第1話 オリビア
あらすじ・感想
向こうの世界に取り残されたオリビアはウォルターネイトからボリビア(向こうの世界のオリビア)の記憶を転送させる処置を受けていた。再度注射をされている時気分が悪いふりをして施設を逃げ出す。
通りかかったタクシー運転手ヘンリーを銃で脅して服を買いに行かせ、オペラハウスに着くが隔離が始まってしまう。力になってくれそうなマッシブ・ダイナミック社の住所をヘンリーに告げて到着するが、そこは公園になっていた。
ウォルターが隠れ家に使っていた住所を思い出し、そこへ向かう途中にガソリンスタンドへ。タクシーに付いていた追跡装置から、フリンジ・チームのリンカーンとチャーリーがオリビアを捕らえに来る。
。少しずつオリビアに変化が現れていて、ボリビアの記憶が今のオリビアに影響を与えている。リンカーンから銃を取り上げてトイレの閉じ込め、ガソリンタンクを撃って爆発を起こしそのすきに逃走するのに成功する。
また、ヘンリーに恋人の事を聞かれフランクだと答えてしまう。オリビアがやって来たのは実家で、14歳の時に死んだはずの母が出迎えてくれる。記憶が混乱して壁を一緒に塗ったことを思い出し、迎えに来たチャーリーと戻ることに。
さすがはオリビアです。
ちょっとしたすきを付いて施設を逃げ出し、常人なら死んでしまうような海に飛び込んでまんまと逃げおおせてしまいました。
途中でつかまえたタクシー運転手のヘンリーもいい人そうで、途中からオリビアの味方になってくれましたね。
しかし、ウォルターネイトの作戦が後にはってオリビアに効き始め、偽オリビアの記憶が移植されてしまったようです。
長官はオリビアに特殊な能力があるのを感づいていて、それを利用して向こうの世界に行ってピーターを再び連れて来ようとしているのでしょうか。
当のピーターは偽オリビアとキスしてウキウキですし、ウォルターもオリビアが偽者だとは全然気づいていないようです。
ドキドキの新シーズンの始まりで、どんな結末を迎えるのか楽しみですね。
ゲスト
マリリン・ダナム – エイミー・マディガン
ヘンリー・アーリス・ヒギンズ – アンドレ・ロヨ
フランク・スタントン – フィリップ・ウィンチェスター
ジェームズ・ヴァン・ホーン – ジェラルド・プランケット
アンダーソン医師 – ガブリエル・ローズ
メリッサ看護師 – ジュリアナ・ウィンブルズ
リンカーン・リー – セス・ガベル
DATA
原題:Olivia
放送日:2010/9/23
監督:ジョー・チャペル
脚本:J・H・ワイマン、ジェフ・ピンクナー
第2話 箱
あらすじ・感想
ボリビアはニュートンと接触し、タトゥーを消しこちらの世界の情報やオリビアの情報をもらい、頭に叩き込むことに。マサチューセッツのある家に2人組の強盗が入るが、人質も強盗も不思議なポーズで死んでいた。
ウォルターはベルの遺言書が公開されるため、マッシブ・ダイナミックへ行き、ベルから封筒に入った物を託される。
ボリビアは強盗の一人の家を捜索しルームメイトがいることを突き止める。ボリビアがアパートから出てくるところを男が車で見ていて、ボリビアの名前を控えていた。
ウォルターは音楽からヒントを得て、超音波が人の脳に影響を与えて死にいたらしめたと特定する。その頃、ボリビアの家に箱を持った男がやって来てニュートンに連絡し、彼は耳が聞こえないため箱の影響を受けなかったと説明する。
男の後始末を頼まれたボリビアはサイレンサーを付けた銃で撃つ。タイミング悪くピーターがやって来て、男の死体をバスルームに隠してピーターを部屋に入れる。
