第1話 フライト627
あらすじ・感想
旅客機627便がボストンに到着するが乗客及び乗組員は全員死亡していた。FBI捜査官のオリビア・ダナムと恋人でもあるFBI捜査官のジョン・スコットは捜査に当たる。乗客達は皮膚が解けていて化学兵器によるテロの可能性があった。
東南アジア系の怪しい人物を見かけたとの通報があり、オリビアとジョンは現場へ。ジョンは倉庫を調べていると犯人らしき人物を見かけるが、爆発に巻き込まれてしまう。ジョンも旅客機の乗客同様に皮膚が透明に。
オリビアは飛行機の事故と爆発事件との関連性を追い、フリンジ・サイエンスの第一人者ウォルター・ビショップ博士に行き着く。彼は精神病院に入院していて家族だけが面会できるため、博士の息子ピーターをイラクまで連れ戻しに行って博士に捜査協力を依頼する。
ピーターとウォルターは親子仲が悪かったがオリビアの頼みで後見人となり、昔ウォルターが使っていたハーバード大の地下にあるラボを再稼動させる。ジョンを救うためにはどんな化学物質が正確に知る必要があるとウォルターが言い出し、オリビアは昔ウォルターが研究していた夢を共有する実験で、ジョンとコンタクトを取ることに。
ジョンを救うためにあんなにオリビアはがんばったのに、最後はあっけなかったですね。
ジョンとマッシブ・ダイナミックのニーナは何か関係がありそうだったし、ウォルターの過去の実験やパターンとかいうものともつながりがありそうです。
ストーリー展開もスピーディーだったし、オリビアのアクションもなかなかです。
ウォルターが癒し系でどこか憎めなくてかわいらしいし、もちろん優秀な科学者ですね。
フリンジ・サイエンスはどんなものか1話見たくらいじゃよくわかりませんでしたが、これから徐々に明らかになっていくのでしょう。
見所満載でSFとしても面白いから、どんどんのめり込みそうです。
ゲスト
リチャード・スタイグ – ジェイソン・バトラー・ハーナー
レイエス医師 – ピーター・アウターブリッジ
DATA
原題:Pilot
放送日:2008/9/9
監督:アレックス・グレイヴス
脚本:J・J・エイブラムス、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
第2話 80歳の赤ん坊
あらすじ・感想
女性のお腹の中で何かが急速に動き始めて苦しみだし、モーテルに一緒にいたクリストファーは病院の前に女性を置き去りにしてしまう。女性のお腹は妊娠していて臨月を迎えていたが女性は妊娠などしていないと叫んでいた。
出産中に女性は死亡し生まれた子供は急速に成長して80歳の老人に。ウォルターは何か心当たりがあるらしく、ラボで調査を開始。
オリビアとピーターはモーテルを調べ始め、ピーターはオレンジ色のジェルを発見する。オリビアはジョンと一緒に調べていた過去の事件と手口が同じだと気付く。女性を狙った連続殺人で死体からは脳の下垂体が抜き取られていた。
ウォルターも同じ見解に行き着いていて、30年前に一緒に成長促進の研究をしていたペンローズ博士を訪ねろとアドバイスする。
ペンローズは政府の仕事で研究していたが、過ちだと気づいて1年で止めてしまったと語る。
ウォルターはさらに新たなことを思い出し、恐らく犯人は研究によって生み出されて急速な老化に苦しんでいて、老化を止めるために下垂体を抜き取って自分に使っているようだった。
前回もそこそこグロかったけど、女性のお腹がモゾモゾ動いて大きくなったり、成長して死んだ80歳の赤ん坊の姿などなど、グロいシーンが結構ありました。
ちょっぴりボケをかましてくれるウォルターのかわいさったらないです。
眠れなくてクローゼットに入ったり、お尻を温めるヒーターに感動したりとか、牛の乳搾りを嬉々としてやっている姿もかわいかったですね。
ピーターはウォルターの世話をするのが面倒だと嫌々付き合ってる風でしたが、最後には子守唄を歌ってあげるなんて、優しいです。
過去には色々あったのでしょうが、やはり親子なんだなって感じました。
ゲスト
クリストファー – デレク・セシル
クラウス・ペンローズ博士 – マーク・ブルーム
ロレイン・デイジー – ベティ・ギルピン
ステイシー – エリザベス・スタンレー
