第16話 天使の失踪
ミシシッピー州ハッティンズバーグで4歳の女の子ギャビーが誘拐される。ギャビーの母ケイトはクジでクルーズ旅行が当たり、ボーイフレンドと1週間の船旅に行くことになり、ギャビーを叔母に当たるスーに預けて発った。夜寝付けないギャビーを連れて車でコンビニに行き、ギャビーを置いて買い物しているたった4分の間にさらわれてしまった。
スーの車の隣に黒いワゴン車が止まっているのが目撃されていて、ブレーキランプが光っていたことから、スーを付けて来て1人が車を止めもう1人がギャビーをさらったと見られる。また、スーの近所の人が配管業者の黒いバンが目撃していて、ガルシアの調べで濃紺のバンを所有する業者であることと、持ち主がイアン・リトルだと判明する。
第一容疑者はケイトの元夫でギャビーの実の父ダグだが携帯に電話しても連絡が付かず、ケイトから緊急時の連絡先を聞き、ガルシアがGPSを追うことに。ダグのトラックが見つかり、近くの監視カメラ映像にはダグが黒いバンに乗り込む姿が映っていて、バンのナンバーがイアンのものと一致。
連行されたイアンは広範囲のやけどを負っていて病院へ行った様子もなく、イアンを目撃したケイトはダグがイアンから薬を買っていたと証言する。
このエピソードはホッチ監督作品なんですね。
そのホッチがスーの本性を暴こうと数々の暴言を吐いて相手をあおる姿は冷徹そのもので、凶悪犯は許さないという気概を感じました。
最後のギャビーとケイトが抱き合う姿、それをカメラ越しにガルシアに見せてあげたモーガンの優しさなど、最後はきれいに決めてくれました。
第17話 トンネルの魔術師
ネバダ州ラスベガスの砂漠で30代の女性2人の死体が発見され、1人は死後24時間、もう1人は2週間経っていた。2人とも見た目が似ていてブルネットで死因は溺死だが、近くに水がある場所がなく100キロ離れたところにダムがあるだけである。手足に縛られた跡がありどこかに監禁されて溺死させられ、砂漠に捨てられた。
1人目の被害者は観光客相手にすりなどを働く採掘師で、2人目の被害者は2ヶ月前からレストランで働いていたウェイトレス。カジノで1人目の被害者が男性と一緒にいるところが防犯カメラに写っていて、顔認識ソフトから前科のあるイライジャ・ホールだと判明。死体遺棄現場近くの壁に2/10と書かれていて、殺人リストがありるのではと仮説を立てる。
3人目の被害者としてイライジャが殺され、死体は砂漠ではなく町中に捨てられていて、死因は絞殺だったが近くにはまた2/10と書かれていた。この数字の意味はホームレスの暗号で泥棒を働いた者への警告で、犯人や被害者達もまたホームレスだったと推測する。
1人目と2人目の被害者の肺から検出された水の分析結果によれば汚染された地下水だと解り、ラスベガスの地下には無尽蔵に張り巡らされたトンネルがあり、多数のホームレスが住んでいてそこが犯行現場だと突き止める。
今回はリードのひらめきや頭脳、知識などが生かされていて、事件解決に貢献してくれました。
そんなリードも母親が自分に内緒でグランドキャニオンに旅行に行き、子離れされて寂しそうでした。
リードのママがラマに乗ってグランドキャニオン旅行はリードにとってあり得ないことだったのでしょうが、ホッチのビーチはジャックとベスがいるから、よく行ってそうな感じです。
第18話 渇いた牙
ウィスコンシン州ミルウォーキーの町から離れた森の中で3人の死体が発見される。性別や年齢、死亡時期もバラバラで全身に動物に噛まれたような跡が多数見られ、死因は心臓麻痺だった。検視によると死ぬ前に噛まれた傷があり、1人目の被害者は動物のものだが2人目と3人目の噛み跡は人間の歯によるものだった。
最初の被害者の身元が判明し過去に動物管理センターで働いていて、リードはウイルス感染させられ、その後の被害者は人から人へと感染させたと見る。検視で脳細胞を調べてもらうとどの被害者も恐水症に感染していて、犯人はこの病気を発症させてそれを楽しむサディストだとプロファイルする。
この近辺で15年前に恐水症にかかった9歳の少年がいて、発見が遅れて両親が最期を看取るために自宅に引き取ったという情報をガルシアが見つけ出す。ここ最近の行方不明者を調査していたら40代主婦と青年の2人の該当者がいた。どちらかは犯人に捕まっていると見て、まずは過去の恐水症患者の家族から捜査を進めることに。
見るからに運動が苦手そうなリードとガルシアが体力検査のために頑張って走っていましたが、2人とも筋肉痛が辛そうでした。
そんな2人の前に試験官として現れたのがモーガン。
ガルシアがモーガンにだけは教えて欲しくないと言っていたように、かなりのスパルタで夕方まで運動させっぱなしでした。
おまけに2人とも試験は免除になっていて、ただモーガンのお楽しみのためだけに運動させられていたというオチに大爆笑でした。
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