デスパレートな妻たち シーズン6 第16話~第20話 あらすじ・感想

第16話 無い物ねだり

あらすじ・感想

セリアが水ぼうそうにかかり、まだやっていないガブリエルはボブとリーの家に避難することに。長年忘れていたゴージャスな暮らしにすっかりガブリエルはハマり、お酒を飲んだりパーティーに出かけたりと思いっきり楽しんでいる。カルロスからセリアが治ったと連絡が入るが、胃腸炎にかかったとウソをついてあと1日この暮らしを満喫することに。

リネットとトムはペニーの誕生日をすっかり忘れていて、ペニーをがっかりさせてしまう。夕方にはケーキやプレゼントを用意して誕生日のお祝いをするが、ケーキの名前が間違っていてペニーはショックで自分の部屋へこもってしまう。翌日、スクールバスを迎えに行ったリネットはペニーが降りてこず、クラスメイトから家出したと聞かされる。

アンドリューに仕事を任せていたブリーだが、アンドリューの雇った従業員はミスを連発していて10セットしか必要のない花が100セットも届いてしまう。そんな中、サム・アレンと名乗る男性が雇って欲しいとやって来て、彼の見事な手腕にほれ込んだブリーは雇うことに。サムの目の前で親子喧嘩をして家族の恥をさらしてしまったブリーだが、サムから仕事は自分がやるから休むよう言われる。

カレンとロイのブランチに招かれたスーザンとマイク。スーザンはロイに結婚する気はないのかと聞き、その場でロイはカレンにプロポーズする。その後、ロイはこの年でも他の女性が気になり結婚で縛られたくないと、いきなりスーザンにキスしてしまう。

キャサリンはロビンが下着姿になって自分を誘う夢を見て、この夢にどんな意味があるのか悩み始める。担当医に相談に行くが明確なことは解らず、とにかくロビンは治療の妨げになるので出て行ってもらうのが良いとアドバイスされる。

アンジーとニックはダニーがアナのことを忘れるためにエディとキャンプに行くという書置きを発見。心配するアンジーに対しニックは、ダニーはもう子供じゃないしキャンプなら大丈夫だと見守るよう言うのだが…。


無い物ねだりというタイトルがぴったりハマっていたのは、ガブリエル、ボブとリーですね。
おしゃれでゴージャズな生活とは縁遠かったガブリエルが、彼らの家で懐かしの生活を満喫してしまうと、家庭どころではなくもうちょっとだけ楽しみたいという気持ちになっても不思議ではありません。

ボブとリーはリッチで洗練された生活を楽しんでいると思われていましたが、実は養子のことで悩みを抱えていました。
そんな彼らの辛さをガブリエルが理解できて、大切な家族の待つ家にすんなり戻れたのは素晴らしいことです。

リネットもトムもお腹の子供のことで精一杯で、ついペニーの誕生日を忘れてしまったのでしょう。
子供からしたら誕生日は一大イベントですから、盛大にお祝いしてもらえるもんだと思っていたはずです。

誕生日を忘れられていただけでなくケーキの名前まで間違えられていて追い討ちをかけられてしまったのでしょう。
最後にはリネットとペニーが親子の絆を深めることができたし、ペニーが本当に何で悩んでいたかもわかったし、丸く収まってよかったです。

ゲスト

ブレント・アヴェドン医師 – リチャード・ギリランド
アギュラー刑事 – アーネスティン・フィリップス
タッド – エリック・コルトン
アントーニオ – レス・ブランド
ティファニー – ローラ・マクラフリン
フェルナンド – レイ・ガルシア

DATA

原題:The Chase
放送日:2010/2/28
監督:ラリー・ショウ
脚本:ジョン・パーディー、ジョーイ・マーフィー

第17話 見えない本性

あらすじ・感想

ダニーはアナを追いかけてニューヨークへ行き、アナはガブリエルが二人を別れさせるためにモデル修行に出したと知ってしまう。アンジーとガブリエルは二人を探すために飛行機でニューヨークへと飛び、アナのモデル事務所関係から行方を探ることに。ガブリエルは昔のモデル仲間からは罵倒を浴びせられ、アンジーは唯一の親類、自分の母の元へ。

