第17話 月が出た出た
あらすじ・感想
月のテレビ番組を見ていたダーリンはサマンサと何気ない会話をしていて、サマンサが月に行ったことがあるとほのめかしたのが気になっていた。今日は日曜日でダーリンはラリーの家に遊びに行き、月に行ったことがあったらどうするかと聞いてみると、政府に知らせる義務があるだろうと言っていた。
ママが出かけようと誘いに来て、サマンサは2人で香港へ食事をしに行き、魔法使いがやっているお店で香港のお茶を買って帰る。ダーリンが帰ってくる前に掃除をすませようと、魔法で掃除機を動かし、自分は上の物置の掃除中。
運悪くダーリンが帰宅して魔法が使ったことがバレてけんかになり、売り言葉に買い言葉で月に行って来たと言ってしまう。ダーリンはサマンサが本当に月に行ったのか確かめたくて、家のホコリと玄関にあったお茶の一部を持って薬局へ。
知り合いのグランドさんに国家の一大事だと頼み込み、ホコリとお茶の分析をしてもらうことに。あれこれ考えすぎたダーリンはソファーでうたた寝しているうちに、サマンサが政府に捕まってしまう夢を見てしまう。
想像力たくましすぎのダーリンの夢がツボでした。
妻が本当に月に行ったかどうか確かめようと、後先考えずにホコリとお茶の分析を頼むなんて、普通じゃしないことですよね。
いつもの冷静なダーリンだったら、未知の物質がホコリやお茶から出て来るかもと思いつくでしょうけど、サマンサとけんかしてそこまで考えが回らなかったのでしょう。
変な夢を見てけんかの原因なんて些細なことだと気づいて、2人で協力して自体を収めようとする姿が微笑ましかったです。
ダーリンの夢の中ではラリーも呼ばれていましたが、早く家に帰ってゴルフ番組を見たいとボケていたのがラリーらしかったです。
魔法が使えれば鼻を動かせばチョチョっと香港までちょっとお買い物に行けて、本当に便利です。
あのお茶はどんな味や効果があったのか、ちょっと気になりました。
ゲスト
エド – ドート・クラーク
フランク – ティム・ハーバート
グランド氏 – ジョゼフ・メル
ハリー – ベインズ・バロン
ワタナベ氏 – ボブ・オカザキ
DATA
原題:Sam in the Moon
放送日:1967/1/5
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:ジェームス・S・ヘナーソン
第18話 ホッホッーちっちゃな恋人
あらすじ・感想
サマンサとタバサ、ママの3人で、ダーリンの会社の取引先がスポンサーになっているテレビの子供番組「ホーホーピエロ」を見に行くことに。宝箱のおもちゃをプレゼントするコーナーでは、番組の関係者だからタバサは対象外で、これに怒ったママはホーホーに魔法をかけ、タバサに宝箱をプレゼントするよう仕向ける。
事件はコレだけでは終わらず、ホーホーはタバサに首ったけになり、彼女が番組を見に来てくれないなら出演しないと言い出してしまう。
ラリーにまで連絡が行き、仕方なくサマンサはタバサを連れて番組を見に行くことに。現場にはラリーとダーリンも来ていて、さらにおもちゃ会社のスポンサーまで来ていた。
ママはホーホーにタバサを好きになる呪いをかけたらしく、おもちゃを全部タバサにプレゼントし、スポンサーも怒ってしまう。さらに、ノーメイクのホーホーがスティーブンス家にやって来て、タバサへのプレゼントだと子馬と大量の風船を持って来る。
トラブルメーカーのエンドラらしい魔法の使い方で、タバサが手を叩いて大喜びしている姿がとってもかわいかったです。
孫が下等動物の人間にないがしろにされたのでは、エンドラも黙ってはいませんでしたね。
ラリーはダーリンをかばおうともせず、サマンサとタバサを知らないとか、ダーリンを即刻クビにすると言ったりなど、いつも以上に手のひら返しで調子のいい態度には笑いました。
ちょっと無理のあるオチでしたが、相変わらずサマンサのアイデアは冴えていました。
サマンサが時間を止める魔法を使っていましたが、あれは出演者が静止してそのまま動かないでがんばっていたのでしょうか。
ラリー達の腕などがちょっぴりプルプル震えていたように見えました。
ゲスト
ソロー氏 – ディック・ウイルソン
ホーホー – ジョーイ・フォアマン
DATA
原題:Ho Ho the Clown
放送日:1967/1/12
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リチャード・ベア
第19話 夢のような新車
あらすじ・感想
ダーリンはラリーに休暇をもらって、今日は家でゆっくり過ごすことに。ママがやってきてダーリンとひと悶着ありそうだったが、サマンサがママに仲良くしてと頼み込む。