超音波でガラスが割れるなんて話もあるようですから、人をトランス状態にしてしまうことだってできそうです。
あの箱は向こうの世界のものらしいですで、しかも、ピーターがつながれている絵の部品だというのが恐ろしいですね。
誰が何のために作ったのかが不明ですし、どうして向こう側でなくこちら側にあるのかも謎です。
ニュートンと偽オリビアが連携して動いていて、こっちの世界のピーターとウォルターを操って、装置を完成させようという魂胆でしょうか。
偽オリビアは躊躇なく箱を持って来た男を撃ち殺してしまいましたし、こちら側のオリビアよりも冷酷なのかもしれません。
早くピーターかウォルターが、オリビアは偽者だと気づいてほしいですね。
ゲスト
ジョー – ラッセル・ハーヴァード
ミッチ – アーティン・ブラウン
ダリル – カイル・キャシー
DATA
原題:The Box
放送日:2010/9/30
監督:ジェフリー・ハント
脚本:ジョシュ・シンガー、グラハム・ローランド
第3話 連鎖
あらすじ・感想
オリビアはボリビアとして記憶を回復し、フリンジチームに復帰する。最初の事件はバスが人をはねるという事故だが、ただの事故なのではとチャーリーは疑問を持っていた。現場には珍しくボールペンが落ちていて、リンカーンは何か気になっていた。
続けざまにまたバスが人をはねる事件が起こり、現場には同じくボールペンが落ちていた。被害者に共通点はなく、バスの運転手が何かに気を取られていて人をはねたとだけ。
3つ目の事件が起こり死亡者は誰もいなかったが、オリビアは歩道橋の上に怪しい男性を見かけ、救急車が人をはねて近くにはボールペンが。歩道橋の上まで行きオリビアは男を追い詰めるが、タイミングを見計らったように男はトラックの上に飛び降りて逃げてしまう。
また、オリビアは捜査の最中にピーターとウォルターの幻を見て頭を悩ませることに。
未来予知ができるわけではなく、計算しつくされて殺人を行うマイロの能力には、少し怖くなります。
コンピュータなみの頭脳が成せる業なのでしょうが、イレギュラーな偶然などが起きる可能性もあり、計算通りにはいかない場合もあるような気もします。
マイロの計算が狂ってオリビアが生きていられたのも、別世界のオリビアだからこそで、ストーリー運びが上手いですね。
ピーターや向こうのウォルターがちらりと出てきたりと、オリビアも断片的に記憶を取り戻しそうな予感です。
最後のピーターのメッセージからすると、オリビアの記憶の鍵はやはり愛なのでしょうか。
キリっとした長官ウォルターネイトは冷酷で情け容赦ないですし、アストリッドも軍人風で笑わないのが寂しいです。
ほんわかしたいつものウォルター&優しいアストリッドのコンビがやはり安心しますね。
ゲスト
マイロ – マイケル・エクランド
リンカーン・リー – セス・ガベル
フランク・スタントン – フィリップ・ウィンチェスター
マデリーン – ケイシー・ロール
レビン医師 – マルコム・スチュワート
ジェフリー・メイヤー – ダグラス・チャップマン
マルコ – デイヴ・コレット
ジリアン・フォスター – ラリッサ・スタドニチュク
看護師 – キーラ・ザゴースキー
DATA
原題:The Plateau
放送日:2010/10/7
監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:アリソン・シャプカー、モニカ・オウス=ブリーン
第4話 シェイプシフターは電気羊の夢を見るか?
