BONES/ボーンズ、シーズン2第14話「友情とルールのジレンマ」のあらすじと感想です。
ブースとブレナンはテリー・バンクロフトの殺人事件を捜査します。彼はジェファソニアン研究所の大口支援者で、自宅で死体となって発見されました。
あらすじ
ある邸宅で男性が椅子にくくりつけられて殺されているのが発見され、死後3週間くらいは経っている。肉がかなり残っていて、ブレナンは自分が何故呼ばれたのか解らないとつぶやく。
被害者は富豪のテリー・バンクロフト。ジェファソニアン研究所の大口支援者なので、全力で分析に当たる必要があるとカミールから聞かされる。
ブースは妻クラリッサにキッチンで質問し、夫は釣り旅行に出て圏外で連絡がずっと取れず、危険な地域にある青少年のためのセンターを支援していたのが関係しているかもと語る。
カミールは最初に犯人は首を切り、死後に椅子にくくりつけて何十ヶ所も刺していると状況を見極める。
ジャックは証拠品の中の写真立てを開けて、自分と被害者、他2名が写った1995年の写真を持ち去る。テリーの家へジャックは行って、元恋人のクラリッサと会う。今事件を調べていることを告白し、事件から外されないように知らないふりをしてくれと頼む。
ブースは青少年センターの管理者フレイジャーから、テリーは金銭面だけでなく施設に来て子供達を支えていたと聞く。フリオという少年が麻薬を持っているのを見かけて取り上げたらしく、フリオのロッカーから血の付いたジャケットが発見される。
フリオが身元不明死体としてモルグに保管されていて、後頭部を銃で撃たれている。死後20日は経っていて、彼にテリーは殺せない。何者かがフリオに罪を着せようと、彼のジャケットに血を付けた。
ジャックはバンクロフトの遺体にいた虫から、死後18.5日だと正確な死亡日数を割り出す。バンクロフトの喉からマスクラットの毛を見つけたとブースに報告。ブースはジャックを連れてバンクロフト家へ。
ジャックがマスクラットを探している間、ブースはクラリッサに浮気のことや、ジャックのファーストネームを知っていた理由を質問。ジャックは全てをブースに話す。
雑感
直接ジャックが事件の関係者と絡んでいて、担当から外されたくなくて証拠隠滅してしまうとは驚きました。
ジャックはそういうところはしっかりしていると思ったのですが、やはり私情に流されてしまったのでしょう。
危うく証拠を全て潰されそうになりましたが、ジェファソニアンの面々はその程度じゃ折れませんでしたね。
日頃ジャックと一緒の時間を過ごしていたアンジェラのジャック譲りの知識のおかげで、カビを特定できたのが素晴らしかったです。
キャロリン検事の毒舌ぶりは相変わらず冴えていて、最後にしっかりフォローしているところに優しさを感じます。
スクインツがやらかしたことを1つずつ取り上げては文句を言っていたけど、これもスクインツやブースが優秀だからこその愛のムチ。
登場するたびにすごいインパクトを残してくれて、言っていることが正論だから誰も言い返せないのが笑えます。
その中でも、ブレナンの父親の件でブースに車を貸して、ボコボコにされたのはかなり悔しかったのかもしれませんね。
ブレナンはサリーといい雰囲気でやっと彼女にも春がやって来ましたが、そんなブレナンを見てふてくされていたブースがかわいかったです。
ブレナンに恋愛感情とまではいかないものの特別な絆を感じていて、ちょっと嫉妬しているのがわかりますね。
ゴードン先生とブースのセラピーも面白かったです。
ブースもゴードン先生の指示に素直に従って地味なネクタイやソックスで登場でしたけど、みんなにからかわれていましたね。
最後にはいつも以上に派手なネクタイやソックスで椅子の上に足をあげ、自由が戻ったと満足気だったのがかわいかったです。
物腰は柔和なのに優秀な分析医で、ブースもゴードン先生を少しずつ信頼しているみたいです。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
殺人現場に呼ばれるが肉がまだ残っている遺体で、呼ばれた理由を知りたがる。
サリーと4回デートしたが、関係が進んでいないことをアンジェラに相談する。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
地味なネクタイや靴下、バックルを着用し始める。
ゴードン先生のセラピーで、金持ち嫌いだと指摘される。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
被害者の妻クラリッサと昔婚約していた。
捜査を外されないように他人のふりをする。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
サリーとの関係に悩むブレナンに積極的に誘うようすすめる。
ジャックと一緒にいた時間が長く、カビの特定に知識を発揮する。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
バンクロフトは殺された後、数時間床に寝かせられていたと気づく。
法廷で初めて証言台に座る。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
組織を分析し、頸動脈を切られ死んだ後、ボディを刺されていると特定する。
ジャックの辞表を受け取り、裁判で勝利後に破り捨てる。
■ ティム・サリバン捜査官 – エディ・マクリントック
自分が活躍する姿を見てほしいと、ブレナンをバスケットの試合に誘う。
ブースにブレナンとの関係を相談する。
■ ゴードン・ワイアット – スティーブン・フライ
ブースの評価書類にはサインはしたが、面談を続けるのが条件。
ブースが金持ちや権力者を嫌っていると指摘する。
■ キャロリン・ジュリアン – パトリシア・ベルチャー
法廷でアクティブに容疑者の罪を追求していく。
ジャックのことで不利な状況に追い込まれ、24時間で新しい証拠を見つけろと指示する。
■ チャーリー・バーンズ捜査官 – ネイサン・ディーン
ブースの部下。
■ クラリッサ・バンクロフト – メレディス・モンロー
被害者バンクロフトの妻。
以前、ジャックと婚約していて、ジャックから初対面のふりをしてくれと頼まれる。
■ ロバート・フレイジャー – リード・スコット
バンクロフトが支援していた青少年センターの運営者。
バンクロフト殺害の容疑者として法廷で裁かれる。
■ デビッド・バロン – アーニー・ハドソン
被告側の弁護士。
キャロリンの元夫で、法廷で戦う時以外は彼女と親しくしている。
作品データ
原題:The Man in the Mansion
放送日:2007/2/14
監督:ドワイト・リトル
脚本:クリストファー・アンブローズ
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