アンブレラ・アカデミー、シーズン2第3話から第4話のあらすじと感想です。
第3話 スウェーデンの三つ子
クラウスはアリソンと再会し、レイモンドの釈放を手助けする。ヴァーニャは殺し屋に狙われて無意識のうちにパワーを使い、ファイブが現れる。ルーサーはアリソンの居所を突き止めるがショックを受けてしまう。
あらすじ・感想
1960年、クラウスはレストランから追い出されますが、裕福なマダムが面倒を見てあげると言ってクラウスはついて行きます。
徐々に人を集めて、クラウスはカルトの教祖となります。
空中浮遊しているクラウスははたから見ると奇跡のようですが、実はベンに支えてもらっていたというのがおかしかったですね。
ベンはカルトの仲間の1人に恋しているみたいです。
車を運転中のヴァーニャはコミッションの殺し屋スウェーデンの三つ子から攻撃を受け、車から降りてとうもろこし畑に逃げ込みます。
敵に見つかって追い詰められ、自分でも気づかないうちにパワーを使って殺し屋たちを吹っ飛ばして殺し屋は逃げて行きました。
記憶がなくても危険だと感じたら、パワーは発揮されるようですね。
エリオットは音波を探知したとファイブに知らせ、ファイブはヴァーニャを見つけます。
とうもろこしがかなりなぎ倒されていて、相変わらずヴァーニャのパワーはスゴいですね。
今回はルーサーがちょっと頼りないので、ファイブとヴァーニャが再会できてよかったです。
ルーサーはランニング中に見かけた黒人女性がアリソンに見えて転んでしまいますが、別人だとわかりがっかりします。
ジャックにアリソンを探してほしいと頼みます。
アリソンはクラウスの家までやって来て、2人は再会を喜び合います。
結婚したことなど近況をクラウスに話し、クラウスも祝福してくれました。
アリソンは仲間達と美容室に集まっていて、レイモンドがいないから座り込みは止めようという意見が上がります。
反対してみんなをアリソンは説得し、多数決で座り込みは計画通りやることになりました。
現代では女優としてスポットライトを浴びていた立場だったから、差別があるこの時代はアリソンにとってはかなりつらい状況でしょう。
声を上げて行動を起こせば何かを変えられると知っているからこそ、せっかくの計画を無駄にしたくないのかもしれないですね。
警官の前にあるタイプライタ-をベンが打って、チェスナットを釈放しないと死ぬと脅しのメッセージを警官に送ります。
これはかなり怖い!
見ている方はベンがやっているなとわかっているけど、何も知らなくていきなりタイプライターのキーが動き始めて「死ぬ」なんてメッセージを受け取ったら、即座に言うことを聞いてしまいますね。
そのおかげでレイモンドは無事に釈放され、クラウスと奇妙な家族関係が生まれました。
カフェでファイブはヴァーニャに過去のことをかいつまんで説明します。
「2019年に世界の終わりが起きてタイムトラベルで逃げて来て~」と説明してヴァーニャも納得している風でしたが、普通なら現実味がなさすぎて子供のおふざけだと思ってしまいますね。
能力を使った後だからヴァーニャも信じたのでしょうか。
あと8日で世界の終わりが来ると知りシシーに電話して、できるだけ早く戻ると伝えます。
ディエゴは怪我をしているのに父親を探しに行こうとして、ライラが止めます。
ライラは自分の親が4歳の時に殺された話をして、ディエゴとライラは親密な関係になります。
ルーサーはジャックからアリソンの住所を手に入れ、手土産を持ってアリソンの家へ行きます。
ちょうど夫のレイモンドが帰宅したところでアリソンは留守中です。
アリソンが結婚していたとわかり、ルーサーはひどく落ち込んでしまいます。
ルーサーのメンヘラっぷりが見ていてちょっとしんどいですね。
クラウスは金物屋へ行き、デイブという青年にバスルームの模様替えをするのでペンキがほしいと頼みます。
ベンはクラウスがダラスに戻って来た理由にやっと気づき、クラウスはデイブが死なないように入隊を思いとどまらせたいとベンに話します。
クラウスの思いがちょっと切ないですね。
そして、デイブの入隊日が大統領暗殺の日と同じというのも意味ありげですね。
ファイブは本当に賢い。
ヴァーニャを探すには音波を追うのが一番だとわかっていて、予想通りヴァーニャの居場所を突き止めることができました。
ファイブはヴァーニャに全てを話さなかったけど、いずれヴァーニャは全てを知ってまた暴走してしまうのでしょうか。
ちょっとずつ家族同士の接点ができてきて、家族全員が集まるのはそう遠くない気がします。
一方、気になるのがライラですね。
まさか、ハンドラーの娘だったとはビックリで、ファイブやディエゴの情報が筒抜けです。
ハンドラーは相当ファイブに恨みを持っているから、何か仕掛けて来るのは時間の問題ですね。
キャスト
ヴァーニャ・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
レイモンド・チェスナット – ユスフ・ゲートウッド
シシー – マリン・アイアランド
ハンドラー – ケイト・ウォルシュ
エリオット – ケヴィン・ランキン
アクセル – クリス・ホールデン=リード
ジャック・ルビー – ジョン・カペロス
カール・クーパー – ステファン・ボガアート
オデッサ – レイヴン・ドーダ
マイルズ – デューシャン・ウィリアムズ
キーチー – ダヴ・ティフェンバック
ジル – モーナ・トラオレ
オットー – ジェイソン・ブライデン
オスカー – トム・シンクレア
ハーラン – ジャスティン・ケリー
キティ – ジャネット・ランド
ブライアン – ロッド・ウィルソン
若い頃のデイブ – カレム・マクドナルド
作品データ
原題:The Swedish Job
