第21話 魔女免許取消し
あらすじ・感想
サマンサが寝ているとママに起こされ、クララおばさんが魔女の裁判にかけられると聞かされる。あまりにも魔法の失敗が多くて、エンドラやハガサ達が訴えて、裁判で有罪になれば魔女は引退して別の物に姿を変えて生きなくてはならない。クララおばさんは裁判の弁護士にサマンサを任命し、明日の10時にスティーブンス家で裁判が行われることに。
サマンサは朝からダーリンをさっさと仕事へ行くよう急かせて、裁判の準備を始める。会社に着いたダーリンは書類が足りないことに気づき、ラリーに電話して家から取って来て欲しいと頼む。
サマンサは書斎でクララおばさんに基本的な魔法を使ってもらおうとレッスン中、ラリーが書類を取りに来た、えんぴつを消すだけだったが書斎のテーブルが消えてしまって、階段に現れてしまう。
サマンサがラリーを連れ出しているすきに何とかクララおばさんが机を元に戻し、ラリーが書類を見つけたのと入れ替わりに、エンドラ達魔女グループがやって来た。サマンサはラリーを急いで裏口から追い出し、裁判の準備に入る。
判事も魔女達もみんなクララおばさんが有罪だと決め付けていて、サマンサは何とか結果をくつがえそうと奮闘する。
何となく前回からの続き物のようなストーリーで、クララおばさんの魔女の資質が問われて、別物に変身するかどうかの危機に瀕していました。
今回は強い味方のサマンサがいてくれたおかげで、クララおばさんも本来の実力が発揮されましたね。
あんなにスゴい魔法が使えるなんて、クララおばさんも若い頃はエンドラには負けないくらい大物の魔女だったのでしょう。
きっかけさえあればちゃんと正しく魔法が使えるとみんなに証明できてよかったです。
サマンサが愛情深いのも、クララおばさんの愛する者を守りたいという優しい気持ちを引き継いでいるんですね。
最後のみんなをバーンと消してしまったシーンのクララおばさんは、今までで一番カッコよかったです。
でも、中盤のちょっとサマンサが目を離したすきに北極熊やらヤシの木やら出すあたりは、いつものとぼけたクララおばさんらしくて笑えました。
ゲスト
ビーン判事 – アーサー・マレット
エンチャントラおばさん – オトーラー・ネスミス
ハガサおばさん – ナンシー・アンドリュース
DATA
原題:The Trial and Error of Aunt Clara
放送日:1967/2/2
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:エド・ジュリスト
第22話 ムジツだよボク
あらすじ・感想
ダーリンは仕事でホノルルへ出張が決まるが、仕事なのでサマンサを連れて行けないと言う。ダーリンを怪しんだママは本性を暴こうと、3つの願いがかなう魔法をかけてしまう。
ラリーの都合でホノルル行きは中止になるが、ラリーの仕事をカバーするために、モデルのバフィーとの仕事が入ってボストンへ。ママはホノルル行きの中止とモデルと2人きりになることで、ダーリンは2つの願いをかなえたと言っていたが、サマンサは信じていなかった。
急に飛行機が飛ばなくなりダーリンはボストンにホテルを取って1泊する予定だったが、部屋が取れなかったバフィーのために部屋をゆずり、自分は空港のベンチで寝ることに。ボストンのラリーからダーリン宛に電報が届き、サマンサがホテルに電話するとバフィーが出る。
ママはダーリンは3つめのモデルと浮気するという願いをかなえたと言って、サマンサもつい信じてしまう。いざダーリンが帰宅するとサマンサは怒って姿を消していて、家を出て行く準備を始める。
エンドラがまた余計なことをしたから、サマンサが誤解して大事になりそうでした。
ダーリンは堂々と3つの願いを口にして、サマンサの目の前で潔白を証明してカッコよかったですね。
愛しているのはサマンサだけで、妻を裏切ったりしないというのが現れていました。
この時のサマンサのやっちゃった!って顔がとてもかわいかったです。
エンドラがしつこくサマンサに付きまとって、あれこれ茶々を入れていたのが悪魔のささやきみたいでした。
最初はサマンサもダーリンを信じていたのでしょうが、ダーリンが家を空けていることで、ついエンドラのささやきに乗ってしまったのでしょう。
最後のオチも面白かったし、けんかにならずに丸く収まってよかったです。
ゲスト
バフィー – リンダ・ゲイ・スコット
DATA
原題:Three Wishes
放送日:1967/2/9
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ロバート・ライリー・クラッチャー
第23話 インスタント記憶術
あらすじ・感想
