第5話 行動の時
あらすじ・感想
セブンは映画の撮影中で、メイヴはゲイだと映画の中で告白しなくてはならず怒っている。ホームランダーにエレナとのことは放っておいてくれと頼むと、彼は幸せを祈っていると言葉をかける。
ホームランダーは独断でスーパーテロリストを殺してしまうが世間の評判はガタ落ちで、アシュリーからヴォートの方針が決まるまでおとなしくしておくよう頼まれる。
ヒューイはブッチャーに電話するがブッチャーはいつになく優しくて、引退してアルゼンチンで暮らす、ヒューイはカナリアだったと言われる。
ディープは共同教会のカサンドラと結婚したことで、マスコミを賑わせている。
ブッチャーは叔母ジュディの家に立ち寄り、愛犬と散歩に。
キミコはロシアのマフィアを数人殺し、フレンチーは彼女の後を尾行中。
ブッチャーが散歩から戻ると、ヒューイとマザーズミルクが心配してジュディの家に来ていた。ブッチャーが窓の外を見ると、ブラックノワールが屋根の上に隠れているのに気づき、獲物は自分だと語る。
マザーズミルクは時間稼ぎに消防署に連絡し、周辺に人が押し寄せてブラックノワールが動けないようにする。
映画撮影の休憩中、スターライトは母が来ているのを見つけ、ストームフロントと親しそうに話している。母はただ娘に会いたかっただけだったが、スターライトはまだコンパウンドVのことを許せず冷たい態度を取ってしまう。
メイヴとエレナが撮影スタッフに呼ばれるが、エレナは映画に出演するつもりはないと立ち去る。メイヴはエレナを追いかけ、ホームランダーからエレナを守るにはここにいるのが一番だと説得し、ホームランダーを倒すと約束する。
教会でキミコがシェリーと会っていて、フレンチーは仕事を依頼したのはシェリーだと知る。キミコに弟の死はキミコのせいじゃないと説得しようとするが、キミコは怒って出て行ってしまう。
セブンは内部分裂が始まっていて、ボーイズも頼みの綱のブッチャーがやる気なしになっていて、大丈夫かなと心配になりました。
ブッチャーの方はブラックノワールの攻撃、ヒューイやMMの仲間の助け、肝の据わったジュディおばさんのおかげで、本来のブッチャーに戻ってくれて良かったです。
ホームランダーがどんどん追い詰められていて、スピーチ中にレーザーで人々を焼き殺したい衝動を何とか抑えていたというのがヤバかったですね。
ストームフロントの力を借りて評判を戻しつつありますが、ストームフロントもリバティだと暴露されていて、かなりヤバそうな感じです。
最強の2人が組んでしまっては、人間側だけでなくスーパーヒーロー側でも誰も太刀打ちできないでしょう。
Aトレインのクビが本格的になり、ディープとメイヴが手を組んだりなど、セブン内でもちょっと動きがありました。
ホームランダーを倒すというメイヴの計画は支持できますが、パートナーに選んだのがディープだというのはちょっと力不足な気がします。
今回も、屋根に潜んでいるブラックノワールの威圧感がスゴかったです。
ゲスト
ビル・ピアソン – グレッグ・グランバーグ
アダム・バーク – P・J・バーン
ジュディ・アトキンソン – バーバラ・ゴードン
エバン・ランバート – デヴィッド・リール
カサンドラ – ケイティ・ブライアー
ケイティ・クーリック
マリア・メノウノス
ナンシー・オデール
アイヴァン – マーク・アントニー・クルパ
ロイス – リン・グリフィン
ルビー – ロヴィーナ・ヤバリ
DATA
原題:We Gotta Go Now
放送日:2020/9/18
監督:バタン・シルバ
脚本:エリー・モナハン
第6話 開かれた扉
あらすじ・感想
8年前、フレンチーは仲間のシェリーとジェイと、銀行強盗をしようと企んでいた。
スターライトはボーイズのところへやって来て、追跡チップを外してもらい行動を共にすることに。
ホームランダーとストームフロントは泥棒を捕まえたものの、警察には引き渡さず殺してしまう。
スターライトはストームフロントのパソコンで見つけたセージ・グローブ・センターのとこを伝える。
ディープは撮影中のメイヴのトレーラーにやって来て、ハイジャック事件で墜落した時の乗客のカメラを渡す。帰ろうとしたディープはAトレインと出くわし、共同教会へ誘う。
フレンチーは過去に警察に捕まりマロリーがやって来て、彼女は手を貸さないとシェリーとジェイが刑務所行きになると脅していた。
ボーイズとスターライトはセージ・グローブ・センターに来ている。スターライトが施設の金網に穴を開け、マザーズミルク、フレンチー、キミコが施設に潜入し、ブッチャー達が見張りをしていると空からストームフロントが現れる。
警備を倒してMM達は監視カメラ映像をチェックしていると、収容されているのは能力者ばかりで、マロリーの孫を焼いたランプライターもいた。ストームフロントはティムと話した後出て行き、ランプライターがティムを焼き殺してしまう。