車雑誌を見ているダーリンにママはその車をプレゼントすると、家の前にまだ販売されていないリアクターマッハ2号を魔法で出してしまう。ダーリンは大喜びしてサマンサと家の周りをドライブしながら、やはり魔法で出した車だからもらえないと断るつもりでいた。
ガレージに車を入れてエンジンを覗き込むとデトロイト製のプレートが付いていて、ママは魔法で本物の車を盗んでしまったのだ。ダーリンとけんかになったママは姿を消し、ラリーとクライアントがダーリンの新車を見にやって来る。
ダーリンは渋々2人をガレージに案内して車を見せると、クライアントが車を宣伝に使いたいと言い出してしまう。何とか時間稼ぎして宣伝に使うことはストップできたものの、クライアントは車で近所を一回りしたいと言って、ラリーにも脅され、ダーリンはOKするしかなかった。
エンドラが出した未来の車は宇宙船みたいなデザインで、エキセントリックで変わっていましたが、なかなかカッコいい車でしたね。
ダーリンが返さなきゃいけないけど、とりこになる気持ちもわかります。
エンドラもサマンサの顔を立てて、ダーリンが欲しそうにしていた車を魔法で出して仲良くしようとしただけだったのに、とんだことになってしまいました。
魔法でコピーした車だったとしても、本物が発売されてしまったら、ダーリンがどうやって車を手に入れたのか、ラリーやクライアントが追求するでしょうし、どの道やっかいなことになっていたでしょう。
クライアントが乗ったまま車ごとデトロイトへ帰って行きましたが、乗っていたクライアントはどうして急にデトロイトなんかに来たのかわけがわからなかったはずです。
それなのに、ちゃっかり車の宣伝許可まで取ってしまって、本人は満足していたようですね。
ゲスト
ジョー – デイブ・マッデン
チャーリー – ハーバート・エリス
シェルドレイク氏 – アーウィン・シャロン
DATA
原題:Super Car
放送日:1967/1/19
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:エド・ジュリスト
第20話 モウモウ大変
あらすじ・感想
いつものようにクララおばさんが暖炉からやって来るが、魔女の会議で魔法が使えないとバカにされて、灰皿か何かに姿を変えようかと落ち込んでいた。サマンサはおばさんを励まそうと、ダーリンを誘って食事をすることに。
ダーリンの会社のビルまでやって来るが、頼まれていた時計を取りに行くのを忘れて、クララおばさんにロビーで待っていてと伝える。おばさんはあちこちウロウロしていて、オープン予定で閉まっている部屋に入り込み、椅子に腰掛けて眠ってしまった。
サマンサが戻るとおばさんの姿はなく、代わりに牛がいた。牛はダーリンのライバル会社のクライアント、モートンさんのもので、コンテストにも優勝したジンジャーという牛だった。
そんなことは知らないサマンサはおばさんが牛になってしまったと勘違いして、牛と一緒に魔法で自宅へ帰宅する。ルイーズがタバサのお守りをしていて、急いで追い出すが牛を見られてしまう。
その頃、ダーリンの会社のビルでは牛がいなくなったと、モートンさんら関係者が大騒ぎしている。ラリーとダーリンも騒ぎに巻き込まれ、偶然閉まっている部屋に入ったダーリンはクララおばさんがのんびり寝ているのを見つける。
クララおばさんが出てくるエピソードはどれもはずれがなく、いつも面白くて楽しいです。
今回はクララおばさんは魔法で失敗したりすることもなかったんですが、サマンサが勘違いするきっかけを与えてしまいました。
魔女でも魔法で変身した牛なのか本物なのかを見分ける術はないんですね。
クララおばさんだと思い込んで一生懸命サマンサが牛に話しかけたり麦をあげるなんて、どんな姿になっても、サマンサはおばさんのことを愛していて、大事にしているのが伝わってきました。
ダーリンもサマンサは厄介事を丸く収める天才みたいに思って頼りにしていて、見事にサマンサも期待に応えてくれましたね。
エレベーターボーイはちょっとかわいそうでしたが、クララおばさんに失礼な態度を取ったりサマンサをナンパしようとしていましたから、いい薬になったことでしょう。
ゲスト
C・L・モートン – ハワード・スミス
ヘナーソン氏 – ジョゼフ・V・ペリー
カルペッパー氏 – アート・ルイス
ウィットル氏 – ウィリアム・トリゴー
バーニー – ドン・ペニー
DATA
原題:The Corn Is as High as a Guernsey’s Eye
放送日:1967/1/26
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ルース・ブルックス・フリッペン
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