エイミー – カーメン・グッディン
老人のクリストファー – バーニー・マキナニー
DATA
原題:The Same Old Story
放送日:2008/9/16
監督:ポール・エドワーズ
脚本:ジェフ・ピンクナー、J・J・エイブラムス、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
第3話 預言する男
あらすじ・感想
未来が見えるロイは教会に懺悔をしに行くが、話す前に飛び出して絵を落として行く。バスに乗り込んだ男がガスをまき、ある女性のリュックを持ち去る。
オリビア達は現場に到着するが、バスは謎の固体に包まれていて乗客は全員窒息死していた。ウォルターは固体を作っている物質の分析に当たり、オリビアは客が持っていたビデオカメラから、女性のリュックが消えているのに気付く。
女性はDEAの捜査官エベリナ・メンドーザだと判明し、彼女の上司デビッドソンから話を聞くとある麻薬組織の潜入捜査を行っていたとのこと。デボッドソンはメンドーサのことをオリビアに話し、別れをしたいと安置所に1人で入って彼女の手を握って別れを惜しんでいた。
神父から事件が起きる前に事件現場とそっくりな絵を残していった男のことでFBIに通報がある。その男ロイの家には過去に起きた事件の絵や模型があった。ピーターが過去の資料を調べていると、ロイはウォルターの被験者だったことが判明する。
ウォルターは原因となった固体の化学物質を割り出し、そのうち1つはマッシブ・ダイナミック社でしか作られていないことを突き止める。
ウォルターは年齢のせいで忘れっぽいのか、長年、精神科病棟にいたから精神的にちょっと病んでいるのかわかりませんが、アストリッドの名前すら覚えられないのは彼女がちょっとかわいそうです。
ウォルターの世話を焼いて助手として尽くしているから、大事にしてほしいですね。
今のところ、パターンの事件はほぼウォルター絡みで、ウォルターの過去と何らかの関係がありそうな予感です。
マッシブ・ダイナミックもやっぱり関わっているし、ニーナの行動も怪しすぎます。
単純に考えるとパターンの黒幕はニーナの上司でもあり、ウォルターと一緒に研究していたベルなのではないでしょうか。
ピーターも色んな才能を発揮して、今回はピアノを弾いていました。
彼のピアノでウォルターの研究がはかどったし、彼やオリビアが聞きたいと言ったバッハを早く披露してほしいですね。
ゲスト
ロイ・マコーム – ザック・オース
グラント – ピーター・ハーマン
マシュー・ジーグラー – デイヴィッド・ランズベリー
レイモンド – イーサン・ゴールドスミス
ジェラルド – ドニー・ケシュウォーズ
ジョンの母 – ペギー・J・スコット
ケント神父 – デヴィッド・フォンティーノ
ポーラ – ミーガン・ニューリンガー
アンナ・ヒミニス – ミラ・ツール
DATA
原題:The Ghost Network
放送日:2008/9/23
監督:フレデリック・E・O・トーイ
脚本:デヴィッド・H・グッドマン、J・R・オーチ
第4話 監視人
あらすじ・感想
ニューヨークの建設現場で爆発事故が発生。表向きはガス爆発ということになっていたが、謎のシリンダーが現場に出現する。
振動しているシリンダーは危険があると周囲が言う中、ウォルターはこれをラボに持ち帰ると主張する。ピーターは父親の世話にうんざりしていて、この事件を最後にここから去るとオリビアに話していた。
シリンダーが見つかったのはこれが初めてではなく、1987年の海兵隊基地でも見つかっていた。オリビアは当時の捜査担当者であり知り合いのジェイコブソンに話を聞きに行く。ジェイコブソンから預かった資料の写真にスキンヘッドの男が写っているのを発見。
2週前の病院の写真にも同じ男が写っているのをオリビアは思い出す。ブロイルズに報告すると40以上ものパターン絡みの事件現場の写真に写っていて、監視人と呼ばれているとのこと。
何者かがシリンダーを探しているという情報が入り、ウォルターは何としてもこれを守ろうとピーターを買い物に行かせ、アストリッドに鎮静剤を打ち、どこかにシリンダーを隠してしまう。
