第1話 ひと夏のロマンス
あらすじ・感想
ケビンの家族とポールの家族で、夏休みに1週間ほど湖に家族旅行に出かける。子供の頃は旅行も楽しかったが、ケビンとポールは大してやることもなくブラブラしているだけで退屈していた。
ケビンはたまたま通りがかった車の荷台にいた女の子に惹かれる。その夜、ウェインがドライブイン・シアターに行くというのでポールとケビンは一緒に連れて行ってもらうが、途中で降ろされてしまう。
ケビンは昼間みたかわいい女の子をまた見かけ、思い切って声をかけようとポールと一緒に近づいて行く。カーラという名の女の子でタバコを吸っていて、ケビンも一口もらうが吸い慣れていないタバコにむせてしまう。
ポールのためにカーラの女友達ローリーを誘ってもらうが、ポールはローリーとは仲良くできないと感じて一緒に行かないと言い出す。
家族との時間を持とうと父と釣りに出かけようとしているとカーラがやって来てケビンを誘い、ケビンは釣竿を父に渡してカーラと行ってしまう。
夏休みにケビンが家族と旅行に出かけ、旅先で素敵な女の子に出会うというケースは以前にもありましたね。
その頃とは違ってケビンも15歳だから、思ったよりも積極的にアプローチしていました。
チャンスを逃さず自分からカーラに声をかけに行ったり、タバコに火を点けるふりをしてキスしてしまうなんて、ケビンも大人になったものです。
ポールも高校生になるせいかメガネを外してコンタクトになっていたけど、なかなか似合っていますね。
一気に大人っぽく男らしくなっています。
でも、中身はやっぱりポールで出かける前に虫除けスプレーを使ったりなど、昔から変わらない部分もあってちょっとほっとしました。
ウェインも1歳年を取って大人になっているはずなのに、やることが全く変わっていないのがウェインらしいですね。
ゲスト
カーラ – リサ・ガーバー
アルヴィン・ファイファー – ジョン・C・モスコフ
アイダ・ファイファー – ステファニー・サティ
デビー・ファイファー – トーリー・アン・クック
ビリー – ブラッド・ハント
ローリー – ロビン・リン・ヒース
DATA
原題:The Lake
放送日:1991/10/2
監督:マイケル・ディナー
脚本:マーク・レヴィン
第2話 高校の奇妙な基本ルール
あらすじ・感想
高校に入学したケビンは小学校の時一緒だったというスチュアートから声をかけられるが、うるさくてあまり相手にしたくない。兄ウェインとその友達ワーツから脅しをかけられ、廊下の校章を踏むなとのこと。
授業はボトナー先生が教える政治経済で、先生は何かと口うるさくルールを押し付けてくる。大統領との昼食会に参加したと自慢げに話し始め、ケビンはついジョークを言って先生の気分を害してしまう。授業が終わった後先生には謝ったが、根に持っている様子。
ランチはウィニーが一緒に食べようと手を振ってくれたが、あっという間にアメフト選手達に席を占領され、ケビンはスチュアートと食べるはめになってしまう。
自習はボトナー先生が担当で目を付けられてしまったケビンは辛く当たられ、提出したレポートに難癖をつけられ、書き直しだと言われてしまう。
ロッカーで女の子と目が合った時にはケビンの高校生活の始まりはバラ色に思えたけど、何かと障害が多かったですね。
一番寂しいのはずっと一緒だったポールがいないことで、ケビンはきっと心細かったでしょう。
スチュアートも他に知っている子がいなくて寂しくて、ケビンと仲良くしようとあれこれ話しかけていただけで、悪気はなかったんだと思います。
紙を破いた時にも一番最初にスチュアートが行動してくれて、ケビンはひどいことを言ったのに味方になってくれるいい奴でした。
唯一の救いがウィニーでしたね。
中学はウィニーが引っ越して別々になってしまったけど、高校は一緒で良かったですね。
幼い頃からの友達だからちょっとぎくしゃくしたけど何でも話せる相手だし、お互いに頼もしい存在になりそうです。
ゲスト
ボトナー先生 – スコット・ジャエック
スチュアート – アダム・スネラー
DATA
原題:Day One
放送日:1991/10/9
監督:ダニエル・スターン
脚本:デニス・モス、Sy Dukane
第3話 金物店のアルバイト
あらすじ・感想
高校1年生のケビンは金物屋でアルバイトを始める。店主のハリスさんはやや口うるさく頑固で、ネジなどの知識を事細かにケビンに教えたり、品物の置き場が違うと注意したりと、ケビンにとっては働きにくいバイトだった。昔ながらの金物店でお客はほとんど来ない。
ある日、ポール達とモールに行ってポテトを食べていると、ロビーがバーガーショップでバイトしている。ポール達からバイトするなら女の子に囲まれて働けるバーガーショップの仕事がいいとすすめられ、ケビンもその気になってくる。
ロビーに聞いてみるとバイト代も金物店よりもやや高くて、ケビンは金物店を辞めてバーガーショップでバイトしようと決心する。ハリスさんにその件を伝えると時給を上げてくれて、辞めるに辞められなくなってしまう。
ポール達と遊ぶために土曜のバイトを休ませてほしいとハリスさんに言うが許してくれず、とうとうケビンはバイトをサボりポール達の所へ行く。