プレストンが一緒に恋人のイリーナを連れてヨーロッパ旅行から帰って来る。リネットはイリーナがお金目当てだと勘ぐり、プレストンが祖母の指輪を彼女に贈りプロポーズするつもりだと聞かされる。家族に代々伝わる大切な指輪を渡してなるものかと、リネットはイリーナの本性を暴くためにリネットは宝石店で指輪の模造品を作ることに。

クラブを売ったお金が入ったスーザンはそれをマイクのビジネスローンの返済に充てる。ドレスに合う靴を買いに行こうとキャサリンを誘いに行くと、彼女がロビンと深い仲になったことを知る。マイクはスーザンから女性的な繊細な面があると言われ、男らしさをアピールするためにテーブルに彼女を押し倒して夫婦の営みをしようとするが…。

新しいビジネス本のアイデアを出したりなどサムの働きぶりを評価したブリーは彼を副社長にすることを決める。アンドリューはそんなサムの扱いに不満を感じていて、従業員の前でスピーチするサムに酔って絡んでしまう。早退したサムを心配したブリーはバスケットを手土産に彼の自宅へ行き、部屋にバスケットを置いて帰るつもりだったが壁にかかっている写真を見ると、そこにはレックスと子供の頃のサムが写っていた。

酔った勢いでロビンと体の関係を持ってしまったキャサリンは自分がゲイなのかと心配し始めて、ボブとリーのところへ相談しに行く。


ガブリエルはモデル時代の自分が周りからどう思われていたのかを知り、今が幸せで改めて生き方を変えたいと思えたのは収穫でした。
アンジーに素直に接したせいか、アンジーが抱えていた秘密を知ることができたし、アナも本気でモデルを目指そうと目標を持てたのはよかったですね。

久々のプレストンの帰宅で、スカーヴォ家も大混乱です。
リネットはイリーナの本性を見抜いて偽の指輪を渡しましたが、イリーナはその上を行っていて、巧妙な切り返しにリネットも頭を抱えていたようです。
今後のリネットvsイリーナの戦いも楽しみです。

今さらながらレックスの秘密が明かされ、隠し子がいたとはビックリです。
素直で思慮深い様子を見せてはいますが、何かたくらみがある気がして仕方ありません。

ゲスト

ローズ・デルーカ – スザンヌ・コストロス
イリーナ・コゾコフ – ヘレナ・マットソン
アイリス・ベックリー – エレン・クロフォード
ルーク・レイフィールド – ジョナサン・アダムズ
ハイディ・クルム
ポーリーナ・ポリスコワ
ジミー – バリー・リヴィングストン

DATA

原題:Chromolume No. 7
放送日:2010/3/14
監督:ロニー・プライス
脚本:マルコ・ペネット

第18話 負けるが勝ち

あらすじ・感想

MJとホワニータの学校で募金活動として子供がチョコレートを売ることになる。どうせ一番になれないと諦めきっているMJに何とか成功体験を積ませようと、スーザンはMJにチョコの売上げトップを狙わせることに。一方、ガブリエルもホワニータに友達が全く出来ないのを気にしていて、チョコの売上げトップになればホワニータが好きな子をパーティーに呼べるとトップの座を狙っている。

ガブリエルはセクシーな洋服で工事現場の男連中相手にチョコを売り、スーザンはMJを車椅子に乗せて恵まれない子供のためにとチョコを売り、二人の競争はどんどん激化していく。

昼間からプレストンとイリーナがベッドを共にしているのを見つけたリネットは、11歳のペニーがいるから止めてくれと二人にきつく申し渡す。すると、二人は自分達でアパートを借りると言い出しトムは反対するものの、リネットは賛成の様子である。リネットはトムとの昔の貧乏暮らしのことを引っ張り出し別れさせるのには最適だと安心しきっていたが、プレストンは大学を辞めて精肉工場で働くと決めてしまう。

サムを家族として受け入れるためにダニエルまで自宅に呼び、ブリーは家族全員で食事会をすることに。非の打ち所がないサムの経歴にアンドリューは嫉妬を感じていて、サムは音楽までたしなみ、レックスのギターで見事な音楽を演奏する。ブリーが父の形見としてレックスのギターをサムにプレゼントしようとするが、アンドリューがそれに反発してギターを叩き壊してしまう。