その頃、ジェイコブソンはシリンダーを探す謎の男に拷問され、オリビアのことがバレてしまう。ウォルターがダイナーでルートビア・フロートを食べていると、監視人がやって来て向かいに座り、シリンダーを守ってくれと告げる。
あのシリンダーことビーコンは何なのか、どうして消えてしまったのか気になりますね。
謎の監視人はちょっと宇宙人チックだったし、ただ見ているだけというのが不気味すぎます。
しかも、ウォルターとは友人で彼とピーターの命を救ったらしいし、悪人というわけではなさそうです。
さらにビックリなのがジョンが電話してきたり、オリビアの前に現れたことです。
マッシブ・ダイナミックの仕業なのでしょうが、ジョンは生き返ったのかクローンなのか、謎は深まるばかりです。
ピーターはあんなにウォルターの世話を嫌がっていたのに、不可解な事件に直接巻き込まれて協力することを決めました。
ウォルターとはまた違って幅広い知識や経験がありますし、ピーターあってこそのウォルターだから、重要な役目を担ってくれると期待しています。
ゲスト
ジョン・モズリー – マイケル・ケリー
ヘンリー・ジェイコブソン – ネスター・セラーノ
シャペロン捜査官 – ジェニファー・イケダ
ロドリゲス捜査官 – アッシュ・ロエカ
DATA
原題:The Arrival
放送日:2008/9/30
監督:ポール・エドワーズ
脚本:J・J・エイブラムス、ジェフ・ピンクナー
第5話 潜在能力
あらすじ・感想
ジョゼフは配達の仕事であるビルの受付へ行くが、エレベーターが急に落下して自分以外は全員死亡する。オリビア達が現場に到着すると、ウォルターがエレベーターの中は強力な電流が発生して全員死亡したと推測する。
ブロイルズから過去にも東京でリニアカーの事故が起きた時、電磁場が発生していたと聞かされる。ウォルターの仮説では人間が起こした事故でオリビアはそれを元に人体実験について調べていると、ブロイルズから過去に人体実験を行ったフィッシャーについて情報をもらう。
廊下でオリビアはジョンの姿を見つけ、ジョンは自分は裏切っていない、フィッシャーより先に被験者を探せとアドバイスされる。職場に戻ったジョゼフはボスからクビにされ、気付くとボスは機械に腕を挟まれていた。
ジョンを追いかけて行ったオリビアはエレベーターを開けると積載量が目に入り、現場から75kg程度の人間が生きて立ち去ったことがわかる。その足でウォルターとピーターの部屋に行って説明すると、2人とも犯人は自分の力に気づいておらず、コントロールできない状態だと告げる。
職場をクビになったジョゼフは母に説明しようとするが力をコントロールできなくなり、心臓が悪い母親が倒れて家を出ようとしていた。そこへ、フィッシャーと部下が現れてジョゼフを拘束してしまう。
ウールの靴下が心地よくて、軽くステップを踏んでいたウォルターがとてもかわいかったです。
最後に作っていた白い液体は何?と思ったら、ジーンのミルクだったんですね。
怪しげな薬じゃなくてよかったです。
なかなか人の名前を覚えられなかったり、アストリッドの名前さえいまだに覚えていないんですね。
前回、アストリッドとは険悪なムードだったけど、アストリッドはウォルターのことを許したみたいで、仲良くやっていました。
オリビアが見ていたジョンはマッシブ・ダイナミックにいたジョンかと思ったら、オリビアの中にいるジョンの記憶の一部だったみたいです。
どうやらジョンも何者かに動かされていた形跡があり、最初の事件にジョンがどう絡んでいたのかなど、真相があやふやになってきました。
ゲスト
ジョゼフ・ミーガー – エボン・モス=バクラック
ジェイコブ・フィッシャー – マックス・ベイカー
フローラ・ミーガー – メアリールイーズ・バーク
ベサニー – ダイアン・デイヴィス
ロン – グレン・フレシュラー
PK・シモンズ – ハロルド・サーラット
リチャード – フーン・リー
ロドリゲス捜査官 – アッシュ・ロエカ
DATA
原題:Power Hungry
放送日:2008/10/14
監督:クリストファー・ミシアーノ
脚本:ジェイソン・ケイヒル、ジュリア・チョー
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