第21話 KOパンチ・ダーリン
あらすじ・感想
朝からサマンサは家計を節約していて、ダーリンはごほうびにレストランで食事をしようと誘う。サマンサは先に着いてしまって、1人でテーブルについていた。そこへ男性が絡んできてダーリンも到着し、サマンサに言い寄る男は許せないとけんかになってしまう。
相手は大柄でダーリンに勝ち目はなかったが、サマンサはついダーリンを守ろうと魔法を使い、男をノックアウトしてしまう。運悪く相手はボクサーのコバックで、翌日の新聞にデカデカとダーリンのことが載ってしまう。
ダーリンの会社にコバックとマネージャーが訪ねて来て、マスコミの前で和解しようと言い出し、ダーリンも渋々受け入れることに。ダーリンを心配したサマンサが電話をかけ、ダーリンの居所を聞いて底へ向かう。
昨日のレストランにはマスコミが大勢詰め掛けていて、ダーリンはコバックと握手をしようとするが、何も知らないサマンサはダーリンがコバックにやられると思ってまたパンチさせてしまう。ダーリンは自分が危険な目にあっていても魔法を使ってはダメだと、サマンサにきつく言い聞かせる。
子供が生まれてもダーリンとサマンサの熱々ぶりは健在で、今回はいつも以上にキスの回数が多かったような気がします。
サマンサもママになったせいか、ちょっとずつ家計の切り盛りも上手になってきて主婦として慣れてきたみたいですね。
新聞の一面を飾ってしまって、ダーリンにバレた時のサマンサの逃げ足の早さには笑いました。
マスコミを上手くなだめようとする作戦も失敗したし、すっかり世間ではダーリンはムキムキのボクサーなみに強い男として認められてしまいました。
偶然つまづいたとはいえ、チャンピオンまでノックアウトしてしまいましたから、きっと周りがダーリンを放っておきませんね。
さっそくラリーがチャンピオンとの試合をセッティングしていましたが、その試合の結果がどうなったのか気になります。
サマンサがセコンドにつくと言っていたし、魔法を使わずにダーリンはボコボコにされたのではないでしょうか。
ゲスト
コバック – ロジャー・トーレー
トミー・カーター – ロックニ・ターキントン
サム – ハーブ・ヴィグラン
DATA
原題:Fastest Gun on Madison Avenue
放送日:1966/2/3
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リー・アーウィン
第22話 クマも踊れば…
あらすじ・感想
ダーリンの両親が初めてタバサを見に来ることになるが、エンドラも一緒になりダーリンはトラブルを警戒している。エンドラはタバサのためにかわいいクマのぬいぐるみをプレゼントする。
ダーリンの両親フランクとフィリスがやって来て、フィリスとエンドラのおばあちゃん戦争がさっそく勃発していた。フランクは隠居暮らしが退屈らしく、新しい事業に手を出そうと考えているらしい。
そんな中、フィリスはタバサにプレゼントを持って来るが、エンドラが持って来たクマのぬいぐるみと同じものだった。エンドラはフィリスに負けたくなくて、クマに魔法をかけて踊るクマにしてしまう。
タバサから踊るクマを取り上げると泣き出してしまい、ダーリンは苦し紛れにクマを改造したと言出だす。翌日、フランクはおもちゃ会社の担当者をスティーブンス家に招いて、踊るクマを商品化しようとする。
担当者もどんな仕掛けで動いているのか不思議がり、これは売れると太鼓判を押す。フランクはビジネスに乗り気だったが、ダーリンとサマンサは魔法だとバレたら困るので何とか断ろうと理由を探していた。
そういえば、以前、フランクがエンドラに夢中になるエピソードがありましたが、それ以来、あの2人は仲があまりよくないようですね。
どちらもおばあちゃんとしてライバル心を燃やしていて、自慢したり相手にやんわりと嫌味を言ったりして、きっかけさえあれば大げんかに発展しそうでした。
魔法を使える分エンドラの方が大分有利で、タバサもやっぱり踊るクマが大のお気に入りになってしまいました。
でも、おもちゃ会社の人を撃退するのに、フィリスとエンドラが結託したのには笑いました。
普段はいくら仲が悪くても、かわいい孫のためなら2人は団結して、示し合わせたみたいに意見が一致していたのにはビックリしました。
こうなってはビジネスどころじゃないから、フランクも折れるしかなく、ちょっとがっかりした様子でした。
ゲスト
ホックステダー – アーサー・ジュリアン
DATA
原題:The Dancing Bear
放送日:1966/2/10
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ジェームズ・S・ヘナーソン
第23話 ダブルプレイ・セーフ
あらすじ・感想
