第11話 表と裏の狭間で
あらすじ・感想
刑務所ではガバナーの報復対して、ここを去るべきだという者と守りを強固にして戦うべきだという者とに意見が別れる。ガバナーは女子供でも銃を持てるものは兵士として訓練し、戦争を始める準備を進めていた。
アンドレアは和解の道を探るべきだと、ミルトンを説得して刑務所へと向かう。二人は森でタイリースの仲間と出会いアンドレアは刑務所へ、ミルトンはタイリース達を連れてウッドベリーへ戻る。
ガバナーはタイリース達を快く迎える一方、刑務所の見取り図を書いてくれと頼む。ウォーカー避けを使ってアンドレアは刑務所に着くが、リックは頑として和解に応じようとはしない。
総督は刑務所に報復に行ったのにアンドレアには交渉しに行ったら撃って来たと、まだ嘘を付いているのには笑えます。
アンドレアも総督の裏の顔を少しずつ知り始めてちょっとおかしいなと思っているからこそ、ミルトンにそれとなく聞いたのでしょう。
ウッドベリーの住民を犠牲にはしたくないし昔の仲間も大事だしと、アンドレアは板ばさみ状態ですね。
刑務所に行くのにミショーンのアイデアを借りて、ウォーカーを捕まえてウォーカー避けにしたのは賢いです。
久々に昔の仲間と再会できたのは良かったけど、アンドレアがいた頃とは全く違う状況でアンドレアも驚いていました。
リック達は過酷な状況で生き抜いてきたから、変わってしまうのも仕方がないかな。
アンドレアはリックやミショーン達から総督の真実の姿を聞いて離れるのかと思ったら、相変わらず優柔不断でどっちつかずな感じでしたね。
タイリースグループがウッドベリーに行ったのは、刑務所組からしたら痛手になりそうです。
見取り図を書いてとか頼まれていたし、対リーズ達から相手の弱点を探られそうですね。
ゲスト
ノア – パーカー・ウィーアリング
DATA
原題:I Ain’t a Judas
放送日:2013/2/24
監督:グレゴリー・ニコテロ
脚本:アンジェラ・カーン
第12話 守るべき思い出
あらすじ・感想
リック、カール、ミショーンは武器などを調達しにアトランタへ。リックが働いていた保安官事務所の武器庫に行ってみるが、武器は奪われた後だった。バーなどに隠してある銃を取りに行こうとすると、何者かがビルの上から撃ってくる。
リック達の撃った弾が相手に当たり、防弾チョッキを着ていた相手は無傷だった。相手の顔を確認すると昔リックの命を救ったモーガンだったのだ。リックは彼が目を覚ますまで待つことにし、カールとミショーンはベビーベッドを調達しに出かける。
モーガンはリックのことを覚えておらず攻撃してくるが、無線のことを説明して思い出させることに。カールは赤ちゃんにどうしても見せたいものがあると、ミショーンをまいてバーに行こうとする。
懐かしい街へ武器を調達しに行き懐かしい顔と出会ったけど、昔のモーガンじゃなかったですね。
最初に登場した時にはウォーカーのことを何も知らないリックを助け、傷の手当をしたり食事をふるまったりと優しい人でした。
息子のデュエインを亡くした事情が事情だし、それ以来、自分を責めて家族を奪ったウォーカーを駆逐することだけが使命みたいになったのでしょう。
ずっとあの街に1人ぼっちでいたから精神的におかしくなり、リックの顔すら覚えていなかったですね。
リックもあの当時とは別人だし、お互いに過酷な道を歩んで来た結果なのかな、なんて感じました。
あんなに街中に罠を張り巡らすことができるモーガンが仲間だったら、ウッドベリーと本格対決になった時に戦力になってくらただろうけど、残念でした。
今回もミショーンのカッコ良さが光っていました。
カールの望みをかなえるために体を張って写真を取りに戻ったし、カールの言う通りリック達の本当の仲間になってくれそうですね。
ゲスト
モーガン・ジョーンズ – レニー・ジェームズ
DATA
原題:Clear
放送日:2013/3/3
監督:トリシア・ブロック
脚本:スコット・M・ギンプル
第13話 休戦協定
あらすじ・感想
