第21話 サマンサ女王のヒッピー族
あらすじ・感想
サマンサが新聞を見ていると、ヒッピーの格好をしてバンドを演奏するセリーナの写真が載っていた。急いで写真を消して、ダーリンに新聞を渡す。その頃、ラリーはルイーズと新聞を読んでいて、セリーナをサマンサだと勘違いしていた。
会社でラリーはそれとなくダーリンに探りを入れて事の真相を突き止めようと、ルイーズと2人で今夜ダーリンの家へ行き、ブリッジでもやろうと誘う。帰宅したダーリンはサマンサにその事を話すと、セリーナが来ていて新聞記事のことも聞いてしまう。
怒って暴言を吐いたダーリンはセリーナを怒らせてしまう。翌日、クライアントがダーリンのオフィスに来ている中、セリーナが現れてサマンサのふりをし、クライアントを怒らせてしまった。
ラリーは相変わらずセリーナをサマンサだと思い込んでいて、疑いを晴らすためにダーリンはラリーとルイーズを家に呼んで、セリーナを紹介することに。すっかり頭にきているセリーナはサマンサの呼びかけにも応じず、サマンサがセリーナと2役をやるハメになってしまう。
久々にお騒がせのセリーナ登場で、いい感じにかき回してくれました。
エンドラほど害はないものの、サマンサとそっくりだというネタを上手く利用して、ラリーまでサマンサ本人だと信じ込ますなんてなかなかの腕前です。
普段のおしとやかなサマンサと違って、セリーナは活発で自由にやりたいことをやっていますから、イキイキとしていますね。
演じているエリザベスも、きっと楽しみながらやっているんじゃないでしょうか。
歌声も素敵だったし、サイケなファッションもとても似合っていました。
それにしても、ラリーの調子のよさったらないですね。
クライアントにサマンサのことを話す時に、石のかまどで自分でパンを焼いてるなんて、どこから思いついたのか気になります。
ゲスト
ギディング – ウォルター・サンド
DATA
原題:Hippie, Hippie, Hooray
放送日:1967/2/1
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:マイケル・モリス
第22話 もてて、もてて困りたい
あらすじ・感想
ダーリンが出張中で、サマンサは絵本を読んでタバサを寝かしつけようとしていた。サマンサが部屋を出て行くと、絵本の続きが気になったタバサは絵本の中から王子を呼び出してしまう。
エンドラがタバサの子守りにやって来て、スティーブンス家にはラリーとルイーズ、ダーリンのいとこヘレンと彼女の恋人ラルフが集まっている。そんな中、エンドラが子供部屋にサマンサを呼ぶと、タバサが出した王子がいる。
ヘレンがタバサにおやすみの挨拶をしにやって来ると王子に一目ぼれしてしまって、その場しのぎでサマンサはいとこのチャーリーだと紹介する。スーツ姿でみんなの仲間入りをしたチャーリーは、ヘレンだけでなくルイーズまでも夢中にさせてしまう。
翌日、ラリーが朝早くからやって来て、チャーリーを化粧品のコマーシャルに使いたいと、テレビ局でカメラテストを行うことに。しかし、おとぎの国に住む王子だから、チャーリーはカメラには映らないと知り、サマンサは大慌てでラリーとチャーリーを追いかけて行く。
ダーリン不在のエピソードでしたが、面白くまとまっていました。
タバサのかわいさは相変わらずだったし、ちょっとファンタジックな展開で楽しめました。
王子はそんなにハンサムというわけでもないですが、物腰が柔らかで上品だし、女性の扱いが上手いから、ヘレンやルイーズも夢中になってしまったのでしょう。
年配のクライアントの奥さんまで引かれていましたから、現代にずっといたらきっとプレイボーイになっていたかもしれません。
仕事命のラリーも王子を宣伝に使おうなんて、ちゃっかりしています。
目の付け所が素晴らしいし、伊達に広告会社の社長はやっていませんね。
ゲスト
ヘレン – ルイーズ・グレン
ラルフ – スチュアート・マーゴリン
ブランバーグ – ロバート・P・リーブ
ブランバーグ夫人 – マイダ・セヴァーン
チャーリー – ウィリアム・バセット
DATA
原題:A Prince of a Guy
放送日:1967/2/8
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:エド・ジュリスト
第23話 おばけだ! おばけだ!
