アンブレラ・アカデミー、シーズン1第9話から第10話のあらすじと感想です。
第9話 変化
アリソンを殺したと罪の意識に苦しむヴァーニャは、ついに真実を知ってしまう。ファイブはハロルド・ジェンキンスの死を知り、世界の終わりはやって来ないのかとぼうぜんとする。
あらすじ・感想
1993年、ヴァーニャが4歳の頃オートミールが食べられず、何人もの乳母が食べさせようとします。
その度にヴァーニャはパワーを使って乳母をひどいめに合わせていました。
レジナルド卿はヴァーニャのパワーにも耐えられるグレースを作り彼女はヴァーニャにオートミールを食べさせようとしますが、ヴァーニャに吹っ飛ばされます。
首が180度曲がっても立ち上がって首を直し、グレースを恐れたヴァーニャはオートミールを食べられるようになりました。
ヴァーニャが乳母を吹っ飛ばすたびに、レジナルドが「ナンバー7」と怒るシーンが面白かったです。
アりソンを殺してしまったと悲しむヴァーニャをレナードは「君のせいじゃない」と慰め、味方は自分だけだと励まします。
ルーサー達はアリソンをアンブレラ・アカデミーまで連れ帰り、グレースが手当を始めます。
出血がひどく輸血が必要ですが、ルーサーとクラウスの血液は使えません。
ディエゴが輸血を申し出てくれますが、針を見た途端に気絶してしまいます。
あんなに強いディエゴなのに、注射針が怖いなんてギャップがありすぎて驚きました。
クラウスは自分の血がドラッグで汚れているとわかり、ショックでまた薬に走ろうとします。
ベンが必死に止めようとしても聞かず薬を口に放り込もうとすると、ベンがクラウスを殴ってしまいます。
今までは幽霊のベンを通り抜けていたのに、なぜかベンが実体化したかのようにクラウスを殴ることができたのは不思議ですね。
レジナルド卿が言っていたように、クラウスの力は霊と話せるだけじゃないのかもしれませんね。
レナードのバッグを落としてしまったヴァーニャは、中にレジナルドの日記が入っているのに気づきます。
アリソンが言っていたようにレナードは異常で、自分を操ろうとしていると怒っています。
レナードは色々と言い訳をしますが激怒しているヴァーニャには通じず、ヴァーニャは力を使ってレナードを殺してしまいます。
ナイフやスプーンなどあらゆるものがレナードに刺さって、悲惨な最期を遂げてしまいました。
モーテルのドアがノックされアグネスはヘイゼルが戻ったのかと思ってドアを開けると、チャチャがやって来ました。
かわいそうなアグネスは人質にされてしまいます。
ディエゴ、クラウス、ファイブはレナードの部屋にやって来て、彼が殺されているのを発見します。
ファイブは義眼はレナードのものだと確かめこれで世界の終わりはやって来ないが、簡単すぎると疑心暗鬼になっていますね。
ヘイゼルがアンブレラ・アカデミーにやって来てファイブと話をしようとするのですが、ディエゴが彼を見つけて戦いになってしまいます。
ファイブは見物していましたがディエゴを殴って気絶させ、ヘイゼルと話し合いを始めます。
ヘイゼルはコミッションを辞めると伝え、ファイブは世界の終わりはもう来ないと教えます。
2つの銃を置いて行き、これでようやくディエゴの容疑を晴らすことができます。
ファイブはパッチ刑事を殺したのはどっちだと聞き、ヘイゼルは女の方だと答えて帰って行きました。
とりあえずディエゴの容疑も晴れそうだから、少しは動きやすくなりますね。
久しぶりに自分のアパートに戻って来たヴァーニャは留守電のメッセージを聞き、アリソンからの愛のある言葉にさらに罪の意識が重たくのしかかり泣き始めてしまいます。
アリソンは目覚めますが、まだしゃべることはできません。
ルーサーがメモとペンを渡すと「ヴァーニャ、パワー」と書きますが、ルーサーには何のことかわからない様子です。
部屋に入って来たポゴには通じて、レジナルド卿の最後の秘密だと語り始めます。
シーズン・フィナーレまであと1話となり、物語もいよいよ大詰めですね。
ヴァーニャの暴れっぷりがスゴかったしクラウスも新しいパワーが目覚めました。
ハンドラーが時間を止めて現れましたから、シーズン・フィナーレで何をやらかしてくれるのかが楽しみです。
キャスト
ヴァーニャ・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
チャチャ – メアリー・J. ブライジ
ヘイゼル – キャメロン・ブリットン
レナード・ピーボディ – ジョン・マガロ
ポゴ – アダム・ゴドリー
レジナルド・ハーグリーブス卿 – コルム・フィオール
アグネス・ロファ – シーラ・マッカーシー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
グレース – ジョーダン・クレア・ロビンス
ハンドラー – ケイト・ウォルシュ
子供のヴァーニャ – T・J・マクギボン
マダム・ベリビュー – リーズ・コーミエ
4歳のヴァーニャ – アリッサ・ガヴァシ
作品.データ
原題:Changes
放送日:2019/2/15
監督:ジェレミー・ウェッブ
脚本:ボブ・デラウレンティス、エリック・W・フィリップス
第10話 ホワイトバイオリン
ヴァーニャのパワーは強大すぎて、アンブレラ・アカデミーは崩壊してしまう。コミッションの邪魔が入る中、ハーグリーブス家の兄弟姉妹は世界の終わりを止めようと、家族で一致団結する。