カレンの快気祝いが自宅で開かれ、キャサリンとロビンも出席することに。カップルだと周りに知られたくないとキャサリンは二人の関係を隠しておいてと頼むが、パーティーで知り合った医師といちゃついている姿を見て、ロビンが怒り出す。ちょうどその時、パーティーでは黙祷を捧げている最中で、キャサリンとロビンの庭での口げんかがみんなの耳に入ってしまう。

アンジーの母の近所に住むアイリスはパトリック・ローガンに電話をして、アンジーの居所を教える代わりに1000ドル用意してくれと要求する。ニックはアンジーが母の元へ行って全てを語ったことを怒っていたが、ダニーの父はニックだけでそのことをダニーには一切話さないでくれと頼まれ約束を守ることに。


MJとホワニータの学校の競争に親まで加わって来て、結局はスーザンとガブリエルの対決になってしまいました。
お色気作戦でチョコを売りまくるのはガブリエルらしかったですが、スーザンがMJを車椅子に乗せてチョコを売っていたのはやりすぎなんじゃないかと感じました。

何はともあれ、男の子のMJがホワニータに勝ちを譲ることで、MJも何かを学んだようで、晴れ晴れとした笑顔が素敵でしたね。

イリーナとリネットの戦いも難航していて、今のところイリーナが一歩リードしているようです。
息子を大事に思っていて頭の切れるリネットですから、ここからの巻き返しが楽しみですね。

ゲスト

イリーナ・コゾコフ – ヘレナ・マットソン
コリーン・ヘンダーソン – ウェンディ・ベンソン=ランデス
アイリス・ベックリー – エレン・クロフォード
デビッド・グリフィン医師 – ポール・ゲイナス

DATA

原題:My Two Young Men
放送日:2010/3/21
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:ボブ・デイリー

第19話 災いの足音

あらすじ・感想

イリーナのウェディングドレス選びに付き合っているリネットはイリーナが電話で話している内容を店員に訳してもらい、彼女がよからぬことと関わっているのではと移民局に行く。最初に会った男性捜査官は犯罪の証拠がなくては何も出来ないと取り合ってくれなかったが、話の解る女性捜査官にイリーナのパスポートの情報を渡して身元調査をしてもらうことに。

ガブリエルは偶然ボブとリーがけんかしているところに出くわし、人工授精の話が流れたのが原因だと知る。代理母との契約が今年いっぱいと期限付きで子供を諦めるかどうかでけんかしていて、思わずガブリエルは自分が卵子提供者になると申し出てしまう。カルロスは当然反対するもののボブとリーに子育ての楽しさを知ってもらいたいと、あくまで独断で事を進めるつもりである。

アンドリューはサムの身元調査をして大学を卒業しておらずMBAを取得していないことを暴露すると、サムは母の病気のために休学したと告白する。今度はサムが帳簿のチェックをしていて、アンドリューが余分にお客さんにワインなどを請求していて、自分のパーティーで出していたのを見つける。ブリーはこの事実を知りアンドリューをクビにするが、実の息子だからいずれは元のポジションに戻すつもりだとサムに語る。

マイクのトラックを盗もうとしている男性を見つけたスーザンは火事だと叫んで泥棒をつかまえようとするが、実はトラックのローンの未払いで差し押さえに来た業者だった。お金に困っているのにマイクは男の沽券に関わるとスーザンからお金を受け取ろうとしないし、トラックがなくては配管工の仕事すらできない。そこで、スーザンは友達にお金を払って水道を詰まらせたりディスポーザーを壊したりして、マイクに修理を依頼するよう頼む。

ダニーがバイトしているコーヒーショップにパトリック・ローガンが姿を現す。小説を書いていてストーリーに行き詰っていると話し、ダニーは恨みを持つ男性に裏切った女性を殺させればとアイデアを伝える。


リネットの願いが通じてイリーナの本性がわかり追い払えたのはいいですが、すっきりしない終わり方でした。
イリーナの自業自得という部分もありますが、リネットとしもこんな結果は望んでいなかったでしょう。

しかも、イリーナを襲ったのが、一見無害そうだったあのエディだとは、ビックリしました。
シリーズも終盤に差し掛かってきているので、エディの意外な一面が暴かれて行くことでしょう。