あらすじ・感想
冷蔵庫から突然クララおばさんが現れ、サマンサにお願いがあるとやって来た。クララおばさんの恋人オッキーがイギリスに古い城を買ったのだが、おばけが住み着いて困っているから、サマンサに退治してほしいと言っている。
ちょうどダーリンは仕事で帰りが遅くなるので、サマンサはクララおばさんにタバサのお守りを頼んで、さっそくオッキーのお城へ。おばけのマクタビッシュは全然姿を現さず、声だけが聞こえてくる。
サマンサは声を頼りに城の中を歩き回っていると、偶然ダーリンの両親もそこに泊まっていて、義母フィリスに見られてしまう。その頃、ダーリンはクララおばさんから事情を聞いて、おばさんにサマンサを連れ戻すよう頼んでいた。
そんな中、フィリスから電話がかかってきて、ダーリンはとっさにサマンサはもう寝ていると答えてしまう。ようやくお化けを見つけたサマンサはお化けを説得し、お化けは新しい世界へ旅立つとのこと。
しかし、お化けはスティーブンス家にやって来てしまった。ダーリンの両親が突然帰国し、スティーブンス家へ向かっている。あわててダーリンはサマンサに電話するが、お化けはまだダーリン達の家でくつろいでいた。
いつもダーリンの義母フィリスは変なものばかり目にして、ダーリンやラリー以上に怖い目にあっていますね。
クララおばさんは今回は魔法で失敗しませんでしたが、厄介ごととサマンサのところへ持ち込んできました。
優しいサマンサはいったんは断るものの、おばさんとオッキーのことを放っておけずに、お化け退治するハメになりました。
ダーリンの両親とこんなところで鉢合わせするなんて、偶然のハプニングで面白かったです。
お姑のフィリスはかなり疑い深くて、ダーリンの家に電話したり帰国してダーリンの家まで押しかけてきたりと、なかなかのつわものです。
ギリギリで上手くお化けを追い出せたからよかったですが、見つかっていたら困ったことになったでしょう。
ゲスト
オッキー – レジナルド・オーウェン
マクタビッシュ – ロナルド・ロング
DATA
原題:McTavish
放送日:1967/2/15
監督:ポール・デイヴィス
脚本:ジェームス・S・ヘナーソン
第24話 芝でお芝居
あらすじ・感想
サマンサは朝から大忙しで電話や来客に追われている。キッチンのパンケーキが焦げて魔法で新しいものを出してしまうが、運悪くダーリンが見ていて怒られてしまう。サマンサはタバサを連れて病院へ行くが、玄関の番地の表札の9が緩んでいて6になっていた。
人工芝を敷く業者がやって来て、間違った番地のスティーブンス家に人工芝を敷いてしまう。タバサを車で連れ帰ったサマンサは芝生に全く気づかず、夜帰宅したダーリンが芝生に気づいてサマンサが魔法でやったと思い込む。
ダーリンはネチネチとお小言を言うがサマンサは自分じゃないと言っていて、魔法で芝生を消すよう頼む。翌日、人工芝の業者がやって来て、番地違いで人工芝を返してくれと言って来て、ようやくサマンサは無実だったことにダーリンは気づく。
サマンサに誤って芝を元に戻してもらおうとするが、エンドラの邪魔が入って芝生が出て来ない。そんな中、本来芝生を敷くはずだったマクレーンさんがやって来て、ダーリンに苦情を言っていた。
ちょっとしたことに魔法を使ってしまったサマンサもよくありませんが、頭ごなしに人工芝をサマンサが敷いたと思い込んだダーリンもよくありませんね。
サマンサの言うことを信じてあげれば、こんな大事にならなかったでしょう。
姿は見えずとも、火矢でメッセージを送って来るエンドラはなかなかのものです。
存在感抜群で、サマンサを守るためにとことん邪魔をして、ダーリンをこらしめようとしているのがわかりますね。
本来の人工芝の持ち主マクレーンさんの奥さんは、本物の芝生がいいと言っていたから、そのままにしておいた方がよかったですね。
ただ、話のつじつまが合わなくなりますから、そうもいかなかったのでしょう。
ゲスト
マクレーン夫人 – バーバラ・ペリー
ビル・マクレーン – リチャード・X・スラトリー
DATA
原題:How Green Was My Grass
放送日:1967/2/29
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:エド・ジュリスト
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