第1話 ある夜の出来事
あらすじ・感想
ここ最近、ケビンは悪夢を見るようになり、真っ暗な洞窟を歩いていて気づくとパジャマ姿や下着姿で、教室にいてみんなの笑い者になってしまう。
すっかり大人になってしまったウィニーはフットボール選手など人気者達と一緒にいるようになり、ケビンやポールとは疎遠になっていた。
授業中、不良のゲイリーが答えを教えてくれと言われ、ケビンはこっそりと教える。それがきっかけになり、ケビンとポールはゲイリーに森へのキャンプに誘われる。
ケビン達はお菓子などを持って来たが、ゲイリーはビールやタバコを持って来て、背伸びしたいケビンやポールはタバコやビールを飲み始めてしまう。
ゲイリーに誘われて真っ暗な洞窟にやって来て、ケビンは夢で見たのと同じ洞窟だとビビっている。ゲイリーは怖い話をしたりケビン達を怖がらせ、止めろと言っても全く聞いてくれなかった。
ケビンはウィニーに振られてしまったことや、自分達より人気者達と一緒にいることが気になっていて、ストレスから悪夢を見続けているみたいですね。
夢の中の着ぐるみ姿や、ウィニーを助けたはずなのに、大きなぬいぐるみを抱いていた姿がとてもかわいかったです。
自分も早く大人になりたい、上手くいかないことにイライラしたりして、不良っぽいゲイリーと仲良くし始めたようです。
キャンプでケビンはさすがにビールはまずいだろうと思っていたら、ポールがあっさり飲み始めてしまいましたね。
自分で断りにくくてポールならノーと言ってくれると思っていたら、当てが外れてしまいました。
夢の中で見た洞窟とそっくりだったから、ケビンの恐怖も倍増していたはずです。
最後はウィニーが中学に上がる前の雰囲気で登場しました。
ウィニーはコンタクトを失くしたと言っていましたが、服もダサかったので、昔みたいにケビンやポールと仲良くしたくてあの風貌で来たのでしょう。
ゲスト
リトヴォ – リンダ・ホイ
エリック・アントニオ – ドニー・ジェフコート
ゲイリー・コージー – ブレッキン・メイヤー
DATA
原題:The Heart of Darkness
放送日:1988/11/30
監督:スティーヴ・マイナー
脚本:キャロル・ブラック、ニール・マーレンズ
第2話 この胸のときめき
あらすじ・感想
ホワイト先生の授業でケビンはキング牧師の演説映像を見ていて、先生が感動の涙を流すのを見て胸を打たれる。ホワイト先生に淡い恋心を抱き始め、先生の授業では積極的に手を上げて発言し、先生が小首をかしげて自分に向けるまなざしが好きだった。
先生から公民権運動を取り扱った劇をするから、ケネディ役をやってほしいと頼まれ、劇は嫌いなのについイエスと言ってしまう。稽古中も先生が自分をしっかり見てくれていると確信し、稽古にも熱を入れていた。
父のジャックが迎えに来た日から、先生はあまりケビンの方を見てくれず、父にケビンの好きなしぐさをするようになり、つい父相手にイライラを募らせる。稽古にも身が入らなくなり、公衆電話から父に今日は迎えに来なくていいと言ってしまう。
その日は先生に家まで送ってもらうことになり、車の中でケビンは28歳の先生と自分との恋の行方を色々と想像する。車は家にとうとう着いてしまい先生に何か言おうとするもののケビンは言葉が出て来ず、母が夕食だと呼びに来てそのまま帰宅する。
ホワイト先生みたいにちょっと色気もありきれいな先生なら、ケビンじゃなくても好きになってしまいますね。
先生の独特の首をかしげて感心するようなまなざしを受けたくて「劇はキライだ」としきりに心の中で叫んでいたのに、「やります」と言ってしまう気持ちもわかります。
先生はジャックに興味があったのではなく生徒の保護者として接し、ジャックの戦争の話に興味を引かれただけだと思います。
大人の男性でしかも自分の父親がライバルでは、ケビンも勝ち目がないと踏んだのでしょうね。
12歳のかわいらしい男の子のジェラシーでした。
ケビンは色んな思いがあふれて涙を流し、結果的に劇にも感動を与えることができました。
でも、先生には恋人がいて、ケビンの思いは儚く散ってしまいましたね。
ゲスト
スティーブ – シェア・ファレル
DATA
原題:Our Miss White
放送日:1988/12/7
監督:ピーター・ボールドウィン
脚本:マイケル・J・ワイソーン
第3話 心にのこるプレゼント
あらすじ・感想
クリスマスが近づく中、ケビンやウェインは店でカラーテレビを見て欲しいと母に頼むが、父が良いと言ったら買うとのこと。父が帰宅しケビンはそれとなくカラーテレビの話題を出すはずだったが、ウェインがダイレクトに父にねだってしまう。父は高いからと渋っている。
学校でケビンはクリスマスまで開けないでと、ウィニーからプレゼントをもらう。ウィニーを呼び止めて、今は持っていないけどウィニーにもプレゼントを用意してあると、つい見栄を張ってしまう。
家族やポールと店にプレゼントを買いに行き、本当は香水にしたかったが、結局、バレリーナが中に入ったスノードームになってしまった。
ウェインはカラーテレビのことをしきりに言ってみるが、父は相変わらず耳を貸さない。やがてクリスマスがやって来るが、カラーテレビの件で家族はバラバラな状態に。
ケビンはウィニーの家にプレゼントを届けに行くと見知らぬ女性が出て、ウィニーは遠く離れた親戚の家で過ごすと聞かされる。
この時代はまだカラーテレビが一家に一台ではなく、高級なものだったのですね。