アンジーはまだパトリックがこの町にいるのを知りませんが、ロックオンされたのはアンジーではなくダニーのようです。
パトリックにとっては実の息子ですから、そう過激なことはしないでしょうが、アンジーを苦しめるために利用されそうですね。

物語が一気に動き始めましたし、危険人物が今シリーズは多くて大丈夫なの?と心配になってしまいます。

ゲスト

イリーナ・コゾコフ – ヘレナ・マットソン
ブルース – クリストファー・リッチ
アロンソン捜査官 – サラ・リパード
ウェラー捜査官 – ジャスティン・ドレイ

DATA

原題:We All Deserve to Die
放送日:2010/4/18
監督:ラリー・ショウ
脚本:ジョーサン・マクギボン、サラ・パリオット

第20話 虐げられた魂

あらすじ・感想

ここ数年、フェアビューで起こっている女性の殺人犯はダニーの友達でカフェで働くエディだった。

エディがまだ4歳の頃、メアリー・アリスが通りかかるとエディの母バーバラと父ハンクが子供の前でけんかしていて、ハンクが家を出て行くところだった。バーバラを心配したメアリー・アリスは手料理片手にバーバラを訪ねて親身になり、子供がいるし素敵な男性とまためぐり合うと彼女を励ます。

ガブリエルが引っ越してきた当日、8歳のエディが家の中に忍び込んで遊んでいた。きれいな人だとエディからほめられ気を良くしたガブリエルは、エディに引っ越しの荷解きまで手伝ってもらって仲良くなる。近所の主婦とは話の合わないガブリエルはエディだけが唯一の友達で、エディの方も母親が男を家に連れ込んでいて一人ぼっちで寂しい思いをしていた。

高校時代のエディにブリーは家の壁塗りを頼んで彼女にプレゼントでも買えばとチップをはずむ。エディは自分はもてないから彼女はいないとお金を返そうとするが、ブリーは好きな女性にアプローチする方法をアドバイスする。花やプレゼントを買うのにお金が必要になるなとエディがつぶやくと、さらにブリーはチップをはずむ。

スーザンはマイクと離婚して暮らしていた頃、カフェに行ってエディの絵の才能に気付いて、自分が絵を教えると申し出る。スーザンも負けるくらいエディは上達し、2週間の絵の講習を受けるよう申込みまでする。母が反対すると講習を諦めようとするエディをスーザンは優しく励まし、エディはスーザンに好意を持つようになる。

そして、エディが講習初日の報告にやって来るとスーザンはマイクとの結婚式当日で、エディは止めようとするが冗談にしか取られなかった。

スカーボ家では家族そろってエディも加わってジェスチャーゲームの真っ最中。まだ8時だというのに酔ったエディの母バーバラがエディを連れ戻しにやって来て、エディもスカーボ家のみんなに迷惑がかからないように素直に母に従って家へと戻る。以前からバーバラは近所からのクレームも多くそんな家でエディが暮らすのは良くない誰もが思っているが、傍観しているだけだととリネットが言い出し、具体的な行動を起こすことに。


久々に登場したメアリー・アリスでしたが、最初にエディの危機に気づいたのは彼女だったんですね。
メアリー・アリスなりに心配して力になってあげていたけど、バーバラを救うことができずエディの心の傷は増えていくばかりだったのでしょう。

ガブリエルやブリーも意外な形で関わっていて、今でこそガブリエルはみんなと仲良しですが、近所の主婦達の悪口を言っていたのが笑えました。

ジュリーが襲われた理由もはっきりしたし、スーザンの代わりだったとはビックリです。
子供の頃から何かと苦労してスーザンのとばっちりを受けてきたのに、まさか、間違われて殺されそうになるなんて本当に不運ですね。

今一番危険なのは家にモンスターを招き入れてしまったリネットで、お腹の子共々無事でいてほしいです。

ゲスト

若い頃のエディ – ニコラス・サルロ
4歳のエディ – デヴィン ランソム
バーバラ・オルロフスキー – ダイアン・ファール
ラモーナ – ジェミー・ソレンティーニ
ロン – レイフ・ガントフート
ハンク・オルロフスキー – ケヴィン・サイズモア

DATA

原題:Epiphany
放送日:2010/4/25
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:マーク・チェリー

デスパレートな妻たち

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