FRINGE/フリンジ シーズン3 第11話~第15話 あらすじ・感想

第11話 記憶装置

あらすじ・感想

ウォルターはボリビアのことをそっくリビアと呼んでいる。彼女のPCのパスワードが解り膨大なファイルの解読が始まる。ピーター達はマッシブ・ダイナミックへ行き、組み立てられた装置の大きさに驚くが、どうやって動かすかが解らずじまいだった。

電磁波のようなものでコンピュータ等に乱れが起こり急に装置が動き始め、ピーターが鼻血を出してしまう。ピーターを助けるために脳を回復させようと、ウォルターはベルとやった実験のデータを探してくれとニーナに頼む。

公園の噴水でシェイプシフターの死体が見つかり、ボリビアのデータが外部に漏れていると判明。ブロイルズはメインフレームからデータを切り離し、ファイルで謎を解くことに。マッシブダイナミックとFBIのメンバーの血液検査と嘘発見器によるデータを採取し、スパイを探し出そうとする。


ウォルターはピーターのことが心配でたまらず、ちょっとした検査にも猛反対していました。
そのくせ、自分は脳を再生させようと、チンパンジーのDNAを脳に取り込んでしまうという暴挙に出て、少しは自分のことを心配してほしいですね。

バナナが食べたくなったり、バナナサンデーらしきものを作っていたウォルターがお茶目でした。

ピーターがかなりヤバそうで、心配ですね。
機械と反応したことで過激になってしまって、機械を何としても完成させようと精神にも影響が出ているようです。

オリビアのナイスなアイデアで最後のシェイプシフターを追い詰めることができそうでしたが、何せ殺して回っていたのがピーターですから、本当のことが知れたらますますピーターとオリビアとの関係がこじれそうです。

ゲスト

ザック・アルパート – ショーン・キャンベル
ジェームス・ファルコン博士 – チャールズ・パーネル
パイク – ノア・ベッグス
ジョン – マイケル・チャロイス
ゴールディン捜査官 – ブレット・デラニー
ジル・ルイス – ポーラ・ジロデイ
グラント – ニメット・カンジ
ジャッキー・バミューデス – バイロン・ノーブル

DATA

原題:Reciprocity
放送日:2011/1/28
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:ジョシュ・シンガー

第12話 交錯する想い

あらすじ・感想

製薬会社のウォーレン・ブレイクが死亡し骨が溶けてなくなっていた。誕生日だったブレイクに送られてきた人形に毒のパウダーが仕込まれていた。人形の背中からはアメリカ軍の機器が見つかり、送り主は元海兵隊のアーロン・ダウニー。

自宅を調査している最中に屋根からダウニーが逃亡し、ピーターが追いかけるが車にはねられて重体に。ウォルターは大脳の神経活動が見られることから、心を読めるコーテキシファンの被験者サイモンに協力を依頼することに。

サイモンはパワーをセーブできず人の心の声がストレスとなり体調に影響を与えてしまう。そのため、人気のない山小屋に一人で住んでいた。同じ立場のオリビアの心だけは読むことができず落ち着いて会話ができた。オリビアは人を助けるために力を貸してくれと頼み、アーロンの心を読んでもらうことに。


骨が溶けてなくなる生物兵器とは、軍はとんでもないものを開発してしまったものです。
最初の被害者ウォーレンが犠牲になるシーンで、骨がパキパキ鳴っていたのがとても怖かったですね。

心が読めるサイモンは能力をコントロールできれば人と同じ生活ができそうですが、そう上手くいかないものなのでしょうか。

人の本心はやはり知らない方が幸せでしょうが、オリビアは自分のそっくりさんと恋愛していたピーターが今、自分のことをどう思っているのか、真実をどうしても知りたかったのでしょう。
そっくリビアにピーターは惹かれていて、まだ未練があることを知ってしまって、さぞやショックでしょうね。

