第1話 インスピレーション -前編-
休暇から呼び戻されたメンバー達は不満げだったが、ホッチはセクションチーフの仕事も兼任していて休暇すら取る暇がなかった。アリゾナ州グランデールでブロンドの若い女性が2人殺される事件が起こり、心臓を銃で撃ち抜かれ性的虐待の跡があり祈るようなポーズを取らされていた。
ほどなく3人目の被害者が発見されるが、既婚者で髪の色も違い結婚指輪が死体の近くに捨てられていた。検視で3番目の被害者の胃から別人の歯が見つかり、他の被害者達からも頭蓋骨など他人の頭部の一部が発見されている。犯人は死体を扱う職業かすでに1人殺していて、頭から上の部分を食べさせている。
4人目の被害者も同じ様な状態で発見され、現場に急行したリードは被害者ののどから頭蓋骨の一部を見つけ、DNA照合することに。JJとリードはホッチのセクションチーフのオファーについて話しながら、女性警官が子供とじゃれ合っているのを見てリードは何かひらめく。
みんなを呼んで死体が取っていたのは祈りのポーズではなくカマキリのポーズで、メスのカマキリはオスの頭を食べることから来ている。犯人は女性がカマキリだと妄想していて、女性を支配した後は自分がカマキリのようになり頭を食べさせていると説明する。
グロテスクな場面が多く、充分ホラーとして通用するレベルです。
犯人の幻の中に出てくるヘザーはホラー映画などでよくあるゴーストやゾンビみたいに血色が悪くて怖かったです。
一番シュールだったのはヘザーが虫みたいにウォレスの部屋の天井や壁を這い回るところです。
リードがカマキリを思いつくところもやや唐突でしたし、ちょっと強引なところが目立ったような気がします。
次回もこのホラーテイストだったら見るのがちょっと辛いです。
第2話 インスピレーション -後編-
飛行機でクワンティコに戻ろうとしていたホッチの元にグランデール警察から、ウォレスとして逮捕した男性は別人で指紋が一致しないと連絡が入り、チームは引き返すことに。逮捕したのは子供の頃に養子に出されたウォレスの弟ジェシーで弁護士だったため、彼の事務所からすぐに応援が駆けつけ、警察とFBIを非難する声明が発表され、ジェシーは釈放される。
ジェシーに近づくことすらできず今ある情報でジェシーのことを調べると、養子に出された後は努力して優秀な成績を収めて弁護士になっていて、一度養子縁組の資料を取り寄せていたが兄や母親と接触した形跡は全くなかった。現場近くにジェシーがいたのは偶然ではないが探ることが難しいため、まずはウォレスの身柄を確保しようと母カーラの情報を探り彼女の妹の家へ行ってみることに。
家の前にウォレスが乗って逃げたバンを見つけるが彼の姿はなく、家の中には書類があふれていて出生証明書などが燃やされていて、カーラは父親のことを隠したいのだろうと見る。カーラが駅にいるという情報をつかみ張り込んでいたが誰も現れないため、警察へ連れて行っては話を聞くことに。
ウォレスの行方については全く知らないと言っているが父親については何も語ろうとしなかった。新たな被害者が発見され同じポーズで心臓を撃ち抜かれていたが、頭部を食べさせられた形跡はなく恐らくジェシーの犯行だろうと分析する。
今回は心配してたほどではなくホラー度はほとんどなくて助かりました。
ウォレスとジェシーの関係と母親が何を目的にしていたかが暴かれていって、予想外のラストを迎えました。
なかなかサスペンス色が強くて最後までハラハラしていました。
ウォレスとジェシーの子供の頃クラスメイトが髪を食べたという会話も面白くて良かったし、双子の結びつきの強さをもっと表現してもらいたかったです。
ホッチの昇進がお流れになったのは寂しかったですが、BAUがSNSのトレンド入りしたと知らないのに語ったロッシは意外と情報通なのでしょう。
この会話はホッチには何のことか伝わったんでしょうか。
第3話 最後の銃声
テキサス州ダラスのアンチャー広場で銃の狙撃乱射事件が起こり、6人が死亡し遠くから12発の弾が撃たれていた。無差別殺人やターゲットを狙ったもの、あるいは、ジョン・F・ケネディ暗殺から50周年で時刻もぴったりと合っているため、政治的思想の持つ組織やテロの疑いが持たれている。
被害者達は撃たれた場所モバラバラで12発中当たったのは6発と命中率が悪いため、銃に慣れていない素人の犯行と見られる。しかし、ホッチは確実に被害者の首や頭、心臓に当たっていることから、プロのスナイパーだと判断する。被害者の素性を探っていると白人至上主義組織のリーダーを刑務所送りにした検事がいて、JJとモーガンは刑務所までリーダーに会いに行く。
組織を何年も前に抜けたと主張していてまだ人種差別の思想を持っている様子だが、検事が撃たれたことを知らず事件とは無関係だった。弟2の事件が起こり新たに3人の被害者が死亡し、近くにモールがあるのにガソリンスタンドを選んでいて、明らかに誰かをターゲットとした狙撃だった。
特殊な訓練を受けていて軍や政府関係での狙撃経験を持つ者で、計画的で忍耐力もあり神コンプレックスだとプロファイルする。最初と2番目の事件の被害者からターゲットを割り出すと、女性をストーカーやDV夫などから守る秘密組織につながる。
マヤとコミュニティ・エンジェルらしきコリンとの逃走劇にドキドキさせられました。
危険が迫っているとコリンがマヤを連れ出し、隠れ家に身を潜めながらもコリンはマヤに生き延びるトレーニングまでしていましたから、まさかこれが空想だったとは驚きです。
ホッチ達がマヤ達のところへ向かったんだとばかり思っていましたが、大どんでん返しで豪快にだまされてしまいました。
二人が抱き合ってマヤが出て行ったところなんかは感動していたんですが…。
それにしても、ホッチの狙撃がすごかったです。
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