MM達が施設の資料を手に入れ逃げようとしているとランプライターに気づかれ、患者のシンディが出て来て駆けつけた警備員の首を吹っ飛ばし、各部屋のドアを開けて能力者達が出て来てしまう。
ボーイズとランプライターはコントロールルームへ逃げ込むが患者の1人に襲われ、ランプライターと取引して逃がしてもらうことに。
患者がブッチャー達の方にもやって来て電磁パルスでみんなを吹き飛ばし、横転した車に中にいたヒューイは大怪我をしてしまう。
ホームランダーはストームフロントにサプライズを用意して待っていたがなかなか戻らず、頭に来てトレーラーごと吹き飛ばしてしまう。
スターライトはセブンから逃げて来たようですが、ボーイズに正式加入するのでしょうか。
片やヒューイは大怪我をしてしまいましたから、今こそスターライトの看病で元気付けてあげてほしいです。
対立していたブッチャーとスターライトもヒューイ絡みのネタで笑い合っていましたし、フレンチーの過去の告白などもあり、ボーイズ側はまとまってきましたね。
セブンはホームランダーとストームフロントが組んでしまって、最強のヒーローカップルが誕生しています。
ホームランダーは相変わらずで、かんしゃくを起こしてトレーラーを燃やしてしまい、いつも通りです。
ウソを付いていたストームフロントへの逆襲も期待していましたが、意外な過去があり驚きました。
過去を告白したことでストームフロントはホームランダーとの絆をさらに深くし、彼を取り込むことができましたから怖いものなしでしょう。
セージ・グローブ・センターの実態も恐ろしいものでしたし、ヴォートにはまだまだ知られていない秘密が隠されていそうです。
ゲスト
ランプライター – ショーン・アシュモア
ラブ・ソーセージ – アンドリュー・ジャクソン
デニス – ジェイソン・グレイ=スタンフォード
クリストファー・レナーツ
シンディ – Ess Hödlmoser
ディアナ – コニー・ワン
ジェイ – マイケル・エアーズ
フィリップ – ゴードン・ハーパー
ティム – ウィル・カー
DATA
原題:The Bloody Doors Off
放送日:2020/9/25
監督:セーラ・ボイド
脚本:アンスレム・リチャードソン
第7話 発火
あらすじ・感想
ランプライターはマロリーとニューマン議員に会ってセージ・グローブ・センターの全貌を語り、公聴会で証人として出席することに。ボーイズはそれぞれ任務を行っていて、怪我をしているヒューイはランプライターの見張りをしている。
ブッチャーは母から父が亡くなったという知らせを受け、母に会いに行く。
スターライトは母ドナとカフェで会っていたが、事情を知らないドナはヴォートに連絡していて、スターライトとドナはブラックノワールに捕まり、気づくと能力を封じるヴォートの一室に閉じ込められていた。
ランプライターとヒューイはスーパーヒーローのパロディ映画を見て楽しんでいたが、ヒューイがチャンネルを変えるとスターライトはスパイで隔離しているというニュースを見る。ヒューイはランプライターを説得し、ヴォート社の42Dに閉じ込められているスターライトを救いに行くことに。
ブッチャーの母はウソついて息子を呼び出し、父親と対面させるが上手くいかなかった。
ホームランダーはストームフロントに息子ライアンのことを話し、2人でベッカとライアンに会いに行く。ライアンにストームフロントは特別な人だから、好きになってもらえるようにお互いを知ってほしいとライアンに告げる。ベッカは外の世界のことをライアンに教えていなかった。
ストームフロントはホームランダーの映画のことや、彼の名前が付いたジェットコースターなどのことを話し、ライアンの興味を引く。
飛行機事故を見捨てたホームランダーとメイヴの映像を見たエレナは、姉の家に行くとメイヴの元を去ってしまう。
MMとマロリーはヴォーゲルバウム博士に会いに行きセージ・グローブ・センターについて聞くが、娘の命がかかっているからと協力を拒まれる。
共同教会のアレステア・アダナの誕生日パーティーが開かれ、ディープとAトレインは和解し出席している。アダナは2人ともセブンに戻れる日は近い、イーグル・ジ・アーチャーを教会から追放したと語る。
シーズンフィナーレへ向けて、なかなか迫力があってアクティブな回でした。
やっと公聴会が開かれヴォートに正義の鉄槌が下されるかと思われましたが、テレビ中継もされている中、どんどん出席者の頭が吹っ飛ばされていました。
スーザンと同じ死に方でしたが、前回、施設から脱走したシンディの仕業でしょうか。
ストームフロントとホームランダーの民衆をあおるスピーチの影響力も大きくて、ごく普通の人がコンビニ店員を銃で殺してしまうまでになっていて、とても怖かったですね。
ホームランダーとストームフロントがライアンを手に入れてしまって、理想の家族を作り上げようとしているホームランダーの策略が今のところ上手くいっています。
