BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン10 第4話~第6話 あらすじ・感想

BONES/ボーンズ-シーズン10第4-6話 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン10の4話から話のあらすじと感想です。
4話ではゲームデザイナーの殺人事件に加えて、新しい実習生ジェシカの意外な過去が明かされます。
5話は大勢の法医学者が出席する会議で、放火と殺人事件が発生します。周りの人々から最新の資材や機器の提供を受け、同業者達が見守る中でチームは事件を解決していきます。

第4話 ビデオゲームが招いた悲劇

チームは川岸で見つかった人気ゲームデザイナーの事件を捜査する。ルームメイトや会社のCFO、4ームキャラクターの動きを演じる俳優など、被害者の周辺には殺しの動機を持つ者ばかりだった。

あらすじ

ブレナンとブースはクリスティンの幼稚園選びで意見が合わず、ブースは近くの公立でいいと考えている。

少年2人がパソコンで衛星画像を調べていると、公園近くの川岸で死体を見つける。ラボに遺体が運ばれたという連絡を受け、ブレナンはラボへ。みんなで遺体を調べ、死亡日は6日前だと特定する。

ジェシカのスマホが頻繁に鳴り、コミューンに似た教育コープで19人と同居しているとのこと。

被害者の腕が引きちぎられていて、ブースはギャングによる殺人かもしれないと見ている。

被害者は水に浸かっている間に耳や鼻などを亀に食べられていたが、アンジェラはアンジェラトロンで不足している部分を補って復顔する。失踪者リストから被害者は、ゲームデザイナーのヘイズ・ロバートソンだと身元が確定する。

ブースとブレナンはヘイズの自宅へ。彼にはノアというルームメイトがいる。ノアは幼稚園からヘイズとは友達で、彼が死んだことに驚いていた。ノアはここ3ヶ月で2回しか外出していないとのこと。

ブースとオーブリーはヘイズが仕事をしていたゲーム会社へ。ヘイズと一緒に仕事をしていたアンはノアの元カノで、ヘイズはCFOのジェンとしょっちゅう口論していたと言う。ブース達はジェンに質問しようとするが、弁護士を通してくれと追い返されてしまう。

ヘイズは高い所から川に投げ落とされたと見られ、どのくらいの高さから投げ落とされたのか分かれば腕も見つかるはずだ。ジャックとジェシカはその高さを調べようと、高い場所から人形を落として実験してみることに。

ヘイズが投げ落とされた橋がわかり、重石のついた腕が見つかる。腕の骨の洗浄を待ちながらジェシカは見つかっている骨を見直し、ヘイズは6回殴られ骨折しているのに気づく。

ブースとオーブリーは再びゲーム会社へ。モーションキャプチャーのミノタウロス役の男トラビスが6回殴る動作をしていた。

トラビスはある夜ヘイズともめて殴り、ヘイズのポケットから高価そうなブレスレットが落ちたとのこと。ヘイズはトラビスをクビにしたり訴えたりせず、ブレスレットのことをだまっていて欲しかったらしい。

感想

前回ジェシカが登場した時にはあまり好感を持てなかったけど、今回はかなり人間味があってどこか憎めない素敵な女性だなって思いました。

家や家族を失って何とか前向きに進もうと自分に言い聞かせていたんだろうけど、ジャックの言葉で自分では認めたくなかった本音が出たんでしょう。
ジャックとアンジェラもまだそれほど仲良くない実習生を家に誘ってあげるとは、すごく思いやりがあって優しいですね。

ブースとブレナンはクリスティンの幼稚園選びで大変そうでした。

ブレナンとしては環境が整っていて高い教育を受けられる幼稚園を望んでいたんだろうけど、ジェシカやアンジェラ達と話していくうちに考えが少し変わったみたいですね。

そういえば、ブレナンとアンジェラが外に出て、プライベートで語り合うのを久々に見た気がします。
ブレナンはブースの決断を信じると資料をどっさり渡していて、今度はブースが色々と頭を悩ませることになりそうですね。

ゲスト

ノア・ガンマーソール – エリック・ストックリン
アン・シャンバーグ – アレクサンドラ・メッツ
トラビス・リート – チャド・マイケル・コリンズ
クロエ・ブランチャード/アリス・ケリー – デニース・トンツ
ダレン – トレヴァー・ゴア
ジミー – カデン・ヘザーリントン
ジェン・パーク – マンディー・マクミリアン

