奥さまは魔女 シーズン4 第9話~第12話 あらすじ・感想

第9話 はずれたな! もうッ…

あらすじ・感想

サマンサとダーリンが庭でゆっくり過ごしていると、ダーリンの母フィリスが突然やって来て、夫フランクとけんかしたらしい。そんな中、暖炉からクララおばさんが落ちて来て、ススだらけになっていた。

厄介なことにならないよう、ダーリンとサマンサは撮影したタバサのかわいい様子を2人に見せることに。しかし、映写機の調子が悪く、映像と音声がズレてしまう。

クララおばさんはズレを直そうと魔法をかけるが失敗し、サマンサの口の動きと声がズレるようになってしまった。いつものごとくクララおばさんは呪文が思い出せず、ドクター・ボンベイを呼ぶことに。

ドクターが来るまでの間、フィリスをごまかすためにサマンサは風邪だと言って、部屋で休んでいた。ダーリンはフィリスの気をそらそうと、父フランクに電話してフィリスを話し合いをさせようとするが、フィリスは電話に出た途端に切ってしまった。

いざドクターがやって来て薬を調合すると、サマンサの声のズレはすぐに治ってしまう。しかし、薬の副作用で顔に緑の線が現れ始めた。フィリスは不思議なことばかり目にして、フランクの浮気も実は勘違いじゃないかと思い始めていた。


癒し系クララおばさんの久々の登場で、今回も魔法でやってくれちゃいましたね。
しかも、ダーリンの母フィリスがちょうど来ている時に魔法を失敗して、魔法にかかったのがサマンサだからよかったようなものです。

いつものパターンなら、クララおばさんが何とか呪文を思い出して、すべて元通りになるはずでしたが、ドクター・ボンベイが絡んでさらに厄介なことになっていましたね。

病気だけじゃなくて魔女の呪文の失敗まで治せるなんて、ドクターも大したものです。
ただ、副作用ありきなので使いどころが難しいですね。

クララおばさんの呪文がきれいに解かれたと思ったら、今度はダーリンが声がズレるようになってしまって、あの後、どうやって元に戻ったのかが気になります。

DATA

原題:Out of Sync, Out of Mind
放送日:1967/11/2
監督:リチャード・キノン
脚本:エド・ジュリスト

第10話 かけもち奥様

あらすじ・感想

せっかくの休暇を楽しむはずだったダーリンだが、ラリーからの依頼で急遽サマンサとシカゴで、クライアントと食事をすることに。留守の間、子守りはクララおばさんに任せていた。

クララおばさんがちょっと目を離したすきにタバサが人形のお猿を本物に変えてしまう。ちょうどサマンサから電話が来て、クララおばさんはお猿に何を食べさせればいいのかと聞いていた。驚いたサマンサはすぐに魔法で戻ってきて、タバサにお猿を元に戻させる。

運悪くルイーズが訪ねて来て、シカゴに行ったはずのサマンサが自宅にいると知り、ルイーズからラリーに伝わってしまう。クライアントがラリーに電話し、ラリーはシカゴにいるのはサマンサじゃないと言ってしまって、ダーリンが別の女性を妻だと紹介したと大騒動に。

ラリーは怒ってダーリンをクビにすると息巻いていて、明日オフィスを片付けるよう指示する。翌日、ダーリンと一緒にサマンサとタバサも会社に行くと、ドアマンがサマンサのことをダーリンの妻だと話していて、車から見ていたクライアントは自分の勘違いだったことに気づく。


クララおばさんが出てきたから、きっとまた魔法で失敗すると思ったら、タバサでしたか。
でも、相変わらずクララおばさんの天然ボケが楽しかったし、ダーリンがクビになりかけているのに、よかったなんて、何でもいい方にとらえることができて、意外とポジティブな人ですね。

ちょうど自宅にサマンサが帰って来たのをタイミング悪くルイーズが見てしまって、騒動になるのは目に見えていました。
ラリーはいつものごとく保身に走って、ダーリンにクビだと言っていましたね。
ダーリンは苦しい言い訳だったけど、クライアントもラリーも納得したからよかったです。

ルイーズの勘違いということで始末をつけるのかと思ったら、意外なところでセリーナ登場です。
あのセリーナがダーリンを助けようとするなんて、よっぽどスゴイ借りがサマンサにあったのでしょう。
ダーリンもサマンサそっくりなセリーナを見分けられるなんて、成長しています。

ゲスト

スプリンガー氏 – ハーブ・ヴォランド
スプリンガー夫人 – サラ・シーガー

DATA

原題:That Was No Chick, That Was My Wif
放送日:1967/11/9
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リック・ミッテルマン