最初の人々についても少し進展があり、ベルが絡んでいたり懐かしいサムが出て来たりと、予測不可能です。
カウンセラー的立場でニーナやオリビアを救ったサムが本を書いたようですが、どうしてそんな太古のことを知っていたのか謎解きが楽しみです。

ゲスト

サイモン・フィリップス – オミッド・アブタヒ
エドワーズCIA捜査官 – JR・ボーン
サラ・ダウニー – ジョディ・トンプソン
アレクサンドラ・カストロ医師 – アレクサンドラ・カスティージョ
ランダル – カルロス・ディアス
グレース – ナタリー・ギブソン
ウォーレン・ブレイク – ポール・ジャレット
ドン – リチャード・キーツ
バノイ – マシュー・マッカアル
ジョージ – イアン・ロビンソン
アーロン・ダウニー – トッド・スコット
ハリソン捜査官 – ダンカン・スペンサー
ディロン – シルヴェスタ・スチュアート
ディック – グレッグ・ウェッブ

DATA

原題:Concentrate and Ask Again
放送日:2011/2/4
監督:デニス・スミス
脚本:グラハム・ローランド、マシュー・ピッツ

第13話 絶滅

あらすじ・感想

ブロイルズが行方不明となりリンカーンが代わりにフリンジ・チームを率いることに。空港のトイレで虫が大量発生する事件が起こり、男が一人虫に体を食い破られて死亡する。チャーリーは虫は外では生きられないことから人間に寄生していたものと判断する。

この虫は10年以上も前に絶滅していて羊に寄生していたスケルタービートルと似ているが、人間には寄生しないとのこと。アストリッドのアイデアで事件を公開して市民から情報を得ることに。フランクは疾病対策センターの連絡係として捜査に参加し、週末ボリビアにプロポーズするとリンカーンに話す。

リンカーンはボリビアに話してしまうが、フランクが週末を待たずにプロポーズし、ボリビアはOKする。市民からスケルタービートルを研究していた科学者シルバ博士の情報が寄せられ、彼が借りていると思われる倉庫へリンカーンとボリビアが調べに行く。


虫に食い荒らされて死んでしまうなんて、無残すぎます。
研究していたシルバ博士は地位や名声が欲しくて、見ず知らずの人間に無理やり虫を発生させるなんて、科学者の風上にも置けませんね。

冷たい科学者のウォルターネイトがコーテキシファンの実験に子供は使わないと、意外と思いやりのあるところを見せていたのにも、少し驚きました。

偽オリビアは妊娠しているのを知らなかったから、本当に好きなのはピーターなのに、久しぶりに再会した恋人フランクからプロポーズされOKしてしまったのでしょう。

向こう側の世界に行くことはもうないですし、ピーターのことを忘れるためにも、こっちでフランクと幸せになりたかったのだと思います。

ゲスト

アーマンド・シルバ博士 – アロン・アブトゥブール
フランク・スタントン – フィリップ・ウィンチェスター
モナ・フォスター – ジュリー・マクニヴン
レイコ – ジョアン・チェン
ジェリー・ビッセル – エリック・キーンリーサイド
ハリー・ミルマン – デヴィッド・ミルチャード
ネッド・ドラン – ヘイグ・サザーランド
ダニー – ジャロッド・テレル

DATA

原題:Immortality
放送日:2011/2/11
監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:デヴィッド・ウィルコックス、イーサン・グロス

第14話 愛の力

あらすじ・感想

ローゼンクライツ・ビルのバルコニーから集団で人が落下する事件が発生。人だけでなくテーブルなども落下し、ほぼ真下に落ちていて、まるで床が抜けたようだった。オリビア達が住人に話を聞くとこのビルではおかしな現象が立て続けに起きていた。

ウォルターは向こうの世界と同じようにこちらでも亀裂がここで起き始めていると確信している。機器を運びウォルターを待っている間、オリビアとピーターはバーへ行きキスをする。オリビアはその直後に店を出てしまいピーターが光って見えたからだと。