アンドレアが間に入り、リックとガバナーは和解のための話し合いを始める。お互いに武器を置いてテーブルにつくが、ガバナーはテーブルに銃を隠していた。
アンドレアが打開策として地図を出してお互いの領域を決めたらどうかと提案するが、すぐに却下されて外へと追い出されてしまう。外ではダリルとハーシェル、ミルトンとマルチネスが一触即発の状態である。そこへウォーカーが現れダリルとマルティネスが協力して戦うことに。
ミルトンはハーシェルがウォーカーに噛まれて足を切断したことを知り、貴重なデータが取れると話を聞くことに。ガバナーは刑務所にもリックにも興味はない、ただ、ミショーンを渡せと言ってくる。
リックと総督のトップ同士の話し合いはどうなることかと思ったけど、とりあえずドンパチなしの平和的な話し合いでした。
総督はリックには興味ないなんて言っていたけど、ウッドベリーに戻ったら「あいつは生かしておけない」と、やはり皆殺しにするつもりですね。
ミルトン相手に漏らしていたけど、ミルトンも総督の本性に気づいて何か行動を起こしてほしいです。
リックもミショーンを仲間だと思っているからこそ差し出すことができなくて、ハーシェル以外には嘘を付いていました。
ミショーンがその事を知って、自らウッドベリーに行くって展開になりそうな予感です。
アンドレアは話し合いのセッティングをしたけど追い出されてしまって、せっかくハーシェルが戻って来いと言ってくれたのにウッドベリーに戻ってしまいました。
これが最後のチャンスだったかもしれないのに残念です。
ダリルとマルチネス、ミルトンとハーシェルのちょっとした心の交流に癒されましたね。
DATA
原題:Arrow on the Doorpost
放送日:2013/3/10
監督:デヴィッド・ボイド
脚本:ライアン・C・コールマン
第14話 逃れられない呪縛
あらすじ・感想
ガバナーの作業場を見てしまったミルトンはアンドレアにそれを見せて、ガバナーがミショーンを拷問し刑務所の仲間達を皆殺しにしようとしていることを教える。アンドレアはリック達に危険を知らせるため、壁を越えて徒歩で刑務所を目指す。
ガバナーは逃げ出したアンドレアを車で追うことに。マルティネス達は警護の者をかき集め、タイリース達も招集される。ウォーカーの捕獲場に連れて行かれ、ウォーカーを集めて刑務所に放つ計画を聞かされる。
しかし、タイリースとサシャはあそこには女性も子供もいると反対して協力を拒み、アレンとの仲間割れが始まってしまう。
アンドレアはせっかく勇気を出してリック達に警告するためにウッドベリーから逃げ出したのに、あとほんの少しというところで総督に捕まってしまいました。
アンドレアを見つけたことをマルティネスやタイリース達、ミルトンにも内緒だし、大ピンチのアンドレアは誰が救うのか気になります。
総督は不気味だししぶといし、あんなに大量のウォーカーに囲まれて噛まれもせず生き残るとはビックリです。
シャベルを引きずってアンドレアを探す姿や口笛には恐怖しか感じなかったし、隠れていたアンドレアはさぞかし怖かったでしょう。
タイリースとサシャも、ウッドベリーが何かおかしいと気づき始めていますね。
アンドレアが出て行く時の言葉にも引っかかっていたみたいだし、刑務所にウォーカーを放つ計画にも反対しています。
ただ、総督がその上を行く嘘でだましているし、安全な居場所を失いたくないというタイリースの気持ちが強いから、まだ行動を起こすのは無理な感じですね。
タイリースとサシャのウォーカー相手の射撃練習でほっと一息つけて、仲の良い兄妹の姿が微笑ましかったです。
DATA
原題:Prey
放送日:2013/3/17
監督:ステファン・シュワルツ
脚本:グレン・マザラ、イヴァン・ライリー
第15話 この世の定め
あらすじ・感想
リックはハーシェルとダリルにガバナーの条件を話し、それに応じるつもりだと説明する。ハーシェルは反対し、もう一人手伝ってくれる者が必要だとリックがメルルを説得。