第11話 ママの魔法ぬき

あらすじ・感想

タバサの面倒を見ていたエンドラが下に下りて来るが、魔法で画家の絵を出していた。ダーリンはすぐに絵を元に戻せと言ってエンドラが魔法で戻そうとするが絵はそのままで、魔法が使えなくなっている。

姿を消そうとしても全く反応せず、どうやらエンドラの魔力が消えてしまったようだ。その日はスティーブンス家にエンドラは泊まり、朝になってドクター・ボンベイを呼んで診察してもらう。

ドクターによれば、エンドラは古きマケドニアのドードー鳥の影響で、魔力がなくなったとのこと。接触したドードー鳥を見つければ、魔力は元に戻ると言っている。また、エンドラの魔力は浮遊していて、家族や親族に魔力を吸い取られる可能性があると忠告して去って行く。

ドクターと入れ替わりにクララおばさんが現れ、いつもとは違って魔法を使いこなしていた。エンドラをアヒルに変えたりして魔法を楽しんでいて、セーリングに出かけてしまう。

すっかり気落ちしたエンドラはダーリンに世話を頼むが、魔女の時よりもわがままでやっかいなエンドラにダーリンはしびれを切らしてしまった。


いつも堂々として高飛車なエンドラが、珍しく落ち込んでいました。
髪もボサボサでいつものおしゃれなイメージとは違っていたし、さすがにショックで気弱になってしまうのもわかります。

対するクララおばさんの魔法が冴え渡っていて、久しぶりに魔力が戻って楽しそうに人生を謳歌していましたね。
セーリングに出かけたまではよかったですが、何故スティーブンス家の前が海になってしまったのかが謎でした。
残念ながらクララおばさんの魔力はエンドラのものだったから、元に戻ってしまって残念でしたね。

魔力のなくなったエンドラに普段の仕返しができると、ダーリンは始終にやにや顔でした。
でも、魔女の時よりも世話が大変だったし、老人ホームに入れてしまえなんて、ちょっと冷たすぎでしたね。

DATA

原題:Allergic to Macedonian Dodo Birds
放送日:1967/11/16
監督:リチャード・キノン
脚本:リチャード・ベア

第12話 ダーリン魔女になる?

あらすじ・感想

サマンサがキッチンで家事をしていると、リビングから何かが落ちる音がした。案の定、クララおばさんが煙突から落っこちてきたところで、スティーブンス家のサンクスギビングのディナーを一緒にしようと誘う。

ディナー前に家族みんなでおしゃべりしていると、クララおばさんは昔の思い出を語り始めた。17世紀のプリモスの山奥で過ごした思い出で懐かしさを感じたクララおばさんは、あの時代に戻りたいと呪文を唱え始める。

ちょうどお隣のグラディスさんがやって来て、様子をうかがっていた。気づくとスティーブンス家全員とクララおばさん、グラディスさんは17世紀のプリモスに飛ばされてしまう。この時代は魔女狩りが行われていて、ダーリンはサマンサのことを心配している。

女は料理をしろと命令されて、ダーリンはジョン・オールデン達と食事をとっていたが、サマンサ達の元にやって来る。料理のために火が必要になり、ダーリンはマッチをすってマキに火を点けていた。

その様子を船員の1人が見ていて、ダーリンを魔女だと告発し、ダーリンは魔女裁判にかけられることに。


いつものごとくクララおばさんがやらかしてしまって、サマンサやダーリンが迷惑をこうむるという安定のストーリー展開でした。
17世紀にはマッチなんかなかったし、魔女裁判が普通に行われていた時代ですから、ダーリンが魔女扱いされても仕方ありませんね。

でも、サマンサがダーリンを救おうと裁判でみんなに訴えかけていた姿がとても感動的でした。
ジョン・オールデンにマッチを使わせて、使用済みのマッチなのに魔法で火を点けてしまうなんて、なかなか賢いです。

クララおばさんがちゃんと呪文を思い出すだろうとは思っていましたが、裁判の進行具合とおばさんの呪文の唱え方とがシンクロして、さらに場面を盛り上げてくれました。

ゲスト

フランシス – ローリー・メイン
ジョン・オールデン – リチャード・ブル
マイルス・スタンディッシュ – ピーター・キャノン
フィニアス – ジャック・オービュション

DATA

原題:Samantha’s Thanksgiving to Remember
放送日:1967/11/23
監督:リチャード・キノン
脚本:アルフレッド・ルイス・レビット、ヘレン・レビット

奥さまは魔女

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