あらすじ・感想
その昔、レジナルドは病気の恋人からバイオリンを託され、特別な人に渡してほしいと頼まれます。
世界を救うためにビンに入った光を放ち、その場を去って行きます。
19世紀、レジナルド卿はアメリカにやって来て、売りに出ていた傘を作っている会社を購入します。
ヴァーニャのパワーは徐々に上がっていて、地下の金属製の重たいドアをパワーで壊し上へとやって来ます。
子供の頃につまはじきにされたことを思い出しながら、各部屋を次々に破壊しています。
あんなに優しくて小心者だったヴァーニャなのに、人が変わったみたいに暴れていますね。
屋敷は危険だと、ルーサー達は外へ逃げます。
ポゴはヴァーニャを止めようとしますが、全てを知っていたのかと聞かれて正直に答えると殺されてしまいます。
壁にかかっていたシカの角に串刺しにしてしまうとは、ヴァーニャは残酷すぎ。
ディエゴはグレースを探して中へ戻ろうとし、ガレキの下敷きになりそうだったところをベンが救います。
少し前にクラウスはベンに殴られていたから、ベンの能力を引き出す何らかの力をクラウスが持っているのもしれませんね。
ファイブが戻って世界の終わりはまだ止まっていない、ヴァーニャが引き起こすと告げます。
やはり、世界の終わりはヴァーニャが原因だったんですね。
ハンドラーはチャチャとヘイゼルに説教をした後、ヴァーニャを保護せよと新しい命令を出します。
命令が遂行されるまで、アグネスは人質になったままですね。
かわいそうなアグネスは知らなくていい世界の終わりを知ってしまい、恋人ヘイゼルがどんな組織で働いていたのかまで知ることになってしまいました。
みんなはボーリング場に集まり、どうやってヴァーニャを止めるか話し合っています。
ファイブの元にコミッションから指令が届きます。
ヴァーニャはコンサート会場へ向かう途中で、チャチャとヘイゼルが尾行しています。
ヴァーニャが持っているバイオリンは、以前にレジナルドが恋人から託されたものでした。
声の出ないアリソンはルーサーに頼んで、娘クレアに電話してもらい、クレアの声を聞いて涙します。
ヘイゼルはハンドラーの命令に従う気などなく、わざと車をぶつけてチャチャをフロントガラスから外へと吹っ飛ばします。
ボーリング場にコミッションの兵士達が送り込まれ、ハーグリーブス家のみんなが狙われてます。
出入口は固められていて、みんなはレーンから外に出ることにしました。
BGMが思い切り明るい曲で何となくシーンと合っていないんですが、この微妙なミスマッチが逆におしゃれに感じてしまいます。
ハンドラーがファイブを呼び出したのは単に家族から引き離したいだけで、その方が作戦が上手くいくと読んでいたのでしょう。
それに気づいたファイブはすぐにみんなのところへ戻り合流します。
アンブレラ・アカデミーはイカルス劇場へとやって来て、ヴァーニャの素晴らしい演奏が聞こえてきます。
ここでアリソンは自分がヴァーニャと話すと、1人で入って行きます。
ヘイゼルはモーテルに戻り、ハンドラーを撃ってアグネスを救い出します。
アグネスを助けるヘイゼルはかなりカッコいいですね。
アグネスは誰にでも過去はあるとヘイゼルを許しますが、普通なら理解できないような状況なのにものわかりが良すぎですね。
アリソンは中へ入って行き、彼女の姿を見かけたヴァーニャは喜んでいるみたいでした。
次の瞬間、ルーサーとディエゴがヴァーニャに突撃しようとして、ヴァーニャは弓を振ってパワーで撃退してしまいます。
シーズンファイナルだけあってド派手なアクションシーン満載で、かなり迫力がありました。
結局、アンブレラ・アカデミーは世界の終わりを止めることができませんでしたが、ファイブのタイムトラベルでもう一度やり直しになるのでしょうか。
ヴァーニャの覚醒具合がスゴくて、もはや人間ではなく別の存在になっていたのが怖かったです。
最初はバラバラで自分勝手な兄弟姉妹達でしたが、最後には家族らしく一致団結。
何より、ヴァーニャの命を奪わなかったのが素晴らしかったですね。
キャスト
ヴァーニャ・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
チャチャ – メアリー・J. ブライジ
ヘイゼル – キャメロン・ブリットン
ポゴ – アダム・ゴドリー
レジナルド・ハーグリーブス卿 – コルム・フィオール
アグネス・ロファ – シーラ・マッカーシー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
グレース – ジョーダン・クレア・ロビンス
デイル・チェダー – マット・ビーデル
チャック・ビーマン – レインボー・フランクス
指揮者 – ピーター・アウターブリッジ
ハンドラー – ケイト・ウォルシュ
子供のヴァーニャ – T・J・マクギボン
子供のルーサー – キャメロン・ブロデューア
子供のディエゴ – ブレイク・タラビス
子供のクラウス – ダンテ・アルビドーネ
子供のアリソン – エデン・キューピッド
子供のベン – イーサン・ワン
アビゲイル – リーサ・レポ=マーテル
作品.データ
原題:The White Violin
放送日:2019/2/15
監督:ピーター・ホアー
脚本:スティーブ・ブラックマン
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