第5話 ダーリン銅像となる
あらすじ・感想
ダーリンとサマンサはサレムの町を見物しようとしていると、サマンサ宛に魔女議会から呼び出しがかかる。エンドラの魔法の助手を頼まれ、ダーリンは1人で町を探索すると言っている。
ちょうどセリーナが現れて、サマンサは自分の代わりにダーリンと観光してはどうかとすすめ、お昼にみんなで待ち合わせすることに。セリーナは派手なスポーツカーを出してダーリンが運転していると、急にセリーナが止めてくれと言い出す。
漁師の銅像を気に入ったらしくダーリンが銅像について少し話すと、セリーナは魔法で銅像の漁師を人間に変えてしまってダーリンを銅像にしてしまった。
その頃、ボストンにいたラリーはクライアントと一緒にダーリンを探しにサレムへやって来る。仕事を終えたサマンサはセリーナの車を見つけ、銅像を見てみるとダーリンそっくりだった。
ちょうどラリーとクライアントも銅像の前にやって来て、3人でダーリンをレストランで待つことに。
サレム編はしばらく続くのでしょうか。
何だか、スティーブンス家がとても懐かしくて、タバサやアダムは元気にしているのか気になってしまいます。
相変わらず恋に生きるセリーナは、銅像とダーリンを入れ替えるなんて暴挙に出てしまいましたが、荒くれ者の漁師に愛想を尽かすのも時間の問題だったでしょう。
いい感じでラリーや仕事のことを絡ませてきて、偶然ラリーとサマンサが銅像の前で会うなんて、でき過ぎな展開でしたね。
今シーズンに入ってから新しい試みが随所に見られて、マンネリから脱却しようとしているのがわかります。
視点を変えていつものキャストが入り乱れるのも、また新鮮でいいかもしれません。
ゲスト
漁師 – ロバート・ブラウン
バロウズ氏 – ジョン・ギャローデット
ポッター – ディック・ウィルソン
DATA
原題:Darrin on a Pedestal
放送日:1970/10/22
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:バーニー・カーン
第6話 ティーポットやーい!
あらすじ・感想
サマンサとダーリンは大量にショッピングして荷物をホテルへ持って帰って来た。ちょうどラリーから小包が届いていて、ティーポットが入っている。
ホテルへ様子を見に来たエスメラルダは大量の荷物を見て、自宅へ持って帰ると言ってくれて、魔法できれいに消えてしまう。
ラリーから電話が来て、仕事を頼みたいと言い出し、ティーポットはクライアントのサー・レズリーへのプレゼントだとのこと。ラリーに仕事を頼まれないうちに逃げようとするが、電話はホテルのロビーからかけていたようだ。
部屋にティーポットが見当たらず、ダーリンが時間稼ぎしている間にサマンサが魔女流電話でエスメラルダに連絡し、ティーポットを戻してくれと頼む。
エスメラルダはティーポットを見つけて魔法で送り返したつもりだったが、手元にティーポットが残り、サマンサの目の前には歴史上の人物ポール・リビアが現れてしまう。
ダーリンはラリーとクライアントを部屋に連れて来るが、隣の部屋にいたポール・リビアが馬ごと部屋を出て行ってしまう。みんな驚いていたが、ダーリンは広告の宣伝案だとクライアントに訴えかけるが、クライアントは気に入らず部屋を後にしてしまった。
せっかく休暇で旅行に来ているのにラリーは仕事を頼んでくるし、エスメラルダは魔法で失敗するしで、ダーリンもサマンサも気が休まる時がありませんね。
サマンサはお鍋や鏡でエスメラルダに連絡を取っていましたが、テレビ電話みたいで面白かったです。
魔女ならテレパシーか何かで連絡できそうなものですが、これはこれで味がありますね。
いつもの調子でポール・リビアを頭のちょっとおかしな叔父に仕立て上げてしまって、サマンサは警察に捕まったポールを出してもらおうとしていましたが、あのまま待っていても釈放にはならなそうでした。
魔法で脱出した方が早かったかもしれません。
サマンサが銅像を見に連れて行ったのも素敵でしたが、ポールがティーポットにサインして価値が出たのも素敵でした。
ゲスト
サー・レズリー・バンクロフト – ジョナサン・ハリス
ポール・リビア – バート・コンヴィ
クランシー – ロン・マサク
DATA
原題:Paul Revere Rides Again
放送日:1970/10/29
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:ヘンリー・シャープ、フィル・シャープ
第7話 見たぞ! 見たぞ!