一番何もできそうになくて怪我もしているヒューイが大活躍し、見事にスターライトと彼女の母親を救い出しました。
ランプライターを説得して協力させたのもヒューイですし、一番頼りなさそうなのに実はスゴいというのを改めて感じましたね。
ゲスト
サム・ブッチャー – ジョン・ノーブル
コニー・ブッチャー – レスリー・ニコル
ランプライター – ショーン・アシュモア
カサンドラ – ケイティ・ブライアー
トミー・ピーターソン – チャーリー・クーンツ
ジョナー・ヴォーゲルバウム – ジョン・ドーマン
ディアナ – コニー・ワン
リサ – ペリー・ヴォス
ナンシー・ピーターソン – Virginia Roncetti
ショックウェーブ – ミシュカ・テボー
ソニア – ケイトリン・リオーデン
マシュー・リチャードソン – アンドリュー・ムーディ
フィリップ – ゴードン・ハーパー
DATA
原題:Butcher, Baker, Candlestick Maker
放送日:2020/10/2
監督:ステファン・シュヴァルツ
脚本:クレイグ・ローゼンバーグ
第8話 知っていること
あらすじ・感想
スーパーヴィランから身を守る方法を学校教師や子供達に教える映像が作られ、ホームランダーが出演している。政府もコンパウンドVを増産し軍や救急隊員などに摂取させようと考えているらしく、マロリーとニューマン議員は猛反対している。
ライアンを奪われたベッカはヴォートの施設から脱走する。
ボーイズはストームフロントや他のセブンメンバーを殺そうと、様々な武器を用意しているが、ヒューイとスターライトは他に方法があると反対し、スターライトは証言してくれる人の宛があるらしい。
2人が向かったのはメイヴの家で、エレナが出て行って荒れているメイヴは協力などできないと、怒って2人を追い帰す。
共同教会のアダナはエドガーと会いディープとAトレインの復帰を推すが、ディープはいいとしてAトレインはリスクが大きいとのこと。ストームフロントの主張とAトレインは合わないと語り、外でAトレインが2人の会話を聞いていた。
ベッカがブッチャーに助けを求めてやって来てボーイズはみんな彼女を快く受け入れ、ブッチャーもライアンを取り戻すのに力を貸すことに。
ホームランダーとストームフロントが忙しく、アシュリーがライアンの相手をしていたが退屈している様子。2人はライアンを喜ばせるためヴォートのテーマパーク内にあるレストランに連れて行くが、人気のスーパーヒーローがやって来たと人に囲まれ、人ごみに慣れていないライアンは怯えてしまう。
メイヴの件が空振りになりスターライトとヒューイが車で帰る途中、後部座席にAトレインが乗っていた。彼は2人を殺すつもりはなく、ストームフロントをセブンから追い出して自分が戻りたいだけだと言っている。
そのために、共同教会から盗んだストームフロントに関する資料を2人に渡し、彼女がナチだったことが判明する。
ブッチャーはエドガーに会いに行き、ストームフロントとホームランダーを制御できていないと指摘し、取引を持ちかける。ライアンを取り戻してヴォートに渡す代わりに、ベッカを自分の所へ戻してほしいというものだった。
シーズンフィナーレだけあって、かなり派手な展開でした。強敵ストームフロントをスターライト、メイヴ、キミコの3人でボコボコにしていた姿がカッコ良かったです。
3人とも彼女には散々苦しめられましたから、怒りをぶつけることができてすっきりしたのではないでしょうか。
あの頭が爆発する事件の黒幕はニューマン議員だったとは驚きですし、彼女もスーパーヒーローで何か企みがありそうですね。そんなことなど何も知らず、自立して正義を貫きたいとやって来たヒューイが心配でたまりません。
ベッカは残念でしたしブッチャーもライアンへの複雑な思いを抱えていましたが、最後にはベッカの希望に沿ってライアンを助けました。今までベッカを追い続けていたブッチャーですから、何のためにヴォートやヒーロー達と戦うのか、考える時間が欲しいのでしょう。
ホームランダーは真のパートナーとも言えるストームフロントを失い、ライアンまで取り上げられて、ますます荒れて傍若無人ぶりが今後も発揮されそうです。
ゲスト
ロバート・A・シンガー – ジム・ビーヴァー
トーマス・ロバーツ
エド・フラナガン – J・D・ニコルセン
サマンサ – Stephanie Jungtabitha
ミッチェル – Toyin Sebastien Ajimati
ジョディ – シドニー・ペナー
ジャニーン – Liyou Abere
DATA
原題:What I Know
放送日:2020/10/9
監督:アレックス・グレイヴス
脚本:レベッカ・ソネンシャイン
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