシールで頭を何度も殴打される。

ロジータとエイブラハムの関係を素早く見抜いたニーガンは彼女によく見ておけと命令するが、反抗するようにダリルが殴りかかり、仲間達に押さえ付けられる。

ダリルの代わりにニーガンが報復したのはグレンだった。ニーガンはリックをバスで連れ出し彼の斧をバスの屋根の上の放り投げ、取って来なければ仲間が全員死ぬと脅しニックをウォーカーだらけのバスの外へと放り出す。自力でバスの上へ行き斧を手にしてバスに戻ると、ニーガンから供給の半分よこすよう命令される。

感想

まさにニーガン劇場という感じで、リック達は手も足も出ずでした。
前シーズンから引っ張っていたニーガンが撲殺した相手はエイブラハムとグレン。

勇敢で軍人気質、ユージーンを守り通してワシントンまで連れて行くと、堂々としていたエイブラハムを思い出しました。

グレンは初期からの仲間だしお気に入りキャラの1人」だったから、死んでしまってとても悲しいです。
最後までマギーへの愛を貫こうとした姿は感動的でした。(とてもグロかったけど)

ニーガンは自分が満足するまでリックをいたぶっていました。
反抗心を失くさせて絶対服従するまで、とことん追い詰めていましたね。

手斧をウォーカーの群れに投げ捨てて拾いに行かせたのは、リックの根性を試すだけじゃなかった…。
リック自ら息子のカールの腕を切らせようとするなんて、何て酷いんでしょう。

さすがのリックも服従するしかなかったし、おまけにダリルを人質に取られてしまって成すすべなしでしたね。
何とかチャンスを見て反撃して、失った仲間達の無念を晴らしてほしいです。

ゲスト

サイモン – スティーブン・オッグ

DATA

原題:The Day Will Come When You Won’t Be
放送日:2016/10/23
監督:グレッグ・ニコテロ
脚本:スコット・M・ギンプル

第2話 王国

あらすじ

救世主の一人に撃たれ周りをウォーカーに囲まれていたキャロルは意識が朦朧とし、モーガンと馬に乗った騎士のような男達に救われる。2日ほど意識を失っていて気が付いた時には病院のベッドで、傍らにはモーガンがいた。

キャロル達がいる場所は王国と呼ばれるコミュニティで、エゼキエル王が治めている。何もかも揃っていて幻想のような世界で、キャロルがエゼキエルに面会した時には虎のシヴァをはべらせていた。

素晴らしい場所で王も素晴らしいとキャロルは絶賛するが、後でモーガンに矛盾だらけで現実離れしすぎているとつぶやく。モーガンは助けてもらったお礼に仕事を手伝って若いベンジャミンに棒術を教え、キャロルはここを出て行く準備をこっそり進めていた。

感想

キャロルとモーガンを助けた人達は中世っぽい恰好をしていたけど、王がいる王国だったとは驚きました。

エゼキエル王はなかなかインパクトのある見た目でシヴァという名の虎を連れているけど、キャロルに語った内容からすると良さそうな人みたいですね。
エゼキエルに挨拶をするキャロルの仰々しい言動がなかなか楽しかったです。

モーガンは王国にすっかり慣れてエゼキエルや側近達を信頼しているみたいですね。
裏取引にまで連れて行ってもらい、相手がまさかの救世主だとは…。

アレクサンドリア、ヒルトップ、王国から搾取している救世主はかなり規模が大きく統率が取れていて、残虐なグループなんでしょうね。

モーガンとエゼキエルが説得したけど、キャロルは1人で生きる道を選びました。
前シーズンから色々と悩んでいたし、キャロルなら危険への備えは怠らないから1人で静かに暮らすのも良きです。

さっそくエゼキエルが遊びに来て、キャロルの意に反して周りが放っておかなくてしばらくしたら戦いに巻き込まれそうですね。

ゲスト

エゼキエル – カリー・ペイトン
グレゴリー – ザンダー・バークレー
ベンジャミン – ローガン・ミラー
ダニエル – ダニエル・ニューマン
リチャード – カール・マキネン
ジェリー – クーパー・アンドリュー
ダイアン – ケリー・ケイヒル
ジャレッド – ジョシュア・マイケル
ギャビン – ジェイソン・ ワーナー・スミス
ケビン – ジェイソン・バーキー
アルバロ – カルロス・ナバーロ
ヘンリー – マクセン・リンツ

DATA

原題:The Well
放送日:2016/10/30
監督:グレッグ・ニコテロ
脚本:マシュー・ネグレト

第3話 囚われて

あらすじ

救世主に捕まったダリルは真っ暗な独房に閉じ込められ、ドッグフードを挟んだサンドイッチを与えられるだけである。ダリルの世話をしているのはドワイトで、ダリルにどんな選択肢があるのかを見せる。

ある日、救世主の一人が逃げ出しドワイトが追いかけることに。代わりの者がダリルにいつものサンドイッチを持って来るが、扉の鍵はかかっていなかった。ダリルは独房から逃げる途中でシェリーと会い、ニーガンに逆らうなと忠告される。

しかし、ダリルはそのまま逃げ出そうとするが、救世主数名に見つかりニーガンが現れ、これはテストだとルシールをダリルに振り下ろそうとする。

感想

ニーガンに捕まったダリルですが、今のところ何とか持ちこたえています。
ダリルを救世主側に寝返らせようとしているのが因縁のあるドワイトで、ダリルよりもドワイトについて比重が置かれていたみたいに感じました。