あらすじ・感想
サマンサは新しい魔女大使を選ぶために魔女議会に出席することに。ダーリンはラリーから頼まれた仕事を部屋で仕上げている。
魔女会議でサマンサは幼なじみのワルドーと再会し、ワルドーは子供の頃からサマンサに夢中で、自分だけの幻のサマンサを作り上げていた。
ラリーがホテルの従業員に化けて朝食をダーリン達の部屋へ運んで来て、ダーリンの作った広告をクライアントの前で説明してくれと頼むが、ダーリンは休暇中だからと断る。サマンサは買い物に出かけ、ダーリンは観光へ出かけるが、しつこくラリーがダーリンの後をくっ付いて来る。
魔女の家の東屋でラリーはワルドーと幻のサマンサがイチャついているのを目撃し、その場からダーリンを引き離そうとする。ダーリンとサマンサ、ラリーの3人で食事を取ろうとレストランに座っていると、ワルドーも強引に食事に加わってしまう。
ラリーはサマンサの浮気相手だと知っていて、気分が悪くなったと部屋に戻る。サマンサは部屋に戻りラリーの部屋を出たダーリンがレストランへやって来ると、ワルドーは幻のサマンサとラブラブな様子をダーリンは見てしまう。
ラリーは休暇中のダーリンに何度仕事を頼んでいるのでしょうか。
今回もしつこくダーリンの後を付け回して、広告を作らせただけではなくクライアントの前でプレゼンさせようとしていました。
偽サマンサの逢引きに遭遇して、ダーリンが傷つかないように気を使っていましたから、ラリーもダーリンを友達だと思っているからでしょう。
ワルドーとは握手もせず、始終冷たい視線を送っていましたね。
ダーリンもサマンサが浮気するはずないと思っていながらも、目の前で愛の言葉をささやく姿を見てしまうと、やはり疑いたくなってしまいます。
ワルドーの幻だったとわかってほっとしていましたが、ラリーを納得させるために相手がセリーナだったことにするとは、考えたものです。
カラスに変えられたラリーの頭が白かったのもツボでした。
ゲスト
ワルドー – ハル・イングランド
ミラベル – アン・シーモア
DATA
原題:Samantha’s Bad Day in Salem
放送日:1970/11/5
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:マイケル・モリス
第8話 魔力を失った魔女
あらすじ・感想
サマンサとダーリンはまだあと1週間も魔女大会が残っているのに、サマンサは魔女評議会と衝突してしまって急遽自宅に帰って来てしまった。子供達はエスメラルダが見てくれていて、帰宅してすぐダーリンもサマンサも子供部屋へ。
1階にいたエスメラルダのところへ魔法で火矢が飛んできて、手紙はサマンサ宛で、1分以内にサレムへ戻れとという命令で、魔女評議会からのものだった。手紙を読んでいるうちに時間が経ってしまって、エスメラルダは自分で魔法を使ってサマンサをサレムに送る。
しかし、サマンサが送られたのは17世紀のサレムだった。エンドラはサマンサがサレムに来ないと心配してスティーブンス家へやって来て、エスメラルダの呪文を聞いてサマンサ過去に送られたことに気づく。
サマンサは魔法は使えないし記憶すらなくしているから、エンドラは魔法のコインと魔法を取り戻す方法や呪文をダーリンに教え、ダーリンにサマンサを連れ戻すよう指示する。
魔法も使えず記憶もない状態でしたが、17世紀でもサマンサは正義を重んじる誠実な心を持った女性でしたね。
おでこにコインをくっ付ける方法をダーリンはハチミツを使っていましたが、よく思いついたものです。
サマンサも裁判にかけられてやっと、ダーリンの言うことを信じる気になってコインを貼り付けて呪文を言ってくれました。
おかげで、いつもの魔法をバリバリ使えるサマンサに戻れたし、愛するダーリンとも再会できてよかったです。
ここぞとばかりに裁判の時に魔法を使って、この時代の人を脅かしていましたね。
サマンサの言う通り魔女だったらとっとと魔法を使って姿を消したり逃げたりするでしょうから、吊るされることもないはずです。
話の割には扱っているテーマがちょっと重たかったですが、それを感じさせない楽しさがありました。
ゲスト
ファーリー氏 – ジェームズ・ウェスターフィールド
ファーリー夫人 – モード・ピケット
ルーサー – ジョゼフ・V・ペリー
DATA
原題:Samantha’s Old Salem Trip
放送日:1970/11/12
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:エド・ジュリスト
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