DATA

原題:The Geek in the Guck
放送日:2014/10/16
監督:ミラン・チェイロフ
脚本:ジーン・ホング

第5話 会議場の遺体

ブレナンが基調講演をするはずだった法医学会議で火災が起き、焼けた遺体が発見される。ブレナン達は参加者達から提供された資材を使い、遺体を捜査する。被害者が特定し、ジャックと過去に因縁のある人物だった。

あらすじ

ブレナン達ジェファソニアンの面々は、全米法医科学会議に出席する。ブレナンは大人気で大勢に囲まれる。会場には最新の機器や発明品などが出店されていて、みんな売り込もうと必死だ。

ジャックにサンダース博士が親しげに声をかけてくるが、ジャックは怒って嫌味を言ってアンジェラと去って行く。その後、ジャックはサンダースと肩を付けると言い、2人きりでどこかで話し合うつもりらしい。

ブレナンのライバルでもある作家のテス・ブラウンがブレナンに声をかけて和解を持ちかけるが、ブレナンにその気はなし。

講演会が始まる時間になってみんな講演会場へと集まり、ジャックも戻って来る。理事のハークネス博士がステージ上でブレナンを紹介しブレナンが基調講演でじゃべり始めると、火災警報器が鳴り始めみんな避難する。

ブレナン達が火災現場へ行ってみると遺体が燃えていて、ガソリンの臭いがする。まだ火は燃え広がっていないとブレナンは消火器で消そうとすると、さらに火が燃え盛ってその場から避難するしかなかった。

消防士達による消火が終わった後、ブレナン達は遺体を調べることになり、ウェンデルも現場にやって来る。野次馬が外に大勢詰めかけていて、調査に必要な手袋やライトなどを提供してくれる。

焼けて溶けかかっているIDカードが見つかり、被害者は会議の出席者だとわかる。遺体の第一発見者テスはカメラの前で新刊の宣伝も兼ねて話していたが、すぐにブースが止めさせる。

現場の床には足跡があり、ジャックは出席者が提供してくれた資材でゴム製の足跡の型を取る。現場に残っていた血液の状態、骨に残っている刺し傷跡の状態から、被害者は殺されてから火を点けられていた。

アンジェラは出席者の情報と遺体の情報から、被害者はジャックと口論していたレオナ・サンダースだと特定する。早速、ブースとオーブリーは調査中のジャックに事情を聴く。

サンダースは昔ジャックのアイデアを盗み大金を稼いだのにもかかわらず、今日は何もなかったように話しかけて来たと語る。

現場から見つかった証拠から容疑者は厨房にいたとわかり、ブースとオーブリーが向かう。早退しようとしていた男ハリスにブースが銃を向け、右足の靴を投げてよこせと指示。ジャックが見つけた足跡とハリスの靴の跡が一致する。

感想

法医学の会議と言っても堅苦しいものではなく、大型イベントやコミコンみたいな楽しめる内容のものみたいでした。
色んな発明品や新商品が並んでいて、みんな売り込みに必死でしたね。

こういう公の場にブレナンやジェファソニアンの仲間達がやって来るとみんなが群がって来て、どれだけブレナンが優秀かつ人気なのか、ジェファソニアンが権威ある機関なのかがわかります。

以前にブレナンとやり合った作家、ジャックとは因縁の間柄で被害者となったレオナなど、一癖も二癖もある連中も紛れていました。

くっ付かない手袋やLEDライト、足跡を取るゴムやコンクリートを切れるのこぎりなど、いつもの現場捜査よりもはかどっていましたね。

被害者はジャックと訳ありだった昆虫学者でジャックは容疑者の仲間入りだし、DNA付きの絆創膏まで見つかって窮地立たされました。
ジャックは犯人じゃないとわかっているけど、巻き込まれて追い込まれ、それを解決していく姿をちょっと見たかったです。

元気そうで髪も伸びたウェンデルの登場で喜んでいだけど、まだ油断はできないですね。
ウェンデルはブースとは特別な絆があるし、ブースらしい励まし方が素敵でした。

ゲスト

エドワード・ハークネス – ジョン・ビリングズリー
オルダー・カーター – ガブリエル・タイガーマン
ハワード・フィッチ – ショーン・ガン
マリク・ハリス – ケストン・ジョン
レオナ・サンダース – エイミー・デビッドソン
テス・ブラウン – ノーラ・ダン

DATA

原題:The Corpse at the Convention
放送日:2014/10/30
監督:チャド・ロウ
脚本:ジーン・デイヴ・トーマス

第6話 掛け替えのないもの

チームは移民のメイドが殺された事件の捜査に当たる。単純な殺人事件では終わらず、国務省のラズウェルが出て来るほどの大がかりな事件へと発展する。一方、アラストの論文テーマについてカミールがつい口出ししてしまい…。