ジャックも家族のために買ってあげたくても、高くて手が出なかったのでしょう。
ウェインはずっと父親にカラーテレビを買ってと食い下がっていて、ずっと引きずって嫌味ばかり言っていました。
せっかくのクリスマスなのに仲良しのアーノルド家が冷え切っていてとても心配しましたが、いつもの通り最後には仲直りできて良かったです。
降って来たのがロマンチックな雪ではなく、雨だったというのが現実的ですし、そのおかげで家族みんなが笑顔になれました。
ケビンはウィニーがいなくて寂しかったでしょうが、理由を知ってウィニーへの思いやりが欠けていたことに気づきましたね。
カラーテレビや豪華なプレゼントではなく、家族との思い出が一番のプレゼントだったと振り返っていたのがとても印象的でした。
ゲスト
ガンビーノ夫人 -リズ・トレース
DATA
原題:Christmas
放送日:1988/12/14
監督:スティーヴ・マイナー
脚本:ボブ・ブラッシュ
第4話 天邪鬼のささやき
あらすじ・感想
ポールを好きな女の子がいて、スケートリンクで待っていると言われる。音楽の時間、ウィニーが自分の方を向いているのを勘違いしたケビンだったが、ドアの向こうにいるカークを見てるだけだった。
スケート場でポールがカーラと滑っている間1人で寂しそうにしていたケビンに、ウィニーが声をかけてくる。一緒に滑ろうと誘われると思っていたが、友達のベッキーが一緒に滑りたいと伝えに来ただけだった。
その瞬間、ケビンはベッキーのところへ行って、ステディになってくれと言ってしまう。ベッキーと仲のいいウィニーとも近づけたが、友達同士のおしゃべりばかりでベッキーのことをよく知らない。
ポールもカーラと一緒にいる時間が増えてしまって、友達同士で楽しむこともだんだんと少なくなってきた。
ある日、ベッキーとスケートをしに行き飲み物とポテトを頼んでテーブルにつくとウィニーが現れ、カークを探しているとのこと。ケビンはウィニーに焼きもちを焼かせるため、わざとベッキーといちゃつき始める。
ケビンはウィニーのことを好きなのはミエミエですが、ウィニーの方はどうなんでしょうね。
カークと付き合っているところを見ると、ケビンは何でも分かち合える友達とは思っていても、付き合う相手としては意識していないのかもしれません。
ケビンもウィニーのことをあきらめ切れていないのに、当の相手から恋のお膳立てをされたのが頭に来て、ついベッキーにステディになってくれと言ってしまったのだと思います。
別れよう別れようと思いつつもダラダラと4週間も付き合ってしまったのは、ケビンの優柔不断さと優しさ、ウィニーへの焼きもちからでしょう。
とうとうベッキーの方から別れを切り出されましたが、やっと自分がベッキーを利用して傷つけてしまったとケビンも気づきましたね。
ゲスト
フレイス – ウィリアム・ラントゥ
ランディ・ミッチェル – マイケル・トリカリオ
DATA
原題:Steady as She Goes
放送日:1989/1/11
監督:スティーヴ・マイナー
脚本:デビッド・M・スターン
第5話 いつか二人は…
あらすじ・感想
学校でカークから呼び止められたケビン。ウィニーの気持ちを知りたいと仲介を頼まれ、自分にはベッキーがいるからとOKしてしまう。当のウィニーは「好きは好きだけど特別な好きじゃない」と言っていて、ケビンはそのままカークに伝える。
カークは特別なワッペンをウィニーに渡してほしいとケビンに託すが、ウィニーにはもらえないと断られてしまう。さらに、ウィニーはカークとは別れるつもりで、いい友達でいたいとのこと。カークにそのまま伝えると落ち込んでしまう。
ウィニーには別に好きな男の子がいるらしく、ケビンはポールに頼んで聞いてもらうことに。翌日、学校でウィニーとカークがキスしているところを目撃してしまう。
カークはウィニーがどうしたいのかわからないと言っていて、カークはウィニーに他に好きな人がいるのかどうか、友達のエリックに聞いてもらうと言っている。
ケビンはウィニーを忘れようとベッキーと付き合い始めて上手くいっていたのに、またウィニーのことで気持ちが揺れ始めてしまいましたね。
恋のライバルでもあったカークの頼み事を聞いてしまったがために、余計にややこしくなってしまいました。
ウィニーも中途半端な気持ちでカークと付き合ってしまって、続かないと思ったから別れたのでしょう。
ケビンも同じでウィニーにまだ気持ちがあるのにベッキーと付き合い始めて、ウィニーが別れるかもと聞くと自分にもまたチャンスがめぐって来たと思ったから、今回はすっきりとベッキーに別れようと言えましたね。
ベッキーのパンチはものすごかったです。
その後のスタートレックの妄想も楽しかったし、意外にポールのスポックはお似合いでした。
ウィニーの「わからない」はケビンにとっては酷ですが、ウィニーも悩み傷つくという点を理解してあげたケビンが思ったよりも大人でした。
ゲスト
エリック・アントニオ – ドニー・ジェフコート
DATA
原題:Just Between Me and You and Kirk and Paul and Carla and Becky
放送日:1989/1/18
監督:ピーター・ボールドウィン
脚本:マシュー・カールソン
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