リックはミショーンを拘束するワイヤーを探しているとローリの幻が現れ、やはりミショーンはガバナーに渡さないと決断する。しかし、先走ったメルルが一人でミショーンを連れ出し、剣を取り上げ腕をワイヤーで縛り、ガバナーの元へと急いでいた。
ミショーンは機会があったのに逃げようとはせず、メルルの見つけた車に乗りお互いにはみ出し者だと告げる。汚れ仕事専門だと語るメルルは突然車を止めてミショーンを開放し、刑務所には一人で戻れと車を走らせる。
シーズンファイナル直前でメルルを失うことになるなんて、かなり衝撃的な展開でした。
メルルが素直にリックに従うとは思えないけどダリルが上手くなだめて、共通の敵、総督と戦ってほしかったですね。
メルルもどこか憎みきれないところがあって、わざと悪ぶっていたんだと思います。
「自分は汚れ仕事専門だから…」と言っていたように自覚しているし、ミショーンもメルルには悪気はなくて、メルルなりにグループを助けようとしているんだと、感じたのかもしれないですね。
終盤のメルルはめちゃカッコよかったです。
ミショーンを開放して1人で敵地に乗り込み、相手がウォーカーに気を取られている隙に狙撃するとは考えたましたね。
総督に見つかり無残な最後を遂げたけど、ダリルや仲間達に気持ちは十分伝わったはずです。
最後のダリルが嘆き悲しむ姿は本当に痛々しかった…。
メルルの衝撃が大きすぎて、感動のグレンのプロポーズがかすんでしまいましたね。
DATA
原題:This Sorrowful Life
放送日:2013/3/24
監督:グレゴリー・ニコテロ
脚本:スコット・M・ギンプル
第16話 奇襲攻撃
あらすじ・感想
ガバナーはウォーカーの捕獲場を燃やしたミルトンを拷問しアンドレアを殺すよう命じるが、ミルトンはガバナーに襲い掛かり刺されてしまう。直前にペンチを落としたミルトンはアンドレアに足で拾って自分が転化する前に殺してくれと頼む。
ガバナーは兵士達を全員集めて車に乗り、刑務所へ総攻撃をかける。中に入るが人気がなく二手に別れて進んでいくと、急にリック達の奇襲攻撃が始まる。
戦いに慣れていない住民達はパニックになって逃げ出し、ガバナー達は一時撤退する。車を止めてもう一度刑務所を攻撃するというガバナーに反論する住民達。ガバナーは銃で彼らを撃ち殺してしまう。
総督軍団vsリック達の最終決戦は、見事にリック達の勝利で終わりました。
リック達は人数でも武器でも負けていたけど、地の利と作戦で見事に総督達を追っ払いましたね。
元々狂気的な部分は見せていた総督だけど、自分の仲間達を撃ち殺すなんて、どういう神経をしているんだろう…。
あのまま撤退して立て直せばまだまだ戦えたはずなのに、もう勝ち目はないとさっさとウッドベリーを捨ててしまいました。
きっと、新たな体制をどこかで作って、リック達に復讐しに来ると思います。
優柔不断で総督の言いなりになっていたアンドレアだけど、後半は平和的に解決しようとがんばっていただけに残念です。
助かるチャンスはあったけどミルトンを倒すのに時間がかかって、噛まれてしまったのでしょう。
ウォーカーの捕獲場を焼いたのはミルトンだったんですね。
総督の横暴ぶりにさすがのミルトンも見て見ぬふりできなくなり、アンドレアを殺せと命じられても総督に向かって行った勇気は素晴らしかったです。
ウッドベリーの住民達が仲間に加わり大人数になったけど、リックはまとめるのが大変になりそうですね。
リックも総督がまたやって来るリスクは承知の上で、次のシーズンではどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。
ゲスト
ジョディ – タナー・ホーランド
ポール – E・ロジャー・ミッシェル
DATA
原題:Welcome to the Tombs
放送日:2013/3/31
監督:アーネスト・ディッカーソン
脚本:グレン・マザラ
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