放送日:2020/7/31
監督:スティーヴン・サージック
脚本:ジェス・マキューン
第4話 マジェスティック12
アリソンは行方の分からない夫のレイを探している。ヴァーニャは湖に落ちたハーランを助けようと、無意識のうちに力を発揮。ファイブ、ディエゴ、ライラはレジナルドが招待されているパーティーに潜入する。
あらすじ・感想
1993年のロンドン。
ライラの両親はコミッションに殺されハンドラーは隠し部屋があるのに気づいてライラを連れ帰り、自分の子供として育てます。
普通の親のようにではなくあのハンドラーですから、コミッション内で通用するような一流の殺し屋としてライラを育てていました。
現在、ハンドラーはライラにファイブを守れと指示します。
スウェーデン人の三つ子はコミッションの殺し屋で、ライラに危険は及ばないと約束します。
ハンドラーは幹部から外れているし、三つ子のことを聞いた様子では知らなかったのではないでしょうか。
ファイブは車で待ち、ヴァーニャがルーサーに付き添っています。
目を覚ましたルーサーから、世界の終わりを引き起こしたのは自分だと知ってしまいます。
ジャックがルーサーの部屋にやって来てクビだと告げ、ショックを受けたルーサーはヴァーニャに帰ってくれと追い出します。
一方、ヴァーニャも真実を知って秘密にしていたファイブに腹を立て、車で農場へ帰ってしまいました。
相変わらず意思疎通がしにくい兄弟姉妹で、せっかく3人集まったのにまたファイブとディエゴ+ライラだけになってしまいましたね。
レジナルドとディエゴが闘っている間にファイブはレジナルドのオフィスに忍び込み、パーティーの招待状と写真を手に入れて来ました。
写真を見たエリオットはマジェスティック12だと言います。
マジェスティック12は政府を影で操る秘密組織。
写真には11人しか写っていませんでしたが12人いて、その12人目がレジナルドだとファイブ達は考えています。
レジナルドは現代でも秘密を持っていたみたいだったし、この当時から世界に影響を与えるようなことを何かしていたのかも。
デイブは叔父さんと一緒に食事に来ていて、叔父さんが席を外したすきにクラウスが接近します。
軍には入隊するなと必死に説得しようとしますが、運悪く叔父さんが戻って来ました。
叔父さんはデイブにクラウスを殴れと指示し、デイブはその通りにクラウスを殴ってしまいます。
未来のデイブはクラウスと心が通じていたかもしれないけど、まだ若いデイブはカミングアウトすらできないだろうし、叔父さんの言いなりになるしかないですね。
後ろで見ていたベンの切なそうな顔がすごく印象的でした。
アリソンは夫の行方を必死に探していますが、まだ見つかっていません。
オデッサの美容室に来るとレイモンドが会合に参加していて、連絡すらくれなかったとアリソンは夫を責めます。
レイモンドはアリソンと外でを話します。
彼はアリソンが警官に何かつぶやいたこと、空から振って来て美容室で働き始めたり活動に参加したことなど、説明しろと言いますが、アリソンはできませんでした。
前の旦那さんの時もそうだったけど、長年力を使わずに来たのについ使ってしまった時に限って、不幸に見舞われてしまいますね。
クラウスはデイブに殴られたことが相当ショックで、3年もお酒を飲まなかったのに酒を大量に買い込んで来ます。
家に戻ると信者達が押し寄せていて、クラウスは逃げ出します。
最初はクラウスも教祖扱いされていい気分だったのでしょうが、彼の性格上、だんだんと教団をまとめるのが面倒になってしまったのでしょうね。
ファイブ、ディエゴ、ライラはドレスアップして、レジナルドが招待されている領事館でのパーティーにもぐりこみます。
ルーサーはジャックのひどい扱いにショックを受けて外で食事中でしたが、偶然、アリソンと再会します。
三つ子とファイブ達の戦いや久々のヴァーニャの能力覚醒、人間のグレース登場など、見所いっぱいの内容でした。
冒頭のクラウスがすごくお気に入りです。
アリソンを慰めるために出した「カエルとサソリ」の話にオチらしきものがなかったのは笑えましたし、アリソンも一瞬ですがレイのことを忘れられたのではないでしょうか。
あまり目立たないけど、ファイブやディエゴに尽くしているエリオットもいいヤツです。
ルーサーが突然やって来た時にも嫌な顔せず家に入れてあげて「笑気ガス吸う?」と、2人でハイになっている姿は笑えましたね。
キャスト
ヴァーニャ・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
レイモンド・チェスナット – ユスフ・ゲートウッド
シシー – マリン・アイアランド
ハンドラー – ケイト・ウォルシュ
レジナルド・ハーグリーブス卿 – コルム・フィオール
エリオット – ケヴィン・ランキン
アクセル – クリス・ホールデン=リード
ジャック・ルビー – ジョン・カペロス
グレース – ジョーダン・クレア・ロビンス
オデッサ – レイヴン・ドーダ
マイルズ – デューシャン・ウィリアムズ
オットー – ジェイソン・ブライデン
オスカー – トム・シンクレア
4歳のライラ – アンジャナ・ヴェヌガナン
10歳のライラ – ラヤ・コラー
15歳のライラ – サラ・ナヴァラトナム
ブライアン – ロッド・ウィルソン
若い頃のデイブ – カレム・マクドナルド
フィル – ジェームソン・ クレーマー
ホイト・ヒレンケッター – ロベール・ヴェルラック
作品.データ
原題:The Majestic 12
放送日:2020/7/31
監督:トム・ヴェリカ
脚本:ブロンウィン・ギャリティ
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