精神的な拷問にダリルは必死で耐えていたけど、いつか心が折れるのではと心配です。

リックの時もそうだったけど、ニーガンは自分への反抗心や恨み強い恨みを抱いている人物の心を砕き、従わせることで満足感を得ている感じですね。
相手の恨みが強ければ強いほど、服従させた時の達成感が半端ないのかも。

普段から無口でしゃべらないダリルだけに、ボソっとつぶやく一言に重みがあります。
ドワイトのいきさつを知ってかけた言葉は思いやりと優しさに満ちていたし、自分の芯の強さも表していました。

ドワイトの過去が掘り下げられたってことは、リック達が救世主を倒そうと動いた時のキーマンになりそうですね。

ゲスト

グレゴリー – ザンダー・バークレー
シェリー – クリスティーン・エヴァンジェリスタ
ゴードン – マイケル・シャラバ
ジョーイ – ジョシュア・フーバー
カーソン – ティム・パラティ
ローラ – リンズレー・レジスター

DATA

原題:The Cell
放送日:2016/11/6
監督:アルリック・ライリー
脚本:アンジェラ・カン

第4話 独裁者の洗礼

あらすじ

一週間後に来る予定だったニーガンと救世主達は予定を早めてアレクサンドリアにやって来る。リック達が用意しておいた物資ではなく、自分達が欲しいものを持って行くとのこと。

ナンバー2の妻だったマギーに会いたいとニーガンが言い出すと、ゲイブリエルが彼女は死んだと墓地まで案内する。銃声が聞こえ、薬を根こそぎ持って行こうとする救世主に反発して発砲するが、リックの言葉を聞いておとなしく銃を渡す。

この事件でニーガンはこの町には銃が豊富にあるのを思い出し、武器庫にある銃を全て持ち去ることに。しかし、台帳よりも銃が2丁不足していて、管理していたオリビアの責任だと彼女の命が危うくなる。

感想

とうとうニーガンと救世主達がアレクサンドリアに物資を略奪しにやって来ました。

武器はわかるんだけど、何で家具や寝具を優先して持って行ったんでしょうか?
最後にミショーンが焼かれたマットレスの山を見つけていたけど、あれは明らかに救世主がアレクサンドリアから略奪した物だし、単なる脅しか嫌がらせしたかっただけとか…。

これ以上犠牲を出したくない、住民達を守りたいというリックの状況や気持ちはわかるけど、弱くて情けないリックはあまり見たくないです。
今までのリックならリストに載っていなかったミショーンのライフルをどこかに隠してニーガン達をやり過ごしたはずだけど、今回は自ら差し出していました。

スペンサーみたいにリック達が町にやって来た時から、リックを信頼していない住民は他にもいそうだし、ただでさえニーガン対策で大変な状況だからおとなしくしていてほしいものです。

ロジータは空の銃を見つけてユージーンに弾を作ってと頼んでいたから、これが何かの突破口になって状況が変わるのを期待したいですね。

ゲスト

グレゴリー – ザンダー・バークレー
アンナ – ヴァネッサ・クローク
アラット – エリザベス・ルドロウ
ゲイリー – マイク・シール
ニール – ロバート・ウォーカー=ブランショー
デイヴィッド – マルチネス

DATA

原題:Service
放送日:2016/11/13
監督:デヴィッド・ボイド
脚本:コリー・リード

第5話 消せない憎しみ

あらすじ

ヒルトップでマギーが目を覚まし出産までここに残るよう医師は言うが、ジーザスが説得してもリーダーのグレゴリーは今すぐ出て行ってくれの一点張り。

その夜、大音量で音楽を流す車が入ってきて門は開けっ放しとなり、あちこちに火が放たれてウォーカー達がヒルトップになだれ込んで来る。マギーやサシャに機転で町の被害は最小限に食い止められるが、相変わらずグレゴリーはマギー達を追い出そうとする。

翌日、救世主達の一団がやって来てグレゴリーは彼らを迎え入れ物資の半分を渡す。マギーが心配だと門を乗り越えてヒルトップを目指すイーニッド。カールはイーニッドを追いかけて一緒にヒルトップへ行くことに。

感想

マギー&サシャメインのヒルトップ回で、マギーもお腹の子も無事でよかったです。
ヒルトップのリーダー、グレゴリーは絵に描いたようなクズっぷりで、どうしてリーダーに選ばれたのか疑問しか感じません。

ウォーカー襲撃の夜に大活躍したサシャ、トラクターで大音響を鳴らす車を片付けたマギーと2人はヒルトップを守るために実際に行動したのに、出て行けの一点張りでしたね。

救世主が来た時もクローゼットに隠したマギー達を売ろうとしていたし、自分が生き残るためなら何でもしそうです。
そんなグレゴリーに一発食らわせたマギーはナイスです。
見ていた人の大半はすっきりしたんじゃないでしょうか。

カールはイーニッドが心配だったのもあるだろうけど、救世主を倒す情報を求めてヒルトップに向かった感じでしたね。
途中、ローラースケートで楽しそうに2人で滑ったり、イーニッドと初キスしたりと青春していて微笑ましかったです。

出て来る度にカッコ良すぎのジーザスと救世主のトラックで鉢合わせしたけど、この2人が対救世主のキーマンになることを願っています。

ゲスト

グレゴリー – ザンダー・バークレー
サイモン – スティーブン・オッグ
カーソン – R・キース・ハリス
カル – ジェームス・チェン
エドゥアルド – ピーター・ルイス・ジマーマン

DATA

原題:Go Getters
放送日:2016/11/20
監督:ダーネル・マーティン
脚本:チャニング・パウエル

ウォーキング・デッド

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