地震計に反応があり、オリビア達はその部屋に行ってみると、オリビアの目には光った人物が見えた。その部屋に住むマーチャントさんは2ヶ月前に夫を亡くし、その2、3日後から夫の幽霊が見えるようになったらしい。一方、ウォルターは亀裂から渦が生まれるのを防ぐため、アンバーを作り出すことに。


お互い夫と妻を亡くした者同士の量子のもつれ合いで、世界を超えてソフトスポットができてしまうとは、とてもロマンチックな展開でした。

マーチャントさんを説得していた時にピーターが語った愛についても素晴らしかったですし、そのおかげでオリビアとピーターの仲も修復されましたね。

ウォルターが無理して朝食を作って、オリビアを呼び出すまでもなかったです。
序盤はこのウォルターの余計なおせっかいで、2人の気まずさが倍増しただけでした。

マーチャントさんのケースはお互いの強い愛によって引き起こされましたが、ウォルターいわく、この世界にも亀裂が出来始めているのだとしたら、今回開発したアンバーを使うことになるのでしょうね。

ゲスト

アリス・マーチャント – フィリス・サマーヴィル
デレク・マーチャント – ケン・ポーグ
マルチェロ – ミシェル・ブレジンスキー
リック・キンボール – コナン・グラハム
クリス – コルビー・ヨハンソン
シルビア – モニカ・ムステリエル
キム・キンボール

DATA

原題:6B
放送日:2011/2/18
監督:トーマス・ヤツコ
脚本:グレン・ホイットマン、ロバート・チアペッタ

第15話 家族

あらすじ・感想

1985年、ウォルターがピーターを向こうの世界から連れて来て数ヶ月が経っていた。ピーターは両親が本物ではなく、ここは自分の世界ではないと気付いていて母エリザベスに詰め寄る。

レイデン・レイクの湖の底からつながっている世界から来たと思い込んでいて、凍った湖を割り石を体に結び付けて湖に飛び込むが、エリザベスに助けられる。向こうの世界のウォルターネイトは何としてもピーターを取り戻そうと考えていた。

ジャクソンビルの施設でウォルターは子供達を集めて実験を行っていた。オリビアは義父から殴られて苦しんでいて、その夜、見たこともない場所に出て飛行船を見ていた。

翌日、飛行船を絵に描きウォルターには転んであざができた時にできたと話す。ウォルターはオリビアの感情が引き金になっていると解り、彼女に極度の恐怖を与えた時、部屋が炎に包まれぼやが起こった。


レトロなロゴとBGMで始まり、過去が複雑に絡み合っていたという秀逸なエピソードです。
ピーターはまだ子供なのに、ウォルターとエリザベスが本物でないと気づくなんて、とても賢いですね。

実験を受けていた頃のオリビアは親から暴力を振るわれ、幸せな子供時代ではなかったから、今でも人に心を開けず素直になれない部分を持っているのかもしれません。

そんなオリビアとピーターが子供の頃に会っていたとはビックリしました。
初対面で少し話をした程度でしたから、お互いに覚えていなかったのでしょうか。

2人が話していたのが白いチューリップ畑で、ウォルターが許しが得られると信じていた花だというのも、じーんときました。
ウォルターネイトもピーターを必死に探していて、居場所を知ったのが世界を移動した子供のオリビアだったのいうのも皮肉ですね。

ゲスト

エリザベス・ビショップ – オーラ・ブラディ
子供の頃のピーター – チャンドラー・カンタベリー
子供の頃のオリビア – カーリー・スコット・コリンズ
アシュリー – サラ=ジェーン・レッドモンド
オリビアの義父 – クリス・ブラッドフォード
ニック・レーン – リアム・シュメルチンスキー・マッキー

DATA

原題:Subject 13
放送日:2011/2/25
監督:フレデリック・E・O・トーイ
脚本:ジェフ・ピンクナー、J・H・ワイマン、アキヴァ・ゴールズマン

FRINGE/フリンジ

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