BONES／ボーンズ、シーズン4第7話「聖人の秘密」のあらすじと感想です。
チェサピーク湾で遺体が発見されるが上半身のみで、手掛かりは豊胸バッグのみ。被害者の身元はわかるが、過去の記録は見つからなかった。
あらすじ
チェサピーク湾の浜辺で上半身のみの遺体が発見され、スイーツのカウンセリング中だったブースとブレナンは現場へ。衣類から被害者は女性で死後2週間から3週間、豊胸バッグが見つかり指が潰されていた。
ヴィンセントは目の周りにも整形手術の跡を見つけ、豊胸バッグのＩＤから被害者はメイラー島に住むパトリシア・ラドマラーで、泳ぎに出かけたまま行方不明に。FBIにはここ5年以前の彼女の存在が見つかっていない。
パトリシアは島のコミュニティ教会の牧師で、留守番電話にはJPという男性からメッセージが残されていた。パトリシアの下半身が発見されビンセントは骨の状態から男性だと言うが下半身には肉が残っていて、カミールは女性だと見ている。
スイーツの意見では彼女はトランスジェンダー。性的適合手術を受けていて、それを知った誰かが殺した可能性もあるとのこと。JPはパトリシアの過去を知っていて2年前まで刑務所にいて半年前から教会のメンバーになり、妻との関係修復のために相談していたと話す。
パトリシアが女性になる前の記録が見つけられず、カミールは見つかった薬からホルモン療法を受けていてビンセントはタイ辺りの外国で手術を受けたのではと示唆する。
アンジェラがパトリシアの以前の顔を復元し、テレビに出ていたパトリック神父で6年前にタイ、ベトナム周辺を旅行中に失踪していた。教会の金2万5000ドルを持ち逃げして手術費用に当てたが、毎月100ドルずつ教会に返済していた。
雑感
事件の方は性転換した牧師が殺され、序盤はなかなかこった作りで期待しました。
上半身のみで下半身が見つからなかったり、やっと見つかった下半身の性別でラボ内でも意見が分かれたりなど、見所は多かったですね。
捜査や分析で色んなことがわかってくるにつれて、尻すぼみになっていった感じです。
被害者の息子も親と同じ道を歩むというのも、できすぎているなという印象でした。
宗教がらみの事件になると、必ずブースとブレナンの意見のぶつかり合いが出てきて、今回も楽しませてもらいました。
ブレナンが男だったらブースは気を使わなくてすむし、ブースが女で自分よりもきれいだったらブレナンは嫉妬しちゃうみたいです。
ブースは自分が女だったらセクシーだと自信満々で言っていました。
こんな発想ができるのも、素直に言い合えるブースとブレナンだからでしょう。
そういえば、ブースが元男性の被害者の妻に会って、名前で呼んでいたから夫婦仲が冷めているというと、ブレナンが自分もブースと呼んでいると切り返します。
ブースは俺達は夫婦じゃない、なんて言って、ユーモアとテンポのある会話が最高ですね。
新しい助手のヴィンセントが登場しましたがひとクセある博学な学生で、雑学を披露しないとどうしても気がすまないタチみたいです。
口から生まれてきたみたいなおしゃべりな子で、愛すべき存在です。
さわやかなイケメンだし、ウェンデルとはまた違ったタイプで目の保養になりました。
骨鑑定の実力もなかなかのもので、ラボになじめばいいキャラになりそうだったのに、合わないからと去ってしまって残念でした。
なかなかザックの次の助手が見つからず、ブレナンもみんなも大変そうですね。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
カミールが連れて来た助手にラボへ戻るよう指示する。
カミールに目で合図され、雑学をひろうするビンセントをほめる。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
被害者パトリシアの過去が不明だと、ブレナンに伝える。
父の聖書をほしいと言うライアンに、事件が解決したら渡すと約束する。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
ビンセントから前の助手について聞かれ、端的に真実を話して驚かせる。
島へパトリシアをはねたボートを探しに行き、特定する。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ブースの尋問のアシストをする。
被害者の顔のスケッチを男性っぽく変え、テレビに出ていた牧師だと気づく。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
事件に関係ないトリビアは、だまっているようビンセントに注意する。
下半身が見つかり、ビンセントと性別で意見が割れる。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
トランスジェンダーについて、ブース達に意見を述べる。
ライアンの映像を見て、探すべき場所をブースに伝える。
■ ビンセント・ナイジェルマリー – ライアン・カートライト
ブレナンの助手でトリビア好き。
被害者はタイ辺りで性的適合手術を受けていると伝える。
■ ライアン・スティーブンソン – デヴィッド・ギャラガー
パトリシアの息子。
商業的な宗教に嫌気がさして行方不明になり、カウンセラーとして働いている。
■ JP・グラットン – ブルース・トーマス
パトリシアの留守電にメッセージを残していた。
彼女の過去を知っていたし思いを寄せていたが、妻とやり直そうとしている。
■ チャック・ケネディ – ブレイク・シールズ
島の住人でパトリシアの信者。
車いすで前科があったが、パトリシアに救われた。
■ セシリア・スティーブンソン – ナンシー・ヤングブラット
パトリックの妻。
夫はタイで死んだと思っていた。
■ ウェイド・シュミット – ジョン・リヴィングストン
島の住人でパトリシアの信者。
■ リタ・グラットン – シルヴァ・ケレギアン
JPの妻。
家庭内は上手くいっていなかった。
■ パトリック・スティーブンソン – マーク・ドーア
性的適合手術を受ける前の被害者の姿。
カルト的に宗教を広めていて、信者から金を巻き上げていた。
作品データ
原題：The He in the She
放送日：2008/10/8
監督：クレイグ・ロス・Jr
脚本：カリーナ・ソルティ
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