FRINGE/フリンジ シーズン4 第1話~第5話 あらすじ・感想

第1話 第三の世界

あらすじ・感想

ピーターは装置に入り二つの世界に橋をかけるがそのまま消滅してしまい、ピーターのいない新しい世界になっていた。監視人ディセンバーはセプテンバーにピーターの痕跡がまだ残っているので、完全に消去しろと指示する。

リンカーン・リー捜査官は相棒のロバートと武器ディーラーを追っていた。ロバートは犯人に殺されリンカーンは犯人の肌が透き通っていたのを目撃し、ロバートも同じようになっていた。現場にフリンジ・チームが現れ詳細を明かされないままリンカーンは捜査から外される。

納得がいかないリンカーンはオリビアの後を付けてラボへやって来て、捜査協力したいと申し出る。リンカーンはロバートがクローン病で鉄分を取っていたと話すと、ウォルターは被害者達は何らかの金属が原因の病気になっていて、犯人はその金属を抜き取っていると判明する。


ピーターのいない世界で、しばらく物語が進むようですね。
ウォルターが怯えていた影が多分ピーターで、時空のどこかに閉じ込められているのでしょう。

ピーター不在の頼もしい助っ人リンカーンが登場しました。
向こうの世界ではリーダーとして活躍していますから、こっちの世界でもリンカーンは優秀な働きをしてくれそうです。

監視人が説明してくれましたが、リンカーンはこちらの世界でフリンジチームと一緒に捜査したことがありました。
ピーターが消えたことでそれも消えてしまって、オリビア達と初対面ということになっています。

監視人セプテンバーは過去にウォルターを助けたことがありますから、ウォルターとピーター親子に肩入れしているみたいです。
ピーターの痕跡を消す装置を作動させなかったですから、監視人チームを裏切って人間側に付いてくれそうですね。

ゲスト

ロバート・ダンジグ – ジョー・フラニガン
ナディーン・パーク – ミシェル・クルージ
ジャニュアリー – デヴィッド・ヘイソン
ジュリー・ダンジグ – ショーナ・ヨハネセン
ティム捜査官 – ジャロッド・ジョセフ
ジョナサン・ダンジグ – ショーン・マイケル・カイヤー
ローチ捜査官 – コリン・ローレンス
フレイザー捜査官 – スティーヴン・ロボ
エイミー・ダンジグ – シャーロット・ウィリアムズ

DATA

原題:Neither Here Nor There
放送日:2011/9/23
監督:ジョー・チャペル
脚本:ジェフ・ピンクナー、J・H・ワイマン、アキヴァ・ゴールズマン

第2話 もう一人の自分

あらすじ・感想

オリビアはブロイルズの指示で向こうのフリンジ・チームの捜査協力をすることに。脳にドリルで穴を開け脳を凍らせてしまう事件が発生していて、20人以上もの被害者が出ていた。連続殺人犯の名前はジョン・マクレナンで、こちらの世界では犯罪心理学の教授である。

同じ遺伝子を持つ教授に犯人のプロファイリングをして欲しいとのこと。教授を向こうの世界のマクレナンの家に連れて行き、ボリビアがオリビアの代わりに教授に付き添う。犯人は心に闇を抱えていて人の幸福に嫉妬しているとのこと。

自分も子供時代には動物を殺したことがあったが、マージェリーという女性と出会って光が見えたと語る。教授は写真の中に自分の父が写っているのを見つけ、パニックになり外に出ると二人のオリビアを目にする。オリビアは教授に真実を語って、次の被害者が出るのを防ぎたいと目的を話す。


オリビアと偽オリビアもそうですが、こちらと向こうの世界で同じ名前の人間でも、ちょっとしたことが違ってしまうと大きく人生が変わってしまいますね。

オリビアは義父から虐待を受けていたせいか人に心を素直に開けなかったり、どこか暗い部分がありました。
偽オリビアはそんな経験がなかったから、明るくて笑顔が素敵な女性になったのかもしれません。

マクレナンもマージョリーと出会ったか出会わなかったかで、犯罪心理学を教える教授かシリアルキラーかの正反対の大人になってしまったようです。
最後のマージョリーの言葉がマクレナンの心に刻み込まれたのが、唯一の希望になり得るかもしれませんね。

ウォルターの名前間違いはいつものことですが、リンカーンをケネディと呼ぶのは無理がありすぎな気がします。

ゲスト

ジョン・マクレナン – ジョン・パイパー=ファーガソン
ノリーン・ミラー – イニッド=レイ・ アダムス
ペレツ捜査官 – ダニエル・アーノルド
メーガン・ミラー – ジョーディン・アシュリー・オルソン
マージェリー – ジュリア・シュネッケンバーガー
子供の頃のジョン – トビー・ヴェルシェール
ジェレミー・ローマン – ベン・ウィルキンソン
バーグマン捜査官 – ウィルソン・ウォン

DATA

原題:One Night in October
放送日:2011/9/30
監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:アリソン・シャプカー、モニカ・オウス=ブリーン

第3話 共感

あらすじ・感想

ピーターの幻を見て様子がおかしいウォルターをみんなが心配し、ブロイルズもサムナー医師から病院へ戻した方がいいとアドバイスされていた。トンネルで子供の死体が二つ発見されるが死後24時間経っていないのに腐敗が進み、菌が付着していた。

足跡がもう一つあったことから、三人目の子供を捜すことに。死体は一つはウォルターのラボへ、もう一つはモルグへ運ばれる。三人目のアーロンが見つかりラボで検査しても感染の疑いはなし。

