第21話 信念の脱出
科学者のマーティン・デッカーはある場所に捕らえられていた。別の科学者オストロフから尋問されていて、隠した本の場所を言えと電気ショックを与えられていた。マーティンは食糧危機を改善できる生物兵器を開発していて、その方法を記したノートを隠していた。
部屋に戻されると新しい男ジョセフがいて、警備員に殴られて怪我をしている。マーティンは水を飲ませると、ジョセフはマーティンをここから逃がすためにやって来たと話す。
ジョセフには場所を転送させる力があり、最初はマーティンも信じていなかったが、実際にジョセフはどうやって転送させるかを見せてマーティンも納得する。
オストロフの拷問はエスカレートしてくるが、兵器を悪用させないため、マーティンは依然として口を割ろうとはしなかった。ジョセフはマーティン自身に転送する方法を伝授し始める。
ゲスト
マーティン・デッカー – ディーン・ストックウェル
ジョセフ – ブレント・カーヴァー
オストロフ – ピーター・ボレツキー
DATA
原題:Room 2426
放送日:1989/2/11
監督:リシャルト・ブガイスキ
脚本:ジェレミー・ベルトラン・フィンチ、ポール・チトリック
第22話 記憶の値段
無職でお金に困っているサイモンは時計などの売れそうなものを持って質屋へ行く。店主は50ドルにしかならないといいサイモンは当てが外れてしまう。店主から別の物ならもっと高く買い取れるとすすめられ、話を聞くと記憶の一部なら高値になるとのこと。考えさせてくれとサイモンは店を後にする。
家賃の支払いが遅れていて仕方なくサイモンは質屋に行き、高校の卒業式の時の記憶を売ることに。家主から遅れた分と翌月の家賃も払うよう催促されて、記憶を売った分のお金が飛んでいってしまう。
徐々にお金は底をつき、サイモンは再び質屋にいって子供の頃の記憶を売ることに。こうして徐々に記憶を切り売りしていたある日、仕事斡旋所から連絡が来て面接を受けるが学生時代のことを聞かれても何も覚えておらず、面接に落ちてしまう。
ゲスト
サイモン・フォスター – ブルース・ウェイツ
クイント – ゲザ・コヴァックス
キャロリン – ジェニファー・グリフィン
ビバリー – アリソン・コート
DATA
原題:The Mind of Simon Foster
放送日:1989/2/18
監督:ダグ・ジャクソン
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
第23話 謎のゲート
軍の仕官アレックスは厳重に警備された施設に呼び出される。スレーター将軍はこの施設は政府が極秘にワームホールの研究を行っているとのこと。壁に光るワームホールを見つけどこかとつながっているものと見ているが、すでに調査員4名が中に入って戻って来ていない。
アレックスを調査員として先に送り込み、もし戻らなかったら将軍は研究は中止してワームホールを塞ごうと考えていたが、政府は軍を送り込むつもりだ。アレックスはゲートの中に入るのに同意し光の中を宇宙服で進んでいくが、すぐに通信が途絶えてしまう。
気が付いたら何もない草地にいてどうやら空気はあるようだった。アレックスを迎えたのは姿を消した調査員達で、ここは地球と似た星だろうとのこと。彼らは小さなコミュニティを築いて自給自足で作物などを育て生活していた。
ゲスト
アレックス・マクアンドリューズ – ジョン・ベック
ブレン – パトリシア・コリンズ
グレッグ・スレーター – ジョージ・R・ロバートソン
ヘンリー・キンケイド – ユージン・クラーク
エミリオ・ペレス – ロバート・コリンズ
DATA
原題:The Wall
放送日:1989/2/25
監督:アトム・エゴヤン
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
第24話 愛のレッスン
アンドレアは薬局で働いている地味な女性でロマンス小説ばかり読んでいた。同僚のカールがデートに誘っても全く興味を示さず、小説のようなドラマティックな恋愛に憧れていた。ある夜帰宅すると、窓から黒猫が迷い込んでくる。
シャワーを浴びて部屋に戻ると、バスローブを着た見知らぬ男ギヨームがいた。彼は呪いにかけられて猫に変えられてしまい、夜だけ人間の姿に戻れると言う。これは夢かもしれないと思いつつもすっかりギヨームに惹かれてしまったアンドレア。
翌日、やけに幸せそうでいつもよりもきれいなアンドレアにカールや同僚のエレインは何かあったのかと興味津々だった。アンドレアは毎日キヨームと素敵な夜を過ごし幸せ一杯で、おしゃれや髪型に気を使うようになり日増しにきれいになっていく。エレインは秘密を探ろうと彼女の家まで押しかけて行くことに。
ゲスト
アンドレア・モフィット – パメラ・ベルウッド
ギヨーム・ド・マルショー – ペイジ・フレッチャー
エレイン – グウィニス・ウォルシュ
カール – ジョン・ブラックウッド
DATA
原題:Cat and Mouse
放送日:1989/3/4
監督:エリック・ティル
脚本:クリスティ・マークス
第25話 霊界のランデブー
老女バーバラは見ず知らずの人の葬儀に出かけては喜びを感じていた。息子ジェイソンにその様子を報告するが、彼は母が死を望んでいて、もっと長生きして孫達の成長を見守って欲しいと訴える。
ある嵐の夜、バーバラの家に強盗が入るが彼は大怪我をしていて、バーバラは手当てをする。そこへ死神が現れ、前にも病院で見かけて待っていたと声をかける。強盗の代わりに自分を連れて行ってくれと頼むが、それはできないと答え強盗を連れて行ってしまう。
翌日警察がやって来て強盗が死んでいるのを確認する。バーバラは死神が再び姿を現すのを待ちすぐにその時はやって来た。バーバラは自分の夫や友達や愛する人々を連れて行ってしまった死神に嫉妬していて、いつしかそれが彼への憧れへと変わっていったと伝える。
ゲスト
バーバラ・ルメイ – ジャネット・リー
死神 – スティーヴン・マクハティ
ジェイソン・ルメイ – マルコム・スチュワート
トレント – トッド・ダックワース
DATA
原題:Rendezvous in a Dark Place
放送日:1989/3/11
監督:レネ・ボニエール
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
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