BONES/ボーンズ、シーズン1第8話「冷蔵庫にma捨てられた少女」のあらすじと感想です。
ブレナンが学生だった頃の指導教官マイケル・スタイアーズ教授がラボに来て、普段は見せないような笑顔でボーンズは迎えます。
あらすじ
ブレナンと教授は付き合っていたわけではないが、そこそこ親密な関係。そこへブースが事件だと古い冷蔵庫を運んで来て、中には白骨化した死体が入っていた。
歯の治療記録から被害者の身元は19歳の女性マギー・シリングだと判明。親とは疎遠で11ヶ月前に身代金要求があったがその後は犯人からの連絡もなくなり、親はドラッグ漬けだった娘は家出したものと捜索願を出していなかった。
マギーの腕には疲労骨折の跡があり臓器からは致死量を超える鎮痛麻酔薬が発見され、骨がもろくなる病気にかかっていた。
有力な容疑者としてマギーが通っていた病院の元従業員コステロが浮かび上がる。ブレナンは家宅捜索で見つかった証拠からマギーは長期間手足を縛られて監禁されていて、コステロ夫妻は彼女を静かにさせておくために薬を与えていたと断定する。
マイケルは弁護側の専門家としてマギーの遺体をチェックしに来て、ブレナンの分析結果に数ヶ所ダメ出しをして彼女を怒らせてしまう。
雑感
ブレナンが学生の時ってどんな風だったのか、つい想像してしまいました。
今よりもひたむきでもっとトガっていて、ちょっぴり扱いにくかったのかもしれません。
そんなストレートで素直な部分にマイケルも引かれたのでしょう。
あまりブレナンには浮いた話がなかったですが、あれだけきれいなら周りの男性も放っておかなかったはずです。
普通の男性ではブレナンは扱えないだろうなと思っていたら、年上で包容力もあり知識も豊富な教授なら納得ですね。
指導教官と教え子からロマンスに発展。
ザックが自分とブレナンも…と想像していて、何度も周りに否定されているのが面白かったです。
ジャックやアンジェラは間髪入れずに即否定していました。
マイケルが鑑定中にザック、ジャック、アンジェラとすごい形相でマイケルをにらんでいて、ブレナンを取られたくないという思いと、弁護側の敵め!という思いがものすごくこもっていました。
ブースまでジャック達に合図を送って、普段は気が合わないジャックとザックも一緒になって励まし合っていたのは微笑ましかったですね。
裁判ではブレナンが圧倒的に不利。
事実を述べていたんだけど専門用語の羅列で、陪審員達は完全に置いてけぼり状態でした。
対するマイケルは人好きのするタイプでユーモラスだし、平たく表現していたから陪審の受けも良かったです。
弁護側の作戦なんだろうけど、ブレナンをおとしめる発言はいただけません。
ブレナン本人やブース達も怒っていたけど、相手も刑を軽くするためにあらゆる手段を使ってきます。
ブースは犯罪者を無罪にしないためにブレナンのプライベートを検察にもらし、ブレナンに発言させたのはある意味、作戦勝ちですね。
ブレナンの人間性が良く出ていたし、被害者がどのような苦しみを感じていたかブレナンが熱意を込めて説明してくれて、陪審員の心を動かすことができました。
あの陪審コンサルタントは横柄で思いやりのカケラもなかったし、ブースが嫌うのもわかります。
ブレナンのことを冷酷で傲慢だと言っていたけど、その言葉をそのまま返したくなるくらいでした。
お気に入りのシーンは所長がブレナンにアドバイスして、ブレナンはその通りに実行したところですね。
「くたばれ」と言ってやれと言われ、翌日、法廷で出会った時にその通り言い放っていました。
マイケルはあまりこたえていなかったけど、ブレナン的にはすっきりした気分だったかも。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
冷蔵庫から発見された遺体の分析を行う。
元恩師で大学教授のマイケルと、法廷でやり合う。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
容疑者夫妻の自宅へ行き、冷蔵庫を買い替えたのを見抜く。
陪審がブレナンの意見を聞くように、代理人にアドバイスする。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
ザックと共にマイケルを敵対視する。
虫やカビの分析結果などを法廷で証言する。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ブレナンとマイケルのことを冷やかす。
冷蔵庫での被害者の様子を3D映像で再現する。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
専門誌にブレナンとの論文が載る。
ブレナンがマイケルの教え子だったと知り、自分にも可能性があると期待する。
■ ダニエル・グッドマン – ジョナサン・アダムズ
裁判に手こずっているブレナンに助言する。
マイケルも研究所の職員に応募していたが、理性的なブレナンを選んだ。
■ マイケル・スタイアーズ – ジョシュ・ホプキンス
大学教授でブレナンの恩師。
相手側の鑑定証人となり、法廷でブレナンを批判する。
■ ニール・メレディス – マット・ロス
コステロ夫妻の弁護士。
■ アンドリュー・レビット検事 – レナード・ロバーツ
地方検事。
法廷で、ブレナンの専門用語を言い換えて説明する。
■ ジョイ・ディーバー – アリシア・コッポラ
検察の陪審コンサルタント。
高圧的な態度で、ブースも彼女のことが苦手。
■ メアリー・コステロ – レイチェル・マイナー
元病院の事務長で、薬を横流ししてクビに。
夫と共謀し、被害者を死に追いやる。
■ スコット・コステロ – ロス・マッコール
メアリーの夫で、事件の容疑者の1人。
■ ブライアン・シリング – キース・セロン=ライト
被害者の父。
■ オードリー・シリング – ケイト・マクニール
被害者の母。
■ ブバラガン医師 – ルー・リチャーズ
被害者の担当医。
■ ラング判事 – パティ・ヤスタケ
被害者マギーシリングの事件を担当する判事。
■ マギー・シリング – アマンダ・サッカニー
事件の被害者。
コステロ夫妻に誘拐され、同じ態勢で冷蔵庫に押し込められていた。
作品データ
原題:The Girl in the Fridge
放送日:2005/11/29
監督:サンフォード・ブックステイヴァー
脚本:ダナ・コーエン
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