クリミナル・マインド シーズン7 第4話~第6話

第4話 失われた痛み

アイダホ州ボイシーで10年前、高校生が学校のカフェテラスで銃を乱射して爆弾で自爆した事件が起こり、13人が死亡した。事件後、その高校は閉鎖となり、今週爆発事件から10周年を迎えイベントが開かれることになっていたが、校長が銃で足を撃たれ爆弾で殺された。当時の事件関係者が犯人と見られ、まずは10年前の爆死した犯人ランディの弟ブランドンから話を聞くことに。

ロッシとホッチは事件の捜査を担当していたこともありロッシはブランドンと話すと、アリバイはあるが何か知っている様子だった。母親の了解を得て部屋を調べると、ランディが残したキルリストが見つかる。やがて新たな犯行が起こり、ホテルで当時の生徒だった女性が素手で殴り殺され、彼女の名もリストに載っていた。

プロファイルに会う人物ラムジーをガルシアが見つけ出し引っ張ってきて尋問するが、ラムジーはリストを作ったことは認めたものの、10年前の事件への関与とホテルでの殺人については否定している。エミリーは10年前の事件関係者に集まってもらって認知面接を行うことに。ランディに言われてカフェテリアの扉を閉めたジェリーから話を聞くが、ランディが持っていた携帯の色を間違えたりと記憶があいまいで、おかしな点があった。

モーガンのいたずらのせいでリードの携帯が鳴りっぱなしでした。
リードが珍しく怒り爆発で「お前の母ちゃん…」って切れまくっていたし、みんなクスクス笑いをこらえていたのが面白かったです。
ちゃんとリードはリベンジして気が晴れたみたいでしたし、悲しい事件の合間の清涼剤として楽しめました。

第5話 母と子

ロッシは元妻キャロリンと朝食を一緒に取りながらウキウキしていて、もう少し頻繁に会おうと話していると、邪魔するかのように携帯が鳴り仕事へ。ミズリー州セントルイスで9歳の子供ボビーが行方不明になってから48時間が経ち、母親は子供がいなくなったのに気付いていなかった。一刻を争うため全員で現場へと行く。

ボビーの母はうつ病で調子が悪くなると自殺を考え始めて子供の世話どころではなくなり、せっぱ詰まっていてボビーを祖母の家の近くで降ろし祖母に預けたつもりだったが、祖母は留守にしていてボビーを預かってはいなかった。その翌日、ボビーの母は刺されて殺されていた。

また、公園で子供がいなくなったとの通報があり、母親は数秒目を離したすきに4歳のティミーがいなくなったとのこと。母親は隠そうとしていたが子供を見つけるためだとモーガンが説得し、薬物依存症で自殺しようとしたことがあると告白する。セオリー通りなら犯人はティミーの母を狙ってくるはずなので、警察で保護してもらうことに。

ボビーがお絵かきしているところと母親が犯人に殺されているところのシンクロ具合が不気味でした。
赤いクレヨンで塗っているのは母親が刺されて血を流しているかのようで、またボビーが一心不乱にお絵かきしているから、ホラー映画ばりに怖かったです。

第6話 よみがえり

カリフォルニア州の森の中にあるリッジキャニオン・レイクで3人の男性の死体が発見される。それを岸から見ていたキャンパーニックが森に連れ込まれて行方不明になり、その後、別の湖でニックの死体が発見される。兄から事情を聞くと夕べビーチのパーティーに仲間達と参加したらしく、犯人は若者に溶け込めて警戒されないタイプだとロッシは推測する。

エミリーとリードは検死医から、犯人が何度か蘇生術を施していると聞かされる。さらに女性の被害者が発見され蘇生した形跡は見られたがそのまま亡くなったことが判明し、犯人は満足せずすぐに次の犯行が予期される。また、犯人の血液は白血球の数が異常に少なく、検査結果で血液のガンだと判明。

最初の被害者は臨死体験をしてから人が変わったように更生し、犯人は臨死体験がどんなものか知りたかったから何度も蘇生をして、話を聞きだそうとしていた。一方、ロッシは元褄キャロラインからこの事件が終わったら、人生の幕引きを手伝ってくれと言われ悩んでいた。

犯人は被害者を何度も蘇生させて最終的には殺してしまうという何ともむごい殺害方法です。
自分が病気で死に対する恐怖を感じるのも解らなくはないですが、他人からどんな話をされたとしても恐怖は消えないでしょうし、きっと満足できないと思います。

クリミナル・マインド

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