昔ながらの金物店で15歳のケビンにとっては面白味がなかったでしょうが、なかなか経験できるバイトじゃないですね。
大人になってからだったけど、振り返って一番心に残るバイトだったのはうなずけます。
口うるさくて働きにくかったけど、それもこれもハリスさんがケビンに期待していたからだと思います。
時給だって上げてくれたしケビンは素直で色々と仕事を覚えていって見所があると確信したからこそ、辞めないよう引き止めたのでしょう。
昔かたぎで筋が通っていて、金物屋という自分の仕事にプライドを持っているハリスさんは素敵でした。
ケビンが父親に蛇口の修理方法や必要なパーツについて説明し、知らない間にハリスさんの知識を身に着けていて、バイトをする意義みたいな物を感じられたのは良かったですね。
ゲスト
ハリス氏 – アル・ラッシオ
ロビー – ジョシュ・ブレイク
ハリス夫人 – グロリア・マノス
ルイス – マイケル・バコール
DATA
原題:The Hardware Store
放送日:1991/10/16
監督:ケン・トポルスキー
脚本:クレイグ・ホフマン
第4話 スリリングなロマンス
あらすじ・感想
フランクとデニスは高校でも有名なカップルで、長期間付き合っている。詩の授業でケビンの前にデニスが座り、大人っぽい彼女にケビンもときめいている。
廊下でデニスから「カルビン」とケビンは声をかけられ、詩についての意見を求められ適当に答え相手の意見に同意する。フランクが現れて、2人の口げんかに巻き込まれてしまう。
フランクはケビンを捕まえてデニスの気持ちを聞いてくれと頼まれ、彼女がバイトしているハンバーガーショップへ。ドライブスルーでそれとなく話を切り出すが、デニスはフランクに頼まれたことを知っていた。
ケビンはデニスに家まで送ってもらい詩の一節をつぶやくと、デニスからキスされる。
デニスは14歳からフランクと付き合っていて最初のデートでプレゼントされたペンダントを一度も外したことがないと言っていたが、ペンダントをケビンに手渡しフランクに返してほしいと頼む。
完全にケビンはフランクとデニスの間にはさまれて、カップルの厄介ごとに巻き込まれてしまいました。
デニスは始終、ケビンの名前をカルビンと間違えていたけど、ケビンもうっとりして訂正するのを忘れていたのがかわいかったです。
詩を理解するロマンチックで心優しい男の子だと、デニスからは思われていたのでしょうか。
フランクもスポーツや車好きでデリカシーに欠ける男の子に見えたけど、ちゃんとデニスのことを理解しようと彼女が好きな詩を読んだりとがんばっていましたね。
大人っぽいデニスとケビンとのロマンスは始まらなかったけど、伝説のカップルはそのまま伝説になってほしいというケビンの願望なんかも現れていました。
嫌々だとはいえけんか中のカップルの仲裁役になったケビンでしたが、見事に解決しましたね。
ゲスト
デニス – エイミー・ハサウェイ
フランク – ノア・ブレイク
ルイス – マイケル・バコール
詩の先生 – ロイ・ブロックスミス
DATA
原題:Frank and Denise
放送日:1991/10/23
監督:デヴィッド・グリーンウォルト
脚本:デヴィッド・グリーンウォルト
第5話 魅惑の夜を求めて
あらすじ・感想
ケビンや友達はスクールバスで高校に通っていて、そろそろ車が欲しいと考え始める。仲間内で一番最初に16歳になるのはリッキーで、みんなで協力してリッキーに免許を取らせようとする。
のろまなタイプのリッキーはあまり乗り気ではなかったが、車があるとナンパや女の子とデートしやすくなると周りが説得して俄然やる気になる。リッキーはペーパーテストは上々だったが、実技試験はボロボロだったのに免許が取れてしまう。
金曜の夜、リッキーや友達とドライブに行こうと誘われ、ケビンはシンディとデートの約束をしていたが、祖母の具合が悪いと断ってドライブへ。
男4人の初ドライブは盛り上がりみんな興奮しっ放しで、ケビンはハンバーガー屋でみんなの買い物をしていると偶然シンディと出くわす。いとこの分だとウソを付くが、一緒なのはリッキー達だとシンディにバレたようだった。
高校生になってデートに行くのに母親に送り迎えしてもらうのはカッコ悪いし、アメリカの高校では車が1つのステータスみたいなものなのでしょうね。
ちょっとお間抜けでマイペースなリッキーじゃ免許は無理だろうと思ったけど、あの運転でも免許を取れたとは驚きました。
初ドライブはケビンやリッキー、友達もみんな楽しそうで、ちょっぴり大人になった初の冒険ができました。
リッキーが交通ルールに忠実すぎて雰囲気がちょっと悪くなったけど、重たい空気を和ませたのもリッキーでした。
天然というか独特の思考の持ち主ですが、憎めないタイプです。
途中、ケビンはシンディと気まずくなったり、友達が悪ふざけしたのがケビンの両親だったり、ガス欠したりなどアクシデントはあったけど、ケビン達にとっては忘れられない夜になりましたね。
DATA
原題:Full Moon Rising
放送日:1991/10/30
監督:ケン・トポルスキー
脚本:マーク・B・ペリー
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