アラストとカミールは幸せな朝を迎えるが、結婚の話題が出てカミールがごまかす。ちょうど事件の呼び出しで、カミールは現場へ。

遺体を見つけたのはエコヤギの飼い主で、ヤギが被害者の服も食べている。オーブリーは道路から遺体が引きずられた跡を見つけ、ジャックは虫の状態から死後7日程度だと死亡時期を割り出す。

ブレナンが骨の状態を調べ、20代後半のモンゴロイド系だろうとのこと。ヤギが被害者の時計をくわえて逃げていて、ジャックはオーブリーに助けを求める。

ラボでアラストが骨を調べ始めると、被害者は子供の頃、栄養失調で、年齢の割には骨密度が低く中国人だと特定する。ヤギの糞からジュエリー類などが見つかり、時計も宝石も彼女の物ではなさそうだ。

ブースはジャックから、何らかの制服を着る仕事をしていたと報告を受け、被害者は使用人などの仕事をしていて金持ちの家から盗みを働いていたと見ている。

アンジェラはいつも通り復顔してデータベースで調べるが、該当者はなし。ジャックはヤギがくわえていた時計の製造番号を判別できるようにし、持ち主はサンドラ・ジンズだと特定する。

ブースはサンドラに複願した写真を見せると、彼女の家で働いていたメイドのテレサだと身元が判明する。サンドラは時計が盗まれたことも知らず、テレサはヘルパー会社を通じて3ヶ月前に雇ったとのこと。

ヘルパー会社の社長ビクター・リーを呼んで、ブースは事情聴取を始める。ビクターはテレサと同じ地域の出身で、力になっていたとのこと。最近、クライアントから物が盗まれたという報告を受けたと語る。

テレサには家がなく知り合いの家を転々をしていて、姿を消している。また、クライアントの1人に言い寄られていた。

ブレナンとアラストは被害者が手首を拘束され、逃れようとしてもがいた跡を見つける。

ブースは被害者に言い寄っていたクライアントを突き止め、オーブリーに話を聞きに行くよう指示する。彼は元教師で前歴のあるジェレミー。オーブリーはジェレミーを呼んで取り調べを始めるが、確たる証拠はない。

ジェレミーはテレサが乗ったバスの行先と番号だけは覚えていた。ジャックとカミールが組織や微粒子を調べ、テレサが暮らしていたらしい家を突き止める。

その家にいたのは、テレサが働いていたヘルパー会社の社長ビクターだった。家の地下から咳が聞こえ扉を開けると、地下には大勢のアジア人女性達が押し込められていた。

感想

BONESには珍しく、すっきりしない事件で重たかったです。
悲劇が悲劇を生んで人身売買組織を1つ潰せたのは良かったけど、やるせない気持ちになりますね。

移民絡みで、久々に国務省のアレックス・ラズウェルが登場し、相変わらずお元気そうで良かったです。

アラストとカムの結婚に対する考え方の違いが見えましたね。
カムはそこまでまだ考えていないけど、アラストの方は1年以上付き合ってそろそろだと思っているのかもしれないです。

カムはアラストよりも年上だし大学生の娘もいるしで、まだまだ結婚なんて…という雰囲気でしたね。
アラストは理解があるから急かさずカムがその気になるのを待つって展開になりそうです。

そういえば、アラストの論文テーマをブレナンが認めず、カムが口出ししてましたね。
この件についてはブレナンが完全に正しいし、アラストが怒るのも無理ないです。
恋人の出世が気になるのもわかるけど、今回はカムがちょっと首を突っ込みすぎましたね。

ブレナンもみんなの前でアラストの論文テーマは承認できないと笑顔で言っていて、空気の読めない、いかにもブレナン!って振る舞いがおかしかったです。

ゲスト

タミー・ヒュン – リーン・レイ
ビクター・リー – フランソワ・チャウ
ジェニファー・チェン – ヴェラ・ミャオ
アンディ・ドルマー – レイ・プロシア
ジェレミー・ウォルフォード – ブライアン・ポス
スン・デパク – スコット・リー
サンドラ・ジンズ – フィリス
テレサ・ミンヤン – チェン・チェン・ジュリアン

DATA

原題:The Lost Love in the Foreign Land
放送日:2014/11/6
監督:アリソン・リッディ=ブラウン
脚本:エミリー・シルバー

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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