ここの所仲良くなったママとダーリン。ダーリンの誕生日でママはダーリンに3つの願い事がかなう魔法をかけてしまう。1つ目はエレベーターが早く来る、2つ目はかわいい女性のビキニ姿を見たいというもので、その場でかなってしまう。
オフィスに来るとラリーはまだシカゴで、お得意様のタージョンさんがやって来てイライラしながら待っている。ダーリンは1日だけラリーになれればいいのにと願ってしまって、タージョンさんに見つかってしまう。
一緒に食事に行き、将来広告業界を目指している姪のジョイスを紹介されてそのまま帰ってしまう。運悪くそこへルイーズがやって来て、ジョイスとラリーの仲を誤解するが、得意先の姪だとわかると急に機嫌がよくなった。
ラリーの家からダーリンはサマンサに電話をかけて説明し、すぐに来てもらう。ママがかけた魔法を解こうとするがダメで、夜も更けたのにあれこれ理由をつけてサマンサはラリーの家に長居していた。やがて本物のラリーが帰宅し、鉢合わせしないようにサマンサが魔法で画策する。
いつもどっしり構えていてお調子者のラリーですが、ダーリンが変身したラリーはいつもよりおとなしく見えるから不思議です。
これも、俳優さんの演技力のたまものですね。
エンドラはダーリンのために素敵なプレゼントをしてくれましたが、とんでもないことをダーリンが願ってしまって大騒動になってしまいました。
やっぱりダーリンも男性で、素敵な女性のセクシーな姿を見たいとつい願ってしまったけど、さすがにサマンサには言えませんね。
本物のラリーが帰って来てからがまた面白くなって、サマンサの魔法で何とか時間稼ぎしていたのが笑えました。
やっと中に入れたかと思ったら玄関先にまた飛ばされて、疲れているのにラリーも気の毒でした。
ラリーも妻のために出張は控えると言っていましたから、むしろ夫婦円満に役立ってよかったです。
ゲスト
タージオン – アーウィン・シャロン
ベティ – ジル・フォスター
ジョイス – キャサリン・フランシス
DATA
原題:Double Tate
放送日:1966/2/17
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ポール・ウェイン
第24話 見た、作った、シマッタ!
あらすじ・感想
ダーリンのお得意さんのパーティーに行くため、サマンサは新しいドレスを手作りしている。ママがやって来てパリで2人で食事したついでに、ママがドレス作りの参考になると、デザイナーオベールの所へこっそり連れて行く。
新しいデザインのドレスを作成中で中には入れず、ママが魔法で時間を止めてドレスをじっくりと観察する。帰宅したサマンサはどうしてもドレスが間に合わず、オベールの所で見たドレスを魔法で出してしまう。
パーティーではドレスが絶賛の嵐で、お隣のグラディスさんとクライアントの妻、その妹と3人分のドレスを作るハメになってしまった。ダーリンは別のクライアントのカクテルパーティーを開くことになり、サマンサとドレスを作ってもらった3人も招待される。
サマンサはまたオベールのドレスを真似て、3人分のドレスを仕上げてしまった。ダーリンの新しいクライアントこそがオベールで、自分のアイデアが盗まれたと気絶してしまった。このままではダーリンの会社も訴えられて大損害になると言われ、サマンサはオベールを説得しに行くことに。
ママとサマンサがドレスを見にフランスまで行ったところで、何となくこんなことになるんじゃないかと思っていました。
サマンサが手作りしていたドレスもなかなか素敵でしたが、やはり魔法で出したやつの方が断然素敵ですね。
採寸も手抜きだし仮縫いもしなかったら、そりゃ自分に合うドレスを作ってもらえるんだろうかと、頼む方も心配になります。
クライアント関係者の2人のご夫人はまだわかりますが、ちゃっかりグラディスさんまで混じっていたのには笑いました。
まあ、近所のよしみということでサマンサも作ったのだろうし、グラディスさんもあんなに素敵なドレスを自分も着てみたいと思ったのでしょう。
サマンサのフォローが素晴らしくて、一般的なご夫人に似合うドレスというのはいいコンセプトでした。
でも、グラディスさんのドレスだけは例外で、あれをどこに着ていくんだ?と疑問を感じてしまいます。
ゲスト
ドリス・グレンドン – バーバラ・モリソン
JT・グレンドン – ハリー・ホルカム
エセル・グレンジ – アーレン・スチュアート
ブリジット – ジャニーン・グランデル
オベール – ディック・ゴーティエ
DATA
原題:Samantha the Dressmaker
放送日:1966/2/24
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リー・アーウィン
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