ダーリンはお得意の名前が思い出せず、インスタント記憶術の本を買って来て勉強していた。ソファーに寝転がって本を読んでいるところへママが現れて、こっそりダーリンの腕時計に全てを記憶しておける魔法をかけてしまう。
会社へ行ったダーリンはお得意のパナベイカーさんのことを色々と覚えていて、子供やインコの話を持ち出して、パナベイカーさんも喜んでいた。そのうち、ダーリンは記憶があふれてきてあれこれ雑学を披露し、お得意様にも嫌な顔をされてしまう。
そんなところへルイーズとサマンサがやって来て、ラリー夫妻とパナベイカーさん夫妻を招いて、スティーブンス家で食事をすることに。
ダーリンの記憶には磨きがかかっていて、サマンサに初げんかした記念日だと花束をプレゼントする。けんかのきっかけについて事細かにダーリンが説明して、サマンサとまた口げんかしてしまうが、「愛している」とお互いに確かめ合って仲直りする。食事の席でもダーリンはあれこれと知識を披露し、ラリーやサマンサもほとほと困っていた。
面白そうというだけでエンドラがダーリンに魔法をかけてしまって、何でも記憶している天才になってしまいました。
ダーリンにもサマンサにも内緒で、自分1人でこっそり成り行きを楽しんでいたのに笑いました。
余計なことまで覚えているとサマンサとダーリンみたいにけんかになるし、やっぱり知識をひけらかしたくなるものです。
いつも思いやりがある優しいダーリンですが、頭がよくなったダーリンは相当嫌なヤツでした。
顧客の前でラリーに恥をかかせてしまうし、みんなが顧客を立てようとがんばっているのに、完全無視でしゃべりまくりでしたね。
エンドラが冒頭で言っていましたが、人間は忘れられるから上手く生きていけるのであって、ダーリンみたいに全部記憶していたら、周りから反感を買って人間関係が崩壊してしまいますね。
お茶目なエンドラは何に魔法をかけたのかサマンサに頭の体操で探してみろと言っていましたが、意外とあっさり腕時計だと見破っていたのがスゴかったです。
ゲスト
シンシア・パナベイカー – グレース・アルバートソン
ベティ – ジル・フォスター
エド・パナベイカー – ダン・トービン
DATA
原題:I Remember You…Sometimes
放送日:1967/2/16
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:デビッド・V・ロビンソン、ジョン・L・グリーン
第24話 芸術はキビシーイ
あらすじ・感想
朝からサマンサは慈善展覧会に出す絵をがんばって描いていた。ママがやって来て絵のことを知るがすでにサマンサが展覧会に出した後で、ママは娘がどんな絵を描いたのか気になって仕方がない。
こっそり展覧会の会場に忍び込みサマンサの絵を見ると、出来があまりよくなくて恥さらしになってしまうと、人気画家アンリ・モンシェの風景画を代わりに提出してしまう。
ラリーの頼みでダーリンとサマンサは香水会社のクライアント、カニンガムさんと食事をした後、3人でサマンサの絵を見に行くことに。ルイーズはラジオでサマンサの絵が1等に選ばれたことを知り、ラリーを急かせて展覧会へと行く。
サマンサの絵が競売にかけられ隠されていた幕が下りると、サマンサは自分が描いた絵ではないと驚き、こっそり会場を抜け出してママを呼び出すが出て来てくれない。絵に詳しいカニンガムさんはサマンサの絵をすっかり気に入り、ダーリンと絵を競り合って1005ドルで落札してしまう。
エンドラは毎回騒動を起こしてくれて、すごい魔女なんでしょうが後先考えずに魔法を使ってしまうのがよくないですね。
でも、服のセンスは一流で、展示会場に忍び込んで絵を見て回っている時のコートなんか、おしゃれで素敵でした。
品があってちょっと派手めのコートでしたが、着こなせるのはエンドラくらいのものでしょう。
ちゃっかりモイシェの絵と入れ替えてしまうとは、考えたものです。
ダーリンはカニンガムさんと絵を競り合ってがんばりましたが、結局5ドル差で負けてしまいました。
お金には限界があるし顧客は失いたくないし、ラリーは折れろとプレッシャーをかけてくるしで、さぞやプレッシャーを感じていたことでしょう。
サマンサも絵の代わりにチベットの香水を利用するとは、相変わらずアイデアに冴えています。
どんな人も虜にしてしまう香水だったようで、さすがのカニンガムさんも折れて絵を渡してくれてよかったです。
ゲスト
カニンガム – アーサー・ジュリアン
ジェンキンス – ミッキー・ディームス
オリーリ – ポール・ソレンセン
DATA
原題:IArt for Sam’s Sake
放送日:1967/2/23
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ジャック・シャー
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