あらすじ・感想
ヴァン・ホーン議員が交通事故にあい妻パトリシアと友人のブロイルズも病院へ駆けつける。院内で銃声がしてブロイルズが駆けつけると、ニュートンがヴァン・ホーンを連れ出そうとしていたがブロイルズとの銃撃戦でヴァン・ホーンを撃って逃走。
ブロイルズはヴァン・ホーンの死体が銀色の血を流し彼がシェイプシフターだったと知る。マッシブ・ダイナミックの社長となったウォルターはヴァン・ホーンの死体を調べていて、どこかにデータが記憶されていると探ることに。
パトリシアに協力を仰ぎ夫に呼びかけてもらうと、突然起き上がって何かを口走る。パトリシアによれば結婚記念日に行ったホテルの名前だとのこと。ニュートンはシェイプシフターのレイにヴァン・ホーンの死体から記憶ディスクを取り出して来いと指示を出す。
ピーターはオリビアは別人ではないかと疑問を持ち始める。
シェイプシフターは半分機械で半分有機体とのことですから、長年同じ人間として振舞っているうちに感情のようなものも芽生えるみたいですね。
ヴァン・ホーン議員も子供からレモネードを買ったりと優しそうな人でしたし、妻のことを愛しているみたいでした。
ニュートンからヴァン・ホーンのディスクを奪うよう頼まれたシェイプシフターは、本当にかわいそうでした。
5年もの間、家族として過ごして来てすっかり愛情が芽生えていたのに突然の任務で、全てを捨てなくてはならなくなります。
ニュートンからは別人になって潜入し、ディスクをニュートンに渡したら、また別人になれという指示でしたが、最後まで今の姿で通したのは、愛する妻やかわいい子供がいる人間の父でいたかったからなのでしょう。
ここでニュートンも退場となり、シェイプシフターの新たな展開がさらに楽しみになりますね。
ゲスト
パトリシア・ヴァン・ホーン – シャノン・コクラン
レイ・ダフィー – マーカス・ジアマッティ
ジェームズ・ヴァン・ホーン – ジェラルド・プランケット
ネイト・ダフィー – ニコラス・フィリポビッチ
リサ・ダフィー – エリザ・ノーベリー
DATA
原題:Do Shapeshifters Dream of Electric Sheep?
放送日:2010/10/14
監督:ケン・フィンク
脚本:デヴィッド・ウィルコックス、マシュー・ピッツ
第5話 アンバー
あらすじ・感想
向こうの世界では隔離地区に泥棒が入ったとの連絡がありフリンジ・チームが急行する。隔離された時点での映像と比べると見知らぬ男が隔離されていた。アンバーの中では人間は仮死状態で閉じ込められ、犯人は隔離されていた人物を取り出した可能性が。
割れた物質から顔型を取りデータベースで参照すると、銀行強盗のジョシュアだと判明。彼の双子の兄マシューに話を聞きにいくが、別にか変わった様子はなかった。オリビアは頻繁にピーターの幻覚を見るようになり、そこからヒントを得てジョシュアとマシューが入れ替わっているのではと考える。
一方、ウォルターネイトはオリビアに世界を行き来できる能力のために実験を受けて欲しいと依頼する。オリビアは了承してタンクの中に入ると、別世界の雑貨ショップに立っていて、スノードームが割れ子供が自分を見ているのを一瞬体験する。
オリビア帰還への第一歩として、タンク使った実験で一瞬、自分の世界に戻ることができました。
姪っ子のエラと誕生日に話すことができましたし、自分はこの世界のオリビアではないと気づいたから、2回目の実験で何も起こらなかったと報告したのでしょう。
ピーターの幻にある意味助けられましたが、あんなに頻繁に出て来られてはオリビアとしても迷惑ですね。
事件の方は隔離されたアンバーの中から、銀行強盗のジョシュアが助けられましたが、実は弟のマシューで2人は入れ替わっていたという話です。
アンバーの中の人を助けることができるという事実が広まると政府としても困るでしょうし、ジョシュアもそれに気づいたからこそ、マシューへの罪滅ぼしのために自分が犠牲になる道を選びました。
オリビアは一応皮膚サンプルを取りましたが、ジョシュアとマシューの決断を尊重して、分析には回さないと思います。
ゲスト
マシュー・ローズ – アーロン・アシュモア
ジョシュア・ローズ – ショーン・アシュモア
リンカーン・リー – セス・ガベル
マリリン・ダナム – エイミー・マディガン
ダニエル・ローズ – ホリー・エリッサ
モード看護師 – ラフ・ロジャース
アリス看護師 – リッキー・プロスパー
DATA
原題:Amber 31422
放送日:2010/11/4
監督:デヴィッド・ストレイトン
脚本:ジョシュ・シンガー、イーサン・グロス
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