BONES/ボーンズ、シーズン2第21話「愛ゆえの選択」のあらすじと感想です。
警察は容疑者を追っていると容疑者は凶器を泥の中に捨ててしまい、建物の地下水路を探していたら多くの武器の他にカートに入った死体を発見。
あらすじ
死体はまだ小さく思春期前の女の子で頭蓋骨に銃で撃たれた跡のようなものがあり、穴が小さいので22口径以下で死後数ヶ月は経っているとブレナンは鑑定する。
被害者は「I LOVE YOU」と書かれた石を握り締めていて、近くには子供用のバッグが落ちていた。
研究所にブレナンの父マックスが現れブースはその場で逮捕するが、ジュリアン検事は書類はすべて揃っていて彼はアート・マクレガー。マックス・キーナンだという証拠はどこにもないため拘束できないと釈放することに。
マックスはラスが小さな整備工場を始めたことを伝え、ブレナンに祖母がつけていた指輪を渡す。
ブースはマックスの指紋を調べるがデータベースには情報が全くなく、副長官が消してしまったらしい。
アンジェラは顔を復元するが老婆のような顔で、ブレナンは10歳くらいの子供だと見ていて、ザックは体の特徴からどちらもあり得ると考える。
その考えにピンときたブレナンは被害者は早老症だったと分析し、データベースから22歳のチェルシー・コールだと身元が判明する。母親に会いに行くとチェルシーが描いた星の絵が部屋中に飾られていて、チェルシーは星が大好きでいつでも空ばかりながめていたとのこと。
母親はヘルパーの小児性愛者ジョー・メロンが殺したと怪しんでいて、仕事から帰宅すると彼が娘をお風呂に入れていたのに気付いて訴え調査が開始されたが、いつの間にか中止になったと嘆いていた。
容疑者ジョーから話を聞くと、チェルシーが体中にジャムをつけてしまって彼女がお風呂に入っていた間は外にいたと主張していた。
ジャックはザックに結婚式の付添い人を頼むが考えさせてくれと言われ、理由を聞くと大統領命令で軍の法医学者としてイラクへ行くことになったと答える。
被害者の頭蓋骨の穴は銃によるものではなくドリルによるもので、母親はチェルシーが3歳の時に脳の手術を受けた時のものだと話しながら、薬の山を持ち出して来た。ブレナンはHIV用の薬だと気付き、ジャック達の実験からチェルシーの死因は薬物だと判明し、母親の薬から同じ薬物が出て逮捕される。
雑感
ブレナンパパ登場でブレナンとの家族のゴタゴタ問題、ジャックとアンジェラの結婚問題、そして、事件と盛りだくさんな内容でした。
さらっとしか触れられてなかったけど、ザックのイラク行きもあります。
時間的な都合でちょっと事件に深みがなくて、あっさり解決してしまったのが物足りなくて、もうひとひねりして欲しかったですね。
一応、ジャックとザックの実験パートがありました。
カミールが赴任当初、勝手に実験していたら許可を取れと怒られていましたっけ。
あれだけ準備してダメって言われても、おとなしく引き下がる2人じゃないですね。
無事にカミールのお許しが出て実験する意味はあったんだろうけど、2人が言っていたように地味な実験でした。
ジャックにとっては独身最後の実験になるのかしら。
マックスはとうとうブースに捕まり、罪は免れないようです。
どこかしらに自分の指紋やDNAが残っていて捕まったとしても、ラスやブレナンから逃げないと心を決めて会いに行ったのがわかりますね。
男同士の殴り合いで心通じて、父親としてブレナンのことをブースに託したのでしょう。
一応、ブレナンの家族問題はこれで解決ですね。
ブレナンも母の本当の気持ちを知ることができて父への複雑な思いも少しは和らぎ、指輪をはめたのはある程度気持ちの整理がついたのだと思います。
結婚式は意外な展開になり、キャロリンが「逃げなさい」と言って式場を飛び出して行ったジャックとアンジェラの姿はとても幸せそうでした。
そういえば、何かの事件絡みでアンジェラが結婚したことがある、みたいな発言をしていたのを思い出しました。
アンジェラのパパは相変わらず怖そうだけどシブくてロックしていますね。
今回はサングラスを外しギターまで演奏してくれて、サービス満点。
黒いステージ衣装っぽいジャケットで愛する娘アンジェラをエスコートし、仕事があるからと去って行く姿がカッコ良かったです。
ジャックもアンジェラのことで振り回されっ放しだったけど、がっちりアンジェラのことを守って2人の間にヒビが入らないようにして欲しいです。
毒舌キャロリンが2人の幸せのために駆け落ちをすすめたのは意外性があって、とってもロマンチックでした。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
祖母の指輪と、母からのビデオレターを父マックスから受け取る。
アンジェラから付添人を頼まれて喜ぶ。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
マックスがアート・マクレガーだという証拠を探している。
ジャックから電話で付添人を頼まれ引き受ける。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
ザックに付添人を頼むが、考えさせてほしいと言われる。
結婚式前にアンジェラの父親に挨拶に行く。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
頭蓋骨から顔を復元するがおばあさんのような顔で、ザックがうなる。
結婚式中に国務省の職員に呼ばれ、フィジーですでに結婚していると知らされる。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
法人類学者として、政府からイラク行きの書類を受け取る。
スパムとシーモンキーを使った実験をジャックとやる。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
被害者の母親の薬の分析を行う。
ブレナンの付添人のドレスを直す。
■ キャロリン・ジュリアン検事 – パトリシア・ベルチャー
ジャックとアンジェラと一緒に国務省の話を聞き、2人に逃げろと伝える。
■ マックス・キーナン – ライアン・オニール
娘に母方の祖母の指輪と、母からのビデオレターを届けに来る。
過去の事件とDNAが一致し、ブースに逮捕される。
■ アンジェラの父 – ビリー・ギボンズ
挨拶に来たジャックを軽く脅す。
結婚式で娘アンジェラを祭壇までエスコートする。
■ チャーリー・バーンズ捜査官 – ネイサン・ディーン
地方の警察で、マックスの血が付いたナプキンが保管されていたと報告する。
■ シンシア・コール – ロクサーヌ・ハート
被害者チェルシーの母。
市のヘルパーが怪しいとブース達に話す。
■ ジョー・メロン – ジョー・ニーヴス
ヘルパー。
ある時、ジャムだらけになったチェルシーをお風呂に入れたが、自分は外にいたと証言する。
■ シーラ – クリオ・キング
ジャックとアンジェラの結婚式を執り行う。
■ スティーブ・ブラウン – ハロック・ビールズ
作品データ
原題:Stargazer in a Puddle
放送日:2007/5/16
監督:トニー・ワームビー
脚本:ハート・ハンソン
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