もう帰っていいとアーロンに言うが、父が死亡し母は海外にいるアーロンは孤独でもう少しここにいたいと言う。ラボの死体の菌が成長していて、急いで密閉容器へ移すと破裂してしまう。

モルグの死体も危険だとオリビアに連絡するが、間に合わず職員2名が被害にあってしまう。どんどん広がる菌をフリンジ・チームはUVライトで退治しようとするが…。


変な男の影が見えたり幻聴が聞こえたりすると、精神病院に入っていたウォルターなら当然、自分がおかしくなったと思ってしまいますね。
ピーターを愛していたオリビアにも見えていたとしても、不思議ではありません。

普通ではないことですから人には相談できませんが、オリビアとウォルターの仲ならもう少し早くこの話をしていれば、お互い苦しまずにすんだでしょう。

この世界でのピーターは子供の頃に死んだことになっていますから、ちょうどアーロンくらいの年でしょうか。
ピーターを失ってずっと1人だったウォルターだからこそアーロンの孤独な気持ちを理解できて、アーロンの心に訴えかける説得ができたのでしょう。

ゲスト

アーロン・スネッドン – エヴァン・バード
サムナー医師 – ウィリアム・サドラー
マシュー – コナー・スタンホープ
ブライアン – マッテオ・ステファン

DATA

原題:Alone in the World
放送日:2011/10/7
監督:ミゲル・サポチニク
脚本:デビッド・フューリー

第4話 被験者9番

あらすじ・感想

オリビアは金属が宙を舞い青い電磁エネルギーのようなものを目にする。ラボでウォルター達に相談すると、そこでも同じような現象が。ウォルターは昔行ったコーテキシファンの実験で幽体離脱をした子供のことを思い出し、被験者9番と呼んでいた。

ニーナの協力で被験者の名前はキャメロン・ジェームスだと判明。ウォルターはオリビアのコートからセントクレア病院の書類を発見し、自分が病院に戻されるかもしれないことを知る。

自分が役に立つところを見せたくて、初めてラボを出てオリビアとキャメロン探しに行くが、ホテルでパニックになりレストランへ。ウォルターは自分の苦悩を語っているとエネルギー体が現れて車にぶつかり消えてしまう。偽名で暮らしていたキャメロンを探し出すが、コーテキシファンの副作用に苦しんでいた。


やっとピーターが帰って来ましたね。
しかし、オリビアはピーターのことを覚えていませんし、ウォルターもきっと本物のピーターだとは思えないでしょう。

オリビアの前に現れたエネルギー体はピーターで、キャメロンが変電所のエネルギーを借りてピーターに向けて放ったから、ピーターが実体化できたということでしょうか。

あのままエネルギーが消滅するまでエネルギーを当て続けたら、ピーターは本当に消えてしまったのでしょう。
ウォルターが言っていたようにオリビアの直感が正しくて、ピーターを救いたいという気持ちがあったからこそ、銃を撃ってキャメロンを止めたのだと思います。

ピーターもやっと愛する人達の元へ帰って来られたのに、みんな自分を忘れているなんて、ちょっと悲しすぎます。
最後のピーターの笑顔が本当にうれしそうだっただけに、今後の展開がピーターにとっては辛いものになりそうですね。

ゲスト

キャメロン・ジェームス – チャドウィック・ボーズマン
ヤンズ医師 – エリオット・マンデルコーン
ダニエルズ – ブレント・ステイト

DATA

原題:Subject 9
放送日:2011/10/14
監督:ジョー・チャペル
脚本:ジェフ・ピンクナー、J・H・ワイマン、アキヴァ・ゴールズマン

第5話 別の現実

あらすじ・感想

ピーターはフリンジ・チームに拘束されているがウォルターの息子だと主張していて、DNAでもその結果が出ていた。しかし、この時間軸ではウォルターの息子は7歳の時に死亡していて、ピーターは自分は消去された存在となり、時間に異変が起きていると話す。

皮膚の透けた死体2体が発見され、二人は元マッシブ・ダイナミックの社員トラス博士の元妻と恋人だった。トラスは新型シェイプシフターの女性に助けて欲しいと頼まれ、かつては諦めた研究を彼女の元で続けることに。

トラスの研究は細胞の複製で、人道的理由でマッシブ・ダイナミックでは打ち切りとなっていた。ピーターは新型シェイプシフターの発見に協力を申し出て、記憶ディスクを分析してある信号が発せられているのを発見。フリンジ・チームはその信号の発信場所へと急ぐ。


ピーターに関しては予想通りの展開で、助けを求めてもウォルターは罪の意識から応じてくれませんでした。
多分、時間を置いてウォルターが落ち着いたら、考えを変えてピーターのために何かしてくれると信じています。

これまで親子の絆を少しずつ深めてきましたし、幻や幻聴を見たのも息子を愛しているからこそです。
オリビアも同じくピーターに何か感じるものがあるからこそ、夢に出て来たはずです。

そんな困った状況のピーターですが、帰って来て早々、シェイプシフターの件で大活躍でしたね。
ピーターが記憶装置を解読してくれたおかげで、トラス博士の居所がわかりました。

不完全だった新型シェイプシフターが完全になってしまいましたから、今後は見つけるのが大変になりますね。
シェイプシフターはタイプライターで別世界と交信していましたから、向こう側のウォルターネイトが噛んでいるのかもしれません。

ゲスト

マルコム・トラス – アリー・グロス
ナディーン・パク – ミシェル・クルージ
ジル捜査官 – ポーラ・ジロデイ
ウォリック捜査官 – ジェレミー・ギルバート
カレン – ロリ・トリオロ

DATA

原題:Novation
放送日:2011/11/4
監督:ポール・ホラハン
脚本:J・R・オーチー、グラハム・ローランド

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